Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

1年でたった1時間だけ使う小型畦塗機

2019-05-18 23:12:17 | 農村環境

 毎年、4月ころになると「畦塗機で畦を塗る」へのアクセスが多くなる。季節ものの記事の代表的なものだ。2014年に初めて導入した小型畦塗機だが、今年で6年目となる。以前何度も記したように、手で畦を塗るのは大変な作業である。とくに水の調整が難しく、水争いが絶えず、隣近所に八分扱いされている我が家にとっては、今や必需品である。もちろんトラクターに装着できるタイプのものなら尚更良いわけだが、わが家のトラクターではそれも叶わない。ということで、手押し型の小型畦塗機を妻が購入したわけである。

 水がなくても畦塗りはできるが、あまり乾いていると「塗り」状態にできず、ある程度湿気があることにこしたことはない。とはいえ、この5年間は、かなり乾いた状態で畦塗りをした。それでもそこそこの畦塗りができたわけだが、このところ夕立のように雨があっただけに、今年は少し湿り気が強い中で畦塗りを実施した。今年も田んぼにして2枚だけで、その距離もそれほど長くはなく、1時間ほどで畦塗りを終えたわけであるが、1枚はだいぶ湿り気が強く、畦塗機の進みが悪くて、これ以上湿り気があるとダメというぎりぎりの状況だったかもしれない。とはいえ、やはり湿り気が強いほど強い畦が塗れることは事実で、来年からは、ある程度湿り気のある日を選択しようと思う。

 この機械、小さいがそこそこの値段がする。もう6回使っているが、毎年思うのは、トラクター装着型より、畦が低いのが難点のひとつ。円錐状の整形板の径をもう数センチ大きく出来ないものなのか。加えて動力のひ弱さで、ぬかってしまうと動力では脱出できず、人の力で押す、あるいは引く必要がある。この2点だろうか改善できれば良いと思う点は。それと動画ほど簡単ではない。女性やお年寄りには、できないことはないが、力を要すことがあるから綺麗な、それも上手な畦を塗るのは、さらに困難かもしれない。

 
※動画は鷹岡工業所のホームページより
 
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