よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

よっちゃん鬼辛。

2019年08月31日 | 農家ブランド

久しぶりに猛暑。天気がいいと外で汗を流したくなります。


田んぼも稲刈り前の最後の草刈りに突入中。

一部は畦がイノシシ害でほぼ無くなってしまっている状態。困ったものです。

サム副隊長が奮闘しているものの、裏の畑は被害がひどくて今年電柵を設置。

他にも獣ネットで対策して余計な手間だけれどもやらないと被害が拡がるばかり。

田んぼが終われば竹林も大掛かりに対策する予定です。



なんばんも連日のように焼きまくり。

青なんばんを焼く香りは、我が家にとって夏の香り。

これで青臭みを消し、水分を飛ばし、風味を出します。

あと一ヶ月。まだまだ足りません。



今日はちょうど昼に終わったので、残り炭で牛タンと茄子を焼きました。

炭火最高です。





栽培して3年目。もともとはハンガリー原産のとうがらし。名前が長いので通称【よっちゃん鬼辛】と呼んでいます。

実は大ぶりで、支えをしてあげないと苗が折れるほど。

緑からオレンジ、赤と、辛味が猛烈になっていきます。

特辛よっちゃんに使っている唐辛子の一つで、辛味とともに肉厚でとても風味があるので

定番になりつつあるとうがらしです。







朝晩すっかり秋に向かいつつあり、猫も人肌が恋しいようです。

飛び込んで見えるもの、拡がるものがある。

2019年08月27日 | 農家ブランド


最近、研修受け入れだったりで監督業。加工場だったりが続き、こってりと汗をかいてなかったので、朝からがっちり気持ちよく労働で汗をかく。

なんばん持ち込みも格段に増えてきました。委託先仲間農家も張り切って頂いて嬉しいかぎり。

一次加工、なんばん焼きもたっぷりやりました。

いい一日。気持ちよく汗かいての晩酌が精神的にも楽で一番美味しい。



今日は先日の大学生に続き、小牛田の農業高校野菜科の生徒が話を聞きたいとやってきてくれました。

写真はおみやげに頂いた「観賞用とうがらし」

自分たちで可能性がある野菜として目をつけたものを、どうやって広め、

ちゃんと利益の出る形にもっていくには? 

それで、いろいろと探し回ってうちのHPにたどり着いたようで伺いたい!とやってきてくれました。

高校生に興味をもってもらえるのはうれしいので受けました。

どんなヒントになるのかなれるのか、畑から加工場まで案内してやってるやり方と考え方をじっくりと話しました。

最後は、

私自身感じていることでもあるけれど、

農業の、生産するという気持ちや姿勢は同じでも取り巻く環境は時代で変わってるのは間違いなく、生活出来る、経営出来るというのはそこに合わせた感覚を持てるのかどうかも大きな要素になってる気がしています。

