鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2484回】 衣食住の垣根が間もなく無くなる

2017年10月18日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界でこれまで成功してきた会社の大半は、
正直言ってセンスが無く、消費者の気持ちの変化についていけてないと感じています。

これから先、家を建てようと思っている人、
もしくは家を建てようとは考えていないけれど家が潜在的に必要な方が
日頃、どのような情報収集の仕方をしていて、どこで時間とお金を使っているのか、
分かっていない経営者や幹部が多いのです。

だから未だに新聞に折り込みチラシが入り、
フリペや住宅雑誌に広告を掲載し、
チラシポスティングをやり続け、
モデルハウスや見学会に誘導しようとしているのです。

ここ5年、10年という、比較的最近、成功した企業ですら
そういう活動をやっているのが現状なので、本当に遅れています。

正直、自分のクライアント様のライバルは、
地元のビルダーや大手ハウスメーカーではなくなると思っています。

もちろん、工務店や大工さん、設計事務所でもない。

全然違う企業、お店がライバルになってくると思っています。

衣食住の業界の壁は間もなくベルリンの壁のように崩壊し、
新しいステージがはじまるのです。

何社かのクライアント様とやっていくことが広まって、
真似する会社がたくさん出てきて、一気に変わる。

日本の住宅のデザインと性能のレベルが上がり、
日本の住環境のレベルがあがることが、個人的に目指しているので、
それはむしろ望ましいと思っています。

これからの時代の勝ち組企業には、集客という概念は無くなるでしょう。

スタッフさんや職人さんの確保と育成が最大の課題で、
今のお客様の価値観、行動パターンが分かっている会社は、
集客や受注に関しては問題なく進んでいく時代がやってきます。

この流れはさまざまな小売店にも波及していき、
日本が本当の意味で欧米並みのセンスに追い付くことでしょう。

その流れについてこれないのが、
エンドユーザーのことを分かっていないというか、理解せずとも仕事が成立する
政治家と役人、公務員系、金融機関系の頭の固い人たちなんですけどね・・・。

時は来ました!

お客様の生活を豊かにする。
ワクワクする暮らしを提供していきたい。
そんな想いを持った方たちと仕事をしていきたいと思っています。

住宅業界に参入したい企業の方は、是非是非お気軽にご相談下さいね。
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