2017年版現役国鉄型シリーズの3回目は西日本の電車編です。
潤沢な資金と路線数の少なさから国鉄型の置きかえが最も早かったJR東海、自社工場から子会社化した会社に通勤型車両を量産させているJR東日本、元々電車自体が少なかったJR北海道に対して、電化路線が多いが資金力に劣るために古い電車を延命してきたJR西日本、国鉄末期に電化したために置き換えに至らないJR四国、順調に置きかえが進んでいるJR九州と、東日本地域とはだいぶ様相が違ってきます。それでも今年に入って西日本で大阪環状線と阪和線(支線除く)から103系がついに姿を消すなど、古い車両から姿を消していっているのは確かです。
103系
国鉄の代表的な通勤型電車。21年間に合計3400両以上も製造され、東京、大阪、名古屋、福岡の各経済圏で様々な103系が走っていたが、JR化後に後継車両に置き換えられて各線から姿を消していった。JR西日本では転用改造、延命工事によって現在も健在な車両が多数存在している。それでも、岡山、広島の地域輸送からは撤退、大阪環状線、阪和線からも撤退。JR九州でも地下鉄乗り入れ運用からは撤退したため、いよいよもって最終章を向かえつつある。
奈良線/関西本線/おおさか東線で運用されている103系。ウグイス色に先頭車に白帯が入るのが特徴。現在残る車両は延命工事を施されているが、大阪環状線、阪和線の置きかえが済んだことも有り、次の置きかえとして阪和線から撤退した205系1000番台が投入され、103系の置きかえが進むと噂される
阪和線の羽衣支線用103系。鳳〜東羽衣の支線運用向けの専用電車。体質改善工事40Nを行った103系で、前照灯の埋め込み、戸袋窓の埋め込み、窓のサッシ変更や側面鋼体部分の拡大、前面窓の1枚窓化など、わりと徹底した工事が施されていて、103系としても違和感を覚える姿である。(2017/12/15追記)2018年春のダイヤ改正で、羽衣支線から撤退予定。
山陽本線支線(和田岬線)専用の103系。兵庫〜和田岬で朝晩しか運用が無いという特殊な用途のためか、予備車もなく1編成だけの存在。検査時は207系などの後継車種で運行されている。延命工事で戸袋窓は埋め込まれたが、前面はほぼ製造時のままなので、国鉄103系らしさが残る貴重な車両である
播但線用103系3500番台。播但線の姫路〜寺前電化に伴い、103系を改造投入した物。体質改善工事40Nを実施済み。本来の塗装は、写真上のワインレッドであるが、沿線の生野鉱山寮馬車道を踏まえた「銀の馬車道」ラッピングがいくつかの編成に施されている(写真下)
加古川線用103系3550番台。加古川線の電化に伴い、103系の中間車を先頭車化改造した車両。前面形状が103系や同じく改造車の105系4扉車と異なり、この車両独自の物となっている。なお、前面の黒塗りについては、その後に登場する225系にこの塗り分けパターンが踏襲された。
JR九州の103系1500番台。国鉄末期に製造された103系で、筑肥線・唐津線の姪浜〜西唐津電化に伴い登場した。老朽化に伴い6両編成は全て305系電車に置き換えられたが、現在でも3両編成が筑前前原〜西唐津の運用で残っている。
105系
国鉄末期に製造された閑散線区向け2両編成の直流型電車。最初から105系として製造されたタイプは、3扉ロングシートで登場した通勤電車であるが、103系から転用改造されたグループも存在し、こちらは4扉車となっている。ほとんどがJR西日本で現役であり、わずかに4両だけあったJR東日本の車両は早々に全廃されている。新造タイプは主に岡山・広島・山口地域で運用。103系改造タイプは主に和歌山線、桜井線と紀勢本線で運用されている。
105系オリジナル車。3扉の近郊形に近い通勤形。元々は福塩線の電化区間向けに導入された車両だが、その後宇野線、赤穂線、呉線、可部線、宇部線等で運用されている。一部は山陽本線内でも運用される。
和歌山・奈良地域用105系。103系からの改造車で、先頭車が105系オリジナル車と同じ形状のものと、種車の103系1000番台のままのものが存在し、おおむねその2両で編成を組んでいる。通勤型としては和歌山〜奈良はかなりの長距離運用でもあり、後年にトイレが設置された。塗装費用削減策で現在は青緑色一色になっているが、一部にラッピング車が存在している。
113系
湘南電車として知られる平坦線区用の近郊形電車。JR東日本、東海、西日本の各路線で投入されたが、JR東日本とJR東海は老朽化により全車廃車。JR西日本では体質改善工事を行い、車内がセミクロスシートから、転換クロスシートの新快速並の設備となった車両も多く、221系、223系、225系の投入で廃車が大幅に進んだが、まだ残存している。一方で国鉄時代は無かったJR四国は、111系の置き換えのためにJR東日本から113系を購入して改造投入している。こちらは置き換え予定は発表されていない。
