今日は、夕方から、吉永小百合主演の「いのちの停車場」を観に行きました。
原作の小説は読んでいませんが、吉永小百合よりも、「いのち」に関わる映画であり、かつて3年間住んだ金沢を舞台にする映画と言うことで、観に行きました。(家内は、専ら、金沢の場面に期待です)
話のあらすじ等は、次のホームページを観て下さい。
https://eiga.com/movie/93211/special/
老若男女の様々な死の形に加えて安楽死の提起もあり、全編「死」をテーマにした映画ですが、新型コロナによる死の恐怖に覆われた今の日々の現実に比べると、少し緊迫感にかけることになったようで、残念です。
また、最後の場面の、医師である主人公と父親に関わる安楽死問題は、我々高齢者にとって身につまされる課題だが、医師である娘・父親それぞれ及び2人のやり取りの描き方に深みが足りなかったように感じました。
金沢を舞台にした作品とし幾つか気になったことを書き出すと、次の通りです。
★金沢は、浄土真宗が盛んな地であり、殆どの家に立派な仏壇がある。
意識的に避けたのか知らないが、仏教の死生観との関わりが描かれても良かったのではないか?
★金沢を舞台にしておきながら、全編、全員が標準語である。加賀弁の語尾の柔らかさがあると、「死」と言う厳しいテーマと対称的になり、コントラストがついたのではないか?
★雪の場面が何度かあったが、全て粉雪だった。
金沢の水分を含んだ重たい雪にすると、もっとしっとりとした場面になったのではないか?
★食べ物は、蒙古料理の店とラーメン屋、思い出の治部煮だったが、金沢と言えば、1年を通しての寿司、夏のイカ、冬の鰤、そして麺類はうどんです。
しゃぶしゃぶの美味い店もあります。
勿論、ビールも飲みますが、日本酒の酒どころです。
これらが出てこなかったのは残念でした。
最後に、女優陣は、皆さん金沢らしい美人揃いであり、かつ個性的で、芝居上手でしたが、男優陣は、個性はともかく、芝居は上手いとは言えませんでした。
映画を総じて言えば、原作のテーマに対する消化不良と映画としての深掘り不足、金沢についての調査不足と感じた。
欲張り過ぎかな?
ーーーーーーーーーーーー
私は、千葉県東金市出身の落語家、柳家吉綠さんを応援しています。
http://ja.Wikipedia.org/wiki/柳家吉綠
原作の小説は読んでいませんが、吉永小百合よりも、「いのち」に関わる映画であり、かつて3年間住んだ金沢を舞台にする映画と言うことで、観に行きました。(家内は、専ら、金沢の場面に期待です)
話のあらすじ等は、次のホームページを観て下さい。
https://eiga.com/movie/93211/special/
老若男女の様々な死の形に加えて安楽死の提起もあり、全編「死」をテーマにした映画ですが、新型コロナによる死の恐怖に覆われた今の日々の現実に比べると、少し緊迫感にかけることになったようで、残念です。
また、最後の場面の、医師である主人公と父親に関わる安楽死問題は、我々高齢者にとって身につまされる課題だが、医師である娘・父親それぞれ及び2人のやり取りの描き方に深みが足りなかったように感じました。
金沢を舞台にした作品とし幾つか気になったことを書き出すと、次の通りです。
★金沢は、浄土真宗が盛んな地であり、殆どの家に立派な仏壇がある。
意識的に避けたのか知らないが、仏教の死生観との関わりが描かれても良かったのではないか?
★金沢を舞台にしておきながら、全編、全員が標準語である。加賀弁の語尾の柔らかさがあると、「死」と言う厳しいテーマと対称的になり、コントラストがついたのではないか?
★雪の場面が何度かあったが、全て粉雪だった。
金沢の水分を含んだ重たい雪にすると、もっとしっとりとした場面になったのではないか?
★食べ物は、蒙古料理の店とラーメン屋、思い出の治部煮だったが、金沢と言えば、1年を通しての寿司、夏のイカ、冬の鰤、そして麺類はうどんです。
しゃぶしゃぶの美味い店もあります。
勿論、ビールも飲みますが、日本酒の酒どころです。
これらが出てこなかったのは残念でした。
最後に、女優陣は、皆さん金沢らしい美人揃いであり、かつ個性的で、芝居上手でしたが、男優陣は、個性はともかく、芝居は上手いとは言えませんでした。
映画を総じて言えば、原作のテーマに対する消化不良と映画としての深掘り不足、金沢についての調査不足と感じた。
欲張り過ぎかな?
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私は、千葉県東金市出身の落語家、柳家吉綠さんを応援しています。
http://ja.Wikipedia.org/wiki/柳家吉綠