![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/77/a439cc1947ce8191ca65281bdbb19734.jpg)
今日は何かと忙しく、
山にも映画にも行けなかった。
よって、もうかなり前に見た映画なのであるが、
映画『テルマエ・ロマエ』(2012年4月28日公開)について、
少しだけ語ってみたい。
観客動員440万人突破、興行収入55億円突破(2012年7月2日現在)の
大ヒット作であるので、
見に行った方も多いだろうし、
これから見ようと思っている人も多いことだろう。
原作は、「マンガ大賞2010」「手塚治虫文化賞短編賞」をW受賞したヤマザキマリの大ベストセラー漫画であり、現代日本にタイムスリップした古代ローマ人浴場設計技師が巻き起こす騒動を描くコメディ。
古代ローマ帝国の浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は、
生真面目な性格が災いして、時代の変化に対応できず、失職してしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/41/51e726ad0711c9da1aaa6dea4bd4ffc7.jpg)
落ち込んだ彼は、友人に誘われて訪れた公衆浴場で、
突然現代日本の銭湯にタイムスリップ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/88/1c360dcd1991b5456cfa7affdca23548.jpg)
ワープした先で出会ったのは、
漫画家志望の山越真実(上戸彩)たち“平たい顔族”であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/a6/9a040cd45c2def98917789c8977d402a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/26/0208771234159e1305a2c93f5cd00e71.jpg)
“平たい顔族”(日本人)の風呂文化に衝撃を受けたルシウスは、
現代日本と古代ローマを行き来しながら、
日本の風呂文化のアイデアを次々と古代ローマで応用し、
大きな話題を呼ぶ。
その評判を聞きつけた皇帝ハドリアヌス(市村正親)は、
自分の後継者にと考えているケイオニウス(北村一輝)のために大浴場を造るように命ずる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/0b/b426ec3acae5af3dcf0cd7807bdc5e8f.jpg)
しかし、どうしてもケイオニウスを信頼出来ないルシウスは、これを拒否。
そのことによって皇帝ハドリアヌスの逆鱗に触れるが、
あることで歴史が変わってしまうという事実を真美から聞かされたシリウスは、
否応なく世界の歴史に関わってしまうことになるのだった……
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/ad/5d9011e16a0ab4ce29cf2070cb571156.jpg)
監督は「のだめカンタービレ 最終楽章」2部作の武内英樹だったので、
やや心配していたのだが、
かなり面白い作品に仕上がっていた。
漫画の映画化なので、果たしてどこまで映像化できるのか……
と心配していたのだが、
〈よくぞここまで〉
と思わせるほどの出来映え。
やや中だるみはあるものの、最後まで楽しく見ることができた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/96/c257df3eeb496d3cd9ddf31189b00bc4.jpg)
キャストが素晴らしく、
ローマ人として、
阿部寛、北村一輝、宍戸開、市村正親など、濃い顔の男優を抜擢。
(平井堅、ルー大柴、照英なども出て欲しかったね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_tehe.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/51/c9ba9b87cc06047ccca2221db589c9b8.jpg)
中でも背の高い阿部寛はまったく違和感がないほどの好キャスティング。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/db/8f6bc9dbd0ed502dcd100c6655245f12.jpg)
濃い顔の男優陣に負けず劣らず楽しませてくれたのが、“平たい顔族”の面々。
中でも、いか八朗と菅登未男の存在感は抜群であった。
【いか 八朗】(いか はちろう)
本名:近藤 覚悟。
1934年4月12日生まれ。高知県出身。
たこ八郎をオマージュし現在の芸名に。
タレント、作曲家、俳優、リポーター。
身長144cm。
浅草演芸場でリーダーフランケン卓山(本名多田昇 享年63)を師と仰ぎフランケン卓山率いるコント東京ギャラントメン(当時人気の伝助劇場の前座を任され活躍した)のメンバーとして劇場で活躍。
1957年、作曲家として日本マーキュリーレコード入社。
その後俳優に転身後、お笑い芸人・漫談家に転身。
1974年に俳優に戻り、多数の作品に出演している。
(Wikipediaより引用し構成)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/ee/666165aa1f1a10b0be05afdb60a751f8.jpg)
意外な経歴にちょっとビックリ。
日本の銭湯のシーンでは、この人の笑顔がすべてといっていい。
この笑顔で、全部持って行っちゃった感じ。(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/27/e100b5cc5af95a51a122bcd9947f571b.jpg)
いますよね~
こういう顔のおじさん。
いや~、素晴らしい!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/91/2c212635f8199145b4caaee9c314a27e.jpg)
【菅 登未男】(すが とみお)
1931年1月17日生まれ。宮崎県出身。
俳優・タレント。
身長155cm。
所属事務所はGMBプロダクション。
シニアタレントとして数多くのテレビ番組・CM・プロモーションビデオなどに出演。
日本テレビ『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』に「ピカデリー梅田」として準レギュラー出演していることで知られる。
(Wikipediaより引用し構成)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/72/3f1d8ff03eca60b6477d64bc8e2fc665.jpg)
ドラマやCMなどで時々見かけるけれど、
映画『テルマエ・ロマエ』での彼の存在感はピカイチ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/53/68b5866ef459c958333b3fa223b8b8af.jpg)
今になってみると、
“濃い顔族”よりも“平たい顔族”のいか八郎と菅登未男の顔が、
より感慨深く、より鮮明に思い出される。
私も“平たい顔族”の一員だからだろうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/4a/6db611d0b60c16399ea18ea52def5056.jpg)
あっ、
この映画には、あの人も出ていた。
そう、神戸浩。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/b8/ce43238042096aa4c79bea21600c0a2a.jpg)
『男はつらいよ』シリーズ、
『たそがれ清兵衛』(2002年)
『隠し剣 鬼の爪』(2004年)
などの山田洋次監督作品や、
『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年)
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(2007年)
『ALWAYS 三丁目の夕日'64』(2011年)
などの山崎貴監督作品で知られる名脇役。
本作でもキラリと光る素晴らしい演技を見せていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/0d/38cd17b1d57a6b34303471638620cab2.jpg)
イタリアをはじめモナコ、バチカン市国、マルタ共和国、台湾、香港、マカオの7つの国と地域で配給が決定。
アメリカ、フランス、ドイツ、イギリス、韓国、中国、トルコなど20カ国以上からオファーが相次いでいるとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/9b/6b448ffd74153790d17cda571f210c09.jpg)
全世界へ波及して行きそうな映画『テルマエ・ロマエ』。
皆さんもぜひぜひ……
※映画『テルマエ・ロマエⅡ』のレビューはコチラから。