ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

マック化する日本のホスピタリティ

2018-08-25 21:49:50 | アウトドア
乗鞍岳登山を計画するものの、飛騨地方を含む岐阜県は大雨洪水警報。
ということで、登山は諦めて、のんびりと。

いつも、国道41号線を使うときに気になっていた、”記念碑”


今から50年前に、子供心に覚えていた”飛驒川バス転落事故”の慰霊碑。

当時の佐藤栄作首相の揮毫。
確かに国道41号線はいつ岩石が上から落ちてくるような狭隘な道。
先人達の犠牲の上、今があるのだと痛感

途中、野麦峠への道へ入り、旧高根村へ

ここでのトウモロコシ、”タカネコーン”
糖度は果物以上にたかく、甘い🌽
今の時期しかない、貴重なトウモロコシ

甘い!
このまま高山へ。

外国人観光客で溢れている場所から離れて、旧高山城跡へ

誰もいません!
夜は、いつものように過ごし、初めてのチャイニーズウィスキーを

世界的な品評会で高い評価。
でも、こんなもの、金でいくらでも買えるもの、と思ってトライ。
確かに、凄い、でも、最初のパンチ、そのもので余韻は一切なし。でも、時間をかければ、余韻の良さ、出てくるかもしれません。

ところで、高山では、もう10年以上、使っているホテル。アルピナホテル。

この数年、特に感じるのは、スタッフの”心のないホスピタリティ”
特に、最近は採用困難な折、非常にマニュアル化、”作られた笑顔”
マックと同じ。
一見、丁寧に応対していますが、基本的には、客のことは関係なく自分たちのやり方を問答無用で押しつける”マック方式”
マニュアル以外の対応、できません。
こんな話しを高山の知り合いと話しをしたら、同意されました。
外国人観光客が増えて、対応に困難になると、結局は、世界共通のマニュアルで動いているマックと同じ。
そろそろ、まともな、日本的な場所、探さないと!

日本全体が、そのような傾向かな。

それを実感します。

日本の良いところ、守ってほしいです。
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日本人を圧倒するパワーと合理主義

2018-08-17 12:08:32 | 社会・経済
北海道のニセコを訪れるようになって、30年、夏も訪れるようになったのは、この4年。
冬が日本の租界のようになっているニセコで、夏も様相は、変わってきています。
日本人を圧倒する外国人のパワーにより、日本の地方行政は、完全に置いておかれ、未だに的外れなことを。

ニセコには多くの芸術家さん達がいて、その展示会を、高級ホテルの一角でおこなっています。
また、夏のアウトドア活動は、元々日本人以上にアウトドアに積極的であり、彼らの方が得意。
さらに外国人が多い、ということから夏休みに子供達の国内留学を。
とにかく、このパワー、凄いです。もちろん、夏の観光客を増やそう、ホテルの売り上げをあげよう、というのが基本にありますが。
これに対して地方行政は、ニセコに限らず、なにをしているか、といえば、訳のわからないコンサルタントを呼んで、しかもどこでも同じ話しをする代わり映えのしない講演会ばかり。他人任せの無責任な貧弱な地方行政。
知り合いのコンサルタントが
”コンサルタントとは、困難が来れば最初に去る”ということ、”困”と”去る”の文字から名付けたようなもの、と自嘲気味に。
今、全国の地方自治体はやたらとコンサルタントへの丸投げと講演会ばかり。
でも、中にはそんな無駄金使わずに、地元の中から人材を発掘しています。
なにも、外国人を誘致するのに、外から訳のわからないコンサルタント呼ぶよりも、既に各地にいる外国人居住者との連携をしていけば、と。
”都会の連中がなにを言っているのか!”
必ずそう言われます。でも、東京都をのぞき、地方交付税が支払われており、その財源は国民全部、すなわち都会の人間の税金も使われています。

