シリーズ「麓から登ろう!」を開始してから3年以上経つが、
いつかはやりたいと思っていた「海抜0メートルから登る雲仙普賢岳」。
島原側(島原湾)から登るか……
小浜側(橘湾)から登るか……
どちらかに決めたとして、どの場所をスタート地点にするか?
車はどこに駐めておくか?
ゴールはどこにするか?
など、
この企画は他人に協力を仰がないで「単独」で行うのが私なりのルールなので、
クリアしなければならない問題が多く、なかなか実行に移せなかった。
小浜側から登るとなると、舗装道路歩きが多くなるが、
島原側からは、上大野木場・仁田峠登山遊歩道がある。
この上大野木場・仁田峠登山遊歩道を利用して、
島原側から登るのが最善のような気がした。
スタート地点は、「車を長時間駐めておいても大丈夫な場所」の近くを考えた。
そこで、候補に挙がったのが、「道の駅みずなし本陣ふかえ」。
ここは海にも近いので、最適のように思えた。
で、「道の駅みずなし本陣ふかえ」に決定。
次は、ゴール地点。
最初は、島原半島横断「ゼロ to ゼロ」も考えたが、
小浜側へ下る舗装道路歩きが長時間になるため、今回は却下。
下りの舗装道路歩きは、夏山トレーニングとしてはあまり意味がないし、
膝などを痛めたら本末転倒だ。
ゴールは、雲仙の市街地とし、
そこからバスで、島原まで戻ることにした。
実施日は7月12日(土)に決めた。
何時間かかるか判らないので、
日の出とともに歩き出すつもり。
11日(金)は、遅くまで仕事をし、深夜帰宅。
風呂と食事を済ませ、仮眠を2時間ほどとった。
午前1時30分起床。
午前2時に車で家を出る。
午前4時「道の駅みずなし本陣ふかえ」に到着。
車の中で朝食を済ませ、
準備をし、軽くストレッチ。
海へ向かって歩き出す。
「道の駅みずなし本陣ふかえ」から歩いて10分ほどで、海に着いた。
階段がある。
ここなら登山靴を海水に浸せそうだ。
5:10
儀式完了。
出発。
遥か彼方に平成新山が見える。
ゆっくり歩いて行く。
当然のことながら、山はなかなか近づいてこない。(笑)
道を知らないので、道路標識に従って歩いて行く。
6:12
旧大野木場小学校校舎、
大野木場監視所前を通過。
しかし、この先が通行禁止(ゲートがあった)になっていたので、
戻ってきて、通りかかったおじいさんに訊くと、
ここから左折した先に、遊歩道の道標があるとのこと。
この道標にしたがって進む。
目標の山が先に見えているときはイイが、
こんな道を登っていると、「大丈夫かいな?」と思ってしまう。
7:10
「上大野木場・仁田峠登山遊歩道」の登山口に到着。
やっと着いた。
道路標識にしたがって歩いてきたので、
こんな軌跡になってしまった。
無駄な動きが多い。(笑)
次回はもっと効率的に歩こう。
って、次回はあるのか?(爆)
さあ、いよいよ「上大野木場・仁田峠登山遊歩道」だ。
遊歩道を登り始めてすぐの所に、展望の良い場所がある。
(これ以降、展望の良い場所はほとんどない)
圧倒的な存在感。
登ったと思ったら、激下り。
かなり歩いたような気がしたが、
まだ400mしか進んでいない。
以後、この道標の距離の数字に悩まされることになる。(笑)
急登が始まった。
注意書きがあるほどの急登。
この急坂はきつかった。
海抜0メートルから登っているからかもしれないが、
この急登には正直参った。
急登終了。
「ごくろうさん」とでもいうように、ベンチがあった。
この急登は、後から調べてみたら、
時間的には15分ほどだった。
強く印象に残る15分だった。
樹林帯は下草が生えないので、道ははっきりしているが、
樹林帯と樹林帯の間がヤブ化しているし、荒れている。
歩く人が少ない所為だろう。
先程の道標から0.1km(0.4km→0.5km)しか進んでいない。(笑)
のに、仁田峠までの距離は0.5km(3.8km→3.3km)も減っている。(爆)
進んだ距離が増えないので、気分的に盛り上がらず。
岩床山火山監視施設を通過。
ネジバナが咲いていた。
仁田峠までは、まだまだ。
草茫々。
樹林帯を抜けると、こんな感じ。
みなさん、遊歩道をもっと利用しましょう!
