第3回選抜総選挙分析10 AKB48 TV番組の視聴率
「AKB48の視聴率はまだまだ伸びる余地が有る。」
第3回選抜総選挙においてトップに返り咲いた前田敦子が7月からフジテレビ系列で「花ざかりの君たちへ～イケメン☆パラダイス～2011」に主役で出ているが視聴率が思っていたほど上がらず苦戦中との報道が流れている。
(7/10 10.1%、7/17 6.0%、7/24 7.9%)
そもそもAKB48のTV上での実力は昨年から今年にかけてどのような状況にあったのか。
TV番組の実力は前回の「第３回選抜総選挙分析9-2 」で述べたとおり「視聴率(平均世帯視聴率)」で測定し、この「視聴率」データについては現在ビデオリサーチ社が測定・販売し、国立国会図書館でビデオリサーチ社発行の「テレビ個人視聴率週報」を閲覧することにより入手可能である。
10年6月から11年7月10日の週までのAKB48関連の番組の視聴率を分析してみた。
下表はWikipediaの「AKB48」に掲載されているAKB48がここ一年間に出演した主なTV番組とその放映日、視聴率の一覧表である。
AKBが出演したバラエティー番組の平均視聴率は「AKBINGO! 3.60% 日テレ」、「有吉AKB共和国 2.12% TBS」、「週刊AKB 1.61% テレビ東京」、「AKB600sec 2.61% 日テレ」、「なるほどハイスクール 8.40% 日テレ」となっており、ゴールデンタイムの「なるほどハイスクール」でも8%台、他は1～3%台と決して高い視聴率ではない。
また、ドラマでは「桜からの手紙 6.30% 日テレ」が深夜放送にもかかわらず6%台と善戦したが、「マジすか学園２ 3.73% テレビ東京」はそれほど高くない実績で終了した。
メンバー単独では前田敦子のドラマ「Q10 10.9% 日テレ」と指原莉乃の深夜のバラエティー番組「さしこのくせに 1.82% TBS」があり、Q10は10%を超える実績を残した。
表には掲載していないが、他にも単独の特別番組やドキュメンタリーがあり、その視聴率は下記のとおりである。
・ 「MUSIC JAPAN Presents AKB48リクエストSPECIAL 2010年11月8日 NHK 2.6%」
・ 「あけましてAKB! 2011年もガチでいきます。生で晴れ着で全員集合、大新年会スペシャル2011年1月1日 日テレ6.6%」
・ 「もうひとつのAKB48ドキュメンタリー「1ミリ先の未来」 2011年1月8日 NHK 2.2%」
総じて言えることは、昨年の第２回選抜総選挙以降AKBの人気が上昇しCDやDVDの売上が100万枚を突破、TVでの露出回数も増えているにもかかわらずAKBのレギュラー番組、特別番組で視聴率が格段に高かったものはない。
また、人気が10年後半から11年春にかけて急上昇したがレギュラー番組の視聴率にはその人気を反映した顕著な変化はなかった。このことは11年4月よりゴールデンタイムに放送が開始された日テレの「なるほどハイスクール」の視聴率が平均で8.4%と二桁に届かないところにも現れている。
AKBINGO、有吉AKB共和国、週刊AKB、Q10、さしこのくせに、マジすか学園2視聴率10年6月～11年7月(%)
akbin ・ 視率 ・ 有吉a ・ 視率 ・ 週刊a ・ 視率
06/02 ・ 3.60 ・ 05/31 ・ 1.70 ・ 06/04 ・ 中止
06/09 ・ 3.60 ・ 06/07 ・ 1.30 ・ 06/11 ・ 2.00
06/16 ・ 2.70 ・ 06/14 ・ 2.70 ・ 06/18 ・ 2.10
06/23 ・ 3.40 ・ 06/21 ・ 1.70 ・ 06/25 ・ 1.50
06/30 ・ 3.80 ・ 06/28 ・ 1.90 ・ 07/02 ・ 0.80
07/07 ・ 4.60 ・ 07/05 ・ 1.90 ・ 07/09 ・ 1.80
07/14 ・ 3.00 ・ 07/12 ・ 2.30 ・ 07/16 ・ 1.30
07/21 ・ 3.60 ・ 07/19 ・ 1.70 ・ 07/23 ・ 2.20
07/28 ・ 3.00 ・ 07/26 ・ 1.90 ・ 07/30 ・ 1.70
08/04 ・ 4.20 ・ 08/02 ・ 2.10 ・ 08/06 ・ 1.30
08/11 ・ 4.70 ・ 08/09 ・ 1.80 ・ 08/13 ・ 1.10
08/18 ・ 3.30 ・ 08/16 ・ 1.90 ・ 08/20 ・ 1.10
08/25 ・ 3.50 ・ 08/23 ・ 2.80 ・ 08/27 ・ 1.80
09/01 ・ 4.50 ・ 08/30 ・ 1.90 ・ 09/03 ・ 1.50
09/08 ・ 3.50 ・ 09/06 ・ 2.50 ・ 09/10 ・ 1.10
09/15 ・ 2.20 ・ 09/13 ・ 2.20 ・ 09/17 ・ 0.50
09/22 ・ 4.10 ・ 09/20 ・ 2.10 ・ 09/24 ・ 1.70
09/29 ・ 3.50 ・ 09/27 ・ 1.70 ・ 10/01 ・ 0.80
10/06 ・ 3.90 ・ 10/09 ・ 1.90 ・ 10/08 ・ 1.50 ・ ,Ｑ10 ・ 視率
