バードマンズBAR改~むしろトリ

映画、音楽、アニメ、漫画、女優など興味あることについてつぶやきます。

高木正勝オーケストラコンサートwith広上淳一×京都市交響楽団

2017-06-12 01:20:19 | イベント

毎月第二土曜日は岡崎公園で平安楽市というフリーマーケットで大体行くのですが、この日は京都岡崎音楽祭「KYOTO OKSZAKI LOOPS」というイベントの一環で高木正勝氏のコンサートの日であるということを意識せずにいました。高木正勝氏のこのコンサートがあるというのは前々から知っていましたし、行きたいとも思っていましたが7000円という値段が壁になってチケットをとるのをためらわせていました。そしてたまたま行ったこの日、時間が開演の30分前で、気になるので受付まで行ってみたら当日券有り。このチャンスを逃したら後悔するかもしれない。気が付いたら受付で「当日券ください」と言ってました。どうぞ観てくださいというおぜん立てが出来ていたわけです。物事のタイミングというものは偶然ではなくて必然だと良く言いますが、これはあらかじめ観ることになっていたのでしょう。

プログラム前半は映画「バケモノの子」から、後半は「おおかみこどもの雨と雪」から。因みにこの2作品には宮崎あおい姫が声優でメインキャストを演じていて、私にとっては所謂「神作品」です。そしてゲストヴォーカルに「アン・サリー」さんが加わるという贅沢。

高木正勝氏の作品は映画音楽を手掛ける前から知っていますがコンピューター音楽から徐々にアコースティック、民族音楽へと傾倒し、そして現代の音楽の型(決まり事)からの脱却すなわち素直に音を楽しむという風に変わってきているように見受けられます。自分のうちから湧き出る感覚を大事にする高木さんにとっては(全部想像ですけど)、オーケストラとの共演はやりにくいのではないかと思いましたが、そこは上手くいっているようにみえました。まぁ色々と葛藤があったとは思われますが。でもそれを象徴するように途中で「楽譜を観ないで弾きます」と言い、やはり楽譜に囚われることなく弾きたいという高木氏の意向がうかがえます。きっちりと決まったオーケストラの枠組みの中で、それを超えていきたいというところが面白く感じました。

 後半の「おおかみこどもの雨と雪」の楽曲は名曲ぞろいでオーケストラのアレンジも素晴らしく、やはり観て良かったと思わせるに足る演奏でした。

細田守監督の「スタジオ地図」からもお花が届いていました。関係者の方も観に来られていたようです。

コメント
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