みやしたの気まぐれblog

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今も残る現役国鉄通勤形電車

2012-09-29 23:29:22 | 鉄道その他
今月は本当に仕事が忙しくて、遠出をする機会もほとんど無かった物で、平日の更新がほとんど出来ませんでした。
今日の土曜日もネタ不足中でして、思いつきで国鉄型電車の記事でも書きます。

今年で国鉄の分割民営化から25年を経過しました。25年というと、鉄道車両にとっては一般的な寿命年数になります。鉄道車両は電車の減価償却が13年と定められていて、それでもだいたい20-30年くらいを目処に製造されることが多く、長持ちしても50年くらいが節目です。国鉄分割民営化から25年が経過したと言うことは、国鉄末期に登場した車両ですら寿命を迎えつつ有り、それ以前に製造されている車両はすでに延命処置を施されている物ばかりになっています。

すでにJR化後に製造された車両でも全廃されてしまったような車両もありますが、今回は今も全国で走る国鉄通勤形電車を紹介しましょう。近郊形、特急形電車や気動車まで紹介すると数が多すぎるので、今回はテーマをこれに絞ります。

このタイプでの現役は101系、103系、105系、201系、205系が残っていますが、205系はJR化後の製造がほとんどです。順に紹介していきましょう。


元国鉄101系の秩父鉄道1000系。すでに老朽化廃車が進み、写真のうち左端の秩父鉄道復刻色は引退済み。残る3編成のうち1編成は当初予定ではそろそろ引退のはず

103系。JR東日本、JR東海にも引き継がれたが、すでに全廃済み。国鉄通勤形電車の代名詞として大量生産された。写真は原型に近いHゴムを維持している和田岬線用の103系

103系はJR西日本において多く残る。それでもかなり減ったのだが。写真は阪和線の103系低運転台

こちらは関西本線、奈良線、おおさか東線用の103系。201系の投入で数を減らしている。関西本線系統は高運転台車が少ない

羽衣線の運用に入る103系低運転台。大幅な体質改善工事を受けた車両

大阪環状線の103系高運転台。201系の投入でだいぶ姿を見なくなったが、国鉄車両で国鉄車両を置き換えるという、JR西日本の苦しい台所事情が見て取れる

阪和線の103系高運転台。前面窓が1枚窓化されているJR西日本の延命改造車

JR西日本では改造車も少なくない。3500番台は2両編成化された播但線用の103系。国鉄時代なら、105系であっただろうか

元が103系とは思えない103系3550番台。加古川線電化開業時に、中間車を改造して登場した車両

JR九州が運用する筑肥線用103系1500番台。交流中心の九州で、閑散路線という理由で203系よりも後に製造された103系

105系。黄色と青の派手な塗装だが、これで国鉄オリジナルの塗装である。主に福塩線で運用されるが、岡山のローカル運用にも入っている

宇部線等で見られる105系のオリジナル車

和歌山線、桜井線、紀勢本線で運用される105系。103系からの改造車だが、105系オリジナル車両に合わせた前面になっているが、4扉なのは103系改造車の証である

このタイプは103系1000番台からの改造車

同じく広島地区で運用される105系。103系からの改造車

201系。オレンジバーミリオンをまとうが、中央本線からはすでに撤退済みで、この電車は大阪環状線の物。103系に替わって、大阪環状線の主力となっているが、すでに体質改善工事済みで側面が大幅に原型と異なる

201系の関西本線用。関西本線系統は103系もまだ多く残るが、6連の201系は奈良以西で活躍する

205系の武蔵野線用車両。武蔵野線はJR化後に専用の205系が導入されたが、103系の置きかえは山手線からの転出組で行われた。この際にVVVFインバータ化を施された車両も存在する

埼京・川越線の205系。基本的にJR化後に製造された205系。混雑対策で、6扉車を2両連結している

南武支線向け205系1000番台。同じ番台は西日本に先に存在したが、番号は被っていない

205系の川越・八高線向け3000番台。山手線からの転用改造車

仙石線の205系3100番台。山手線からの転用改造車で、前面は3000番台と変わらない。写真はロングシートの編成だが、一部に2Wayシート(クロス/ロング転換シート)の車両がある

205系3100番台のラッピング車「マンガッタンライナー」。車内も含めて石ノ森章太郎漫画のキャラクターにあふれている

205系の東海道・山陽本線投入用塗装。元々、関西での東海道・山陽本線での205系は水色ラインだったはずですが、なぜか321系準拠のラインに替わりました。ちなみに7連4本しか無いので、見かける機会は少ないです

阪和線用の205系1000番台。全てJR化後の製造で、運転台と反対側の窓が妙に大きいのが特徴的

すいません、205系の富士急行の転属車(6000系)はまだ撮ってません。
必然的に、JR西日本ばかりの紹介になってしまいますね。
これは、JR東日本での103系、105系、201系、203系、207系全廃に寄るところが大きいですね。残っているのは205系だけですし、国鉄時代に製造されたのは山手線の34編成240両だけですので。JR化後には様々なバリエーションも出てきましたけど。
JR東海も当初は中央西線で103系の運用がありましたが、わりと早いうちに313系へと置き換わりました。この影響で、JR東海には通勤形電車自体が存在しなくなっています。

ところで、JR東日本の205系はこれから山手線を追い出され、さらに武蔵野線、京葉線を追い出された車両達の転配が始まります。
ちょうど、一昨日ぐらいに情報が出ましたが、まずは日光線、東北本線小金井ー黒磯での投入になるようです。ただ、絵を見る限り京葉線用に製造された車両のようですが。
日光線、宇都宮線に205系リニューアル車投入(鉄道ホビダス)

残り少なくなった国鉄型車両。またそのうち、近郊型や特急形、気動車も紹介します。

<今も残る現役国鉄形シリーズ>
今も残る現役国鉄形客車
今も残る現役国鉄形機関車(SL除く)
今も残る現役国鉄特急形電車・気動車
今も残る現役国鉄一般形・通勤形・急行形気動車 西日本編
今も残る現役国鉄一般形・通勤形・急行形気動車 東日本編
今も残る現役国鉄近郊形・急行形電車
今も残る現役国鉄通勤形電車
番外
現役のSLはどれだけいるのか?
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