万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

起承転結

2017年03月29日 | なごみ
寄稿のお話を頂き、原稿を書いている。

お話頂いてすぐ一気に書き上げたものの、歌と同じでしばらく時間をおいてから見直してみると、、、う〜ん。。。

相変わらず文才ないなあ。

文字数は決まっているが、絞り込んで極力字数の限界までに近づけたくなるのが心情。

結局最初の原稿はボツにして最近書き直した。只今校正中。

起承転結。

人生共々難しいものです。

空を見上げれば、オオタカ!

子育て中のオオタカを執拗に追いかけ回すカラス。

自然界も厳しい!








春浅き 水を渡るや 鷺ひとつ

2017年03月24日 | なごみ
嬉しい1日となった。

「継続は力なり」。

心が満たされると風を感じたくなって、吹きすさぶ風をもろともせず一眼レフ片手に1時間ほどバードウオッチングへ。


最近気になっている「柳」。


遅咲きの梅。


椿が何本も公園内に。今までは気にもとめなかったことだが、歌に触れてからそこかしこの椿が気になって仕方がない。
何事も興味を持つことから始まるのね。


見つめられて、ホオジロ。いや。にらまれて!

風が強くても頑張るキンクロハジロ。



髪が逆立っております(笑)


またまたいました。ミコアイサ。荒波にも、、、

逆風にもめげず。

こちらは大学の植物園で見つけたコゲラ。





春浅き 水を渡るや 鷺ひとつ。

春はすぐそこに。




旅まつり名古屋2017

2017年03月19日 | なごみ
朝4時30分。

いつもの血圧測定と早朝服薬のため、眠すぎる自分にムチ打って起床。

んんっ!?204!?

一気に目が覚めた。

3回測定し176。母には「150ね」と言っておいた。
まともに話したらびっくりして尚更血圧上昇しそう。

早いところ起きてもらって、朝の薬を早めるしかない。

予定してたデーサービスはお休みにしよう。

朝食後に服薬、しばらくして血圧測定したら150前後に。

ああ、よかった。

お天気もいいことだし気分転換に「旅」に行こう。

「旅」と言っても、名古屋 久屋大通公園で行われている「旅まつり名古屋2017」。18日、19日の二日間のイベント。
一昨年初めて母と行ったこのイベントを母は大いに楽しみにしていた。


今年も全国各地の観光ブース、ご当地グルメやゆるキャラで大盛り上がり!


岐阜のブースだったかなあ?


こちらは長野県 白馬村のゆるキャラ ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男III世。名前の意味は「勝利の白馬」だとか。

やたらと絡んできてくれて母も大笑い!

それにしても島根県のマスコットキャラクター「しまねっこ」の人気の凄さは半端ない!さすが出雲の国。

約2時間、たっぷり浴びたのは母の笑顔と太陽の光。

気分転換の効果もたっぷりあったようで、帰宅後の血圧は138!

嬉しい1日となった。

母就寝後、今取り組んでいる史料のもつれをほどく作業。

我が性格も災いしてどこまで辿れるのだろうか、、、と思うほどに奥深い。。。。。








3月23日は阿修羅!

2017年03月18日 | なごみ
3月23日午後10時から「NHKドキュメンタリー -阿修羅1300年の新事実」の特別番組が放送される。

私にとって「阿修羅」と言えば、山崎隆之先生!

大学在学時、当時先生は愛知県芸術大の名誉教授でもあり、私は文化財修復学なる講義で実物大の阿修羅の内部を目の当たりにし衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えている。

今回もちろん先生も出演されるようです!

3月23日、これは見逃せません!



訪問入浴がきた〜!

2017年03月14日 | なごみ
デーサービスが再開できたものの座位の維持がままならない為、デーでの入浴は寝台浴となってしまった。

母が利用しているデーサービスでは、座位での機械浴は湯船の中まで浸かれるのだが、寝台浴(寝たままで入る)の場合はシャワー浴となってしまう。

お風呂が大好きな母にとってなかなか厳しい選択となってしまい、なんとかならないものかと頼りになるケアマネさんに相談。

訪問入浴サービスの提案を受け、相変わらず初めての事に対して臆病になり嫌がる母をなんとか説得してスタートにこぎつけた。


パナソニックが介護事業にも進出していたとは!


ボイラー付きの車両だそう。すごい!お湯まで運んできてくれます。


3人の内1人は看護師さん。体調管理もしっかりしてくれて安心。

みなさん丁寧な仕事ぶりだ。

久しぶりの薬草の湯のお風呂に浸かって母もしっかりリラックス。
温泉気分も堪能しご満悦の様子。

母の嬉しそうな顔を見てまだまだ頑張ろうと思える私がいた。

翌日、病院受診帰りに普段なら車椅子を押して出かける近所の公園に車で直行。



母と二人で観梅。満開の花見に二人コンビニホットコーヒーでティータイム。

空が青い。

俳句が得意な母は満開の梅を前に句を詠んで楽しんでいるのが嬉しい。

普段見慣れた景色でもちょっと視線と視点を違えれば、心の中に数倍も膨らんだ景色となって広がっていく。

老いていく母と過ごす貴重な時間。できる限り寄り添いたいと切に思う今日この頃。

命は尊い。















弥生の二上山麓〜馬酔木(あしび)求めて〜

2017年03月10日 | なごみ
磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど 見すべき君が ありと言はなくに  万葉集 大伯皇女

啓蟄も過ぎた弥生。

歌のままをこの目で確かめてみたい、その一心で二上山麓の馬酔木を求め尋ねた。
(歌の意はこちら

近鉄名古屋から二上山へと向かう途中。

久しぶりの大和探訪。私を迎えてくれたのは「吉隠(よなばり)」。


降る雪は あはにな降りそ 吉隠の 猪養(いかひ)の岡の 寒からまくに  万葉集 穂積皇子

吉隠だけ雪が舞い散っていた。それも横なぐりに。歌の世界がググッと近づく。



三輪にさしかかると雪は止み、青空が広がり始めた。


こんなことがあるから万葉の世界にずっと浸っているのかもしれない。

さて、近鉄南大阪線 尺土駅で下車。
前回はタクシーでの移動だったが、強い味方現る!葛城市のコミュニティバス「れんかちゃん」に乗り換え。


一日100円。乗車後運賃支払済証なる券がもらえ、あとは何回乗ってもそれを見せるだけ。葛城市やりますね!


竹内峠の交差点を過ぎたあたり。車窓から見た二上山。ずいぶんと近づいてきた。


ゆうあいステーション(葛城市福祉総合ステーション)で下車。

事前にグーグルマップで調べたところ目的地まではここから1キロ弱。但し登り。

さあ、馬酔木求めて歩みを進める。


1キロ弱とはいえ、先は長い。


當麻山口神社。




傘堂。



鳥谷口古墳下の大池にはヒドリカモとスズガモが。

もちろん池守も。

二羽揃って羽を休めておりました。


鳥谷口古墳。帰路に寄ると心に決めて歩みを進める。


砂防指定地とされている。初田川上流を求めて歩く。


古墳からほど近くにあるのは大龍寺。


馬酔木を求めてさらに登っていきます。


歩みを進めると眼下は歌の如くゴロゴロとした岩、石が多く見られここまでくると古代の情景が容易に想像できる。ああ、あのシダが馬酔木だったらいいのにな。

二上山で私を出迎えてくれたのは。。。

なんと、ルリビタキ!


鳥は天からの使い。大伯皇女だっただろうか。これぞ万葉の息吹。それにしても美しすぎる。
一眼レフさげててよかった(笑)顔は右に向いてるけど目はしっかりこちらを凝視!