10/13 ・ 3.50 ・ 10/14 ・ 2.80 ・ 10/15 ・ 1.60 ・ 10/16 ・ 15.3
10/20 ・ 2.80 ・ 10/21 ・ 2.10 ・ 10/22 ・ 1.30 ・ 10/23 ・ 10.2
10/27 ・ 2.90 ・ 10/28 ・ 1.80 ・ 10/29 ・ 0.90 ・ 10/30 ・ 10.7
11/01 ・ 4.10 ・ 11/04 ・ 1.00 ・ 11/05 ・ 2.00 ・ 11/06 ・ 11.2
11/10 ・ 2.70 ・ 11/11 ・ 1.80 ・ 11/12 ・ 1.20 ・ 11/13 ・ 10.9
11/17 ・ 3.60 ・ 11/18 ・ 2.10 ・ 11/19 ・ 2.50 ・ 11/20 ・ 10.3
11/24 ・ 3.70 ・ 11/25 ・ 中止 ・ 11/26 ・ 1.10 ・ 11/27 ・ 10.9
12/01 ・ 4.50 ・ 12/02 ・ 2.20 ・ 12/03 ・ 1.00 ・ 12/04 ・ 8.80
12/08 ・ 中止 ・ 12/09 ・ 2.80 ・ 12/10 ・ 1.60 ・ 12/11 ・ 10.1
12/15 ・ 3.00 ・ 12/16 ・ 1.70 ・ 12/17 ・ 1.60 ・ 0平均 ・ 10.9
12/22 ・ 3.30 ・ 12/23 ・ 1.80 ・ 12/24 ・ 1.90 ・
12/29 ・ 4.50 ・ 12/30 ・ 中止 ・ 12/31 ・ 中止 ・
01/05 ・ 3.10 ・ 01/06 ・ 2.10 ・ 01/07 ・ 1.90 ・ さしこ 0 視率
01/12 ・ 4.00 ・ 01/13 ・ 2.30 ・ 01/14 ・ 1.70 ・ 01/11 ・ 1.90
01/19 ・ 3.50 ・ 01/20 ・ 2.30 ・ 01/21 ・ 1.20 ・ 01/18 ・ 1.90
01/26 ・ 3.70 ・ 01/27 ・ 1.80 ・ 01/28 ・ 1.60 ・ 01/25 ・ 2.10
02/02 ・ 3.50 ・ 02/03 ・ 2.10 ・ 02/04 ・ 1.90 ・ 02/01 ・ 1.30
02/09 ・ 2.50 ・ 02/10 ・ 1.70 ・ 02/11 ・ 2.40 ・ 02/08 ・ 1.70
02/16 ・ 2.60 ・ 02/17 ・ 1.40 ・ 02/18 ・ 1.00 ・ 02/15 ・ 1.00
02/23 ・ 2.80 ・ 02/24 ・ 2.00 ・ 02/25 ・ 1.60 ・ 02/22 ・ 1.70
03/02 ・ 4.60 ・ 03/03 ・ 1.30 ・ 03/04 ・ 2.20 ・ 03/01 ・ 1.50
03/09 ・ 4.60 ・ 03/10 ・ 2.40 ・ 03/11 ・ 中止 ・ 03/08 ・ 1.20
03/16 ・ 3.70 ・ 03/17 ・ 1.40 ・ 03/18 ・ 中止 ・ 03/15 ・ 中止
03/23 ・ 3.40 ・ 03/24 ・ 2.10 ・ 03/25 ・ 2.10 ・ 03/22 ・ 1.50
03/30 ・ 2.80 ・ 03/31 ・ 2.50 ・ 04/01 ・ 2.20 ・ 03/29 ・ 2.10
04/06 ・ 2.70 ・ 04/07 ・ 2.70 ・ 04/08 ・ 2.10 ・ 04/05 ・ 3.10 ・ マ学2 ・ 視率
04/13 ・ 3.80 ・ 04/14 ・ 2.60 ・ 04/15 ・ 1.10 ・ 04/12 ・ 1.50 ・ 04/15 ・ 4.90
04/20 ・ 2.80 ・ 04/21 ・ 1.70 ・ 04/22 ・ 1.60 ・ 04/19 ・ 1.40 ・ 04/22 ・ 3.60
04/27 ・ 4.00 ・ 04/28 ・ 1.60 ・ 04/29 ・ 2.30 ・ 04/26 ・ 1.80 ・ 04/29 ・ 3.80
05/04 ・ 3.70 ・ 05/05 ・ 2.00 ・ 05/06 ・ 2.20 ・ 05/03 ・ 2.70 ・ 05/06 ・ 3.50
05/11 ・ 2.20 ・ 05/12 ・ 2.80 ・ 05/13 ・ 2.00 ・ 05/10 ・ 2.10 ・ 05/13 ・ 3.70
05/18 ・ 4.10 ・ 05/19 ・ 3.20 ・ 05/20 ・ 2.20 ・ 05/19 ・ 2.20 ・ 05/20 ・ 3.70
05/25 ・ 5.30 ・ 05/26 ・ 2.00 ・ 05/27 ・ 2.00 ・ 05/24 ・ 1.20 ・ 05/27 ・ 3.60
06/01 ・ 3.50 ・ 06/02 ・ 1.90 ・ 06/03 ・ 0.80 ・ 05/31 ・ 1.20 ・ 06/03 ・ 3.60
06/08 ・ 3.70 ・ 06/09 ・ 4.50 ・ 06/10 ・ 1.30 ・ 06/07 ・ 2.00 ・ 06/10 ・ 4.40
06/15 ・ 3.40 ・ 06/16 ・ 2.70 ・ 06/17 ・ 1.30 ・ 06/14 ・ 2.00 ・ 06/17 ・ 3.70
06/22 ・ 4.50 ・ 06/23 ・ 3.10 ・ 06/24 ・ 1.90 ・ 06/21 ・ 1.50 ・ 06/24 ・ 3.60