湖西線向けの113系700・2700番台。体質改善工事済みで、車内は223系にも見劣りしない転換クロスシートへ改造済み。塗装一色化で緑色になっている。同じ車両は草津線でも運用されている。
福知山地域のローカル輸送向け113系5300番台。体質改善工事済みだが、元が300番台でボックス部の座席幅が狭いセミクロスシートはそのまま使用されている。主に、福知山〜東舞鶴の舞鶴線運用と、福知山〜豊岡の山陰本線運用に入っている。以前は113系の多かった福知山周辺だが、223系5300番台の投入で、現在はあまり姿が見られなくなっている。
紀勢本線の御坊〜紀伊田辺で運用される113系の2両編成2本だけの存在で、いずれも中間車の先頭車化改造。和歌山地域色の水色一色化されたために、一瞬スカイブルーの103系と見間違う姿となった。
JR四国の113系。国鉄から引き継がれた最後の111系が老朽化したことに伴い、JR東日本で余剰となった113系を購入して改造の上で投入した。貫通扉上の列車種別表示機を前照灯に変更し、貫通扉部に行き先表示機を設置。車内は転換クロスシートに改造されている。主に高松〜観音寺/琴平の地域輸送と、琴平〜岡山の関門海峡輸送も担っている。
115系
湘南型電車と呼ばれる111系車両を勾配路線/寒冷地用に設計しなおした車両が115系。山岳路線・寒冷地路線の直流区間の様々なところで投入され、黒磯から下関まで当車両を見ることができた。西日本では、岡山から下関の山陽本線、伯備線、呉線、可部線で主に運行されている。特に国鉄時代に投入された115系3000番台、3500番台は117系と同じく2扉転換クロスシートになっており、他の115系とは別の車種のようである。先頭車不足から、先頭車化改造車も多く、この姿も複数存在している。
115系300番台湘南色。岡山以西の車両はほとんどが塗装統一化で瀬戸内標準色として濃黄色に塗られているが、岡山の300番台2本が湘南色を維持している。他は写真下のような濃黄色。転換クロスシート化改造を受けた車両が多い中で、数少ない原型セミクロスシートを維持している車両である。
115系1000番台の先頭車化改造車。写真一番上は通常の先頭車。写真2段目は貫通扉の無い平面改造なので、塗装一色化されたこともあり、一見すると103系高運転台の改造車じゃないかと見間違える。写真3段目は貫通扉を持つ改造で、やや窓位置が低めなため、103系1000番台のような印象を受ける。写真4段目は下関近郊用で、123系に似た高運転台となっている。写真5段目はアニメ映画とのコラボラッピング車。
115系2000番台。主に広島地域に投入された115系でも後期に製造されたグループ。東海や東日本にもいたが、どちらも全廃されて広島地域に生き残っているのみ。写真上がかつての標準塗装新広島色だが、ほとんどの編成が中段の濃黄色になった。1編成だけ、下段のカープラッピング車が運行されている。主に糸崎から下関までの地域で運用されている。
115系3000番台。広島地域での列車増発用に製造された115系の最終製造グループ。117系の製造実績を踏まえて、2扉転換クロスシート仕様になっている。瀬戸内色→広島快速色→濃黄色と塗装変更が行われてきた。
117系
1979年から1986年にかけて、老朽化した153系を置き換えて新快速用に製造されたのが117系。2扉、転換クロスシートで、国鉄が製造した非優等列車用車両としてはグレードの高い車両となった。JR化後はJR東海地域の車両が313系で置き換えられ、JR西日本でも元々の関西地域における新快速輸送からは撤退し、湖西線・草津線向けと岡山地域の山陽本線向け、和歌山地域向けが残るのみとなっている。なお、一部の中間車は115系3500番台に組み込まれた。
湖西線・草津線用117系。緑色単色化されている。岡山/和歌山の117系は4両編成であるが、こちらは6両編成も残っている。
岡山地域用117系。サンライナー用塗装から濃黄色になった。元々は快速サンライナー向けで運用されていたが、快速列車が減ったため、普通列車で見ることも多くなっている。
和歌山色の117系。現在は和歌山地区統一色となっている。この写真は割と前に撮ったもの。主に和歌山線、桜井線で運用されている。
和歌山地区統一色となった117系
121系
国鉄末期に電化した四国の予讃線および土讃線多度津〜琴平の輸送向けに投入された車両。登場時は写真上の赤色帯が国鉄色だったが、写真中段のJR四国コーポレートカラーの水色に全車塗り替えられた。その後2011年に2編成がワンマン改造化と共に国鉄色に戻されたが、2016年よりリニューアル工事として7200系への改造が始まった。元々101系の廃車発生品台車を使用していたが、台車を川崎重工のCFRP製efWINGに変更。駆動方式も直流抵抗制御からVVVFインバータ制御方式の交流モーターになった。合わせて車内のボックスシートが削減され、ロングシート部分が増えている。
国鉄色復元の121系
JR四国色の121系
7200系。JR化後に製造された四国オリジナル車7000系との連結も可能になった
