私のブログ「一日の王」の読者から、度々、
今はワケあって山登りはできないけれど、
ブログ「一日の王」で、
山登りをした気分を味わっています。
というメッセージを戴くことがある。
山登りはしたいのだけれど、
いろいろな理由でできない人が、
案外多くおられるようなのだ。
そこで、今日は、
そんなあなたのために、
私とヤスさんが、
くじゅうの雪山へご案内したいと思います。
約5時間の山歩きですが、
このブログで一緒に歩けば、
10分もあれば、
帰って来られるでしょう。(笑)
では、準備はいいですか?
6:37
あなたと、ヤスさんと、私(タク)は、
車で、牧ノ戸登山口へ着きました。
早朝なのに、もうすでに多くの車が駐まっています。
登山靴を履き、出発準備。
トイレを済ませ、
軽くストレッチ。
6:58
牧ノ戸登山口を出発します。
コンクリートの階段には、雪が積もっています。
凍ってはいないので、アイゼンは装着しなくてもいいでしょう。
第一展望所に着きました。
見上げると、一面、霧氷です。
あなたは歓声を上げます。
そこで、ヤスさんが、
「ここはまだプロローグですよ」
と自慢げに言います。(笑)
第二展望所に着きます。
ここもすごい霧氷です。
やや雲がかかっていて、
展望はイマイチですが、
真っ白の世界に驚いたあなたは、
「スゴイ、スゴイ」
と叫びます。
そこで、またもやヤスさんが、
「いえいえ、ここもまだプロローグですよ」
と笑いながら言います。
霧氷のトンネルを抜けて行きます。
沓掛山(1503m)を越えると、こんな風景が待っています。
霧氷の中をルンルン気分で歩いて行きます。
「白いサンゴ礁のようですね」
と、あなた。
その白いサンゴ礁がどこまでも広がっている。
その白いサンゴ礁の間を、
あなたは美しい小さな魚となって泳いでいく。
星生山の稜線に陽が当たり始めた。
道標にできているエビの尻尾も輝き始める。
彫られた文字にも、小さなエビの尻尾ができていた。(笑)
ここから先、しばらくは、太陽が出たり隠れたり。
陽が差すと、雪面が煌めく。
ガスの切れ目から、久住山が見えた。
でも、それは一瞬で、すぐに姿を消した。
風が吹いてきて、寒く感じる。
8:25
久住分れ避難小屋を通過。
久住山にとりつく。
と、ガスが晴れ、久住山が姿を現した。
あなたは、
「なんだか、九州の山ではないみたい」
と驚嘆する。
あなたは、凄いエビの尻尾にも仰天する。
ゆっくり登って行く。
あなたは、この風景を見て、しばし立ち尽くす。
「感動です」
と、一言。
ヤスさんも、激写につぐ激写。
龍の鱗のようなエビの尻尾や、
雪のない下界の風景を眺めながら歩いていたら、
8:57
久住山山頂(1786.5m)に到着。
山頂からの眺め。
天狗ヶ城と中岳。
反対側には、こんな風景が広がる。
下山開始。
天狗ヶ城へ向かう。
こんな美しい風景を見ながら歩き、
天狗ヶ城にとりつく。
しばらく登った場所から、御池を眺める。
「池が凍ってる~」
と、あなた。
「宝石のよう……」
急斜面を、注意しながら登っていく。
風が強く、寒い。
登った者だけが、見ることのできる風景。
9:35
天狗ヶ城(1780m)に到着。
「このエビの尻尾もスゴイですね」
と、あなた。
中岳に向かって下り始める。
大船山を見て、
「砂糖をまぶしたよう……」
と呟くあなた。
大船山には、あまり雪は積もっていないようだ。
三俣山の方は白い雪に覆われている。
しばらく下って、振り返る。
こうして見ると、天狗ヶ城は険しい山だ。
御池を眺める。
先程とは、また違った美しさがある。
反対側はこんな風景。
こちらも美しい。
九州本土最高峰・中岳にとりつく。
ゴツゴツとした岩山だ。
滑落しないように気をつけて登って行く。
ヤスさんが、一歩一歩、足の置場を教えながら、
あなたをエスコートする。
9:55
中岳山頂(1791m)に到着。
九州本土で、今、
あなたより高い場所にいる人はいない。
中岳山頂からの眺め。
素晴らしい山岳美。
滑らないように注意しながら下って行く。
霧氷が、ずっと向うまで続いている。
しばらく下って、振り返る。
「いいね~」
「由布岳が見えますよ」
と、私。
「わ~、カワイイ」
と、あなた。
青空が広がってきて、白い霧氷が映える。
御池の方へ下って行く。
両側の風景が、得も言われぬ美しさ。
「こんな風景、初めて見ました」
と、あなた。
「純白の世界へ、ようこそ」
と、私。
10:16
今日のランチは、
御池が見えるこの場所で……
反対側は、こんな風景。
タクサンド(ホットサンド)と、
熱々の珈琲は、
いかがでしたでしょうか?