06/29 ・ 4.70 ・ 06/30 ・ 1.90 ・ 07/01 ・ 2.10 ・ 06/28 ・ 2.40 ・ 07/01 ・ 2.70
07/06 ・ 4.70 ・ 07/07 ・ 2.40 ・ 07/08 ・ 1.90 ・ 07/05 ・ 2.40 ・ 0平均 ・ 3.73
0平均 ・ 3.60 ・ 0平均 ・ 2.12 ・ 0平均 ・ 1.61 ・ 0平均 ・ 1.82
出典:「テレビ個人視聴率週報」 ビデオリサーチ
AKB600sec(2010年放送)、桜からの手紙、なるほどハイスクール視聴率 (%)
akb600 ・ 視率 ・ 出演 ・ 桜手紙 0 視率 ・ なるハ 0 視率
07/05 ・ 2.60 ・ 板野 ・ 02/26 ・ 6.90 ・ 04/21 ・ 8.10
07/06 ・ 2.20 ・ 小嶋 ・ 02/27 ・ 7.90 ・ 04/28 ・ 6.30
07/07 ・ 3.60 ・ 柏木 ・ 02/28 ・ 6.90 ・ 05/05 ・ 10.8
07/08 ・ 2.70 ・ 大島 ・ 03/01 ・ 5.80 ・ 05/12 ・ 9.00
07/12 ・ 3.60 ・ 高橋 ・ 03/02 ・ 5.30 ・ 05/19 ・ 7.70
07/13 ・ 2.00 ・ 前田 ・ 03/03 ・ 5.20 ・ 05/26 ・ 7.60
07/14 ・ 3.00 ・ 宮澤 ・ 03/04 ・ 3.40 ・ 06/09 ・ 11.7
07/15 ・ 2.40 ・ 篠田 ・ 03/05 ・ 4.40 ・ 06/16 ・ 8.20
07/19 ・ 2.50 ・ 秋元 ・ 03/06 ・ 10.9 ・ 06/23 ・ 6.90
07/20 ・ 2.80 ・ 峯岸 ・ 0平均 ・ 6.30 ・ 07/07 ・ 7.70
07/21 ・ 2.50 ・ 河西 ・ ・0・ ・ ・0・ ・ 0平均 ・ 8.40
07/22 ・ 2.50 ・ 高城
07/26 ・ 2.30 ・ 北原
07/27 ・ 1.90 ・ 宮崎
07/28 ・ 2.20 ・ 指原
07/29 ・ 3.00 ・ 渡辺
平均 ・ 2.61 ・
出典:「テレビ個人視聴率週報」 ビデオリサーチ
一方で、下表にあるとおりビデオリサーチ社の視聴率実績は、男女、年齢別の内訳が記載されており、それによれば深夜放送の「有吉AKB共和国」、「さしこのくせに」、「マジすか学園２」や「週刊AKB (17:30-18:00放送)」は13～34歳の男性の視聴は多いが、それ以外の世代(男性35歳以上、女性全般)の視聴が少ない。
そのなかで、「AKBINGO! 」については08年10月放送開始と番組が古く、MCを勤めるバッドボーイズの魅力もあり13～34歳の男性に加えて40代女性の視聴が多いため、同系統のAKBのバラエティー番組「有吉AKB共和国」、「週刊AKB」、「さしこのくせに」よりも視聴率が高くなっている。
他方、ゴールデンタイムに放映されている「なるほどハイスクール」は30歳以上の女性と50歳以上の男性の視聴が多いが、AKBの本来のコアファンである20～34歳の男性の視聴が少ない(仕事の関係で帰宅できないのであろう)ため、視聴率が上がっていない。
前田敦子の「花ざかりの君たちへ」については、13歳～19歳の男女の視聴実績は高く、その次ぎに20代の男女が続いているが、それ以外の世代(30代以上の男女)の視聴実績が低いため期待したほど視聴率が上がっていない。
「さしこのくせに」、「AKBINGO」、「有吉AKB共和国」、「週刊AKB」他 視聴率の性別・年齢別内訳(%)
日付 ・ 番組名 ・ 性 ・ 20-34 ・ 35-49 ・ 50上 ・ 20-29 ・ 30-39 ・ 40-49 ・ 視率 ・ 男女13-19
6/28 ・ さしこ ・ 男 ・ 3.600 ・ 1.900 ・ 0.00 ・ 4.000 ・ 1.200 ・ 3.000 ・ 2.40 ・ 1.00
6/28 ・ さしこ ・ 女 ・ 1.400 ・ 0.700 ・ 0.80 ・ 1.100 ・ 1.100 ・ 0.800 ・
6/29 ・ akbing ・ 男 ・ 4.800 ・ 1.900 ・ 1.30 ・ 4.200 ・ 4.000 ・ 1.500 ・ 4.70 ・ 3.90
6/29 ・ akbing ・ 女 ・ 2.400 ・ 4.000 ・ 0.50 ・ 2.200 ・ 2.500 ・ 5.000 ・
6/30 ・ 有吉A ・ 男 ・ 3.200 ・ 0.300 ・ 0.80 ・ 4.300 ・ 0.400 ・ 0.500 ・ 1.90 ・ 2.40
6/30 ・ 有吉A ・ 女 ・ 0.000 ・ 0.700 ・ 0.70 ・ 0.000 ・ 0.000 ・ 1.100 ・
7/01 ・ 週刊A ・ 男 ・ 3.200 ・ 0.300 ・ 0.80 ・ 3.000 ・ 1.900 ・ 0.000 ・ 2.10 ・ 1.50
7/01 ・ 週刊A ・ 女 ・ 0.100 ・ 0.900 ・ 0.90 ・ 0.200 ・ 0.400 ・ 1.000 ・
6/17 ・ マ学２ ・ 男 ・ 5.400 ・ 2.700 ・ 1.10 ・ 5.800 ・ 3.500 ・ 2.600 ・ 3.70 ・ 2.10
6/17 ・ マ学２ ・ 女 ・ 1.900 ・ 0.400 ・ 1.00 ・ 1.600 ・ 1.100 ・ 0.700 ・
6/23 ・ なるハ ・ 男 ・ 2.700 ・ 1.800 ・ 3.30 ・ 2.200 ・ 2.800 ・ 1.600 ・ 6.90 ・ 2.80
6/23 ・ なるハ ・ 女 ・ 4.200 ・ 4.300 ・ 6.10 ・ 2.600 ・ 4.900 ・ 4.900 ・
7/10 ・ 花ざか ・ 男 ・ 9.900 ・ 5.300 ・ 1.90 ・ 13.40 ・ 3.100 ・ 6.400 ・ 10.1 ・ 17.7
7/10 ・ 花ざか ・ 女 ・ 8.100 ・ 6.600 ・ 3.70 ・ 9.200 ・ 5.600 ・ 7.600 ・
出典:「テレビ個人視聴率週報」 ビデオリサーチ
もともとAKBは秋葉原を発祥の地とし「会いにいけるアイドル」をコンセプトとしているため、当初は10代後半～20代男性をコアターゲットとして活動していたが、人気の上昇によりファン層の性別、世代が広がり、コミュニケーションの媒体も劇場だけではなくTV、ラジオ、ネット等に拡大・多様化してきた。
だが、分析にあるとおりTVにおいては、まだまだAKBの支持母体は10代後半～20代男性(現在は30代前半の男性を含む)であり、番組の放送内容、出演者、放送時間によってそのコア男性ファン層に他の性別、世代の視聴者が加わって視聴率を形成するという構造になっている。
本来、「国民的」という形容詞をつけるなら性別を問わず全世代から支持されていなければならないが、TVの視聴率を見る限り、現在の状況はまだまだ「国民的」と言える状況にはなってはいない。そこにAKBの将来に対する大きな伸びしろ(可能性)と逆に課題がある。
前田敦子の「花ざかりの君たちへ」の視聴率についても、将来への可能性拡大と課題解決の視点で議論すればもっと生産的で楽しいものになるのではないか。
以上
第3回選抜総選挙分析1～9については以下を参照のこと
「分析1前年との比較.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/30e80d6d6457c3e35dd489c775a0c584
「分析2チーム・所属別に見た場合.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/172b1dbb8a0d35fe0841bf4842d21b39
「分析3 加入時期で見た場合.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/8bbffb1e290c96316714c9fbbd7d385e
「分析4所属プロダクションごとに見た場合.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/fc20abc21634e55c8b6a1c75184055bd
「分析5速報と最終の差.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/4a587868d414e8a0b0fbf7a158a0f25d
「分析6-1ブログ更新回数.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/27993d8fc1181c3da6f9b2d98c38cc96
「分析6-2ブログの特性・読者数.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/dd97919759879eeb4e87f11c1eabde5e
「分析6-3 Twitterの更新回数.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/05cb089ac0a376b3e021a55c4c2dfe4d
「分析7メンバー政見放送サイトと総選挙の関係.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/4cab4c5206469d15958eb0c4ba6f9cd7
「分析8グーグル検索件数と総選挙の関係.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/2c01023b958219c06af95a8edd1602b9
「分析9指原莉乃大躍進の謎を解く.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/58c585ab4c720037a2f64fc2069aad75
「分析9-2 「さしこのくせに」視聴率.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/c4b44609cced39cccc121b9a7d1d07c7
「AKB48の視聴率はまだまだ伸びる余地が有る。」
第3回選抜総選挙においてトップに返り咲いた前田敦子が7月からフジテレビ系列で「花ざかりの君たちへ～イケメン☆パラダイス～2011」に主役で出ているが視聴率が思っていたほど上がらず苦戦中との報道が流れている。
(7/10 10.1%、7/17 6.0%、7/24 7.9%)
そもそもAKB48のTV上での実力は昨年から今年にかけてどのような状況にあったのか。
TV番組の実力は前回の「第３回選抜総選挙分析9-2 」で述べたとおり「視聴率(平均世帯視聴率)」で測定し、この「視聴率」データについては現在ビデオリサーチ社が測定・販売し、国立国会図書館でビデオリサーチ社発行の「テレビ個人視聴率週報」を閲覧することにより入手可能である。
10年6月から11年7月10日の週までのAKB48関連の番組の視聴率を分析してみた。
下表はWikipediaの「AKB48」に掲載されているAKB48がここ一年間に出演した主なTV番組とその放映日、視聴率の一覧表である。
AKBが出演したバラエティー番組の平均視聴率は「AKBINGO! 3.60% 日テレ」、「有吉AKB共和国 2.12% TBS」、「週刊AKB 1.61% テレビ東京」、「AKB600sec 2.61% 日テレ」、「なるほどハイスクール 8.40% 日テレ」となっており、ゴールデンタイムの「なるほどハイスクール」でも8%台、他は1～3%台と決して高い視聴率ではない。
また、ドラマでは「桜からの手紙 6.30% 日テレ」が深夜放送にもかかわらず6%台と善戦したが、「マジすか学園２ 3.73% テレビ東京」はそれほど高くない実績で終了した。
メンバー単独では前田敦子のドラマ「Q10 10.9% 日テレ」と指原莉乃の深夜のバラエティー番組「さしこのくせに 1.82% TBS」があり、Q10は10%を超える実績を残した。
表には掲載していないが、他にも単独の特別番組やドキュメンタリーがあり、その視聴率は下記のとおりである。
・ 「MUSIC JAPAN Presents AKB48リクエストSPECIAL 2010年11月8日 NHK 2.6%」
・ 「あけましてAKB! 2011年もガチでいきます。生で晴れ着で全員集合、大新年会スペシャル2011年1月1日 日テレ6.6%」
・ 「もうひとつのAKB48ドキュメンタリー「1ミリ先の未来」 2011年1月8日 NHK 2.2%」
総じて言えることは、昨年の第２回選抜総選挙以降AKBの人気が上昇しCDやDVDの売上が100万枚を突破、TVでの露出回数も増えているにもかかわらずAKBのレギュラー番組、特別番組で視聴率が格段に高かったものはない。
また、人気が10年後半から11年春にかけて急上昇したがレギュラー番組の視聴率にはその人気を反映した顕著な変化はなかった。このことは11年4月よりゴールデンタイムに放送が開始された日テレの「なるほどハイスクール」の視聴率が平均で8.4%と二桁に届かないところにも現れている。
AKBINGO、有吉AKB共和国、週刊AKB、Q10、さしこのくせに、マジすか学園2視聴率10年6月～11年7月(%)
akbin ・ 視率 ・ 有吉a ・ 視率 ・ 週刊a ・ 視率
06/02 ・ 3.60 ・ 05/31 ・ 1.70 ・ 06/04 ・ 中止
06/09 ・ 3.60 ・ 06/07 ・ 1.30 ・ 06/11 ・ 2.00
06/16 ・ 2.70 ・ 06/14 ・ 2.70 ・ 06/18 ・ 2.10
06/23 ・ 3.40 ・ 06/21 ・ 1.70 ・ 06/25 ・ 1.50
06/30 ・ 3.80 ・ 06/28 ・ 1.90 ・ 07/02 ・ 0.80
07/07 ・ 4.60 ・ 07/05 ・ 1.90 ・ 07/09 ・ 1.80
07/14 ・ 3.00 ・ 07/12 ・ 2.30 ・ 07/16 ・ 1.30
07/21 ・ 3.60 ・ 07/19 ・ 1.70 ・ 07/23 ・ 2.20
07/28 ・ 3.00 ・ 07/26 ・ 1.90 ・ 07/30 ・ 1.70
08/04 ・ 4.20 ・ 08/02 ・ 2.10 ・ 08/06 ・ 1.30
08/11 ・ 4.70 ・ 08/09 ・ 1.80 ・ 08/13 ・ 1.10
08/18 ・ 3.30 ・ 08/16 ・ 1.90 ・ 08/20 ・ 1.10
08/25 ・ 3.50 ・ 08/23 ・ 2.80 ・ 08/27 ・ 1.80
09/01 ・ 4.50 ・ 08/30 ・ 1.90 ・ 09/03 ・ 1.50
09/08 ・ 3.50 ・ 09/06 ・ 2.50 ・ 09/10 ・ 1.10
09/15 ・ 2.20 ・ 09/13 ・ 2.20 ・ 09/17 ・ 0.50
09/22 ・ 4.10 ・ 09/20 ・ 2.10 ・ 09/24 ・ 1.70
09/29 ・ 3.50 ・ 09/27 ・ 1.70 ・ 10/01 ・ 0.80
10/06 ・ 3.90 ・ 10/09 ・ 1.90 ・ 10/08 ・ 1.50 ・ ,Ｑ10 ・ 視率
10/13 ・ 3.50 ・ 10/14 ・ 2.80 ・ 10/15 ・ 1.60 ・ 10/16 ・ 15.3
10/20 ・ 2.80 ・ 10/21 ・ 2.10 ・ 10/22 ・ 1.30 ・ 10/23 ・ 10.2
10/27 ・ 2.90 ・ 10/28 ・ 1.80 ・ 10/29 ・ 0.90 ・ 10/30 ・ 10.7
11/01 ・ 4.10 ・ 11/04 ・ 1.00 ・ 11/05 ・ 2.00 ・ 11/06 ・ 11.2