ヤマブキショウマがたくさん咲いている。
コンクリート舗装された林道を横切る。
(右から登ってきて、左へ入っていく)
虫が頭の周囲を飛び回って煩い。
悟空さんから戴いた虫除けバンダナを首に巻いた。
すると効果覿面。
虫が寄ってこなくなった。
悟空さんに感謝。
ついに、登山口からの距離より、仁田峠までの距離の方が短くなった。
嬉しい。
雰囲気の良い場所もあるが、
こんな道もあり、変化が激しい。
仁田峠が近くなってきた。
と同時に、ヤマアジサイの群生地があちこちに見られるようになってきた。
ヤマトウバナも咲いている。
が、この辺りもかなり荒れている。
時々、木々の間から仁田峠のロープウェーの施設が見えるが、
なかなか近づいてこない。
9:30
仁田峠到着。
見慣れた風景に、ホッ。
ベンチで行動食を食べ、しばし休憩。
9:43
仁田峠を出発。
ヤマボウシがまだ咲いていて、美しい。
ここから左へ。
薊谷へ入って行く。
この道は、いつ歩いても美しい。
大好きな道。
10:17
紅葉茶屋に到着。
ベンチで休憩。
今日は本調子でないのが判る。
やはり睡眠時間2時間での登山はキビシイ。
10:25
紅葉茶屋を出発。
ゆっくりゆっくり登って行く。
10:48
雲仙普賢岳山頂(1359.3m)に到着。
海抜0メートルから5時間38分で着いた。
「海抜0メートルから登る雲仙普賢岳」達成。
今日は、展望が素晴らしかった。
島原方面を眺める。
あの辺りから歩いてきた。
満足感が体と心を満たす。
ヤマボウシの白い点々が見える。
遠くの多良山系が浮島のように見えた。
こんな風景を楽しみながら、ランチ。
11:15
雲仙普賢岳山頂を出発。
11:35
紅葉茶屋を通過。
美しい薊谷の道を楽しみながら下って行く。
12:02
仁田峠を通過。
12:10
ここから池ノ原園地へ下って行く。
やや味気ない道だが、
咲いていたヤマホトトギスが目を楽しませてくれる。
12:31
池ノ原園地駐車場を通過。
車道を下って行く。
本日の要注意人物。(笑)
チングルマのようなノイバラの花。
北アルプスの花々に早く逢いたい。
果たして今年は行けるのか……
雲仙の市街地へ入ってきた。
12:58
別所口のバス停に到着。
今日は、ここがゴール。
約8時間の歩き旅だった。
今回は睡眠不足もあって、体調がイマイチで、それが反省点。
歩きが長時間になる場合は、
しっかり睡眠をとって、
万全の備えで挑まなくては……
まあ、いろいろあったけれど、
今日も「一日の王」になれました~
いつかはやりたいと思っていた「海抜0メートルから登る雲仙普賢岳」。
島原側(島原湾)から登るか……
小浜側(橘湾)から登るか……
どちらかに決めたとして、どの場所をスタート地点にするか?
車はどこに駐めておくか?
ゴールはどこにするか?
など、
この企画は他人に協力を仰がないで「単独」で行うのが私なりのルールなので、
クリアしなければならない問題が多く、なかなか実行に移せなかった。
小浜側から登るとなると、舗装道路歩きが多くなるが、
島原側からは、上大野木場・仁田峠登山遊歩道がある。
この上大野木場・仁田峠登山遊歩道を利用して、
島原側から登るのが最善のような気がした。
スタート地点は、「車を長時間駐めておいても大丈夫な場所」の近くを考えた。
そこで、候補に挙がったのが、「道の駅みずなし本陣ふかえ」。
ここは海にも近いので、最適のように思えた。
で、「道の駅みずなし本陣ふかえ」に決定。
次は、ゴール地点。
最初は、島原半島横断「ゼロ to ゼロ」も考えたが、
小浜側へ下る舗装道路歩きが長時間になるため、今回は却下。
下りの舗装道路歩きは、夏山トレーニングとしてはあまり意味がないし、
膝などを痛めたら本末転倒だ。
ゴールは、雲仙の市街地とし、
そこからバスで、島原まで戻ることにした。
実施日は7月12日(土)に決めた。
何時間かかるか判らないので、
日の出とともに歩き出すつもり。
11日(金)は、遅くまで仕事をし、深夜帰宅。
風呂と食事を済ませ、仮眠を2時間ほどとった。
午前1時30分起床。
午前2時に車で家を出る。
午前4時「道の駅みずなし本陣ふかえ」に到着。
車の中で朝食を済ませ、
準備をし、軽くストレッチ。
海へ向かって歩き出す。
「道の駅みずなし本陣ふかえ」から歩いて10分ほどで、海に着いた。
階段がある。
ここなら登山靴を海水に浸せそうだ。
5:10
儀式完了。
出発。
遥か彼方に平成新山が見える。
ゆっくり歩いて行く。
当然のことながら、山はなかなか近づいてこない。(笑)