123系
元々は123系という系式は存在せず、様々な荷物車、郵便車などを転用改造したもの。JR東日本、JR東海にも存在していたがすでに全滅。JR西日本では阪和線の東羽衣支線、宇野線等でも運用されていたが、現在はほぼ宇部線・小野田線専用形式となっている。運用の関係上、一部は山陽本線下関まで顔を見せる。全て1両編成の両運転台車両。
123系。現在は塗装統一で濃黄色になっているが、以前は白色に青帯を巻いていた。写真は片開き扉だが、一部両開き扉の車両もある。
201系
103系のフルモデルチェンジとして、電機子チョッパ制御方式と、回生ブレーキを導入した省エネ電車として登場した201系。関東では中央快速線、青梅線、五日市線、中央総武緩行線、京葉線などで活躍していたが全て撤退。関西では元々東海道・山陽本線の緩行列車で運用されていたが、207系の投入で大阪環状線/桜島線、関西本線/おおさか東線へ転属している。なお、関西の201系はいずれも体質改善工事に伴い、戸袋窓の埋め込みおよび窓冊子の交換、側面部分の鋼体拡大等が行われている。
写真上は大阪環状線はラインカラーのオレンジ、写真中が大阪環状線/桜島線用車両のUSJラッピング車。元々USJラッピング車は103系が担っていたが、103系の撤退により201系がラッピング車となっている。写真下は関西本線/おおさか東線向けウグイス色。
205系
国鉄末期に登場したオールステンレス通勤形電車。山手線に投入された初期型のみ側面の窓が2段式になっていて、その後の車両は1段下降式になっている。
JR化後に製造された車両が大半で、JR化後は相模線用500番台、京葉線用、武蔵野線用、阪和線用1000番台など、前面形状変更を含めたバリエーションが登場。
西日本では、0番台が7連4本だけ国鉄時代に投入され、東海道・山陽本線の緩行列車運用に着いたが、阪和線と行ったり来たりした結果、現在は阪和線運用となっている。
JR化後に阪和線向けに投入された1000番台は4連5本で、こちらは長く阪和線で活躍していたが、225系の投入で撤退。今後関西本線/奈良線系統の103系の置き換えに使用されるとみられている。
阪和線の205系0番台。最後の阪和線転属によって中間車1両が廃車されたので、今後東海道・山陽本線には戻らないと思われる。体質改善工事済みで、JR西日本の中では車齢が新しい方なので、今後も阪和線等で活躍することだろう(2017/12/15追記)と思っていたらに2018年春のダイヤ改正で、撤退することが発表された。大和路線/おおさか東線(関西本線)の6連運用になるのだろう。
阪和線205系1000番台。JR化後の登場なので、国鉄車では無い。前面窓の大きさが変更され、運転台側の窓が狭くなり、運転台の無い側の窓が拡大された。体質改善工事も済んでいるが、阪和線の225系投入で撤退し、奈良線103系の一部を置き換えた(2018/4/23追記)
213系
瀬戸大橋線の開通に先だって岡山地域の宇野線快速向けに登場したのが213系。登場時は3両編成だったが、その後快速マリンライナーの運行開始時にグリーン車先頭車が追加製造され、快速マリンライナーでは6両編成での運転だった。その後、JR四国5000系およびJR西日本223系5000番台によって置き換えられ、213系は再び岡山地域のローカル輸送に着くようになった。2両編成化に伴い先頭車が不足したため、一部は先頭車化改造されている。近年は体質改善工事も実施された。また、JR化後の製造だった先頭グリーン車は、事業用車へ改造された物を除いて廃車された。2016年にはジョイフルトレイン「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」に改造された編成も登場している。なお、JR東海の213系5000番台は全てJR化後の登場。
213系。現在はほとんどが2両編成での運用。一部3両編成がある。主に、伯備線新見以南、赤穂線、宇野線で運用されているが、223系5000番台の故障代役で再度マリンライナーとして走った実績もある。写真下が先頭車化改造車の車両で、白い鋼体部分が長めで形状も違うので一目で見分けが付く
381系
カーブが多い路線の特急列車を高速化するため、国鉄が製造した自然振り子式の特急形電車が381系。当初は中央西線の「しなの」に投入されたが、JR東海では383系への置きかえで全廃された。関西地域では、阪和線・紀勢本線の「くろしお」で投入され、287系の投入で一部が「こうのとり」でも活躍していたが、全て廃車済み。現在は「やくも」に投入された車両だけが残っている。「やくも」用の車両は以前は「スーパーやくも」が紫系、「やくも」が緑系の塗装になっていたが、全て「ゆったりやくも」への改造で赤色系になった。
381系「やくも」。一部のグリーン車は写真下の展望グリーン車に改造されている。これらの展望グリーン車は、かつて「スーパーやくも」の車両だった。
413系
