tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

土曜日のジャガイモ(157)

2018-01-13 23:31:33 | 料理のサイエンス

エベレスト街道、ナムチェバザール(標高3440m)の今の時期の気温は、日中が5℃。日が落ちると-10℃ぐらいに下がる。日本の長野と同じような気温だが、雪はほとんど降らない。
雲行きが怪しくなって、その日泊まったロッジの窓から裏庭をのぞいたら、崖上の狭い畑でロッジのおかみさんが農作業。料理の必需品アルウ;Alu(ジャガイモ)の植え付けだ。今の時期に植えると4月~5月ぐらいの収穫になる。もう少し下に下がって、エベレスト街道の玄関口ルクラ(2860m)まで降りると、畑には野菜(青菜)の「サグ(sag)」の緑がこの時期でも目に鮮やかに写る。褐色の乾ききった土壌に慣れた目にはうれしい緑だ。

高地ペルー原産のジャガイモは、ネパールの高地でも重要な農作物。朝食に、練って寝かせた小麦粉を薄くのばしてじゃがいもを挟み込んでプレートで焼き上げた薄焼きポテト・サンド(アル・プラタ)にしたり、アルアチャール(ネパール風ポテトサラダ)にしたり。マスタードオイルで炒め揚げ(タレコ;Tareko;Taareko;Deep-fried)なんかもおいしい。

写真は日本から持って行ったサッポロポテト。
富士山頂である海抜3776mでは気圧は630hPa。エベレスト街道のヒマラヤの山々を間近に見られるビューポイント「シャンボチェの丘」(3,800m)は、富士山よりも少しだけ高い。それくらい高度が高く気圧が低いとポテトチップスの袋がパンパンに膨れ上がる。・・・なんてことを、ひたすら楽しみに登っていたエベレスト街道。もちろんのこと、気圧が低いため低酸素症(高山病)による頭痛にもかなりなやまされてた。


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