なので、既成概念で考えるのではなくって、学べる という環境の中で思ったことを存分に試して欲しい!と話しました。


先日の大学生もですが、

「農業には興味がある! けど、就職はそれをサポート出来る企業に!」

というところが、農業当事者としてはうれしいような悲しいようななんともいえない気持ちで聞いた言葉。


「命によって命は元気になる」

とある取引先が掲げる言葉。最近知って、とても感動しています。

だから農業には魅力があるんだろうと思ってます。続けられるのだと思います。

農家は米も野菜も当たり前に作っているように、傍からみたら思うのかもしれない。

毎年同じことをやっていても、種を蒔き芽が出ればホッとする。無事に育てはホッとする。

それは当たり前ではないから。だから毎年新鮮に作物に向き合える。

そこには代えがたい価値があると考えています。

ある時は生産を切り離し「農産物加工」に特化したら? という声もありました。

経営を考えるのならばそれもアリだと思います。そのほうがいいと思うときもあります。

けれど、農家でいたい。

だからこそ、毎年ドキドキしながら種をまくところから。

それも含めて買っていただく方に届けたいと思っています。


今の若者はすごいなぁ〜と感心することも多いです。

頭もいいなぁ〜と思います。

だからこそ、自分を信じて飛び込むこともやってほしい。

そっから拡がるもの見えるものはとてつもなく大きいと思うからです。


そんなことを缶ビール一本でヘロヘロになりながら思った夜。















お盆2019

2019年08月21日 | 農家の風景。

例年にないお盆でした。

清水代表率いるGAIAチーム来訪からお盆がスタート。


毎年親父の誕生日が重なるのでお祝いしてもらってます。

今年もゆっくりまったりどっさり呑み続けました。。。



途中からドンと人数が増え、いっときは総勢14人が宿泊!という、

いつぞやの『よっちゃん祭り』を彷彿とさせるにぎわい。

なかなかないので子どもたちは堀でドジョウ獲ったり食材集めにミョウガ採りにと大はしゃぎ。

ある夜はカブトムシ取りに、江合川の橋の街灯へ。無事にカブトとクワガタが捕れたのは大収穫。

こんなこともないと意識しませんでしたが、今は街灯がLEDに変わってしまって、虫がいないのねぇ〜!!!驚いた。

幸い目的地はまだだったこともあっての収穫。

最後は恒例の岩手へ泊まりに行って恒例のシメとなりました。



盆明け翌日からは東京農大の学生4人が研修に来ました。


なんばん収穫も最盛期間近。タイミングもよく、我が家の一次加工である炭火を使っての『焼き』作業も。


商品までの過程を伝えながら、炎天下の作業をしてもらいました。

若さと興味で乗り切ってくれたのは助かりました。


なんばん畑の大事な手入れ作業もしてもらいました。

6次化といえば簡単な言葉ですが、原料を育てるところから商品にするところまでとはいえ、

一番地味だけれど大事なのは苗。

これまた洗礼のような猛暑の中でしたが黙々ときれいに手を入れてもらいました。

ちょうどお弁当の注文もあったので、それもお手伝いしてもらいました。






他、親父の手伝いで白菜の定植、昨年散々だった大豆畑にケモノ対策ネットの取り付けなど、

ここぞとばかりに活躍してもらっちゃいました。


途中、東北工業大学のコアトリエ・オープンラボへ登壇の機会もあったので、

せっかくだからと一緒に聞いてもらいました。

興味のある学生も居て大いに刺激になったようで良かった。



夜はBBQ。

農大だけあってJAの話題では激論が展開。

職業として内に入ってしまうと世代も違ったり、なかなか伝わりにくいニュアンスのことも、学生同士ではフラットにぶつけ合うことが出来る議題。

うらやましくもあり、ほのぼのと聞きました。

最後の夜は仲間も差し入れとともに参加してくれて、それも学生にとってはまた別の話も聞けて、いい刺激になったようです。


農家の発信の仕方という部分では、いいアイデアも逆にもらいました。

我々も、このブログもそうですがSNS発信とか「ITを利用しよう」と使ってはいるものの、

話していて、

「IT使おう!という意識でいる年代」 と、

「当たり前にITに囲まれてる年代」 では、

出てくる発想が根本的に違うなぁと感心もさせられました。

さっそく実践してみようと思います。


アツい夏も一段落。

これから畑もマックスなので乗り切ります。暑さが落ち着いてくれるのを祈るばかり。

人見知りな愛猫メルも、ようやくホッとして戻ってきました。。。



お盆。

2019年08月10日 | 農家ブランド


今年は例年にないくらい、先月末からお盆に向けて注文を頂きました。


ありがとうございます。

昨年にまけない猛暑続きで、毎日火をつかう加工場もかなりの暑さでした。

辛味もMAXで、今年は「特辛よっちゃん」がすごく出ました。

2、3年前に手鍋ひとつ分ずつ仕込んでいたのに、今年は寸胴買い直すほど製造ロットが増えて来ました。

育てるのにも知ってもらうのにもやっぱ時間はかかるなぁと実感。

よっちゃん農場としても「辛味が苦手な人にも食べて欲しい」というところを1番にやって来ましたが、

なんばん農家らしく「やっぱり辛味だね」という路線もどんどん増やしたいと思っています。

今年は出かけた先で偶然出会った「トリニダード7ポット」という唐辛子が一番作付けた中では辛い。

買うときに「取り扱いくれぐれもご注意を。失明します」との札付きの苗には笑いましたが、

実をつけるのが楽しみです。



畑も本番。

なんばん収穫、栽培委託農家の出荷も始まりました。

ちょうど昨年のストックなんばんも品切れになってきたので、ちょうどいい切り替え。

1番量使うものは3件の農家だのみ。今年もたくさん買い取りたい!

