人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ジャック・ロジェ監督「トルテュ島の遭難者たち」を観る ~ ヌーベルバーグ初期を代表する名作:無人島への旅行の行方

2024年05月09日 06時51分17秒 | 日記

9日(木)。わが家に来てから今日で3404日目を迎え、ゼレンスキー大統領らの暗殺計画に関与したとして、ウクライナ保安局(SBU)は7日、ウクライナ国家警備部隊に所属する大佐2人を反逆やテロ準備の疑いで逮捕したが、2人はロシアの連邦保安局(FSB)に協力していた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     プーチン大統領暗殺計画に関与した者が逮捕された というニュースは まだ ないな

 

         

 

娘が職場の同僚からモツを仕入れてきたので、昨日の夕食は「もつ焼き」にしました 野菜も採らないとね、ということでキャベツ、ナス、ピーマン、アスパラも焼きました 写真には写っていませんが、断酒を一時解除してサッポロCLASSICを飲みました モツにはビールです

 

     

     

 

         

 

早稲田松竹でジャック・ロジェ監督による1976年製作フランス映画「トルテュ島の遭難者たち」(146分)を観ました

パリの旅行代理店に勤めるボナヴァンチュール(ピエール・リシャール)と同僚の太っちょノノ(モーリス・リッシュ)は、ロビンソン・クルーソーの冒険を追体験できる無人島バカンスツアーを企画する さっそく彼らはツアー先に向かうが、空港で太っちょノノは逃げ出してしまい、代わりに弟のプティ・ノノ(ジャック・ビレル)がボナヴァンチュールに同行することになる 2人は現地でパリから到着した最初のツアー客を出迎えて船で島に向かうが、誰も2人の言うことを聞かず、「約束が違う」「コーヒーも飲めないのか」と文句だらけ 頭にきたボナヴァンチュールは一人で海に飛び込んで島に渡る

 

     

 

無知蒙昧の私はヌーベルバーグ初期を代表する映画監督ジャック・ロジェを、この映画を観るまで知りませんでした

【以下ネタバレ注意】

ボナヴァンチュールは、「ロビンソン・クルーソーは無人島で何もないところから生き延びた このツアーではそれを体験する」と言って、参加者の貴重品や高級バッグを「預かる」として取り上げ、海に捨ててしまいます これでは誰も彼を信用しません。ボナヴァンチュールが一人で海に飛び込んで島に向かってしまったので、参加者たちはそれぞれ別々の方法で島に上陸しますが、なんとその島は無人島ではなく、島民はもちろん、警察も牢屋もある有人島だったのです そこで、何も知らないボナヴァンチュールは木に成っていたバナナを食べたところ、それには所有権があったため、彼は逮捕・収監されてしまいます この辺の展開はシュールです

「なるほどヌーベルバーグ」だな、と思ったのは、演技をしているとは思えない登場人物の動きと軽快なカメラワークです 室内での撮影は少なく、ほとんどが屋外、しかも海や島が舞台で、登場人物をハンディカメラが追いかけます

初めて観たジャック・ロジェ監督作品でしたが、「無計画な無人島旅行」は不条理でとても面白かったです

 

     


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