トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ほこり叩き男…

2017-10-08 | 何よりの楽しみ
 祭りまで一カ月を切ってしまった。もうなりふり構わず全力投球、いいえ全力投入せねば間に合わない。
 安全策として数を揃えられるタイプを先に作る事にした。もう試作だなんだなんて言っておれない尻に火が付く寸前であるし風前の灯でもある。力んで放屁でもしたら「アデュー」である。

 お蔭でと言うよりは何時もの事なのだが家の中は足の踏み場も無くなって、そのうえ埃に満ちてきた。埃の出る作業は屋外で行うようにしていても、衣服に着いたり風の流れで室内に入る粉塵を防止するのは困難だ。
 ドアは閉めておくし、室内に入る時は刷毛やホウキで粉塵を落として入る様にしているのだが「やらないよりまし」と言う程度で、掃除機を使っても素足で感じる粉っぽさは取れない。拭き掃除でしか解消は無理だろう。

 工作の手始めはサイズも手ごろの恐竜のプルトイを二種作り始めた。蛇行運動させるタイプは機構の確定が出来ず、すったもんだしている。こちらもイメージだけで切り出し加工をしているから修正に次ぐ修正で、結局は20φのドリルを買いたさねばならなくなった。

 連日の夜討ち朝駆けで、恐竜の成形と仕上げにようやく手が届き、一部だが蜜蝋塗装もする事が出来た。手触り感を上げるには丁寧な研磨仕上げが必要で、更に粉塵が細かくなる。それでも手触り感が増すのが明らかに判るから、もう「止められない、止まらない」のだ。
 小生、叩けばいくらでも埃の出るお爺になってしまったし、自ら「埃叩き男」をやらねばならないのは端材玩具の品質に秘めた自慢があるからで、ここに埃の源があるのだが客層のニーズは「安く手に入れたい」だけなので、着想や出来栄えに誇りを持ったとしても役立たずで誇れない。
 玩具専門店で数万円の値が付く様な程度でも爺婆が購入するのはともかく、若いパパママにはイベントなら尚の事、千円札一枚でも痛い出費になるのだろう。