AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

稽古をしない朝青龍批判を読んで、板野友美批判を連想した (KC)

2009-10-07 16:48:28 | アイドル論
ブログには公表していない身内のメールの交換の中で、
板野友美は、朝青龍に通じて、
高橋みなみは、高見盛に通じるところがあるという議論で盛り上がったので、紹介する。

以前、小森美果は、おかわり中村に通じるところがあると書いたら、←実力要素とアイドル要素という記事
野球ファンの方から、「野球を知らないくせに、比喩はやめて下さい」というコメントを頂いたので、今回も、「相撲の比喩は、やめて下さい」というコメントがくるのを期待したい。

さて、まず、高橋みなみのすべりMCは、本人が受けようと思っているのではなく、全力を尽くすのに、すべって受けてしまうところが、
高見盛の仕切りは、受けようとしてやっているパフォーマンスではなく、一生懸命やっている姿そのものが、おかしく、ユーモラスに見えるところに、共通点がある。

次に、板野友美。
1年前のことだが、複数の大御所のブログで、「板野友美のシアターでのダンスは手を抜いていて見るに耐えない。」という批判が続いていた。
私がはっきり覚えているのは、A5th公演が始まった頃、「今日のツンデレセンターは、藤江れいな、まずい料理を食べさせられなくてよかった。」(板野友美が休演で、ツンデレのセンターを藤江れいなが歌った日の某ブログ)という趣旨のことが書いてあり、自分は板野友美のファンではないけど、AKB48のファンではあるので、嫌な気分になった。
板野友美のダンスは手抜きという評は、複数のブログに書かれていたので、多くのファンにはそう見えたのだろう。
自分は、人にブログの記事が本当か、を確かめようという観点で、板野友美のステージを見たが、「よく、分からない。」というのが正直な感想だった。
手を抜いているという先入観で見るとそうかもしれないけど、アイドルのパフォーマンスとして「よく見えるか、つまらないか」という観点で見ると、愛敬のある顔から、アイドルオーラも発散されていて、批判されるほど悪いとは思わなかった。
むしろ、普段は集中して見ない板野友美を見て、良さに気がついた点もあったので、ブログでの批判は、板野友美ファンが、彼女の素晴らしさをお客に気がつかせるために書いているのかと邪推してしまうくらい、アイドルとしては、見事なパフォーマンスであった。
おそらく、初期のチームAではひたむきだった板野友美が、そのひたむきさを感じさせなくなったから、湧き上がった批判なのだろう、と想像した。

朝青龍。稽古しないでも、強くて優勝する。
ダンスがひたむきでない (ブログでの批判を引用すると、手抜きである) 板野友美との共通点を感じた。
相撲で強くても、稽古しないと否定される、
アイドルとして輝いていても、ダンスで手抜きだと批判される、
ジャンルは違うけど、ファンのメンタリティ(心情)に共通するものを感じたのである。

以下、長くなるけど、朝青龍と板野友美を結びつけるきっかけとなった、私が書いた身内ライターへのメールを引用する。

大相撲9月場所では、横綱朝青龍が優勝した。強かった頃の朝青龍は毎場所のように優勝していて、1年間6場所全て優勝という年もあったが、最近は実力では白鵬に大きく引き離され、今年は、1月と9月の2回しか優勝していない。いずれも、奇跡の優勝と言われた。その理由は、稽古をしないのに、勝つからである。

朝青龍の稽古不足を批判する声は、
1. 稽古をしない朝青龍本人への批判
2. 稽古をしない朝青龍に優勝させる他の力士への批判
の2つに大別される。

1については、サンケイスポーツのコラムから引用する。
・ 場所前の横綱審議委員会けいこ総見では、「体がぶよぶよ。覇気がなさすぎる」と酷評された。
・ いくら集中力や運動神経が人なむ外れているとはいえ、そんなけいこ嫌いが優勝するとは、よほど大相撲は底が低いのか。
・ およそスポーツの世界で、ろくすっぽ練習せずに栄光をほしいままにした選手はいない。
・ まじめにコツコツと稽古している力士が報われないような土俵の雰囲気になってはいけない。
2については、NHKの実況中継で、解説の北の富士が、
「白鵬は負けたら、責任をとってもらわなければならない」という趣旨の発言をしていた。

