tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ニリンソウ咲く上高地(その6)

2008-06-22 19:01:31 | 上高地
 
 

【撮影地】上高地(明神池)(2008.5月撮影)
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梓川の水は清く澄んでいるが、汚染されていて飲む事は出来ないらしい。
河童橋から約1時間で明神池にたどり着く。眼前に迫力満点の明神岳が天を突いている。かつての上高地の主上条嘉門次の住んだ嘉門次小屋。小屋の脇から明神池へ。ここは安曇野穂高町の古社「穂高神社」の奥宮であり、安曇野の守神、穂高見命(ほたかみのみこと)を祭っている。上高地でもっとも神秘的な聖地。明神岳宮川谷からの沸き水をたたえる霊水は神秘的なほど澄んでいて、覗き込めば泳いでいた何匹もの岩魚が身を翻すのが見えた。

ニリンソウ咲く上高地(その5)

2008-06-21 23:59:36 | 上高地
 
 

【撮影地】上高地(河童橋)(2008.5月撮影)
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宿が建ち並ぶ一帯を過ぎると、喧騒は一気に高まりやがて河童橋にたどり着く。梅雨の合間のひと時で、昨日まで大荒れの天気だったというのに、橋の下も、そして橋の上も、穂高連峰をバックに記念写真を撮る人でいっぱいだ。河童橋から仰ぎ見る穂高連峰は、さすがに見事な景観。写真を撮るのに、最高のポイントかもしれない。

ニリンソウ咲く上高地(その4)

2008-06-20 23:58:13 | 上高地

 
 

【撮影地】上高地(河童橋付近)(2008.5月撮影)
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田代池に別れを告げ、田代橋、穂高橋というふたつの橋を渡り、林間をノンビリと歩く。途中の東屋に立ち寄り、宿の建ち並ぶ一帯の脇の梓川越しに六百山、三本槍を眺めながら朝食。おにぎりがうまい。一泊3万を越すあの高級ホテルは、ぼくには到底泊まれない。どこかの宿の温泉で満足することにしよう。


ニリンソウ咲く上高地(その3)

2008-06-19 20:52:35 | 上高地

 
 

【撮影地】上高地(田代池,木道)(2008.5月撮影)
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水面には濃い朝霧が立ち込めていた。ただいま、気温3℃。池の対岸はほとんど見えないが、最高に気持ちいい。大勢のカメラマンが、朝霧の晴れるのを待って、カメラを構えている。そのうち、風が出てきて霧が晴れてきた。あくまでも静かな大正池に映る焼岳の姿に見惚れる。池を優雅に泳ぐマガモの群れをぼんやり見つめながら、1時間ほど、ただのんびりした時間を過ごす。そして清浄な空気を胸いっぱいに吸い込んだあと、名残惜しさを振り切って、田代池に向かう湿地の上の木道を歩いた。

木道をしばらく歩き樹林帯を抜けると、梓川の涌き水で出来た田代池に着いた。5月の下旬。北アルプスの山々の雪解けで梓川の水量は豊かになり 木々も新緑で美しい。程良い残雪の穂高連峰と緑の木々、そして清き流れの梓川。ここでは、さらに多くのカメラマンが三脚にカメラを載せて水面に映る山々の写真を狙っていた。


ニリンソウ咲く上高地(その2)

2008-06-18 21:00:40 | 上高地
  
  

【撮影地】上高地(大正池)(2008.5月撮影)
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三宅島で、年にひと月だけ解放されるメガネ岩のダイビング。それに出かける週末の2日前に、予約を入れたダイビングサービスから、低気圧接近による海域のクローズが告げられた。大型の低気圧が西から東に日本列島を横断していき、その影響で週末の海は大荒れの予想だった。だが、低気圧の抜けつつある本州では、週末は快晴の天気予報。ダイビング機材をすでに三宅島に送ってしまっていたぼくは、ダイビングをあきらめて、20年に近い想いを果たすために深夜バスでの上高地行に目的地を、急遽、変えたのだった。

土曜の夜の9時30分に横浜を出た深夜高速バスは、約8時間をかけて上高地に到着した。空は快晴で、車窓から見る雪をいだいた焼岳や、カーブを曲がった途端、目の前に飛び込んできた朝日に輝く穂高連峰にぼくは言葉を失っていた。
終点の上高地バスターミナルのふたつ手前、大正4年の焼岳の爆発で梓川がせき止められてできた大正池でバスを降りる。満員だった乗客のほとんどは終点のバスターミナルまで行くらしく、ほんの数名が大正池で降りただけだった。