道を知らないので、道路標識に従って歩いて行く。
6:12
旧大野木場小学校校舎、
大野木場監視所前を通過。
しかし、この先が通行禁止(ゲートがあった)になっていたので、
戻ってきて、通りかかったおじいさんに訊くと、
ここから左折した先に、遊歩道の道標があるとのこと。
この道標にしたがって進む。
目標の山が先に見えているときはイイが、
こんな道を登っていると、「大丈夫かいな?」と思ってしまう。
7:10
「上大野木場・仁田峠登山遊歩道」の登山口に到着。
やっと着いた。
道路標識にしたがって歩いてきたので、
こんな軌跡になってしまった。
無駄な動きが多い。(笑)
次回はもっと効率的に歩こう。
って、次回はあるのか?(爆)
さあ、いよいよ「上大野木場・仁田峠登山遊歩道」だ。
遊歩道を登り始めてすぐの所に、展望の良い場所がある。
(これ以降、展望の良い場所はほとんどない)
圧倒的な存在感。
登ったと思ったら、激下り。
かなり歩いたような気がしたが、
まだ400mしか進んでいない。
以後、この道標の距離の数字に悩まされることになる。(笑)
急登が始まった。
注意書きがあるほどの急登。
この急坂はきつかった。
海抜0メートルから登っているからかもしれないが、
この急登には正直参った。
急登終了。
「ごくろうさん」とでもいうように、ベンチがあった。
この急登は、後から調べてみたら、
時間的には15分ほどだった。
強く印象に残る15分だった。
樹林帯は下草が生えないので、道ははっきりしているが、
樹林帯と樹林帯の間がヤブ化しているし、荒れている。
歩く人が少ない所為だろう。
先程の道標から0.1km(0.4km→0.5km)しか進んでいない。(笑)
のに、仁田峠までの距離は0.5km(3.8km→3.3km)も減っている。(爆)
進んだ距離が増えないので、気分的に盛り上がらず。
岩床山火山監視施設を通過。
ネジバナが咲いていた。
仁田峠までは、まだまだ。
草茫々。
樹林帯を抜けると、こんな感じ。
みなさん、遊歩道をもっと利用しましょう!
ヤマブキショウマがたくさん咲いている。
コンクリート舗装された林道を横切る。
(右から登ってきて、左へ入っていく)
虫が頭の周囲を飛び回って煩い。
悟空さんから戴いた虫除けバンダナを首に巻いた。
すると効果覿面。
虫が寄ってこなくなった。
悟空さんに感謝。
ついに、登山口からの距離より、仁田峠までの距離の方が短くなった。
嬉しい。
雰囲気の良い場所もあるが、
こんな道もあり、変化が激しい。
仁田峠が近くなってきた。
と同時に、ヤマアジサイの群生地があちこちに見られるようになってきた。
ヤマトウバナも咲いている。
が、この辺りもかなり荒れている。
時々、木々の間から仁田峠のロープウェーの施設が見えるが、
なかなか近づいてこない。
9:30
仁田峠到着。
見慣れた風景に、ホッ。
ベンチで行動食を食べ、しばし休憩。
9:43
仁田峠を出発。
ヤマボウシがまだ咲いていて、美しい。
ここから左へ。
薊谷へ入って行く。
この道は、いつ歩いても美しい。
大好きな道。
10:17
紅葉茶屋に到着。
ベンチで休憩。
今日は本調子でないのが判る。
やはり睡眠時間2時間での登山はキビシイ。
10:25
紅葉茶屋を出発。
ゆっくりゆっくり登って行く。
10:48
雲仙普賢岳山頂(1359.3m)に到着。
海抜0メートルから5時間38分で着いた。
「海抜0メートルから登る雲仙普賢岳」達成。
今日は、展望が素晴らしかった。
島原方面を眺める。
あの辺りから歩いてきた。
満足感が体と心を満たす。
ヤマボウシの白い点々が見える。
遠くの多良山系が浮島のように見えた。
こんな風景を楽しみながら、ランチ。
11:15
雲仙普賢岳山頂を出発。
11:35
紅葉茶屋を通過。
美しい薊谷の道を楽しみながら下って行く。
12:02
仁田峠を通過。
12:10
ここから池ノ原園地へ下って行く。
やや味気ない道だが、
咲いていたヤマホトトギスが目を楽しませてくれる。
12:31
池ノ原園地駐車場を通過。
車道を下って行く。
本日の要注意人物。(笑)
チングルマのようなノイバラの花。
北アルプスの花々に早く逢いたい。
果たして今年は行けるのか……
雲仙の市街地へ入ってきた。
12:58
別所口のバス停に到着。
今日は、ここがゴール。
約8時間の歩き旅だった。
今回は睡眠不足もあって、体調がイマイチで、それが反省点。
歩きが長時間になる場合は、
しっかり睡眠をとって、
万全の備えで挑まなくては……
まあ、いろいろあったけれど、
今日も「一日の王」になれました~