笛吹き朗人のブログ

器楽は苦手でしたがサラリーマンを終えた65歳から篠笛を習っています。篠笛を中心に日々のリタイア生活を紹介します。

唄口の調整

2013-08-24 22:47:07 | 日記
秋田の竿燈祭りに参加した帰りに、秋田市内の和楽器屋さんで来年に向けて「マイ4本調子」を買って来ました。

今年、会社の竿燈会の鳴り物責任者のSさんからお借りした物より一段上等の物にしました。(娘から、父の日のプレゼントをもらっていなかったので、回します)

勿論、購入時には実際に吹いてみて、吹きやすいものを選びました。

ところが、家に帰って練習してみたら、音が息苦しいのです。

慣れない笛のせいかと思っていましたが、毎日、笛慣らしのつもりで15分くらい吹いてましたが、どうも慣れません。

そこで、Sさんから借りた笛やいつも吹いているマイ7本調子と較べて見たら、唄口のサイズが小さいのです。

笛の方向が2ミリ、もう一方が1ミリ、それぞれ小さいのです。

唄口が小さいと言うことは、口から出る息の方向が正確で無くてはならないと言うことであり、また、唄口を通る息の量が少ない分、音が弱々しくなると言うことです

買う時には、もっぱら素早く音を落として行くところがやりやすい(つまり、右手の中指、薬指、小指で押さえる穴の間隔が広くないこと)に気持ちが一杯で、唄口のことは全く頭にありませんでした。

また、悩みました。

「この位なら、慣れれば何とかなるかな?」と思いました。

しかし、毎日の練習でストレスが貯まるばかりです。

「うーん」と考えました。

そして、小刀で削るかヤスリで削るしかないと決断しました。

一昨日、近所のホームセンターで、ヤスリを購入して来ました。

それでも、「音が出なくなったり、全く違う音になったらどうしよう」と躊躇しました。

そして、今日、課題曲、発表会の曲を7本調子で練習した後、「ダメになったらなった時に考えよう」と決断し、そろりそろりと唄口にヤスリを当て、少しずつ削りました。

ほぼ目標まで削り終わって吹いてみたら、なんと、音は変わり無く、息苦しさも無くなりました。

良かったです。

もともとは、笛の中は漆塗りですが、カルチャーセンターで何か塗料を探して来て塗ることにします。

よい子の皆さんは、決して真似しないで下さい。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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笛師誕生 (choco)
2013-08-24 23:23:26
唄口から入門の笛師誕生ですね!
次は竹選びからチャレンジしてみて下さい(^ ^)
ご銘は?
Unknown (Unknown)
2022-08-12 10:50:54
絶対に真似してはならない所業ですね。
悪い手本をありがとうございます。

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