ところで、稽古をしないで勝つことは、悪いことなのだろうか。
大相撲は、お客さんからお金をもらって成立している興行なので、よいパフォーマンスを見せるかどうかが大事。

パターン1 稽古は熱心だけど、本場所で弱い (よいパフォーマンスを見せることができない)
パターン2 稽古はしないけど、本場所では強い (よいパフォーマンスを見せることができる)

どちらのパターンが、お客を集める力士か。間違いなく、パターン2である。

パターン3 稽古に熱心であり、本場所で強い (よいパフォーマンスを見せることができる)

識者の論調は、稽古をする力士が強く、稽古をしない力士は弱くなければならない、であり、パターン3を、パターン2より優れているという論理である。というか、パターン2はあってはならないと言っているように聞こえる。

しかし、現実的に、朝青龍は、パターン2である。
過去に、パターン2を実現できた力士は少ないが、休場を続けた後復活優勝した柏戸は、パターン2の稀な例であろう。

パターン2ができる力士は、天才であり、
パターン3でないと強くなれない力士は、パターン2より素質がないのである。(強さが同じ2人を比較した場合の議論)

朝青龍稽古不足批判は、日本人のメンタリティとして、納得できる。
論理的ではないが、心情として理解できるという意味。

会社の仕事でも同じ。
フレックス退社で、秋葉原に通い続ける、だけどプロとしての仕事の評価は残すナッキー氏は、さしずめパターン2であろうか。

KC
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3 コメント

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Unknown (ピーナッツ)
2009-10-07 20:58:05
高橋みなみちゃん…僕は、彼女がスベッているとは思わない。何でも、一生懸命やるがゆえ、軽く空回りしちゃってるだけ…でも、それも、かわゆし。 平嶋なっちゃんにも、似たトコロ、あるかも?
ところで、相撲についてですが、僕は、こう考えるようにしています。「相撲は神事。スポーツだと思うから、ややこしくなる」。 …朝青龍、イイじゃないですか!ナイス、プロスポーツマン!ナイス、気迫!
でも、伝説の横綱 大鵬と双葉山の伝説を聞くたび、知るたび…ね。そういう事だと思います。
返信する
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い (ATR)
2009-10-07 23:07:50
私はともちん推しって訳ではないですが、ともちん好きです。
たまに推しじゃない子を嫌ってる人がいるみたいですが、それもよくわかりません。好きな子と一緒に頑張ってる子をそういう風には思いません。
ともちんに関しては「ツインテールでロリロリだったのにギャル路線に走りやがって」という八つ当たりみたいな物じゃないでしょうか?
気に食わない奴は何しても気に食わない、そういう事だと思います。

ちなみに私はあんまり朝青龍好きじゃないです。
でも朝青龍は横綱を自称している訳ではなく
それを認めた人がいる訳で、横審の人は批判の前に考える事があると思います。
ヒクソンみたいに森の中をゴロゴロしてて強いのもいれば、近代的なトレーニングをみっちりやって勝てないのもいます。
プロは練習してなんぼではなく勝ってなんぼ結果出してなんぼですから。
AKBのメンバーに選ばれた事実。大手事務所に入った事実。選抜に入り続けてる事実。
それは彼女がアイドルとして「結果」を出しているということだと思います。
返信する
朝青龍がいなかったら (KC)
2009-10-08 06:42:58
コメントありがとうございます。
朝青龍は、従来の相撲界のイメージには合わない横綱なので、批判される。
でも、もし朝青龍がいなかったら、相撲はつまらない、見に来るお客は、壊滅的に減るでしょう。
KC
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