一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

九州オルレ(宗像・大島コース)……山の道から、海の道へ……

2014年06月11日 | 九州オルレ
今日は、ヤスさんと、九州オルレの宗像・大島コースを歩いてきた。
ヤスさんにとっては、
天草松島コースに次いで二つ目、
私(タク)にとっては、
武雄コース、
天草松島コース、
唐津コース、
平戸コース、
嬉野コースに次いで、六つ目の九州オルレとなる。

宗像・大島コースは、
今年(2014年)3月2日にオープンしたばかりの、
福岡県第一号認定の九州オルレ。
ヤスさんが、かねてより「歩きたい」と熱望していたコースなのだ。


島のオルレは、これまで、
天草松島コース、平戸コースを歩いているが、
いずれも橋が架かっていたので、陸続きのイメージがあった。
しかし、今回の宗像・大島コースは、
船でないと渡ることができない。
すごく楽しみなコースといえよう。


宗像市の神湊港から、
午前7時40分発の宗像市営大島渡船「しおかぜ」に乗り、
宗像・大島の大島渡船ターミナルに午前7時57着。


ターミナルの前にカンセが二つ設置してあったので、
ここをスタート地点とする。


しばらく歩くと、こんな場所があったので、


「どうせなら、ゼロtoゼロをやろうか」
ということで、靴を海水に浸す。
(この登山靴はもう10年くらい履いているが、まだ現役)


いざ、出発。
宗像大社中津宮を左に見ながら、登って行く。
この中津宮には、宗像三女神・湍津姫神(たぎつひめのかみ)が祀られいるとか。


キケマンを発見。


ここから、本格的な登山道となる。




雰囲気の良い道を、ゆっくり登って行く。


ここは、登山道であり、参道でもある。


急登が続く。


宗像・大島コースの最大の難所と言えるだろう。
(ただし、距離は短いので、普段山歩きをしている人は大丈夫)


所々に手づくりの道標があり、励ましてくれる。


標高が上がるにしたがって、ガスってきた。
幻想的な雰囲気。


蜘蛛の巣さえ、美しい。


8:35
御嶽山展望台に到着。
だが、何も見えず。(笑)


奥に、御嶽神社があった。


ゆるやかな下り。
美しい道が続く。


やがて、緑の濃い道となる。


深山の趣。
ここが小さな島であることを忘れる。


こんな道が、ずっと続いている。


9:18
御嶽山登山道出口が見えてきた。


九州オルレの道標にしたがって進む。


ここは左折。


やや荒れた竹林を抜けると、


再び美しい道となる。


ここから左折。


こんな所を抜けて進むと、


遊歩道のような整備された道に出た。


樹林帯の道が続いていたので、
パッと頭上が開けて、気分爽快。


なんだか、平尾台のような雰囲気。


海も見えた。


10:21
風車展望台に到着。
ここで、軽めのランチ。


10:34
風車展望台を出発。

山羊さんなど見ながら歩いて行く。
この辺りは、オルレの道標が少ないので、ちょっと注意が必要。


オカトラノオや、


ソクシンランが咲いている。


ここから左折。
旧軍道を下って行く。


登ってくる人たちとすれ違ったので、後ろ姿をパチリ。
風車展望台まで行くのかな?


海が見えてきた。
島のオルレコースなので、
ほとんどが海を見ながらのコースかなと思っていたが、
その大部分は山歩きだった。(笑)
海が見えてきたので、ちょっと嬉しい。


沖津宮遥拝所に立ち寄る。


ここは、女人禁制の島・沖ノ島にある沖津宮を、
女性が参拝するために作られた場所だそうだ。


好天ではなかったので、沖ノ島は見えなかったが、
ここからの眺めは素晴らしかった。


山もイイけど、海もイイね~


猛禽類の鳶が多数上空を舞っていた。


自然道を抜け、


大島小学校・中学校の前を通り、


突き当りを右折して進む。
美しいガクアジサイが咲いていた。


やがて、海沿いの道へ出た。


小さな島の中の、もっと小さな島。(笑)


ここで、登山靴を海水に浸す。
「ゼロtoゼロ」完了。


引き潮だったためか、海の中に道が出来ていた。


せっかくなので、歩いてみた。(笑)


撮影はヤスさんです。


港近くの集落の路地や、


珍しい屋号の旅館を見ながら歩いていたら、


12:15
大島渡船ターミナルに到着。
九州オルレ(宗像・大島コース)を完歩。


このGPS軌跡の途中が途切れているのは、
出発したときにGPSの電源を入れるのを忘れ、
御嶽山山頂近くでようやく気づき、
そこでやっとONにした為。


歩き終えて、港に戻ってきた後、
船の出航まで少し時間があったので、
再び御嶽山の登山口から登ったのだ。(笑)


時間の関係で、GPSをONにした地点までは登れなかったが、
どういう道順で登って行ったかは推測してもらえると思う。




九州オルレ(宗像・大島コース)を歩いての感想は、
先程もちょっと述べたが、
そのほとんど(印象的には7割~8割)が山歩きだったので、驚いた。
このコースを歩くには、山歩きの装備が最適と思われ、
登山靴以外の靴では、厳しいように感じた。

遠ざかっていく宗像・大島を見ながら、
「今度は晴天の日に来てみたいな」と思った。


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