AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

秋元康 「僕はAKBの中では指原莉乃を推している」の意味(総選挙分析ライター)

2012-01-04 07:27:38 | チームA・チームK・SDN48
秋元康 「僕はAKBの中では指原莉乃を推している」の意味(総選挙分析ライター)
 
冒頭の言葉は、2012年1月2日夜に放映された「NHK新春TV放談2012」でAKB48の総合プロデューサー秋元康による発言である。
 
秋元康は現在日本で最も人気があり注目を浴びているAKB48の総合プロデューサーであり、なおかつAKB48が歌う全曲の作詞を創りあげていることから、AKB48においてもさらに広げて芸能界においても影響力は大きい。その彼がNHKという公共放送の中で非常にたくさんのメンバーがいる中、ただ1人「指原莉乃」の実名を挙げて「推している」と公言することは相当の意味がある。
 
以下に指原莉乃に関して秋元康が語った部分の放送内容を再現し、秋元が何を言おうとしたのか考えてみた。
 
2012年1月2日「NHK新春TV放談2012」より
(秋元康)僕はAKBの中では指原莉乃を推しているです。
(大根仁)いいんですか、そんなこと言って。
(秋元康)全然全然。
(千原ジュニア)指原莉乃は推しメンなんですか?
(秋元康)ええ。
(秋元康)指原莉乃というのは、これはもうみごとにダメなんですよ。結果を出さない奴なんですよ。
(千原ジュニア)僕もあの~。「(笑って)いいとも」
(秋元康)ええ、一緒にやっていただいているじゃないですか。
いろんなチャンスを与えるんですけど、ことごとくダメなんですよ。結果を出さないんですよ。いろんないい番組出させていただいても「イヤーしゃべれませんでした。」あのヘタレ感がなんかこう勇気づけられるんですね。
<全体笑い>
あれでどんどんどんどん大島みたいにどんどんどんどんこなしてぱんぱんいくとアレだけど、指原のなんかこの全然ダメ感が、日本を元気にするような、あいつだってがんばってるんだからという。
<全体笑い>
(司会NHKアナウンサー)勇気をもらえるという・・・。
(秋元康)あれはすごいですよ。指原って。
120102「NHK新春TV放談2012」映像


・・・・
(司会NHKアナウンサー)(KARA・少女時代と)AKBとの違いは?同じアイドルですけれども。
(秋元康)指原を筆頭に私でもなれるというところがいいところ。あれだけ人数いるんだからわたしでも入れるんじゃないか。実際入れるんですよ。
<全体笑い>
(秋元康)そこがおもしろいじゃないですか。KARAとか少女時代とかああいうふうになろうと思わない。相当自信がないと。KPOPは完成してから、ずっとずっとレッスンして厳しいのを超えて、それからスタートする。それから見る。AKBは初めから入ったところから見せる。未完成がおもしろい。
 
 
上記の会話を丹念に追ってみると秋元の言いたいことは以下のようだ。
 
指原は誰でもなれそうな(=私でもなれる)アイドルで、何度チャンスを与えられても結果を出せないヘタレだけれども、それでもへこたれずに、すごくがんばっている。その姿はそれをまわりで見ている日本の人達を勇気づける。だから私(秋元康)はそういう指原莉乃を推します。
 
これをもう少し意訳して平易に言うと、普通の子である指原は、(大島と違って)チャンスを生かせないヘタレだけれども、AKB48や芸能、被災者支援などの活動をすごくがんばってやっている。この姿をAKBのファンやAKBを見ている日本の一般の人達は見ていて、その姿に勇気づけられている。指原にはそういう人を勇気づける魅力がある。だからそういう指原を、私(秋元康)は応援する。
 
