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文に麗はし

2019年05月23日 | なごみ
隠口の 泊瀬の山は 出で立ちの 宜しき山 走り出の 宜しき山の 文に麗はし  (日本書紀 雄略紀歌謡)

奈良県桜井市忍阪区との取り組みの中で作らせて頂いたのが、8年前。
出典は日本書紀歌謡。

ちなみにこの歌、万葉集では挽歌に転用されている。

大和桜井の美しさに魅了されていた私は、迷わず歌のタイトルを「文に麗はし」(何とも言えず美しいの意)に決めた。

そのタイトルがファイルになりました! と先日お送り頂きました!




じわりと歌の心が広がったようで何とも幸せな気持ち。


忍阪と言えば、石位寺の伝薬師三尊石仏。
一説には額田王の念持仏とされており、こちらも区民の方々の石仏に込めた思いを歌にした「祈り」の楽曲を提供させて頂いている。

この白鳳時代の最高傑作とも言われるこの石仏が、2020年に東京国立博物館にて展示されます。




その展示に向け、先月忍阪から石仏が初めて出座されたそうです。


2020年は万葉集編纂1300年を迎える年。

元号も令和となり、ますます万葉ファンが増えますように^^