小道具一切なしで、ダンスだけでみせられる表現力が圧巻でした。
以前にAKBやKARAのダンスについてコメントしたことがありましたが、またそれらとは違うダンス。複数のダンスと違って一人だけで踊りきるのは視線がすべて集中しているので緊張感が半端ないです。自分自身との闘いというか、意識下の身体のコントロールを超えたところの何かを観たようで鬼気迫るものがありました。自分であって自分でないという境地は多分、表現者ならば一度は経験したことがあると思いますが、自らの体をもってして体現するダンスという表現は時間芸術的制限を受けるかわりに一番強烈で観るものにたいしても訴えるものが大きいです。