仮にもし、この解釈がある程度、的を得ていたとした場合には、指原推し=日本推し(がんばれ日本)というところかもしれない。
 
ただし、いくら公共心(日本推し)から発した発言(?)であったとしても、大きな影響力を持つ人(権力者)が、特定の個人(指原)を推すということを公共放送で公言した場合、本人(秋元康)の意図とは別の解釈をする人も当然出てくるし、名指しされた個人(指原)にも影響が及ぶので、オトナの発言としては、個人を特定してしまうような発言は控えるべきだったろう。
 
 
参考までに、秋元の過去の指原に対する発言をたどってみると、一昨年(2010年)12月インセプションアワード記者会見の席では、「僕は指原に真顔で進めているのは放送作家にならないか。ブログがすごくおもしろい。書くことにすごく力がある。まあ多分あと何年かしたらAKBの裏方として番組の構成とかやっている。」程度でこの時点ではアイドルとしてはたいして活躍しないと見ていたようだ。
 
インセプション アワード2010年12月7日 記者会見より
(指原)秋元先生は本当にすばらしい方だと思いますが、秋元先生でも見抜けていないところがあると思いまして、今ここで発表させていただきたいと思います。私は秋元先生の夢の中に入って、情報を操作して指原をセンターにするというすばらしい計画を実行したいと思います。壮大な計画です。
(秋元)この映画を見るとセキュリティチームがいて阻止しようとする、大丈夫ですか。
(指原)大分県の生んだ最新の技術でそこはスリッと抜けたいと思います。・・・・・・・・・・・・・・・
(指原)一度、前田敦子さんと大島優子さんを忘れていただくというカタチから入る、まだまだ上の選抜メンバーの方がいるので、指原がすごく魅力的に見えるようにするという方法をとって「あれっ、前田敦子じゃネ」ぐらいの感じで見ていただけるように。
(秋元)だいたいあんまりしゃべる奴はセンターになれない。昔から売れるアイドルですごくおしゃべりな人はいない。そこに指原は果敢にもいどんでくる。
(指原)ハイ、新規参入ということで。
(秋元)僕は指原に真顔で進めているのは放送作家にならないか。ブログがすごくおもしろい。書くことにすごく力がある。まあ多分あと何年かしたらAKBの裏方として番組の構成とかやっている。
(指原)なんで今センターになりたいと言っているのに。
(秋元)元センターで(今裏方の指原さん)・・・
 
 
しかし、それが2011年8月のEXILE魂では、指原の紹介に際して、「本流ではなく後ろの方で2.5秒しか映っていなかったが、そこから這い上がってきた。」という表現を使い、並々ならぬ努力をして底辺を脱し陽の目が当たる地位を獲得(メディア選抜入り、選抜総選挙9位)したことを強調、評価している。
 
2011年8月21放送の「EXILE魂」より
(秋元)指原です。つき指の指に関が原の原と書いて。
(指原)もっと普通に指と原と書いて。
(秋元) 企画ものです。
(指原)失礼。失礼。失礼。
(秋元)本流ではなく後ろの方で2.5秒しか映っていなかったですが、そこから這い上がってきた。2.5秒ですよ。ミュージックビデオが。
(指原)5分間の中で。
(秋元)食べ物でもなんでも飽きるじゃないですか。ちょっと変わったものが「スン」と入ると、なっ。
(指原)ハイ、そうですね。
(秋元)AKBの中の珍味担当です。
(指原)え~。けっこう恥ずかしい感じです。
 
 
最近放映された「笑っていいとも」(2011年12月)では、「指原が地味なところを逆にファンがサッシー頑張れと応援してくれる」という言い方をしており、指原の魅力が前述したように「チャンスを生かせないヘタレだけれども凄く頑張っている」とは言っていない。
ただ、最後に「でもかわいいですよ、指原は。」という一言があり、このころすでに指原を推していた可能性がある。
 
