人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

新日本フィル「室内楽シリーズ 知られざる名曲 ~ ロマン派の調べ ~ 城満太郎プロデュース編」でメンデルスゾーン「ピアノ六重奏曲」、ファランク「ピアノ五重奏曲第1番」を聴く

2024年05月14日 00時07分56秒 | 日記

14日(火)。わが家に来てから今日で3409日目を迎え、韓国の脱北者団体「自由北朝鮮運動連合」が北朝鮮の金正恩総書記を「民族の仇敵」と非難するビラ30万枚を付けた風船と、K-POPなどの動画が保存されているUSBメモリを北朝鮮に向けて飛ばした  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     K-POPのUSBメモリは良いアイディアだが 北朝鮮の国民は再生装置持ってるのか?

 

         

 

昨日、夕食に「アスパラ、ベーコンとジャガイモの炒めもの」「生野菜サラダ」「舞茸の味噌汁」を作りました それから久しぶりに「十五穀米」を炊きました。ヘルシーですね

 

     

 

         

 

昨夜、すみだトリフォニーホール(小)で新日本フィル「室内楽シリーズ 知られざる名曲 ~ ロマン派の調べ ~ 城満太郎プロデュース編」を聴きました プログラムは①ファランク「ピアノ五重奏曲第1番 イ短調 作品30」、②メンデルスゾーン「ピアノ六重奏曲 ニ長調 作品110」です 出演はヴァイオリン=西江辰郎、ヴィオラ=脇屋冴子、日高夕子、チェロ=サミュエル・エリクソン、コントラバス=城満太郎、ピアノ=岸美奈子です

小ホール入口の「受付」に、この度 パトロネージュ部からチケットボックス部に異動した登原さんが座っていて、「今日が当日券受付デビューです」と挨拶してくれました 元気そうで何よりでした

 

     

 

自席は8列16番、右端です 会場は結構入っています

1曲目はファランク「ピアノ五重奏曲第1番 イ短調 作品30」です この曲はベルリオーズやリストと同時代に女性ピアニスト&作曲家として活躍したルイーズ・ファランク(1804-1875)が1839年に作曲した作品です 第1楽章「アレグロ」、第2楽章「アダージョ・ノン・トロッポ」、第3楽章「スケルツォ:プレスト ~ トリオ」、第4楽章「フィナーレ」の4楽章から成ります

西江、脇屋、エリクソン、城、そして岸が登場し、さっそく演奏に入ります

第1楽章冒頭を聴いた第一印象は、「ピアノが雄弁だな」ということです ピアノ対弦楽合奏という構図の中で、岸のピアノがよく歌います 曲想としてはシューベルト風だと感じました 第2楽章はピアノをバックにエリクソンのチェロが抒情的な旋律を奏でますが、感銘深い演奏でした その後、同じフレーズを脇屋のヴィオラが奏でますが、これもしみじみ良い演奏でした 第3楽章もどことなくシューベルトを思わせる曲想でした 第4楽章はピアノと弦楽合奏の和声の中で、推進力に満ちた演奏が繰り広げられました 終結部が静かに終わるところは作曲家のセンスの良さを感じました

 

     

 

プログラム後半はメンデルスゾーン「ピアノ六重奏曲 ニ長調 作品110」です この曲はフェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)が1824年に作曲しました   第1楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「メヌエット:アジタート ~ トリオ」、第4楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ」の4楽章から成ります   なお、作品番号が110となっているため、晩年の作品と思われがちですが、彼の死後に出版されたため番号が大きくなっているに過ぎず、実際にはメンデルスゾーンが15歳の時の作品です この曲の大きな特徴は独特の楽器編成です 「ヴァイオリン、ヴィオラ2本、チェロ、コントラバス、ピアノ」という六重奏曲は極めて珍しい編成です プログラム・ノートを音楽評論家の鉢村優氏が書いていますが、なぜヴァイオリンが2本でなくヴィオラが2本なのかについて「(この曲は)ヴィオラはメンデルスゾーン、ピアノは名手として知られる姉ファニー(の演奏)が作曲の念頭にあったという 姉を愛してやまぬ弟は、ピアノのあでやかな雄姿が引き立つようにと高音域の楽器を間引いたのである」と説明しています これは分かり易い解説です

1曲目の演奏者にヴィオラの日高夕子が加わり、6人で第1楽章に入ります 作曲家の指示通り、快速テンポで演奏が進みます この曲でも岸のピアノが雄弁です 弦楽合奏とのコラボにより疾走感溢れる演奏が繰り広げられます 第2楽章はピアノが中心となって抒情的な演奏を展開しますが、メンデルスゾーンはこの楽章で、ピアノを弾く姉に華を持たせたのだと思います 第3楽章は実質的にスケルツォだと思われます 第4楽章は冒頭、ピアノが愉悦感に満ちた音楽を高速で演奏し、弦楽アンサンブルが合流し、推進力に満ちた演奏を展開します 実に爽快な演奏でした

この演奏を聴くにあたり、下のCDで予習しておきました

 

     

 

満場の拍手のなかカーテンコールが繰り返されますが、仕掛け人の城満太郎(じょう・まんたろう)は、「アンコールにシューベルトの『ます』(ピアノ五重奏曲)を演奏します ヴィオラが1本多いですが、川幅が広い川を泳いでいる『ます』です」とジョークをかまして演奏に入りました プレトークの時は冗談の一つもなく、真面目にトークに専念していたので、「なんだ、この人。マジメ一直線かと思ったら、冗談も言えるじゃん 城満太郎のジョーはジョークのジョーだったのか」と悟りを開きました

前回同様、カーテンコール時の写真撮影の可否について事前に事務局に確認してOKが出ていたので、記念に写メしました ほかに誰も写メしている人がいないようなので、皆さん知らないのではないかと思います 主催者側としては、もっと積極的にPRしてSNSで紹介してもらった方がお互いにメリットが大きいのではないかと思いますが、どんなもんでしょうか

 

     

     


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4 コメント

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Unknown (みゆきん)
2024-05-14 16:30:53
非公開
コメントありがとうございます。
ジッちゃんはTONのOBです
職場の話しや同僚の話しで毎日話題が尽きません
私もピアノを習いたかったわ
ざーんねん
もしもピアノの道をいってたらって思うと
今からでも習うかな?(笑)
ピアノ? (tora)
2024-05-14 17:45:31
みゆきんさん 返信コメントありがとうございました。
なるほどです。比類のない文章力!この親にしてこの娘ありです。

みゆきんさんがピアノの道を行ってたら、ピアノに止まらずフォルテに行ってると思います。これ、褒めてるんですけど
Unknown (みゆきん)
2024-05-14 22:29:31
アハハッ
ジッちゃんはマジで話し出したら止まらない
ホラーからミステリー
はたまた心霊写真の果てまで
私は1番デキの悪い娘なので一緒に暮らしてます
今日も話が止まらないジッちゃんと昔話
途中でジッちゃんを捨てて部屋に避難しました(笑)
謙遜 (tora)
2024-05-15 00:10:38
みゆきんさん コメントのアンコールありがとうございました

一番デキの悪い娘とか謙遜しても、みゆきんさんの隠れた才能は表に出てますよ バレバレです(笑)

ジッちゃん捨てて避難とか言ってますが、ちゃんと分別しましたか

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