ランチの後は、御池に下りてみる。
こんな風景を見ながら下って行く。
御池に、恐る恐る足を踏み出すあなた。
滑らないように気をつけてね。
御池の周囲も、素晴らしい霧氷。
渡り切って、振り返る。
「九州にも、こんな場所があるんですね」
と、あなた。
さあ、下山開始。
久住山が、見送ってくれている。
往路で見ることができなかった久住山を、
名残惜しそうに、何度も振り返って見る、あなた。
「久住山よ、さらば」
復路も、霧氷を楽しみながら歩いて行く。
すべての風景が、
どこを切り取っても、
素晴らしい絵になっている。
12:13
牧ノ戸登山口へ帰ってくる。
約5時間の山旅であった。
今日も「一日の王」になれました~
と、あなた。
そんなあなたの後ろ姿をパチリ。
次回、
また「一日の王」で、
御一緒に……
※これは、今日(2014年12月7日)、ヤスさんと、実際にくじゅうを歩いたレポです。
今はワケあって山登りはできないけれど、
ブログ「一日の王」で、
山登りをした気分を味わっています。
というメッセージを戴くことがある。
山登りはしたいのだけれど、
いろいろな理由でできない人が、
案外多くおられるようなのだ。
そこで、今日は、
そんなあなたのために、
私とヤスさんが、
くじゅうの雪山へご案内したいと思います。
約5時間の山歩きですが、
このブログで一緒に歩けば、
10分もあれば、
帰って来られるでしょう。(笑)
では、準備はいいですか?
6:37
あなたと、ヤスさんと、私(タク)は、
車で、牧ノ戸登山口へ着きました。
早朝なのに、もうすでに多くの車が駐まっています。
登山靴を履き、出発準備。
トイレを済ませ、
軽くストレッチ。
6:58
牧ノ戸登山口を出発します。
コンクリートの階段には、雪が積もっています。
凍ってはいないので、アイゼンは装着しなくてもいいでしょう。
第一展望所に着きました。
見上げると、一面、霧氷です。
あなたは歓声を上げます。
そこで、ヤスさんが、
「ここはまだプロローグですよ」
と自慢げに言います。(笑)
第二展望所に着きます。
ここもすごい霧氷です。
やや雲がかかっていて、
展望はイマイチですが、
真っ白の世界に驚いたあなたは、
「スゴイ、スゴイ」
と叫びます。
そこで、またもやヤスさんが、
「いえいえ、ここもまだプロローグですよ」
と笑いながら言います。
霧氷のトンネルを抜けて行きます。
沓掛山(1503m)を越えると、こんな風景が待っています。
霧氷の中をルンルン気分で歩いて行きます。
「白いサンゴ礁のようですね」
と、あなた。
その白いサンゴ礁がどこまでも広がっている。
その白いサンゴ礁の間を、
あなたは美しい小さな魚となって泳いでいく。
星生山の稜線に陽が当たり始めた。
道標にできているエビの尻尾も輝き始める。
彫られた文字にも、小さなエビの尻尾ができていた。(笑)
ここから先、しばらくは、太陽が出たり隠れたり。
陽が差すと、雪面が煌めく。
ガスの切れ目から、久住山が見えた。
でも、それは一瞬で、すぐに姿を消した。
風が吹いてきて、寒く感じる。
8:25
久住分れ避難小屋を通過。
久住山にとりつく。
と、ガスが晴れ、久住山が姿を現した。
あなたは、
