AKB48 チームBのファンより

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櫻坂46『何歳の頃に戻りたいのか?』を聴く。(ときめき研究家)

2024-03-03 13:04:42 | ときめき研究家
櫻坂46の新曲が出たので聴こうと思ったら、実はその前に『承認欲求』というシングルも出ていたようだ。私が迂闊なだけなのだが、結構短いサイクルでシングルが出ていることにグループの勢いを感じる。順番は逆転するが、最新シングルの方から感想を記す。

櫻坂46『何歳の頃に戻りたいのか?』
何歳の頃に戻りたいのか? いつが一番輝いていたか? そんな後ろ向きにならず、未来を見据えて生きていこう、そんな啓発ソングだ。櫻坂46らしい楽曲と言える。『Start over!』とも共通するようなテーマだ。
櫻坂46のメンバーや若いリスナーは、過去など振り返らず、今が一番輝いていると思いながら生きていてほしい。でも還暦を過ぎた私にとっては、少し考えさせられる歌詞だ。
人生には限りがあり、いつか必ず終わりはやってくる。その直前まで「今が一番」と思い続けて生きられれば、それはそれで素晴らしく幸福な人生だが、そうではない人も多いだろう。体力や健康、感受性などが少しずつ失われて行き、それでも無理して「人生最高」を追求し続けるのはしんどいことかもしれない。人生のいろんな場面を振り返って、改めて味わい直すこと、人生を反芻することは、それはそれでとても有意義なことだと、今の私は考えるようになった。
例えば、ここ数年、昔に読んで良かった本を再読している。当時気に入った本だから当然今回もおおむね気に入るのだが、ストーリーを忘れていたり、当時は気づかなかったことを発見したりするので、単に懐かしいだけでなく、新たな創造的な読書になるものだ。昔の音楽もそうだ。70年代、80年代のアイドルを久しぶりに聴くと、新鮮な感動を味わえたりもする。更に言えば、15、6年前のAKB48初期の楽曲ですら、既にそういう対象になっている。
もちろん新しい本も読むし、新しい音楽も聴く。でもそれだけでは、人生で味わえる感動の総量を最大にすることはできないと思う。新しいものの開拓と過去に好きだったものの反芻、それをどう配分すれば感動の総量が最大になるのか、それを模索している最中だ。多分、もっと年齢が進めば、その配分は過去に重きを置くようになるのだろう。
作詞家の意図とは全くかけ離れているだろうが、この曲を聴いてそんなことを考えた。

とは言え、楽曲の主役は腹に響くようなサウンドと激しいダンスなのだろう。
テレビで一度パフォーマンスを観たが、とても難しそうな統率の取れたダンスだった。韓国のグループの影響もあってか、日本のグループも似たようなパフォーマンスが増えているように思われる。
AKB48初期の牧歌的な「振り」が懐かしい(その頃に戻りたいという訳ではないが)。
コメント
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