いよいよ上流近く。祐泉寺までたどり着いた。



ここで一眼レフを下げてる私に登山者の方が声をかけてくださった。
今日も二上山をルートを変えて2回登るらしく、その方もバーダーで兼つ山野草にも詳しく色々教えてくださった。
すでに腰が限界。しかしここまできたら、、、もう少しだけ歩みを進めてみる事に。




多分ほぼ源流近くだろうか。手に届くところに水量少なく清水が流れる。
そっと手にとってみた。万葉集でいうと「水結」。
水を手にすくってとるという行為そのものが古代は1つの呪術であり、清水を自身につける事に意味があったとされる。
二上山でまさに万葉びととなったのである(笑)



帰路は大津皇子の改葬墓と有力視されている鳥谷口古墳へ。




古墳から見た大和盆地。周辺からは大和三山が見られる。


残念ながら今回馬酔木に出会う事はできなかった。
しかし初田川流域は、古代の情景を思い描くには私にとっては十二分過ぎるほどだった。

余韻を残して、以前にご案内頂いた折に教えて下さったゆうあいステーションでちょうどいい塩梅のバスの待ち時間を利用してランチすることに。


奥が食堂。


ゆうあい釜飯。610円なり。お値打ちですが40分ほどお時間かかりま〜す!
すごく優しい葛城びとたちが作っていらっしゃいます。
ちなみに味噌汁は白味噌。甘め。美味しく頂きました。


食事後、ゆうあいステーションから見た大和遠景。中央正面あたりにうっすら見える円錐形の山は忍阪山だろう。美しい山容が語ってくれる。

移動時間7時間、滞在時間3時間。それでも大和へと足が向く!

こうして万葉の収穫をたくさん得た私は、デーサービスから帰ってくる母の待つ家路へと急いだのであった。

































It's Show Time!

2017年03月05日 | なごみ
ようやく源流と思われるところに辿りついた。

思われるところ、、、というのはあくまで古代には戻れないからである。

音は風となって広義の意味での大和を駆け抜けていた。

それぞれの風土に溶け込みながら。。。。。


ここからは本日のショータイムをご覧ください。

ええーい!あとに続け〜!


ちょっと、待ったあ〜〜!


羽交締め〜!




あ〜〜れ〜〜〜!!!!!


カイツブリ云はく、「しかと見届けたぞよ」

完!

磯の香り

2017年03月03日 | なごみ
今年も「的矢牡蠣」を頂いた。

鳥羽磯部漁協のものを3時間かけて買いに行っているとのこと。

必ず買える訳ではないそうで、なんともありがたい。Hちゃん、ありがとう!

今年はどう食べようか、、、。

むき身で1キロ。相当な量です!

1日目は牡蠣のレモンソテーにしてみた。

フライパンにバターを入れて熱し、レモンソルトをふってこんがりと焼き目をつけていただく。実にシンプル。

ぷりっぷりっ!

そして2日目。

保存が効く牡蠣のオイル漬けに。



こちらはフライパンにオリープオイルを入れて熱し、軽く塩、胡椒した牡蠣を強めに焼き目をつけて中まで火を通す。
あとはオリーブオイルに漬け込んだら完成!

なんといっても新鮮そのもの。やはり鮮度なのね!

的矢牡蠣が育ったのは伊勢志摩。磯の香りが漂う。

「あみの浦」にも春風が吹き始めただろうか。。。

伊勢志摩の島影   万葉うたいびと風香











万葉歌物語 二上山の落日 大伯皇女の嘆き 〜斎王として 姉として〜

2017年03月01日 | CDリリース
初演から3年の時を経て、作品となりました。
Amazonにて万葉プラネットより本日発売です。

詳細はこちら





万葉集というとハードルが高いように感じていらっしゃる方も多いかもしれませんが、扉を開けてみれば決してそんなことはありません。
古代に生きた日本人の変わらぬ心と愛情を感じて頂ける作品となっております。

長く皆様に愛される作品となりますように。