11/10 ・ 2.70 ・ 11/11 ・ 1.80 ・ 11/12 ・ 1.20 ・ 11/13 ・ 10.9
11/17 ・ 3.60 ・ 11/18 ・ 2.10 ・ 11/19 ・ 2.50 ・ 11/20 ・ 10.3
11/24 ・ 3.70 ・ 11/25 ・ 中止 ・ 11/26 ・ 1.10 ・ 11/27 ・ 10.9
12/01 ・ 4.50 ・ 12/02 ・ 2.20 ・ 12/03 ・ 1.00 ・ 12/04 ・ 8.80
12/08 ・ 中止 ・ 12/09 ・ 2.80 ・ 12/10 ・ 1.60 ・ 12/11 ・ 10.1
12/15 ・ 3.00 ・ 12/16 ・ 1.70 ・ 12/17 ・ 1.60 ・ 0平均 ・ 10.9
12/22 ・ 3.30 ・ 12/23 ・ 1.80 ・ 12/24 ・ 1.90 ・
12/29 ・ 4.50 ・ 12/30 ・ 中止 ・ 12/31 ・ 中止 ・
01/05 ・ 3.10 ・ 01/06 ・ 2.10 ・ 01/07 ・ 1.90 ・ さしこ 0 視率
01/12 ・ 4.00 ・ 01/13 ・ 2.30 ・ 01/14 ・ 1.70 ・ 01/11 ・ 1.90
01/19 ・ 3.50 ・ 01/20 ・ 2.30 ・ 01/21 ・ 1.20 ・ 01/18 ・ 1.90
01/26 ・ 3.70 ・ 01/27 ・ 1.80 ・ 01/28 ・ 1.60 ・ 01/25 ・ 2.10
02/02 ・ 3.50 ・ 02/03 ・ 2.10 ・ 02/04 ・ 1.90 ・ 02/01 ・ 1.30
02/09 ・ 2.50 ・ 02/10 ・ 1.70 ・ 02/11 ・ 2.40 ・ 02/08 ・ 1.70
02/16 ・ 2.60 ・ 02/17 ・ 1.40 ・ 02/18 ・ 1.00 ・ 02/15 ・ 1.00
02/23 ・ 2.80 ・ 02/24 ・ 2.00 ・ 02/25 ・ 1.60 ・ 02/22 ・ 1.70
03/02 ・ 4.60 ・ 03/03 ・ 1.30 ・ 03/04 ・ 2.20 ・ 03/01 ・ 1.50
03/09 ・ 4.60 ・ 03/10 ・ 2.40 ・ 03/11 ・ 中止 ・ 03/08 ・ 1.20
03/16 ・ 3.70 ・ 03/17 ・ 1.40 ・ 03/18 ・ 中止 ・ 03/15 ・ 中止
03/23 ・ 3.40 ・ 03/24 ・ 2.10 ・ 03/25 ・ 2.10 ・ 03/22 ・ 1.50
03/30 ・ 2.80 ・ 03/31 ・ 2.50 ・ 04/01 ・ 2.20 ・ 03/29 ・ 2.10
04/06 ・ 2.70 ・ 04/07 ・ 2.70 ・ 04/08 ・ 2.10 ・ 04/05 ・ 3.10 ・ マ学2 ・ 視率
04/13 ・ 3.80 ・ 04/14 ・ 2.60 ・ 04/15 ・ 1.10 ・ 04/12 ・ 1.50 ・ 04/15 ・ 4.90
04/20 ・ 2.80 ・ 04/21 ・ 1.70 ・ 04/22 ・ 1.60 ・ 04/19 ・ 1.40 ・ 04/22 ・ 3.60
04/27 ・ 4.00 ・ 04/28 ・ 1.60 ・ 04/29 ・ 2.30 ・ 04/26 ・ 1.80 ・ 04/29 ・ 3.80
05/04 ・ 3.70 ・ 05/05 ・ 2.00 ・ 05/06 ・ 2.20 ・ 05/03 ・ 2.70 ・ 05/06 ・ 3.50
05/11 ・ 2.20 ・ 05/12 ・ 2.80 ・ 05/13 ・ 2.00 ・ 05/10 ・ 2.10 ・ 05/13 ・ 3.70
05/18 ・ 4.10 ・ 05/19 ・ 3.20 ・ 05/20 ・ 2.20 ・ 05/19 ・ 2.20 ・ 05/20 ・ 3.70
05/25 ・ 5.30 ・ 05/26 ・ 2.00 ・ 05/27 ・ 2.00 ・ 05/24 ・ 1.20 ・ 05/27 ・ 3.60
06/01 ・ 3.50 ・ 06/02 ・ 1.90 ・ 06/03 ・ 0.80 ・ 05/31 ・ 1.20 ・ 06/03 ・ 3.60
06/08 ・ 3.70 ・ 06/09 ・ 4.50 ・ 06/10 ・ 1.30 ・ 06/07 ・ 2.00 ・ 06/10 ・ 4.40
06/15 ・ 3.40 ・ 06/16 ・ 2.70 ・ 06/17 ・ 1.30 ・ 06/14 ・ 2.00 ・ 06/17 ・ 3.70
06/22 ・ 4.50 ・ 06/23 ・ 3.10 ・ 06/24 ・ 1.90 ・ 06/21 ・ 1.50 ・ 06/24 ・ 3.60
06/29 ・ 4.70 ・ 06/30 ・ 1.90 ・ 07/01 ・ 2.10 ・ 06/28 ・ 2.40 ・ 07/01 ・ 2.70
07/06 ・ 4.70 ・ 07/07 ・ 2.40 ・ 07/08 ・ 1.90 ・ 07/05 ・ 2.40 ・ 0平均 ・ 3.73
0平均 ・ 3.60 ・ 0平均 ・ 2.12 ・ 0平均 ・ 1.61 ・ 0平均 ・ 1.82
