つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

日展東海展(改組新第3回)

2017-02-01 | 文化

 昨日は、招待券を頂いたので、友人と日展東海展(改組新第3回)を見るため名古屋の愛知県美術館ギャラリーに出向きました。食事を先に済ませ、各科の解説時間に間に合うよう調整。おかげで去年のように日本画、洋画、書、彫刻の4部門の先生のお話を聞くことができました。日本画は、華厳の滝の成田先生。最初に見られたのは修学旅行。次が20代で、3度目は40代。その時の印象を30年温められてこられました。華厳経に由来する名前ですが、それを意識されています。3度目に見られた時、霧が晴れてゆくところで、その印象を表現されました。真ん中あたりに岩の暗い部分がありますが、これは滝が一度目に出来た時の名残。次に男体山が噴火したとき溶岩が堆積し、今の形になりました。

 彫刻の元田先生は高山市の人。他の作品も説明頂きました。巨大な秀吉像が会場に目を引きますが。これはすでに名古屋城にあるもの。91歳のその作者についても解説。本人は女性の木像。これまで知らなかったことですが、木彫はいきなり彫られると思っていたのですが、前もって粘土で作っておいてから、そのままの形に忠実に彫ってゆくのだそうです。

 来年は残念ながら日展東海展は開催されません。会場の美術館が改築されるためです。全国展に出される作家は東海以外の会場に展示されますので、制作は続けられます。愛知県美術館に相当する大規模な美術館が県内にはないのです。 

 

 華厳の滝の絵は左上

噴水の水はいつも枯れているのに昨日は機能していました 左奥はテレビ塔

とろろやで

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする