万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

音を奏でる

2018年05月30日 | なごみ
楽典のレッスンへ。

教材は自らの楽曲、万葉ヒストリーソング「伊勢志摩の島影」。



プロピアニスト 吉田幸生氏のピアノ演奏を楽譜におこしながらピアノ弾き語りに挑戦中!

改めて吉田氏の偉大さを実感しています。

コードに対してのピアノ展開。

歌のメロディライン。対するピアノの音の動きは、1音1音追っていくとまるで波のよう。

押したり引いたり。。。。

右手は経過音だったりと実にバラエティに富む構成音。

左手はベースの音幅の変化で曲全体の安定感が増していきます。

なるほどなあ。

1音1音、音の意味を確認しながらピアノ譜を作る工程。

不出来な生徒で時間はかかりますが、毎回のレッスンは目から鱗で楽しい時間。先生に感謝です!

帰宅後は、入梅前で湿度が上がってきたせいかようやく調子を取り戻した喉の調子に合わせて歌の練習。

まだレコーディングが済んでいない楽曲でオケは既に完成済。

大サビの盛り上がりをどう表現するかが目下の課題でしたが歌い込むうちにようやく形ができました。

自分の声でバックコーラスを重ねる!

早速仮録音。ぴん!とくるものを感じました。

レコーディングの折に自身の声で音を奏でてみようと思います。

やはり声に出して何度も歌わないと心は動かないのね。

呼吸器の先生いはく、「喉の調子がいいのは一年の内ほんの1、2ヶ月だから」

介護の合間をぬって何とか未完成交響曲たちの完成をみたいと思っています。


初披講子

2018年05月29日 | なごみ
今月の俳句会。

兼題は「新緑」、「若葉」。

先月、事前通達を頂いていた、披講子(ひこうし)。

もちろん初です。

投句ー清記ー選句後は読めない漢字を調べる時間を頂いて。。。。

この年になって知らない漢字と出くわすことも、、、Oh!!!No!!!!

いよいよ句会の始まりです。

ドキドキ。

なんでも披講子自身の選句から読み上げるのがルールとか。

今まで何気に参加していた自分!知らないことだらけ!
教えをこう環境がいい!そして何より周囲は数十年選手の方ばかりなのに、みなさん本当に温かく、明るい方ばかり!

毎回ながらお誘い頂いた折の言葉が脳裏をよぎる。
「皆さん本当にいい方ばかりだから大丈夫よ」って。

互選、特選を読み上げ、皆様に支えられる中なんとか無事に終了いたしました!

今のところの私の句の主役、「野鳥」、「介護」、「母」、「自然」。

俳句って自分自身の投影なのね。




青蛙 おのれもペンキぬりたてか  by 芥川龍之介













隣席の縁(えにし)

2018年05月26日 | なごみ
名古屋市内の韓国料理店で友人とランチ。

遅れて隣席にサラリーマンが2人。

聞き耳を立てるつもりはサラサラないけど、席がま隣。否が応でも会話の端々が耳に入る。

どうも二人は上司と部下。
その上司、米原あたり、、、と、滋賀県出身らしい。

若い部下が更につっこむ。すると、、、

「旧近江町だよ、坂田小学校よりもっと、、、!」

んんんっ!

なんと今、私が日々穴が空くほどにらめっこしている滋賀県の地図の世界ではないか!

思わず顔を見たくなったが我慢である。

更に衝撃的な言葉が、、、、!

「息長(おきなが)小学校の、、、」

なに!?
息長小学校なるものがこの世に存在している!?まるで古代のままに!!!!

心が躍った!

その後食事を終えたサラリーマンたちは私たちより先に席を立ち、後ろ姿だけをそっと見送る。

なんだか奇跡のような隣席の縁。

いにしえびとからの万葉へのエールだったかもしれないと都合良く捉えてます。

名古屋城で開かれているやきものワールドへ。


木造復元で物議を醸している名古屋城。


やきものワールドは2つの会場に分かれて開催。


名古屋おもてなし武将隊が迎え入れてくれました!


たまたま見つけた万葉雛の作品。
家持の書がしたためられておりました。
作者の方は書から始められ、焼きものに至ったとか。
思わぬところで万葉談義に花が咲いたが、帰宅後知ったのはこの方、ものすごい偉人だった(苦笑)
無知な私。
不思議なご縁。


母へのお土産は美濃焼。
左麻痺なので、動いてしまうお茶碗を私が支えるのに使い勝手が良さそう。
見た目より軽く、なんといっても色と形がいい!

日を変えて所用で名古屋に。
前菜にはもうすぐ旬を迎えるイチヂクが。
実は苦手。

ほぼはじめて口にしました。
サーモンで包まれていて以外にもクセを感じず食べられた。
ちなみにアボカドにはアワビとオリーブオイル、メロンに生ハムの組み合わせ。


こちらも今の季節ならでは、下から新茶、ヨーグルトのムース、オレンジソースのデザート。

初夏の装い。

風薫る。













発掘調査の成果

2018年05月18日 | なごみ
連日の夏日。愛知も暑いが奈良も熱い!

連日新聞紙上を賑やかせているのは発掘調査の成果。

まずは奈良県桜井市。
纏向遺跡出土の桃の種。炭素年代測定法により西暦135ー230年と判明。
こちらの地方新聞でも「卑弥呼のモモ」と大きな記事で取り上げられた。

その翌日。今度は奈良県吉野郡吉野町。
宮滝遺跡での発掘調査成果。
こちらは奈良時代前半の大型掘立柱建物跡が検出。
同新聞で「最高格式 吉野宮 正殿か」 とこちらも大きな記事。

こうした発掘調査を経て作られるのが、発掘調査報告書なるもの。

今の私にとって歌を作る上で、欠かせない史料となっているが、所詮井の中の蛙である。

何かの雑誌に書いてあった。

人間が知り得た知識なんて、ほんの数パーセントにしかすぎない。
所詮井の中の蛙である。
それでも、井の上に広がっている蒼い空を見ることはできる。。。

確かこんなニュアンスなことだったと思う。

井の中で広い空を仰ぎながら もがいているのもいい。

今後の更なる解明を期待したいと思います。

朝、5時30分。

お久しぶりにオオタカ激写!それでもあまり刺激したくないので3枚だけ撮って退散。

涼を求めて近所の池へ。

カイツブリも子育て中。





「愛知は蒸し暑いわね」とツバメ。


コアジサシ現る。
個体数が激減しているらしい。そんな中で2羽も。なんともありがたい気分となった。






やはり、あつい!!!!!













発展

2018年05月15日 | なごみ
前進も、そして後退も、「発展」と言えると何かの本に書いてあった。

前進と言えば、着々とオケ作りが進んでおります。

そして後退と言えば、嚥下障害。

ついにミキサー食となりました。もちろん水分はとろみあり。

ここ数ヶ月、食事については正直お手上げ状態だったのには理由があった。
嚥下機能がかなり低下していたことがわかり、結局ミキサー食に。

栄養指導とやらも受け、言語聴覚士の先生によるリハビリも見学。

身体全体の筋力低下は足腰だけでなく、口の中も比例するとか。
水分の落ちていくスピードに身体がついていかない。

それを補助してくれるのが、とろみ剤やゼリー剤。念のため片栗粉ではNG。

自宅でミキサー食ができるのだろうか、、、という心配は、栄養指導と言語聴覚士の先生の的確かつ丁寧なアドバイスに不安は吹っ飛んだ。

多忙な時もなんのその。ネット注文できるいい商品が。

ドラッグストアにも介護食は売っているが、そのレベルより一歩進んでしまった母は対応できそうにないことが判明。
代わりに大塚製薬が出している「あいーと」なるものが今のところ強ーい味方。

素材を一度加工して柔らかくムース状に固め、それをあえて元の素材の色、形のままに再現されています。

食は見た目も大事!

手作りと上手に抱き合わせて、少しでも負担が少なくなるようにしてね、というのはケアマネさん。

むせ込みはほぼなくなりましたが、ここからさらに上がるのは誤嚥性肺炎の確率。

在宅介護は決して楽ではないが、母の希望と私自身の母との向き合い方を考えると今はまだこれが一番の選択と思っている。

日々の介護の大変さが少し軽くなる瞬間がある。それは以外にも日常いろんな方々の看護をしているヘルパーさん、看護士さん、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、そしてケアマネさんたちのプロたち。

身体状態を全て知った上でつぶやいてくださる一言一言が胸にしみる。

言葉の端々に自分が思っている以上に頑張っている自分を知ることができ、もう少し母の人生の終盤に近くで寄り添っていこうと決めている。
いざとなれば全て理解した上で支えてくださる方たちが大勢いることは何よりも幸せだし、心のお守り。決して買うことはできない。



少し前のカキツバタ群落。


自然なままなので、花によって色の濃淡があるのもいい。


群落近くの湿地で。黄菖蒲。


ハリエンジュ(ニセアカシア)




近くの池で、コガモ。


よく見るとカワウ。営巣してるのかな?


う〜ん。。。???ピンボケ。。。


カラさん(シジュウカラ)です。


ムクドリ、ただ今子育て中。かなり用心してました!見ないで!(笑)




2018年05月09日 | なごみ
ずいぶんと遠回りをしたのかもしれないが、今日に至るまで歩んできた道のり、それぞれが点でしかなかったのがここにきてようやくおぼろげながら線が見えてきた。

その瞬間は実に衝撃的だ。

新たな文献との出会いがさらなる古代へと誘ってくれる。

時代の変革期は私の未熟な知識をはるかに超えて何期かの段階を経て遡ることができるようだ。

史料が少ない人物がゆえにそのルーツから読み解く試みです。

決して平坦な道ではないが、自らの足で歩いて巡ってきた時間、そしてお出会いの中で頂いた風土に眠っていた史料が今の自身の財産となり新たな一歩の肉付けとなって力を頂いている。

遠回りした時間は、過去と現在をつなぐ道。

もっともっと温めていきたい。


八十八夜が過ぎ、我が家に1本あるわずか30センチほどのお茶の木で茶摘み。
母が通販で買った木です(笑)

茶摘みとお茶の作り方は以前一志町で教えて頂きました!



蒸しから揉みへ。
これがなかなかうまくいかない。
レンジを使って、、、。


新茶の出来上がり。



大きめのティーポットに2杯分だけですが庭のお茶というサウンドだけで味わいは格別となりました!












OMOTENASHI

2018年05月03日 | なごみ
連休前半はおもてなしづくしの日々。

客人たちが持っていたのは、、、

JAPAN Rail pass!

いづれもアメリカからのお客様。




こうしたpassがあるのは知ってましたが実際みせて頂いたのは初めて!



2週間でこのお値段とは私も欲しいぐらい!(笑)

この日は少しでも日本文化に触れてもらえればとお抹茶でおもてなし。
喜んで頂くことができました!

客人たちが帰ると相前後して訪ねてきてくれたのは以前我が家でホームスティしていた子。
彼はニューヨーク出身者!

仕事やプライベートの話など以前より明るくなった彼の成長ぶりにまたまたホストマザーとしては嬉しいひと時となりました!


こちらは名古屋市内某所のアフタヌーンティー!

海外からのお客様のおもてなしはツーリストとして一緒に出かけるのもいいのですが、日本人の生活の中にはいりこんで畳敷きの和室で過ごす普段時間も彼らにとって格別なようですし、私自身が日本文化の素晴らしさを客人たちから改めて知らされる時間となっています。
が、万葉集はなかなか伝えられないのが残念!
うーん。こちらは生涯の課題ですね!