出典:「テレビ個人視聴率週報」 ビデオリサーチ
AKB600sec(2010年放送)、桜からの手紙、なるほどハイスクール視聴率 (%)
akb600 ・ 視率 ・ 出演 ・ 桜手紙 0 視率 ・ なるハ 0 視率
07/05 ・ 2.60 ・ 板野 ・ 02/26 ・ 6.90 ・ 04/21 ・ 8.10
07/06 ・ 2.20 ・ 小嶋 ・ 02/27 ・ 7.90 ・ 04/28 ・ 6.30
07/07 ・ 3.60 ・ 柏木 ・ 02/28 ・ 6.90 ・ 05/05 ・ 10.8
07/08 ・ 2.70 ・ 大島 ・ 03/01 ・ 5.80 ・ 05/12 ・ 9.00
07/12 ・ 3.60 ・ 高橋 ・ 03/02 ・ 5.30 ・ 05/19 ・ 7.70
07/13 ・ 2.00 ・ 前田 ・ 03/03 ・ 5.20 ・ 05/26 ・ 7.60
07/14 ・ 3.00 ・ 宮澤 ・ 03/04 ・ 3.40 ・ 06/09 ・ 11.7
07/15 ・ 2.40 ・ 篠田 ・ 03/05 ・ 4.40 ・ 06/16 ・ 8.20
07/19 ・ 2.50 ・ 秋元 ・ 03/06 ・ 10.9 ・ 06/23 ・ 6.90
07/20 ・ 2.80 ・ 峯岸 ・ 0平均 ・ 6.30 ・ 07/07 ・ 7.70
07/21 ・ 2.50 ・ 河西 ・ ・0・ ・ ・0・ ・ 0平均 ・ 8.40
07/22 ・ 2.50 ・ 高城
07/26 ・ 2.30 ・ 北原
07/27 ・ 1.90 ・ 宮崎
07/28 ・ 2.20 ・ 指原
07/29 ・ 3.00 ・ 渡辺
平均 ・ 2.61 ・
出典:「テレビ個人視聴率週報」 ビデオリサーチ
一方で、下表にあるとおりビデオリサーチ社の視聴率実績は、男女、年齢別の内訳が記載されており、それによれば深夜放送の「有吉AKB共和国」、「さしこのくせに」、「マジすか学園２」や「週刊AKB (17:30-18:00放送)」は13～34歳の男性の視聴は多いが、それ以外の世代(男性35歳以上、女性全般)の視聴が少ない。
そのなかで、「AKBINGO! 」については08年10月放送開始と番組が古く、MCを勤めるバッドボーイズの魅力もあり13～34歳の男性に加えて40代女性の視聴が多いため、同系統のAKBのバラエティー番組「有吉AKB共和国」、「週刊AKB」、「さしこのくせに」よりも視聴率が高くなっている。
他方、ゴールデンタイムに放映されている「なるほどハイスクール」は30歳以上の女性と50歳以上の男性の視聴が多いが、AKBの本来のコアファンである20～34歳の男性の視聴が少ない(仕事の関係で帰宅できないのであろう)ため、視聴率が上がっていない。
前田敦子の「花ざかりの君たちへ」については、13歳～19歳の男女の視聴実績は高く、その次ぎに20代の男女が続いているが、それ以外の世代(30代以上の男女)の視聴実績が低いため期待したほど視聴率が上がっていない。
「さしこのくせに」、「AKBINGO」、「有吉AKB共和国」、「週刊AKB」他 視聴率の性別・年齢別内訳(%)
日付 ・ 番組名 ・ 性 ・ 20-34 ・ 35-49 ・ 50上 ・ 20-29 ・ 30-39 ・ 40-49 ・ 視率 ・ 男女13-19
6/28 ・ さしこ ・ 男 ・ 3.600 ・ 1.900 ・ 0.00 ・ 4.000 ・ 1.200 ・ 3.000 ・ 2.40 ・ 1.00
6/28 ・ さしこ ・ 女 ・ 1.400 ・ 0.700 ・ 0.80 ・ 1.100 ・ 1.100 ・ 0.800 ・
6/29 ・ akbing ・ 男 ・ 4.800 ・ 1.900 ・ 1.30 ・ 4.200 ・ 4.000 ・ 1.500 ・ 4.70 ・ 3.90
6/29 ・ akbing ・ 女 ・ 2.400 ・ 4.000 ・ 0.50 ・ 2.200 ・ 2.500 ・ 5.000 ・
6/30 ・ 有吉A ・ 男 ・ 3.200 ・ 0.300 ・ 0.80 ・ 4.300 ・ 0.400 ・ 0.500 ・ 1.90 ・ 2.40
6/30 ・ 有吉A ・ 女 ・ 0.000 ・ 0.700 ・ 0.70 ・ 0.000 ・ 0.000 ・ 1.100 ・
7/01 ・ 週刊A ・ 男 ・ 3.200 ・ 0.300 ・ 0.80 ・ 3.000 ・ 1.900 ・ 0.000 ・ 2.10 ・ 1.50
7/01 ・ 週刊A ・ 女 ・ 0.100 ・ 0.900 ・ 0.90 ・ 0.200 ・ 0.400 ・ 1.000 ・
6/17 ・ マ学２ ・ 男 ・ 5.400 ・ 2.700 ・ 1.10 ・ 5.800 ・ 3.500 ・ 2.600 ・ 3.70 ・ 2.10
6/17 ・ マ学２ ・ 女 ・ 1.900 ・ 0.400 ・ 1.00 ・ 1.600 ・ 1.100 ・ 0.700 ・
6/23 ・ なるハ ・ 男 ・ 2.700 ・ 1.800 ・ 3.30 ・ 2.200 ・ 2.800 ・ 1.600 ・ 6.90 ・ 2.80
6/23 ・ なるハ ・ 女 ・ 4.200 ・ 4.300 ・ 6.10 ・ 2.600 ・ 4.900 ・ 4.900 ・
