つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

公民館短歌会 131

2017-05-20 | 短歌

 昨日は一足飛びに夏が来たような暑い日でしたが、予定通り短歌会を開催。前回の万葉集第16番のつづきです。額田王の歌を読みゆくうちに、杜甫の春望を思い出す句にぶつかり、高校時代学んだこの五言律詩を復習することにしました。さてどこまで思い出せたでしょうか。

 国破山河在 城春草木深 感時花濺涙 恨別鳥驚心 烽火連三月 家書抵万金 白頭掻更短 渾欲不勝簪

 今月の歌は、兜の数え方についての話題に及びました。数え方は幾通りもあり、「頭」、「刎」、「具」などなど・・・ここからふさわしいものを選びます。

初節句迎へて孫は九ヶ月兜飾りが二頭並ぶ    Fさん

 

 午後は放送大学の国語講座と英語講座。国語の山田先生は、珍しい古文書が手に入ったとご満悦。愛知県起(おこし) 町で昭和初期から発行された地方誌で、薄いですが、何年かに及びます。ガリ版刷から戦後は活字印刷になります。全部で50冊くらいでしょうか。欠番のものが欲しいそうです。土俗趣味社の「土の香」というタイトルの本を持っておられたらよろしくということでした。 

ガリ版刷から

活版へ 

 先生はイタリア語も堪能。生徒は何を質問してもよいことになっているので、訊いてみました。友人が「ドイツ語でヘンデルのラルゴを昔歌った」と言うので、私はどう見ても歌詞はイタリア語かラテン語と思うので質問。やはりイタリア語でした。友人はヘンデルがドイツ人なのでドイツ語と思っていたようでした。そのころ音楽家はイタリアに傾倒。歌詞もドイツ語では美しくないので、イタリア語。イタリアは音楽家のあこがれの国だったようです。南に行くほど・・・ヘンデルはイタリアで過ごしました。ドイツとか英国のような北方は、辺境ということです。

コメント (4)
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