万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

憧れの清泉寮

2018年08月31日 | なごみ
学生時代、親友とよく旅をした。

中でも思い出の地は清里。

ペンションブームだった当時、清里のペンションに泊まって清泉寮のソフトクリームを食べるのが女子学生の一種のステータスだった。

そしてある日、絵に書いたようなコースで私たちは清里へと向かった。

清里ではレンタサイクルで方々巡った。

もちろん憧れの清泉寮も。

清泉寮の前はいっぱいの人で全ての人たちがまるで軽井沢からきたのでは、、、と思える程に眩しかったのを覚えている。

清泉寮からはとうもろこし畑が広がり道沿いで買ったとうもろこしもなんだか高級な味がしたように思えた程の浮かれぶり!

2人とも青春の真っ只中にいた。

そして昨晩。

彼女から届いた旅のお土産宅急便はまさにその青春が詰まっていた。


清泉寮をあしらった木製のカードスタンド。

いつかまたふたりで行ける日を楽しみにしていると彼女の変わらぬ温かい文字でしめくくってあった。

新たに開かれる青春の1ページはそう遠くないかもしれない。

ありがとう。

隠れ家

2018年08月25日 | なごみ
20年来の仲間たちと食事へ。

一番歳下の友がチョイスしてくれたお店は私たちの隠れ家レストラン。

昼間はカジュアルに入れるお店だが夜は予約のみ、コースのみ。

私たちの秘密基地。

集合は夜7時30分。

私は母の夜ごはんを済ませベッドに休ませてから出かけられる充分な時間。

腹を割ったおしゃべりと共に、器、素材など五感で楽しめるお料理は最高のご馳走となる。

「お互いが お互いの時間を共有していたからこそ、、、」

そう言ってくれる友の言葉が心の中にしみていく。

お店はコンクリート造りで派手でなく、看板も探さなくてはわからないぐらい。
入り口もここでよかったよね、、、と思う程だが、ドアを開ければ本物に出会える知る人ぞ知る隠れ家レストラン。

万葉ヒストリーソングもそんな隠れ家でありたい。



この夏の備忘録。

今年の猛暑。
着付け教室の皆さんと単衣を着てのお食事会で添えられていた青楓に涼を得る。


人生初の熱中症を経験した大和盆地の夏。大和抹茶のかき氷で身体を冷やしてみたものの回復せず。熱中症の恐ろしさを身をもって体験!



この夏、更に進んだのは母の認知。
カプチーノにひとときの安息を得る。


臨機応変

2018年08月13日 | 介護生活
ひどい胃腸風邪でダウン。

こうなると一気に滞るのは母のこと。

誤嚥対策でムース食、ご飯はお粥を更にゼリー剤をつかってゼリー粥、水分は全てトロミ付きと食事の苦労がある今、ダウンしてもやらねばなるまい。

気力と反比例して悲鳴をあげている身体。

これでは身がもたない、、、こんな時はショートにと思っても休日でケアマネさんと連絡つかず。それに何よりお盆。
連絡ついたところで満床で断られるのが目に見えてるようだ。

頼れるところはただ一つ。
利用日ではないがデーサービスに駄目元で電話してみることにした。

すると「対応させて頂きますよ」と。

なんとありがたい。
結局いつも通りの時間で万障繰り合わせて送迎して下さった。

帰ってきた母の連絡ノート。



いつでも臨機応変に対応します、
更に、「お大事になさって下さい」と続いた。

目頭が熱くなった。

そして明けた翌日の利用日。
連絡ノートにはもちろんこの日の御礼もしたためた。

帰ってきた連絡ノート。
「安心してこれからも過ごして頂けるよう頑張っていきます」と。

何気ない言葉のやりとりが介護者である私の琴線に触れる。

在宅介護の限界も感じつつある今日この頃、心強い味方を得たような、何より励まされた気がした。

きっと私が気がついてなかっただけで傍で支えて下さっていたのね、、、。

こうしたデーサービスに母をお願いできていることを誇りに思う。

社風も垣間見れたケアパートナーさん、ありがとうございます!