7/10 ・ 花ざか ・ 男 ・ 9.900 ・ 5.300 ・ 1.90 ・ 13.40 ・ 3.100 ・ 6.400 ・ 10.1 ・ 17.7
7/10 ・ 花ざか ・ 女 ・ 8.100 ・ 6.600 ・ 3.70 ・ 9.200 ・ 5.600 ・ 7.600 ・
出典:「テレビ個人視聴率週報」 ビデオリサーチ
もともとAKBは秋葉原を発祥の地とし「会いにいけるアイドル」をコンセプトとしているため、当初は10代後半～20代男性をコアターゲットとして活動していたが、人気の上昇によりファン層の性別、世代が広がり、コミュニケーションの媒体も劇場だけではなくTV、ラジオ、ネット等に拡大・多様化してきた。
だが、分析にあるとおりTVにおいては、まだまだAKBの支持母体は10代後半～20代男性(現在は30代前半の男性を含む)であり、番組の放送内容、出演者、放送時間によってそのコア男性ファン層に他の性別、世代の視聴者が加わって視聴率を形成するという構造になっている。
本来、「国民的」という形容詞をつけるなら性別を問わず全世代から支持されていなければならないが、TVの視聴率を見る限り、現在の状況はまだまだ「国民的」と言える状況にはなってはいない。そこにAKBの将来に対する大きな伸びしろ(可能性)と逆に課題がある。
前田敦子の「花ざかりの君たちへ」の視聴率についても、将来への可能性拡大と課題解決の視点で議論すればもっと生産的で楽しいものになるのではないか。
以上
第3回選抜総選挙分析1～9については以下を参照のこと
「分析1前年との比較.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/30e80d6d6457c3e35dd489c775a0c584
「分析2チーム・所属別に見た場合.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/172b1dbb8a0d35fe0841bf4842d21b39
「分析3 加入時期で見た場合.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/8bbffb1e290c96316714c9fbbd7d385e
「分析4所属プロダクションごとに見た場合.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/fc20abc21634e55c8b6a1c75184055bd
「分析5速報と最終の差.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/4a587868d414e8a0b0fbf7a158a0f25d
「分析6-1ブログ更新回数.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/27993d8fc1181c3da6f9b2d98c38cc96
「分析6-2ブログの特性・読者数.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/dd97919759879eeb4e87f11c1eabde5e
「分析6-3 Twitterの更新回数.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/05cb089ac0a376b3e021a55c4c2dfe4d
「分析7メンバー政見放送サイトと総選挙の関係.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/4cab4c5206469d15958eb0c4ba6f9cd7
「分析8グーグル検索件数と総選挙の関係.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/2c01023b958219c06af95a8edd1602b9
「分析9指原莉乃大躍進の謎を解く.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/58c585ab4c720037a2f64fc2069aad75
「分析9-2 「さしこのくせに」視聴率.」http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/c4b44609cced39cccc121b9a7d1d07c7
アクセス
トータル
ランキング
Bグループ(私のこと、嫌い)
Cグループ(どっちでもない,興味ない,関心ない)
視聴率とは、Cグループをターゲットにすることだと思う。Bグループは、もう仕方ない。だけど、「嫌い」は、「好き」にひっくり返る可能性がある。とにかく、信念曲げて、"どうでもいい存在"にならないことだ。
そして、一番大事なのは、Aグループ。ここを納得させなければならないと思う。(内容で)裏切ってもいい！とにかく、認めさせる。
ただし、先週の「なるハイ」のように、その日、スタジオにいない人物をワイプで登場させたりするのは、アカン。それは、やらせ?ねつ造? いや、詐欺だ。納得？するはずないよ。あんなことをやっているうちは、「伸びしろ」もへったくれもないような気がします。