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NHK 不滅の歌謡曲 なかにし礼 が語る70年代アイドル (KC)

2009-09-15 19:30:10 | アイドル論
NHK教育番組の月曜日夜、作詞家のなかにし礼が、「不滅の歌謡曲」という番組で、歌謡曲の歴史について、語っている。
8月から始まって9月で終わる8回の番組で、昨日は、第7回、「ヒットシステムの明暗」という題で、70年代の歌謡曲を、

テレビ局が中心に作り出したアイドルのヒット曲、
ニューミュージックというムーブメント

という二つの切り口で論じていた。前者について、なかにし礼は否定的で、次のように発言していた。

ここから引用
音楽の力以外に、強力な宣伝と露出で、テレビ局が作り出すヒット曲。
その中には、「えー?」という作品もあったが、パワーで売り切ってしまう。

自分は、仕事をするのが嫌だった。自由がなくて、歌にならない。
テレビ局の思惑、スポンサーの意向に従って作る歌は、自由でなかった。

「歌にあこがれはいらない。日常生活の延長にあるんだ。」という風潮。
スターが、手が届く存在(アイドル)になった。

歌という芸で世の中を説得するのではなく、テレビ番組で普通の会話をして、はしゃいだり、騒いだり、いろんなことをしていること全部が(アイドルの)芸になって、
総合的に(アイドルとして)世に出ることで成立している(芸なのであり)、
音楽そのものの力は弱まって、現在に至る。

アーティストと呼べない歌手が、テレビのブラウンカンの価値観の中で、笑ったり、怒ったり、騒いだり、騒がれたりしながら、作り出されている、持てはやされている音楽的世界へのアンチテーゼとして、「時には娼婦のように」を書いた。

引用終わり (この発言に対するAKB48との比較は、次回に)

なかにし礼は、歌手の石田ゆりと結婚した。当時、ヒットを連発していた、その後女優として大成した、いしだあゆみ、の妹である。
石田ゆりの曲は、筒美京平のオムニバスで聴くことができる。1971年の南沙織がアイドルの夜明けというのが定説だが、石田ゆりは、その前にデビューしたアイドルと言ってもよいかもしれない。
高井麻巳子と結婚した秋元康の先駆者だった。アイドルが突然結婚して引退するという経験をしたという意味で。

なかにし礼の小説「てるてる坊主の照子さん」は、いしだあゆみ、石田ゆりの4姉妹を題材にしており、2003年のNHKの朝の連ドラ「てるてる家族」では、
母親:浅野ゆう子
長女:紺野まひる
次女:上原多香子 いしだあゆみ役
三女:上野樹里
四女:石原さとみ 石田ゆり役
アイドルファンとしては、おいしいドラマであった。

なかにし礼の番組は、9月21日午前05:35-06:00に再放送される。

KC

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2 コメント

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Unknown (ピーナッツ)
2009-09-16 01:10:27
昔、欽ちゃんが、紅白歌合戦の出場を打診された2組(「ハイスクール・ララバイ」/イモ欽トリオ,「もしも明日が」/わらべ)を、次のように諭した!というエピソードを思い出した。
「お前たちが断ったら、本職が歌手の人、2組出られるの…どうする?」 結果、イモ欽トリオと わらべは、出場せず。
たしか、なかにし礼と欽ちゃんは交流があるはず…。わかるような気がする。
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本職の歌手 (KC)
2009-09-16 06:05:14
羞恥心が紅白に出てフジテレビとタイアップの映像を見た時は、違和感を感じた。
アイドルは、本職の歌手。わらべはアイドルだけど、本職の歌手ではない、というのは分かる。
KC
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