国鉄末期に471・473・455・475系等の急行形電車の車体更新として登場した金沢・富山地区向けの電車が413系。2扉のセミクロスシート車で、扉は両開きとなっている。3両編成で、北陸地域のローカル輸送用として活躍してきたが、北陸新完成開業時にJR西日本から一部があいの風とやま鉄道へ譲渡された。JR西日本に残った編成は、主に七尾線運用に入っている。
JR西日本の七尾線向け413系。赤色一色塗装となっている。415系800番台も同じ塗装なので、側面の扉を見ないと、一瞬どちらの車両だかわからない。
あいの風とやま鉄道の413系。JR時に青色一色塗装となったが、ラッピング車を除いてそのまま青一色で用いられている。521系が全て2連ということで、3連の輸送力を生かして主にラッシュ時に活躍している。(2017/12/15追記)521系1000番台が増備されたため、今後は徐々に姿を消すだろう
あいの風とやま鉄道の413系「富山えまき」ラッピング車。黒い車体に金色の帯、富山の名産品のイラストが配置され、車内はシートモケットが名産品のイラスト入りに交換されている
415系
国鉄が1971年以降に投入した交直流型電車が415系。直流/交流50Hz用だった401・403系、直流/交流60Hz用だった421・423系を統合して、3電源対応で製造された車両。車内はセミクロスシートで当初登場したが、その後ロングシートに改造された物も多い。JR東日本では常磐線/水戸線、JR九州では鹿児島本線、日豊本線、長崎本線で運用していたが、JR東日本はE531系に置きかえで全廃。一部はJR九州に転属している。JR九州でも博多地域での運用は減少しており、その分鹿児島や熊本、大分での運用が見られるようになっている。
415系鋼鉄車。関門トンネルで交直流車が必要という事情もあり、JR九州では数少ない国鉄型電車の生き残りとなってきている。小倉地域運用車に一部セミクロスシートが残るが、熊本、大分、鹿児島ではロングシート車が運用され、主にラッシュ時で運用されている。
415系1500番台。415系のステンレス車版。113・115系の置き換え車種は211系とされたが、415系1500番台は鋼鉄車との併結も可能なように設計されたためか、番台区分だけの変更になった。全車ロングシートで、主に小倉地域の輸送で運用されている。
415系800番台。七尾線の直流電化に伴い、交直流車両が不足したため、113系を485系の機器を転用して交直流車に改造した物。主に七尾線で運用される。塗装統一化で赤色塗装になっている。
713系
国鉄末期の1983年に製造された2両編成のローカル輸送向け交流形電車。国鉄の財政赤字で900番台2連4本の製造で打ち切られた。導入当初は長崎本線/佐世保線運用に入っていたが、宮崎空港線の開業に伴い宮崎に転属。車内も国鉄時代のセミクロスシートから、485系廃車発生品の回転リクライニングシートに交換された。また、900番台で登場したが、その後0番台の製造も無かったためか、後年0番台に変更されている。
713系。「サンシャイン」の愛称が付けられている。主に延岡〜宮崎空港の区間輸送に用いられている。
おまけ クモヤ145形
101系電車の改造名義で主電動機や電動発電機、台車などを流用して製造された事業用車。平坦路線向けで、老朽化に伴い近年はだいぶ数を減らしている。
広島のクモヤ145-1102。この手の事業用車は仕事が無いときは車庫の定位置で寝ているので、このように撮りやすい場所にいる車両は少ない。この写真は天神川駅ホームから撮影した物
おまけ2 443系
1975年に製造した電気検測用の事業用交流直流両用電車。JR東日本の所属車はすでに廃車。残ったJR西日本の所属車だが、この手の車両を持っていないJR九州やJR四国にも貸し出されて計測を行っている。キヤ141系への置きかえが想定されていたが進まず、現在でも元気に活躍している。
2003年に当時の熊本駅で撮影した443系。運転台が国鉄特急形に準じているため、今や数少ないこの形状を残す車両になった。
もう少し早くアップしたかったんですが、車種が多くて思ったより時間がかかっちゃいました。
東側に比べると、西側はまだ国鉄型の残存が多いですしね。あと5年経ったら東日本から国鉄車が消えていそうですけど、西日本にはまだまだ残っている気がします。
2017年版
今も残る現役国鉄型電車 東日本編 2017年版
今も残る現役国鉄型気動車 東日本編 2017年版
今も残る現役国鉄型電車 西日本編 2017年版
今も残る現役国鉄型気動車 西日本編 2017年版
今も残る現役国鉄型電気機関車・ディーゼル機関車・客車 2017年版
現役のSLはどれだけいるのか? 2017年版
2012年版
今も残る現役国鉄形客車
今も残る現役国鉄特急形電車・気動車
今も残る現役国鉄一般形・通勤形・急行形気動車 西日本編
今も残る現役国鉄一般形・通勤形・急行形気動車 東日本編
今も残る現役国鉄近郊形・急行形電車
今も残る現役国鉄通勤形電車
現役のSLはどれだけいるのか?