地方の無駄金についてはもっと厳しく見るべきかもしれません。

また、地方の活性化、外国人誘致の最大の障害かもしれませんが、年寄り連中、年寄りの有力者と言われる連中。そして”悪い意味での”閉鎖性、排他性。

ニセコを見ているとこの日本固有の無駄、排他性をことごとく打ち砕いています。

これは世界に目を向けると、日本の企業がことごとく、世界の企業に負け続けている状況にもラップしていきます。

日本は高齢化という、物理的な現象ではなく、精神的にも老齢化、若々しさがない、いつまでも年寄り連中が、昔ながらの発想で実権を握っていることが、最大の問題かと。

ニセコに訪れると、色々と、考えさせられること、多いです。
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高走行距離の運転で感じること

2018-08-16 20:04:05 | 


来月、最初の車検。でも走行距離は120,000Km近くに。
少し(というレベルではないですね)走りすぎ。
運転は高速道路が多いです。
利用するのは、東名、新東名、中央、上信越、関越。
そこで感じたことをつらつらと。
(あくまでも個人的感想)

①煽り運転
 煽り運転が社会問題化していますが、経験上、追い越し車線での煽り運転、8割以上、煽られる方に問題。走行車線の車と同じ速度で運転、あるいは走行車線に車がいないのに追い越し車線をゆっくりと。
マスコミは煽られたら警察に連絡を、と言っていますが警察は動かないようです。警察はわかっているようです。
②煽り運転の犠牲者?(煽られる側の運転手)
 大体、高齢者、年齢の高い方、そして日曜日は女性。
 高齢者は、判断力のなさ(周りの状況判断ができにくい)と、加齢による柔軟性の欠如、言い換えると頑固さ。
 女性は、特に家族連れの場合。通常、往路は、旦那さんがすっ飛ばして目的地を目指して運転しますが、復路は、渋滞するので旦那さんのみならず奥さんも運転する機会が多いようです。普段、高速道路の運転に慣れておらずハンドルにしがみついているひと、多いです。
③レンタカー
 関越、中央、上信越道は、外国人が多いですね。これは外国人が利用できる公共交通機関が不便なこともあるかもしれません。一方、東名、新東名は、日本人の若い人達が中心のようです。外国人も東海道はやはり世界に冠たる”新幹線”を利用しているのかもしれません。
どちらも、運転に慣れていないので、やはり追い越し車線をゆっくりと。
④車種
 要注意車は、カローラ、ブルーバード、初期のヴィッツ。たまにセドリック、古いクラウン、プログレ。
これらは基本的には高齢者が大事に乗っている車。安全装置は、当然ついていませんし、後方に車がいることについてのセンサーありません。
やはり、追い越し車線をゆっくりと。
⑤ナンバー
 これは完全に個人的感想なので該当するナンバーの人達には異論あると。
まず、運転マナーの悪いのは茨城県、滋賀県、奈良県。
鳥取県、島根県は、車の少ない地域なので車の多い道路の運転には慣れていないのかも。
意外と大阪のナンバーは、高速道路では普通です。
九州のナンバーも要注意。これは地域性というよりは当該高速道路にたどり着くまでに時間がかかり、疲れているのかも。

でも、一番酷いのは愛知県のナンバー。そもそも、愛知県警の高速隊は、ほとんど取締せず、大体、愛知県の県境を越えると岐阜県警、静岡県警が待ち構えています。
  
以上、毎週、高速道路を運転していて感じる、独断と偏見。

スバルのアイサイト、高速道路ではほぼ自動運転。


楽チンです。

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タイミングが良かった”カリンパ・ウシ・ヌプリ””イワウ・ヌプリ”登山

2018-08-15 20:15:30 | 

今年は天気が安定しないなか、北海道へ。
フェリーの予約、土曜日が取れず金曜日に。おかげでETC割引利用できました!

