井上荒野「ヌルイコイ」読了。
井上荒野は、「グラジオラスの耳」、「しかたのない水」に続いて3冊目。
最初に受けた衝撃が、だんだん薄れていく。この小説、タイトル通り、かなり「ヌルイ」です。
出てくる人達が。常識とはちょっと違う行動に出たり、ちょっとおかしなことを言ったりして、それで読む者をざわっとした気持にさせるのがこの人の持ち味なのに、これは、かなりそのテイストが薄まっている。
31歳のなつ恵(既婚)と26歳の「鳩」(独身)の不倫の話なのだが、普通の話なんですね、これが。ちっともどきどきしないんです。出会い方にしても、最後、二人での逃避行にしても、ありきたりなんです。残念でした。
もう1冊、「もう切るわ」というのが積ん読本の中にあるので、それに期待します。これは、処女長編らしいので、期待大です。
まぁ、いつ読むかわかりませんが(笑)
井上荒野は、「グラジオラスの耳」、「しかたのない水」に続いて3冊目。
最初に受けた衝撃が、だんだん薄れていく。この小説、タイトル通り、かなり「ヌルイ」です。
出てくる人達が。常識とはちょっと違う行動に出たり、ちょっとおかしなことを言ったりして、それで読む者をざわっとした気持にさせるのがこの人の持ち味なのに、これは、かなりそのテイストが薄まっている。
31歳のなつ恵(既婚)と26歳の「鳩」(独身)の不倫の話なのだが、普通の話なんですね、これが。ちっともどきどきしないんです。出会い方にしても、最後、二人での逃避行にしても、ありきたりなんです。残念でした。
もう1冊、「もう切るわ」というのが積ん読本の中にあるので、それに期待します。これは、処女長編らしいので、期待大です。
まぁ、いつ読むかわかりませんが(笑)