アイドル縛りで鑑賞するミュージカル ロンドンの平嶋夏海 ロンドンの山口百恵 (ナッキー)
今月はロンドンに長期出張中で、週末に、アイドル縛りで、ミュージカル鑑賞を。
アイドル縛りとは、「アイドルと何らかの関係がある」で、日本で見る映画を選ぶ時に自分の中で条件としています。
イギリスには日本型のアイドルがいるはずもなく、ここでは、「日本で上演されたら、アイドルが出演する可能性がある」ミュージカルを見るくらいの縛り。
過去に、ロンドン3年間、ニューヨーク4年間、アイドルのいない地で生活したことがありますが、そこで見たアイドル縛りミュージカルベスト2は、
42nd Street (四十二番街)
田舎娘のペギーが、主演女優のケガによって代役に抜擢され、一躍ブロードウェイ・ショーのスターに成長していくまでのバックステージ・ストーリー。
あらすじを読むだけで、AKB48で、是非舞台化して欲しいと、提案したいミュージカルです。多くのダンサーが出演するので、AKB48にはぴったり。
マイ・フェア・レディ
下町娘のイライザは、ヒギンズの指導により、上流階級の話し方をマスターすることに。こちらは、宝塚で舞台化されているので、AKB48が対抗するには、ハードルが高いかも。Wikiによると、「1963年の東京宝塚劇場の公演の時に、日本では初めてカーテンコールの習慣が始まったとされている。」
さて、若い女性が主演しているミュージカルがないか、ロンドンの新聞を読みながら、とても安易に、「オズの魔法使い」を選びました。
新宿コマで見た記憶があり、現在高校1年の息子が、竜巻のシーンで泣き出した(幼稚園くらい)の頃。主演が誰だったか思い出せない。アイドル縛りで見たはずなのに。
早見優が主演したのは、1989年(デビュー8年目)。私が見たのは2000年くらい。
Wikiで調べたところ、サン・ミュージック事務所の後輩の安達祐実でした。
ロンドンで見た「オズの魔法使い」
4月17日日曜日 15時―17時半
劇場:London Palladium
古い劇場で2階ロビーに昔のポスター・主演した俳優の写真が飾ってありました。
秋元康は、AKB48を10年続けると言っていますが、秋葉原のシアターには、現役メンバーだけでなく、卒業メンバーの写真も飾って欲しいと思います。
(全員ではなく、厳選でよいから。既卒業生では、大島麻衣と小野恵令奈は掲載の価値はあるかと。)
当日券を買いに、Box Officeへ。「舞台が見にくい席しか残っていませんが、25ポンドです。」と言われましたが、最前列の左端の席を購入。
一番高い席で、62ポンド(8000円)、25ポンド(3000円)はお得でした。
1列目の席について、会場を見回したところ、舞台のそでの客席が目立ちました。
こちらの写真の右端です。豪華なテラス風になっていて、席の位置は、1階席と2階席の間、2階席と3階席の間、3階席と同じ高さ。古風な礼服をまとった男性4人組が座っていました。大相撲で言う維持員席みたいなものなのかもしれません。
10年前に新宿コマで見たはずの舞台ですが、前回の記憶が残っておらず、新鮮な目で見ることができました。ロンドンの会社の同僚(音楽の趣味はロック、ミュージカルは初観戦)と一緒に見ましたが、彼は、「イギリスの文化はすごい、舞台の仕掛けが大掛かりで驚いた。」という感想でした。
最前列だったので、舞台の手前のオーケストラをのぞいて見ることができました。後ろの方で演奏している方の楽譜の上に、モニターで指揮者が映っているのが、面白かったです。
こちらの記事では、「アイドルは普遍的文化になることができるか」と問いかけましたが、アイドルに比べて、ミュージカルは、ずっと普遍的な文化であると認めざるをえません。
普遍的とは、「誰が見ても楽しめる」文化。
オーケストラという生演奏。
ミュージカル歌唱(当然、アイドル歌唱とは違います)という生歌。
広いステージでの大勢のダンサーの踊り。
魔女や、(monkeyと言われていたが、背中に羽の生えた)悪魔が、突如天井から降りてくる舞台仕掛け。 天井からステージに降りるだけではなく、客席の上の天井から、客席の7列目くらいに魔女が歌いながら降りてくるシーンは迫力がありました。