「なんだか、九州の山ではないみたい」
と驚嘆する。
あなたは、凄いエビの尻尾にも仰天する。
ゆっくり登って行く。
あなたは、この風景を見て、しばし立ち尽くす。
「感動です」
と、一言。
ヤスさんも、激写につぐ激写。
龍の鱗のようなエビの尻尾や、
雪のない下界の風景を眺めながら歩いていたら、
8:57
久住山山頂(1786.5m)に到着。
山頂からの眺め。
天狗ヶ城と中岳。
反対側には、こんな風景が広がる。
下山開始。
天狗ヶ城へ向かう。
こんな美しい風景を見ながら歩き、
天狗ヶ城にとりつく。
しばらく登った場所から、御池を眺める。
「池が凍ってる~」
と、あなた。
「宝石のよう……」
急斜面を、注意しながら登っていく。
風が強く、寒い。
登った者だけが、見ることのできる風景。
9:35
天狗ヶ城(1780m)に到着。
「このエビの尻尾もスゴイですね」
と、あなた。
中岳に向かって下り始める。
大船山を見て、
「砂糖をまぶしたよう……」
と呟くあなた。
大船山には、あまり雪は積もっていないようだ。
三俣山の方は白い雪に覆われている。
しばらく下って、振り返る。
こうして見ると、天狗ヶ城は険しい山だ。
御池を眺める。
先程とは、また違った美しさがある。
反対側はこんな風景。
こちらも美しい。
九州本土最高峰・中岳にとりつく。
ゴツゴツとした岩山だ。
滑落しないように気をつけて登って行く。
ヤスさんが、一歩一歩、足の置場を教えながら、
あなたをエスコートする。
9:55
中岳山頂(1791m)に到着。
九州本土で、今、
あなたより高い場所にいる人はいない。
中岳山頂からの眺め。
素晴らしい山岳美。
滑らないように注意しながら下って行く。
霧氷が、ずっと向うまで続いている。
しばらく下って、振り返る。
「いいね~」
「由布岳が見えますよ」
と、私。
「わ~、カワイイ」
と、あなた。
青空が広がってきて、白い霧氷が映える。
御池の方へ下って行く。
両側の風景が、得も言われぬ美しさ。
「こんな風景、初めて見ました」
と、あなた。
「純白の世界へ、ようこそ」
と、私。
10:16
今日のランチは、
御池が見えるこの場所で……
反対側は、こんな風景。
タクサンド(ホットサンド)と、
熱々の珈琲は、
いかがでしたでしょうか?
ランチの後は、御池に下りてみる。
こんな風景を見ながら下って行く。
御池に、恐る恐る足を踏み出すあなた。
滑らないように気をつけてね。
御池の周囲も、素晴らしい霧氷。
渡り切って、振り返る。
「九州にも、こんな場所があるんですね」
と、あなた。
さあ、下山開始。
久住山が、見送ってくれている。
往路で見ることができなかった久住山を、
名残惜しそうに、何度も振り返って見る、あなた。
「久住山よ、さらば」
復路も、霧氷を楽しみながら歩いて行く。
すべての風景が、
どこを切り取っても、
素晴らしい絵になっている。
12:13
牧ノ戸登山口へ帰ってくる。
約5時間の山旅であった。
今日も「一日の王」になれました~
と、あなた。
そんなあなたの後ろ姿をパチリ。
次回、
また「一日の王」で、
御一緒に……
※これは、今日(2014年12月7日)、ヤスさんと、実際にくじゅうを歩いたレポです。