潤沢な資金と路線数の少なさから国鉄型の置きかえが最も早かったJR東海、自社工場から子会社化した会社に通勤型車両を量産させているJR東日本、元々電車自体が少なかったJR北海道に対して、電化路線が多いが資金力に劣るために古い電車を延命してきたJR西日本、国鉄末期に電化したために置き換えに至らないJR四国、順調に置きかえが進んでいるJR九州と、東日本地域とはだいぶ様相が違ってきます。それでも今年に入って西日本で大阪環状線と阪和線(支線除く)から103系がついに姿を消すなど、古い車両から姿を消していっているのは確かです。
103系
国鉄の代表的な通勤型電車。21年間に合計3400両以上も製造され、東京、大阪、名古屋、福岡の各経済圏で様々な103系が走っていたが、JR化後に後継車両に置き換えられて各線から姿を消していった。JR西日本では転用改造、延命工事によって現在も健在な車両が多数存在している。それでも、岡山、広島の地域輸送からは撤退、大阪環状線、阪和線からも撤退。JR九州でも地下鉄乗り入れ運用からは撤退したため、いよいよもって最終章を向かえつつある。
奈良線/関西本線/おおさか東線で運用されている103系。ウグイス色に先頭車に白帯が入るのが特徴。現在残る車両は延命工事を施されているが、大阪環状線、阪和線の置きかえが済んだことも有り、次の置きかえとして阪和線から撤退した205系1000番台が投入され、103系の置きかえが進むと噂される
阪和線の羽衣支線用103系。鳳〜東羽衣の支線運用向けの専用電車。体質改善工事40Nを行った103系で、前照灯の埋め込み、戸袋窓の埋め込み、窓のサッシ変更や側面鋼体部分の拡大、前面窓の1枚窓化など、わりと徹底した工事が施されていて、103系としても違和感を覚える姿である。(2017/12/15追記)2018年春のダイヤ改正で、羽衣支線から撤退予定。
山陽本線支線(和田岬線)専用の103系。兵庫〜和田岬で朝晩しか運用が無いという特殊な用途のためか、予備車もなく1編成だけの存在。検査時は207系などの後継車種で運行されている。延命工事で戸袋窓は埋め込まれたが、前面はほぼ製造時のままなので、国鉄103系らしさが残る貴重な車両である
播但線用103系3500番台。播但線の姫路〜寺前電化に伴い、103系を改造投入した物。体質改善工事40Nを実施済み。本来の塗装は、写真上のワインレッドであるが、沿線の生野鉱山寮馬車道を踏まえた「銀の馬車道」ラッピングがいくつかの編成に施されている(写真下)
加古川線用103系3550番台。加古川線の電化に伴い、103系の中間車を先頭車化改造した車両。前面形状が103系や同じく改造車の105系4扉車と異なり、この車両独自の物となっている。なお、前面の黒塗りについては、その後に登場する225系にこの塗り分けパターンが踏襲された。
JR九州の103系1500番台。国鉄末期に製造された103系で、筑肥線・唐津線の姪浜〜西唐津電化に伴い登場した。老朽化に伴い6両編成は全て305系電車に置き換えられたが、現在でも3両編成が筑前前原〜西唐津の運用で残っている。
105系
国鉄末期に製造された閑散線区向け2両編成の直流型電車。最初から105系として製造されたタイプは、3扉ロングシートで登場した通勤電車であるが、103系から転用改造されたグループも存在し、こちらは4扉車となっている。ほとんどがJR西日本で現役であり、わずかに4両だけあったJR東日本の車両は早々に全廃されている。新造タイプは主に岡山・広島・山口地域で運用。103系改造タイプは主に和歌山線、桜井線と紀勢本線で運用されている。
105系オリジナル車。3扉の近郊形に近い通勤形。元々は福塩線の電化区間向けに導入された車両だが、その後宇野線、赤穂線、呉線、可部線、宇部線等で運用されている。一部は山陽本線内でも運用される。
和歌山・奈良地域用105系。103系からの改造車で、先頭車が105系オリジナル車と同じ形状のものと、種車の103系1000番台のままのものが存在し、おおむねその2両で編成を組んでいる。通勤型としては和歌山〜奈良はかなりの長距離運用でもあり、後年にトイレが設置された。塗装費用削減策で現在は青緑色一色になっているが、一部にラッピング車が存在している。
113系
湘南電車として知られる平坦線区用の近郊形電車。JR東日本、東海、西日本の各路線で投入されたが、JR東日本とJR東海は老朽化により全車廃車。JR西日本では体質改善工事を行い、車内がセミクロスシートから、転換クロスシートの新快速並の設備となった車両も多く、221系、223系、225系の投入で廃車が大幅に進んだが、まだ残存している。一方で国鉄時代は無かったJR四国は、111系の置き換えのためにJR東日本から113系を購入して改造投入している。こちらは置き換え予定は発表されていない。
