トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

キンジソウとアサギマダラ

2023-06-14 | 蝶の食草園
 キンジソウ、スイゼンジナとも言うそうだが小生のお付き合いは「キンジソウ」で始まったからスイゼンジナと言われてもピンとこない。
 30代の頃、少しばかり借りていた畑に健康野菜として苗を金沢から取り寄せたのが最初で最後だ。いわゆる家庭菜園で簡単に食する野菜として作付けしたのだったが借地が住宅地になる事で露と消えたのだった。あれから何十年、忘れていたキンジソウだったのだが吸蜜植物の検索をしていたところ「キンジソウに群がるアサギマダラ」の写真に出会った。撮影地の環境が不明なので「他に吸蜜植物が無い」のかも知れないものの見事な群れだった。
 またキンジソウの栽培者が「アサギマダラ吸蜜用」として管理していたかどうかも不明だったけれど間違いなくキンジソウの花に群れている写真だった。

 これに促されキンジソウの苗を購入した。もちろん食用菜としてではなく吸蜜植物として栽培するのである。ネット注文で届いた苗はポットは小さいけれど健康な大苗で、よく管理されている苗だと一目瞭然だ。これをそのまま地には下ろせないので一旦、4号ポットで肥培管理しながら新たな発根を促し、その上で定植する予定である。
 雨の合間に定植地の土壌を砕土してネザサの根茎などを除き少しばかり落ち葉堆肥を鋤き込んで置けば準備完了である。梅雨明けまでには定植できるだろう。
 8ポットも必要なかったのだが最低購買額があってその額以上でないと注文を受け付けてもらえなかったので結果的に8ポットとなった。

 写真左側がキンジソウで右側は白花フジバカマである。フジバカマの白花はあまり見かけないけれどある施設内の花壇に白花と赤花の花壇があって「白花にだけアサギマダラが群れていた」とS先生の目撃談を昨季に聞いていたからたまたま立ち寄った園芸店で一鉢だけ見つけた白花フジバカマを昨秋購入し結実していたから今春に播種したけれど発芽が無かった。播種で苗を育てるより「挿し穂で育てた方が早い」のは承知なものの購入時より茎数が多く出た今期だけれど挿し穂を採る勇気がない。「どうしょうか⁉」と迷っていたところにキンジソウの写真を見たのだった。

 これで白花フジバカマからは今期は挿し穂は採らずに定植する。合わせてキンジソウも定植し両方の開花は実現できるだろうから誘蝶し吸蜜させるにどちらが有用なのか比較できるはずだ。水源地の河床安定化作業を急がねばならないのであるけれど定植地の設えも済ませておきたい。
 男性型脱毛症のせいで毛髪が無いから孫悟空の様に髪を抜き息を吹きかけ分身を作る芸当は不可能であってまあ、やりくり算段、暇人余談てなもんや三度笠。

        



この記事についてブログを書く
« ミツマタの定植 | トップ | 沈泥路の泥浚い 1 »
最新の画像もっと見る

蝶の食草園」カテゴリの最新記事