うちではハラペーニョが1番元気です。

なんばんラッシュ、こっから二ヶ月が勝負なので張り切ってやります。



お盆前恒例のイベント出店「イツフェス」も無事に終了。

よっちゃんソースを活かし、岩出山素材で完結させたピザ好評でした。

売上も大事ですが、話せる仲間や知人が集う機会でないと参加したくないので、

イツフェスはいい時間になりました。

今年は改めてのタケノコ元年にするべく動いているので、

色々な分野の人に話せたのは次につながります。つなげます。




くるみ豆も加工場仕事の傍、猛暑の中、花をつける前に2回目の土寄せ終えれたので良かった。

あとは見守るのみ。

ゴマも順調。芽キャベツも蒔きましたが雨が降らないので芽が出ません。

ダメでもしょうがない。


このところの脅威は クマ。

夜中にチョビ隊長が叫ぶので気になっていたらクマがウロウロしてるようだ。

獣の動きが活発です。


そしていよいよお盆。

大事な取引先GAIAチームがやって来ます。

いろいろ刺激もらって、良い折り返しにしたい。


IBEXの機上によっちゃん農場。

2019年08月02日 | Weblog
 
連日、うだるような猛暑続き。
 
 
 
 
 
ようやく情報解禁で、仙台も拠点にしている航空会社、IBEXエアラインズの取材でもありました。
 
その模様が今月、来月の機内誌に掲載されています。表紙も家の前の沢、我が家の畑と田んぼです。
 
機会ありましたらぜひ御覧ください。
 
タイミングよく、今年の春から仙台空港の売店でも
 
よっちゃんなんばん、よっちゃん生ラー油、特辛よっちゃんを取り扱い頂いていてます。
 
これを機に知っていただけるとうれしいです。
 
美緒さんのHPも御覧くださいませ。
https://miomatsui.com
 
来年に向けてコラボする企画も計画しています。
 
 
 
 
梅も4日ほど天日干しして終了。
 
梅酢に戻し出来上がりを待ちます。
 
 
 
 
今週は名取市から農産加工をやってるお母さん軍団の視察受け入れもしました。
 
中のメンバーには昨年高知へタケノコ研修にもご一緒したかたもいらっしゃり、
 
唐辛子の話、そしてちょっと蚊がいましたがせっかくなので竹林でも話しました。
 
単独ブランドでもいいですが、県内でゆるく連携してタケノコを盛り上げることにつながれば。
 
 
 
そして一昨日、昨日は激暑の中3年連続、石巻川開きへ出店。
 
 
岩出山の仲間、ジャンボンメゾンによっちゃんなんばんで仕込んで頂いた「よっちゃんスベアリブ」をメインに。
 
 
付け合せは、我が家のインゲンとズッキーニの揚げ浸し・ゆずぽん風味を添えて。
 
 
昨年はトウモロコシごはんやりましたが、今年は暑すぎるので「梅ごはん」
 
これも好評で早々に完売、思ったよりでました。
 
 
支倉さんにご縁を頂いて3年間。毎回ずっとお手伝いも頂いて助けてもらいました。
 
本当にありがとうございました。
 
お借りしていた場所の都合で今年が最後になり、お客さんに常連さんができ、
 
ホテルも銭湯も飲み屋も馴染んできたところだったので残念ですが、
 
仕事は別にしても行きたいと思います。
 
 
 
 
今日はぐったり。
 
昨夜は撤収終えて帰りが午前様だったので、起きれませんでした。
 
久しぶりのがっちり出店で疲れ果て、ベタベタ汗かきつつ、ワンピースの映画を2本みながら過ごしました。
 
明日からまた畑に戻ります。