湖西線向けの113系700・2700番台。体質改善工事済みで、車内は223系にも見劣りしない転換クロスシートへ改造済み。塗装一色化で緑色になっている。同じ車両は草津線でも運用されている。
福知山地域のローカル輸送向け113系5300番台。体質改善工事済みだが、元が300番台でボックス部の座席幅が狭いセミクロスシートはそのまま使用されている。主に、福知山〜東舞鶴の舞鶴線運用と、福知山〜豊岡の山陰本線運用に入っている。以前は113系の多かった福知山周辺だが、223系5300番台の投入で、現在はあまり姿が見られなくなっている。
紀勢本線の御坊〜紀伊田辺で運用される113系の2両編成2本だけの存在で、いずれも中間車の先頭車化改造。和歌山地域色の水色一色化されたために、一瞬スカイブルーの103系と見間違う姿となった。
JR四国の113系。国鉄から引き継がれた最後の111系が老朽化したことに伴い、JR東日本で余剰となった113系を購入して改造の上で投入した。貫通扉上の列車種別表示機を前照灯に変更し、貫通扉部に行き先表示機を設置。車内は転換クロスシートに改造されている。主に高松〜観音寺/琴平の地域輸送と、琴平〜岡山の関門海峡輸送も担っている。
115系
湘南型電車と呼ばれる111系車両を勾配路線/寒冷地用に設計しなおした車両が115系。山岳路線・寒冷地路線の直流区間の様々なところで投入され、黒磯から下関まで当車両を見ることができた。西日本では、岡山から下関の山陽本線、伯備線、呉線、可部線で主に運行されている。特に国鉄時代に投入された115系3000番台、3500番台は117系と同じく2扉転換クロスシートになっており、他の115系とは別の車種のようである。先頭車不足から、先頭車化改造車も多く、この姿も複数存在している。
115系300番台湘南色。岡山以西の車両はほとんどが塗装統一化で瀬戸内標準色として濃黄色に塗られているが、岡山の300番台2本が湘南色を維持している。他は写真下のような濃黄色。転換クロスシート化改造を受けた車両が多い中で、数少ない原型セミクロスシートを維持している車両である。
115系1000番台の先頭車化改造車。写真一番上は通常の先頭車。写真2段目は貫通扉の無い平面改造なので、塗装一色化されたこともあり、一見すると103系高運転台の改造車じゃないかと見間違える。写真3段目は貫通扉を持つ改造で、やや窓位置が低めなため、103系1000番台のような印象を受ける。写真4段目は下関近郊用で、123系に似た高運転台となっている。写真5段目はアニメ映画とのコラボラッピング車。
115系2000番台。主に広島地域に投入された115系でも後期に製造されたグループ。東海や東日本にもいたが、どちらも全廃されて広島地域に生き残っているのみ。写真上がかつての標準塗装新広島色だが、ほとんどの編成が中段の濃黄色になった。1編成だけ、下段のカープラッピング車が運行されている。主に糸崎から下関までの地域で運用されている。
115系3000番台。広島地域での列車増発用に製造された115系の最終製造グループ。117系の製造実績を踏まえて、2扉転換クロスシート仕様になっている。瀬戸内色→広島快速色→濃黄色と塗装変更が行われてきた。
117系
1979年から1986年にかけて、老朽化した153系を置き換えて新快速用に製造されたのが117系。2扉、転換クロスシートで、国鉄が製造した非優等列車用車両としてはグレードの高い車両となった。JR化後はJR東海地域の車両が313系で置き換えられ、JR西日本でも元々の関西地域における新快速輸送からは撤退し、湖西線・草津線向けと岡山地域の山陽本線向け、和歌山地域向けが残るのみとなっている。なお、一部の中間車は115系3500番台に組み込まれた。
湖西線・草津線用117系。緑色単色化されている。岡山/和歌山の117系は4両編成であるが、こちらは6両編成も残っている。
岡山地域用117系。サンライナー用塗装から濃黄色になった。元々は快速サンライナー向けで運用されていたが、快速列車が減ったため、普通列車で見ることも多くなっている。
和歌山色の117系。現在は和歌山地区統一色となっている。この写真は割と前に撮ったもの。主に和歌山線、桜井線で運用されている。
和歌山地区統一色となった117系
121系
国鉄末期に電化した四国の予讃線および土讃線多度津〜琴平の輸送向けに投入された車両。登場時は写真上の赤色帯が国鉄色だったが、写真中段のJR四国コーポレートカラーの水色に全車塗り替えられた。その後2011年に2編成がワンマン改造化と共に国鉄色に戻されたが、2016年よりリニューアル工事として7200系への改造が始まった。元々101系の廃車発生品台車を使用していたが、台車を川崎重工のCFRP製efWINGに変更。駆動方式も直流抵抗制御からVVVFインバータ制御方式の交流モーターになった。合わせて車内のボックスシートが削減され、ロングシート部分が増えている。