英語が分からなくても、誰もが楽しめるステージだったと思います。
カラオケ、口パクのアイドルのステージが、普遍性を持つには、よほど強い何かが必要でしょう。
「オズの魔法使い」ですから、家族連れ、子供の観客が多かったのですが、子供向けでありながら、一流のステージを演出してみせるところがすごかった。
私は、伊藤つかさのファンだったので、「不思議の国のアリス」も、「シンデレラ」も見ていますが、こちらは明らかに、子供向け、アイドルのミュージカル (言い換えると、一流ではない)舞台でした。 伊藤つかさファンにとっては、それが(一流でないことが)たまらない魅力なのではありますが、普遍性では負けているなあ、と。
オーケストラの指揮者が立っても舞台をさえぎらないように、舞台は高いところにあります。このため、最前列は、舞台後方と、出演者の足が見えません。
秋葉原のシアターの最前列で見ると、顔を上に上げないとメンバーの顔が見えず、普通に正面を見るとメンバーの足しか見えません。私は、首に病気持ちなので、疲れると、メンバーの足ばかりを見てしまうことがあります。
足が見えないで残念な最前列でしたが、魔女が魔法で、火攻めにする場面は、舞台の火の熱と、火薬の匂い を感じる距離でした。
舞台を近くで見たので、出演者が、おでこ(または、髪の毛)にマイクを仕掛けていることを、知りました。口とおでこは、ハンドマイクと比べると、距離がありますが、性能のよいマイクと、声量のある歌唱のなせるわざなのでしょう。
“ If we only had a plan” (計画して行動しさえしていたなら という意味?) という歌詞の歌を聴いて、 A2 「恋のPLAN」を思い出しました。
YoutubeでチームBバージョンを探しましたが見つからず。佐伯美香さんが歌っていました。
表題の「ロンドンの平嶋夏海」は、主役のドロシー(役名)を、平嶋夏海が演じていると、脳内で仮想しながら見ていたから。
「オズの魔法使い」は、アメリカは、カンサスの田舎の農場が舞台で、大地を踏みしめて生きるたくましい女の子のイメージ、70年代だったら山口百恵、現代なら平嶋夏海が、適役かと。
ナッキー
今月はロンドンに長期出張中で、週末に、アイドル縛りで、ミュージカル鑑賞を。
アイドル縛りとは、「アイドルと何らかの関係がある」で、日本で見る映画を選ぶ時に自分の中で条件としています。
イギリスには日本型のアイドルがいるはずもなく、ここでは、「日本で上演されたら、アイドルが出演する可能性がある」ミュージカルを見るくらいの縛り。
過去に、ロンドン3年間、ニューヨーク4年間、アイドルのいない地で生活したことがありますが、そこで見たアイドル縛りミュージカルベスト2は、
42nd Street (四十二番街)
田舎娘のペギーが、主演女優のケガによって代役に抜擢され、一躍ブロードウェイ・ショーのスターに成長していくまでのバックステージ・ストーリー。
あらすじを読むだけで、AKB48で、是非舞台化して欲しいと、提案したいミュージカルです。多くのダンサーが出演するので、AKB48にはぴったり。
マイ・フェア・レディ
下町娘のイライザは、ヒギンズの指導により、上流階級の話し方をマスターすることに。こちらは、宝塚で舞台化されているので、AKB48が対抗するには、ハードルが高いかも。Wikiによると、「1963年の東京宝塚劇場の公演の時に、日本では初めてカーテンコールの習慣が始まったとされている。」
さて、若い女性が主演しているミュージカルがないか、ロンドンの新聞を読みながら、とても安易に、「オズの魔法使い」を選びました。
新宿コマで見た記憶があり、現在高校1年の息子が、竜巻のシーンで泣き出した(幼稚園くらい)の頃。主演が誰だったか思い出せない。アイドル縛りで見たはずなのに。
早見優が主演したのは、1989年(デビュー8年目)。私が見たのは2000年くらい。
Wikiで調べたところ、サン・ミュージック事務所の後輩の安達祐実でした。
ロンドンで見た「オズの魔法使い」
4月17日日曜日 15時―17時半
劇場:London Palladium
古い劇場で2階ロビーに昔のポスター・主演した俳優の写真が飾ってありました。