2011年12月23日「笑っていいとも」より
指原地味ですから。指原は一番最初にミュージックビデオに出しても映らない、監督が指原を映さない。指原は忘れられている。今は「いいとも」に出してもらって人気急上昇中なのに2月に出すミュージックビデオをこないだ見たら全然映っていない。なんか背後霊のように見えるのかな。そこがファンの皆さんがサッシー頑張れと言ってくれているところではないか。投票で指原9位ですよ。タモリさんから見ても指原地味でしょう。(地味だけど自由にのびのびやっている(タモリの発言)。)本人はもともと大分出身で、ハロプロ、アイドルが大好きで「私(指原)もいけるのではないか」とちょっと自信があったらしい。大分ではハロプロの女の子のファンで、かわいい子がいるらしいということで、けっこう有名だった。鹿児島にもハロプロのファンでかわいいと言われている柏木由紀というのがいて、この二人が九州ではオンナオタでは有名だったらしい。それで指原はいけるんじゃないかと思ってAKBのオーディション受けに来て、周りにいっぱいかわいい子がいてだんだん落ちていく。いわゆる少年野球の時にけっこういけたが、野球の進学校に行ったらちょっと後退する感じ。でもそれが指原の奇跡ですから。びっくりです。最近オーディションやると若い12、13歳の子が将来の目標は誰ですかと聞くと「指原さん」と答える。びっくりですよ。目標指原、「ちっちゃー」て感じでしょう。でもかわいいですよ、指原は。
 
以上



「指原莉乃のすべての関連記事」
「AKB48グループメンバー記事一覧」
「AKB48選抜総選挙分析他分析記事一覧」



「過去のAKB48G関係の映像を見たい方へ」
「AKB48 メジャーシングル曲TV映像一覧 1」
「AKB48 メジャーシングル曲TV映像一覧 2」
「AKB48 楽曲一覧(メジャーシングル曲を除く、あいうえお順)」
「AKB48 楽曲一覧4、コンサート、チームサプライズ映像」
「AKB48 秋元、板野、大島麻、大島優、小野、河西、柏木、北原、小嶋、指原、篠田映像」
「AKB48 島崎、高城、高橋、前田、松井珠・玲、峯岸、宮澤、山本、横山、渡辺麻・美映像」
「HKT48、NMB48、SKE48、派生ユニット映像」
「AKB48 TV番組映像」
 

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« はるごん、勝手にサンキュ!(... | トップ | 筒美京平が、AKB48の曲を作る... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (itohen)
2012-01-05 00:08:36
いつも興味深く読ませて頂いてます。


私はハッキリ言って、さっしーを推す発言はどうでもいいんです。

私にとっての問題発言は、せっかく鈴木おさむさんが大島優子ちゃんのことを褒めてくれたのに、「子役から芸能界にいるから」の一言で済ませたことです。いつも、秋元さんは優子ちゃんに対して“子役だった子”という思いで見ているんですよね。子役だったのは事実ですが、とても一生懸命努力していることでしょう。まぁ実際、優子ちゃんに厳しい面があるとしても、番組内で言わないでほしい。


せっかくの評価が台無しじゃないか!!!
腹立たしくて、腹立たしくて・・・。

発言に責任を持ってほしい。
返信する
さっしー愛されてますよね (よしお)
2012-01-05 02:21:53
別冊カドカワ 総力特集 秋元康http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=201012000469
こちらで、秋元氏が「僕って実はさしこ」って発言をしてます。是非ご一読を
返信する
質問です (けんけん)
2012-02-26 20:54:38
いつも楽しく拝見しています。さっしー推しなのでさっしーの記事が載ると嬉しいです。質問なのですが、デビュー曲発売日の5月2日は秋元康先生の誕生日です。また秋元先生自身がさっしー推しと公言しています。さらに総選挙(決定していないですがおそらくあるものとして)も近いです。avex側の意向でしょうがやはり何か戦略的な考えがあるのでしょうか?ファンとしては早くフライングゲットしたいのですがさっしーにとって良い事ならまあいいかなと思います。よろしければご回答ください。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

チームA・チームK・SDN48」カテゴリの最新記事