国鉄色復元の121系
JR四国色の121系
7200系。JR化後に製造された四国オリジナル車7000系との連結も可能になった
123系
元々は123系という系式は存在せず、様々な荷物車、郵便車などを転用改造したもの。JR東日本、JR東海にも存在していたがすでに全滅。JR西日本では阪和線の東羽衣支線、宇野線等でも運用されていたが、現在はほぼ宇部線・小野田線専用形式となっている。運用の関係上、一部は山陽本線下関まで顔を見せる。全て1両編成の両運転台車両。
123系。現在は塗装統一で濃黄色になっているが、以前は白色に青帯を巻いていた。写真は片開き扉だが、一部両開き扉の車両もある。
201系
103系のフルモデルチェンジとして、電機子チョッパ制御方式と、回生ブレーキを導入した省エネ電車として登場した201系。関東では中央快速線、青梅線、五日市線、中央総武緩行線、京葉線などで活躍していたが全て撤退。関西では元々東海道・山陽本線の緩行列車で運用されていたが、207系の投入で大阪環状線/桜島線、関西本線/おおさか東線へ転属している。なお、関西の201系はいずれも体質改善工事に伴い、戸袋窓の埋め込みおよび窓冊子の交換、側面部分の鋼体拡大等が行われている。
写真上は大阪環状線はラインカラーのオレンジ、写真中が大阪環状線/桜島線用車両のUSJラッピング車。元々USJラッピング車は103系が担っていたが、103系の撤退により201系がラッピング車となっている。写真下は関西本線/おおさか東線向けウグイス色。
205系
国鉄末期に登場したオールステンレス通勤形電車。山手線に投入された初期型のみ側面の窓が2段式になっていて、その後の車両は1段下降式になっている。
JR化後に製造された車両が大半で、JR化後は相模線用500番台、京葉線用、武蔵野線用、阪和線用1000番台など、前面形状変更を含めたバリエーションが登場。
西日本では、0番台が7連4本だけ国鉄時代に投入され、東海道・山陽本線の緩行列車運用に着いたが、阪和線と行ったり来たりした結果、現在は阪和線運用となっている。
JR化後に阪和線向けに投入された1000番台は4連5本で、こちらは長く阪和線で活躍していたが、225系の投入で撤退。今後関西本線/奈良線系統の103系の置き換えに使用されるとみられている。
阪和線の205系0番台。最後の阪和線転属によって中間車1両が廃車されたので、今後東海道・山陽本線には戻らないと思われる。体質改善工事済みで、JR西日本の中では車齢が新しい方なので、今後も阪和線等で活躍することだろう(2017/12/15追記)と思っていたらに2018年春のダイヤ改正で、撤退することが発表された。大和路線/おおさか東線(関西本線)の6連運用になるのだろう。
阪和線205系1000番台。JR化後の登場なので、国鉄車では無い。前面窓の大きさが変更され、運転台側の窓が狭くなり、運転台の無い側の窓が拡大された。体質改善工事も済んでいるが、阪和線の225系投入で撤退し、奈良線103系の一部を置き換えた(2018/4/23追記)
213系
瀬戸大橋線の開通に先だって岡山地域の宇野線快速向けに登場したのが213系。登場時は3両編成だったが、その後快速マリンライナーの運行開始時にグリーン車先頭車が追加製造され、快速マリンライナーでは6両編成での運転だった。その後、JR四国5000系およびJR西日本223系5000番台によって置き換えられ、213系は再び岡山地域のローカル輸送に着くようになった。2両編成化に伴い先頭車が不足したため、一部は先頭車化改造されている。近年は体質改善工事も実施された。また、JR化後の製造だった先頭グリーン車は、事業用車へ改造された物を除いて廃車された。2016年にはジョイフルトレイン「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」に改造された編成も登場している。なお、JR東海の213系5000番台は全てJR化後の登場。
213系。現在はほとんどが2両編成での運用。一部3両編成がある。主に、伯備線新見以南、赤穂線、宇野線で運用されているが、223系5000番台の故障代役で再度マリンライナーとして走った実績もある。写真下が先頭車化改造車の車両で、白い鋼体部分が長めで形状も違うので一目で見分けが付く
381系
カーブが多い路線の特急列車を高速化するため、国鉄が製造した自然振り子式の特急形電車が381系。当初は中央西線の「しなの」に投入されたが、JR東海では383系への置きかえで全廃された。関西地域では、阪和線・紀勢本線の「くろしお」で投入され、287系の投入で一部が「こうのとり」でも活躍していたが、全て廃車済み。現在は「やくも」に投入された車両だけが残っている。「やくも」用の車両は以前は「スーパーやくも」が紫系、「やくも」が緑系の塗装になっていたが、全て「ゆったりやくも」への改造で赤色系になった。
