一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

小城公園 …園内にある佐賀県最低峰「桜ヶ岡」とゾンビランドサガのマンホール…

2022年05月22日 | その他・佐賀県の山


私は2年前に65歳で定年退職し、
今は、別の会社で(午後から半日のみ)働いているのだが、
その会社の同僚に「アニメ」オタクの青年がいて、
いろいろとアニメについて教えてもらい、刺激を受けている。
この青年が教えてくれる話題には驚かされることばかりであったのだが、
その驚かされたことのひとつに、
「ゾンビランドサガ」という佐賀県を舞台にしたアニメがあった。
ゾンビとして生き返った少女たちが、プロデューサーに導かれながら、
佐賀県を救うために、ご当地アイドル(グループ名は「フランシュシュ」)として活動する様子を描いたオリジナルアニメとのことで、
第1期は、2018年10月から12月にかけてAT-Xほかにて放送されている。
(ここから聞きかじりではあるが……)
2018年12月20日深夜の最終話放映後、
「ゾンビランドサガ」というワードが入ったツイートの数が17万件を超え、
Twitterのトレンドワードランキング第1位を獲得。
ニコニコ動画にて行われた、2018年中に放送・配信開始されたアニメ作品の中でいちばん面白かったアニメを問うアンケート「ネットユーザーが本気で選ぶ!アニメ総選挙2018年間大賞」で1位。
また、男性及び年代別10代~40代のすべてで1位となった。
東京アニメアワードの2019年アニメ オブ ザ イヤー部門でもテレビ部門でグランプリを受賞。
米・大手アニメメディアが主催する第5回『Anime Trending Awards』でベストオリジナルアニメ部門などに選ばれるなど、海外でも視聴者に評価されている。
2018年12月15日に行われた「CygamesFes2018」(千葉県幕張メッセ)では、
“ぶちあげキャンペーン”グランドフィナーレとして、
「ゾンビランドサガ〜フランシュシュといっしょ〜」が開催されたし、
2019年3月17日には「フランシュシュ」の声優陣によるライブイベントが、品川インターシティホールにて開催され、応募が殺到したためライブビューイングも実施された。


2020年9月には『ゾンビランドサガ Stage de ドーン!』のタイトルで舞台化されてもいる。


第2期の「ゾンビランドサガ リベンジ」は、(ここからは私も観ている)
2021年4月から6月までAT-Xほかにて放送され、こちらも大反響をよんだ。
2021年10月には、「ゾンビランドサガ リベンジ」幕張メッセ2DAYSライブが行われ、




本渡楓(源さくら役)、
田野アサミ(二階堂サキ役)、
種田梨沙(水野愛役)、
河瀬茉希(紺野純子役)、
衣川里佳(ゆうぎり役)、
田中美海(星川リリィ役)の6人に加え、
第2期でフランシュシュ7号として登場した楪舞々役の花澤香菜も出演し、(嬉しい!)


大いに盛り上がった。


私のブログ「一日の王」の読者は、中高年世代が多い(と勝手に思っている)が、
中高年世代はアニメには弱いと思うし、
佐賀県在住の私が知らなかった「ゾンビランドサガ」を、
他県に住んでいる皆さんが知っている筈もなく、(コラコラ)
「ゾンビランドサガ」がこれほど若者(アニメファン)にウケていることに、
皆さんも驚かれたことと思う。
佐賀県を舞台にした「ゾンビランドサガ」であるので、
アニメに登場した佐賀県各地の聖地巡礼をする人も多く、
「ゾンビランドサガ トラベラーズ ガイド」(昭文社ムック)というガイド本も出版され、


スタンプラリーなども催されている。


昨年(2021年)から、佐賀県内で、
「ゾンビランドサガマンホール」の設置もされるようになり、
現在、計10市3町、21カ所に設置されている。


デザインは、「フランシュシュ」のメンバー7人を1人ずつ、
各地の特産品や名所と共に描いており、
このマンホールを撮影するために、全国からファンが訪れるようにもなっている。
私は、「フランシュシュ」のメンバー7人の中では、「紺野純子」押しで、(コラコラ)


「紺野純子」が小城羊羹を食べている姿をデザインしたマンホールが、
(2022年)5月19日に隣町(小城市)の小城公園内に設置されたのを知って、


翌日、小城市に行く用事があったので、さっそく小城公園に足を運んだのだった。


マンホールはすぐに見つかり、


撮影も完了したのだが、


このとき、「マンホールおじさん」とも言うべき人物と出会った。
「ゾンビランドサガ」のファンではなく、純粋に「マンホール」が好きで、
全国のマンホールを撮影して回っているとか。
なので、「ゾンビランドサガ」のマンホールだけではなく、
近くにあった小城市のマンホールも撮影されていていた。
「マンホールおじさん」はまず刷毛で汚れを掃き去り、


今度は袋からピンセットのようなものを取り出し、


溝に詰まった小石などを取り除き、


最後はマンホールの表面を拭いてから撮影されていた。
「老後の愉しみとしてやっている」とのことだったが、
こちらまで楽しくなるような出会いであった。


【小城公園】(佐賀県小城市)
鯖岡(沙婆岡)と称する小丘であったが、
小城藩初代藩主鍋島元茂がここに桜樹を植え、茶屋を設け、
明暦2年(1656)に二代藩主直能が鯖岡を桜岡と改称し、更に多くの桜樹を移し植えた。
万治元年(1658)に木下順庵が直能の依嘱により「桜岡記」をつくり、
また弘文学院士林春斉、同鳳岡父子をはじめ当時の儒者が「桜岡十景」「桜岡二十景」の詩をつくり、桜岡の名勝を讃え、自楽園と称した。
元茂、直能父子によって岡山に桜樹が植えられ、
岡山西南部の池水庭園は直能の造園によるものである。




明治8年、明治政府に「公園法」が設けられると、
県下に先んじて岡山を「桜岡公園」とした。
その後、昭和26年に鍋島家から小城町が譲り受け、現在は「小城公園」と称し、
「さくらの名所百選」や「日本歴史公園百選」にも選出されている。



歴史ある庭園なので、巨木が多く、
園の至る所で目にする。


こちらは、樹齢(推定)400年のクスノキ。








そして、園内には小高い丘「桜ヶ岡」(標高41m)がある。
名前は「岡」がついているが、(国土地理院の)分類的には「山」で、
「佐賀県最低峰」(佐賀県で一番標高が低い山)となっている。
この「桜ヶ岡」にも遠方から駆けつける登山者がいて、
低山趣味の登山愛好家にとっては知る人ぞ知る「山」なのである。

ここから登り始める。


ここを登り切ると山頂。


「桜ヶ岡」山頂に到着。


「後西院御製碑」と書かれてある。


ここは古墳の一部でもあるようだ。


佐賀県最低峰「桜ヶ岡」も、なかなか好い山であった。




麓には、ホタルブクロが咲いていた。


今日も「一日の王」になれました~


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