代筆

2018年08月10日 | なごみ
若い頃から字の綺麗な母だった。

(若かりし母のアルバムより)
34年前に左半身不随となってからも少しばかり傾むくことはあってもそれは健在だった。
しかし年齢も重ねてきた今、ここ数年次々に襲ってくる病は筆を持つ機会をも減らし、昨年からは私の代筆がほとんど。

それでも母たちの年代、やはり手紙のやりとりが多い。
書く方も、また手紙を受け取る側も、筆圧、筆脈から発せられる温もりが感じられる。

私の手紙好きも母の影響なんだな^ ^

そんな母宛に、先日代筆した手紙の返事が届いた。
母より2つ上の友からだ。

ご主人を昨年亡くして一人暮らし。

お手紙の後半にあった言葉。

「今まで生きてきたこと、そしてこれからのこと、全て良しとしていきます」と。

母に読み聞かせていた私の肩の力がすっと抜けていくようだった。

世代を超えた生きた声が胸に響く。

嬉しいニュースがありました!

高校野球、奈良大附一回戦突破!
おめでとうございます!

私の二胡の先生、週末は韓国扶余で文化交流の演奏会に!

「先生!平成の遣新羅使ですね!是非手漕ぎの舟でお渡り下さい」
と失礼ながらお伝えしたら大笑いして下さいました。
寛大な心をお持ちの先生が奏でる二胡の音色。想像しただけでうっとり^ ^
つくづくと、良い師に恵まれております。

おめでとうございます!







夕占!?珍客

2018年08月03日 | なごみ
日没前。
玄関のインターホンがなった。

出てみると、自転車の鍵を失くしたという中学生が一人。
何でも隣市からサッカースクールに行くため、自転車で刈谷市へ。
我が家近くのバス停に自転車を置いて循環バスに乗り継ぎチームの練習場へ向かったらしい。
練習終了後、バス停までたどり着いたが自転車の鍵をどこかで落としてしまい軒並みピンポン鳴らしてみたが留守宅ばかり。
ロックされた自転車をひきづりながらの我が家への珍客となった。

プラスのドライバーを貸して欲しいというので差し出したが、やはりそこは自転車の鍵。
ネジは開いたもののそう易々とは外れない。

夕方と言えども猛暑、真っ黒に日焼けした中学生の熱中症が気になる。

電気ポットのような水筒はすでに空っぽ。
母の水分補給に買い置きしてあったポカリスエットを補充。
ますは落ち着いて!水分補給ね!と中学1年の彼に促す。
自宅前で倒れられては大ごとである!

何でも両親は共働きで夜遅くしか帰ってこないという。
自宅に戻れば弟がいるので合鍵で開くという中学生の顔はまだあどけない。

このままほっておけないし幸い土地勘のある方向、母はまだお昼寝中。往復1時間か、、、何とかなりそう、、結局車に自転車を無理やり積み込み送って行く事にした。

道中の会話もしっかりしている。
父、母共に共働き。夜ご飯も作り置きか買い置きのもので弟と二人で食べるという。

「えらいわね」

そんな答えしか見つからなかった。

ここまできたら最後まで付き合おうと、バス会社に問い合わせ。
すると落としたと思われる鍵が見つかり、後日着払いで中学生の自宅に郵送してもらえる事に。

ご両親がつけた名前は、きらめく(煌めく) ひのひかり(晃)で煌晃=キラくんというそう。

おお!なんて素敵な名前!

我が家の前での出会い、中学生との会話は古代の夕占(ゆふけ)だったのかもしれない。

いつかこんなことがあったなあって思い出してくれて、大人になった彼がまた違う人に手を差し伸べてくれたらどんなに素敵なことだろう、、、。

この日は美しい夕日だった。




さて、こちらは自然界の姿。



巣立ちが遅れていた幼鳥1羽が昨日から飛翔開始です。

いよいよ巣立ち間近かな。私の頭上をなんども旋回してくれました。奇跡〜^^

大きく、何よりも無事に羽ばたいてと願う。