381系「やくも」。一部のグリーン車は写真下の展望グリーン車に改造されている。これらの展望グリーン車は、かつて「スーパーやくも」の車両だった。
413系
国鉄末期に471・473・455・475系等の急行形電車の車体更新として登場した金沢・富山地区向けの電車が413系。2扉のセミクロスシート車で、扉は両開きとなっている。3両編成で、北陸地域のローカル輸送用として活躍してきたが、北陸新完成開業時にJR西日本から一部があいの風とやま鉄道へ譲渡された。JR西日本に残った編成は、主に七尾線運用に入っている。
JR西日本の七尾線向け413系。赤色一色塗装となっている。415系800番台も同じ塗装なので、側面の扉を見ないと、一瞬どちらの車両だかわからない。
あいの風とやま鉄道の413系。JR時に青色一色塗装となったが、ラッピング車を除いてそのまま青一色で用いられている。521系が全て2連ということで、3連の輸送力を生かして主にラッシュ時に活躍している。(2017/12/15追記)521系1000番台が増備されたため、今後は徐々に姿を消すだろう
あいの風とやま鉄道の413系「富山えまき」ラッピング車。黒い車体に金色の帯、富山の名産品のイラストが配置され、車内はシートモケットが名産品のイラスト入りに交換されている
415系
国鉄が1971年以降に投入した交直流型電車が415系。直流/交流50Hz用だった401・403系、直流/交流60Hz用だった421・423系を統合して、3電源対応で製造された車両。車内はセミクロスシートで当初登場したが、その後ロングシートに改造された物も多い。JR東日本では常磐線/水戸線、JR九州では鹿児島本線、日豊本線、長崎本線で運用していたが、JR東日本はE531系に置きかえで全廃。一部はJR九州に転属している。JR九州でも博多地域での運用は減少しており、その分鹿児島や熊本、大分での運用が見られるようになっている。
415系鋼鉄車。関門トンネルで交直流車が必要という事情もあり、JR九州では数少ない国鉄型電車の生き残りとなってきている。小倉地域運用車に一部セミクロスシートが残るが、熊本、大分、鹿児島ではロングシート車が運用され、主にラッシュ時で運用されている。
415系1500番台。415系のステンレス車版。113・115系の置き換え車種は211系とされたが、415系1500番台は鋼鉄車との併結も可能なように設計されたためか、番台区分だけの変更になった。全車ロングシートで、主に小倉地域の輸送で運用されている。
415系800番台。七尾線の直流電化に伴い、交直流車両が不足したため、113系を485系の機器を転用して交直流車に改造した物。主に七尾線で運用される。塗装統一化で赤色塗装になっている。
713系
国鉄末期の1983年に製造された2両編成のローカル輸送向け交流形電車。国鉄の財政赤字で900番台2連4本の製造で打ち切られた。導入当初は長崎本線/佐世保線運用に入っていたが、宮崎空港線の開業に伴い宮崎に転属。車内も国鉄時代のセミクロスシートから、485系廃車発生品の回転リクライニングシートに交換された。また、900番台で登場したが、その後0番台の製造も無かったためか、後年0番台に変更されている。
713系。「サンシャイン」の愛称が付けられている。主に延岡〜宮崎空港の区間輸送に用いられている。
おまけ クモヤ145形
101系電車の改造名義で主電動機や電動発電機、台車などを流用して製造された事業用車。平坦路線向けで、老朽化に伴い近年はだいぶ数を減らしている。
広島のクモヤ145-1102。この手の事業用車は仕事が無いときは車庫の定位置で寝ているので、このように撮りやすい場所にいる車両は少ない。この写真は天神川駅ホームから撮影した物
おまけ2 443系
1975年に製造した電気検測用の事業用交流直流両用電車。JR東日本の所属車はすでに廃車。残ったJR西日本の所属車だが、この手の車両を持っていないJR九州やJR四国にも貸し出されて計測を行っている。キヤ141系への置きかえが想定されていたが進まず、現在でも元気に活躍している。
2003年に当時の熊本駅で撮影した443系。運転台が国鉄特急形に準じているため、今や数少ないこの形状を残す車両になった。
もう少し早くアップしたかったんですが、車種が多くて思ったより時間がかかっちゃいました。
東側に比べると、西側はまだ国鉄型の残存が多いですしね。あと5年経ったら東日本から国鉄車が消えていそうですけど、西日本にはまだまだ残っている気がします。
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