秋元康は、AKB48を10年続けると言っていますが、秋葉原のシアターには、現役メンバーだけでなく、卒業メンバーの写真も飾って欲しいと思います。
(全員ではなく、厳選でよいから。既卒業生では、大島麻衣と小野恵令奈は掲載の価値はあるかと。)
当日券を買いに、Box Officeへ。「舞台が見にくい席しか残っていませんが、25ポンドです。」と言われましたが、最前列の左端の席を購入。
一番高い席で、62ポンド(8000円)、25ポンド(3000円)はお得でした。
1列目の席について、会場を見回したところ、舞台のそでの客席が目立ちました。
こちらの写真の右端です。豪華なテラス風になっていて、席の位置は、1階席と2階席の間、2階席と3階席の間、3階席と同じ高さ。古風な礼服をまとった男性4人組が座っていました。大相撲で言う維持員席みたいなものなのかもしれません。
10年前に新宿コマで見たはずの舞台ですが、前回の記憶が残っておらず、新鮮な目で見ることができました。ロンドンの会社の同僚(音楽の趣味はロック、ミュージカルは初観戦)と一緒に見ましたが、彼は、「イギリスの文化はすごい、舞台の仕掛けが大掛かりで驚いた。」という感想でした。
最前列だったので、舞台の手前のオーケストラをのぞいて見ることができました。後ろの方で演奏している方の楽譜の上に、モニターで指揮者が映っているのが、面白かったです。
こちらの記事では、「アイドルは普遍的文化になることができるか」と問いかけましたが、アイドルに比べて、ミュージカルは、ずっと普遍的な文化であると認めざるをえません。
普遍的とは、「誰が見ても楽しめる」文化。
オーケストラという生演奏。
ミュージカル歌唱(当然、アイドル歌唱とは違います)という生歌。
広いステージでの大勢のダンサーの踊り。
魔女や、(monkeyと言われていたが、背中に羽の生えた)悪魔が、突如天井から降りてくる舞台仕掛け。 天井からステージに降りるだけではなく、客席の上の天井から、客席の7列目くらいに魔女が歌いながら降りてくるシーンは迫力がありました。
英語が分からなくても、誰もが楽しめるステージだったと思います。
カラオケ、口パクのアイドルのステージが、普遍性を持つには、よほど強い何かが必要でしょう。
「オズの魔法使い」ですから、家族連れ、子供の観客が多かったのですが、子供向けでありながら、一流のステージを演出してみせるところがすごかった。
私は、伊藤つかさのファンだったので、「不思議の国のアリス」も、「シンデレラ」も見ていますが、こちらは明らかに、子供向け、アイドルのミュージカル (言い換えると、一流ではない)舞台でした。 伊藤つかさファンにとっては、それが(一流でないことが)たまらない魅力なのではありますが、普遍性では負けているなあ、と。
オーケストラの指揮者が立っても舞台をさえぎらないように、舞台は高いところにあります。このため、最前列は、舞台後方と、出演者の足が見えません。
秋葉原のシアターの最前列で見ると、顔を上に上げないとメンバーの顔が見えず、普通に正面を見るとメンバーの足しか見えません。私は、首に病気持ちなので、疲れると、メンバーの足ばかりを見てしまうことがあります。
足が見えないで残念な最前列でしたが、魔女が魔法で、火攻めにする場面は、舞台の火の熱と、火薬の匂い を感じる距離でした。
舞台を近くで見たので、出演者が、おでこ(または、髪の毛)にマイクを仕掛けていることを、知りました。口とおでこは、ハンドマイクと比べると、距離がありますが、性能のよいマイクと、声量のある歌唱のなせるわざなのでしょう。
“ If we only had a plan” (計画して行動しさえしていたなら という意味?) という歌詞の歌を聴いて、 A2 「恋のPLAN」を思い出しました。
YoutubeでチームBバージョンを探しましたが見つからず。佐伯美香さんが歌っていました。
表題の「ロンドンの平嶋夏海」は、主役のドロシー(役名)を、平嶋夏海が演じていると、脳内で仮想しながら見ていたから。
「オズの魔法使い」は、アメリカは、カンサスの田舎の農場が舞台で、大地を踏みしめて生きるたくましい女の子のイメージ、70年代だったら山口百恵、現代なら平嶋夏海が、適役かと。
ナッキー