朝早くの姨捨SAから。
善光寺平も曇りがかって。
天気もってくれれば。

米山SAで、鯖サンド。ちょっと生臭いですが、美味しいです。
途中、新潟の魚市場で、お昼を購入


今年は、部屋、バイクのみならず自動車も珍しく満車

不思議な場所に、車を


万代鮮魚センターで買ったお寿司とニセコの松原農園さんのワイン🍷

皆で昔、遊んだ粟島を見ながら。

翌日は、天気は一瞬、もつ予想
朝、少し遅めに、というか寄り道しながら。弁慶岬へ寄り道

驚きました!
朝、9時頃に、登山口到着、晴れ間も。

狩場山。アイヌ語で、”カリンパ・ウシ・ヌプリ”。桜の群生する山、昔は、沢山桜の木があったのかも。

お花が沢山






お花のあいだを。





八合目から手前に南狩場山とその先に狩場山

九合目の南狩場山を越えると、別天地




大雪山にはカムイミンタラ、神々の楽園がありますが、ここも神々の楽園のような美しさ。

山頂にいた若いグループの人達と楽しく。明日から知床山へ行くそうです。
そのうちのひとりが、少し離れたところで、大声。
”熊の新鮮なウンチ💩”
確かに登山道には熊の干からびた排泄物、沢山ありました。
後で聞きましたが、この狩場山のある島牧村は、今年は熊の出現が多く、夜に駆除するか、この日に決まるそうです。ちなみに猟友会の活動は、基本的には昼間のみで、この島牧村では夜の活動を認めることになりそうです。
神様の楽園は、熊さんの楽園でもあるので下りは、気持ち、少し大きく熊鈴をならしながら下山。

車を運転しているとキツネが飛び出てきます。北海道らしい!
ニセコひらふで、いつも寄せてもらっている焼き鳥屋さん、”Bang Bang”さんへ。オーナーの齋藤さんご夫婦から、ピカソの博物館が岩内町にあるから、とのことで、翌日、岩内へ(前日の山登りで、足腰痛いので、今日はお休み)

荒井記念館


ピカソのリトグラフなど多数
学芸員?の方に、この美術館のことを色々と。
この美術館を建てた荒井さん、という方、岩内には全く関係ない方。実は東京で、出版社を作られて、有島武郎に感激、有島武郎に関係ある、岩内出身のとある画家の絵を集めた美術館を作ろうとしたそうです。しかし、この画家の美術館を岩内町が作ったので、なにかないか、と探していたところ、その時に、アメリカのミュージシャン、ミッチミラーが所属していたピカソの作品が売りに出ていたので購入した、とのこと。
不思議な縁ですね。ミッチミラーと言えば年配の方にはテレビのコンバットのテーマソングを。

美術館からは岩内の海も。

岩内町から戻って、Bang Bangのテラスで齋藤さんご夫婦とマッタリと。羊蹄山を見ながら。
夜は倶知安の町へ

さすが、外国人相手のニセコ。
レンタカーも凄い!
4時間10,000円のポルシェ。

ビートルは、半額
翌日は、午前中だけ天気はもち、午後からしばらく雨の予報。
二時間で登って、降りて来ることが可能な、”イワオヌプリ”へ。

アイヌ語で、”イワウ・ヌプリ”、硫黄の山。ニセコ連山では一番新しい火山。




背後には一昨年登ったニトヌプリ。

火口跡

ところどころ、硫黄のあと。



雲のかかったアンヌプリをバックに

ニトヌプリをバックに

目国内(メクンナイ)山と、岩内の海も

倶知安の町も眼下に見えます





下山すると同時に大雨

外国人も来ているようです。
大雨になってきたので、美味しいコーヒーで、有名な高野コーヒーさんへ。

今年から作り始めたアイスコーヒーと、コーヒーの花の蜂蜜。
香りが凄く素敵です。

ところでニセコでは、外国人達が主体となって夏も外国人達だけではなく日本人観光客を増やそうと、色々と。その一つが、地元の芸術家さんたちの展示会。それを各所の高級ホテルの一角で、それぞれ無料で開催。
やっぱり、日本人とはスケール感、まったく違いますね。
翌日、小樽へ。

途中、小樽ワインさんへ

高い志。

そしてメイドインジャパンの長靴、ミツウマさんの本社、工場を横目で。

自分の登山用の長靴もミツウマ。
いつまでも頑張ってほしいです。

町へ目を向けると、フェリーが見えます

フェリーへ




積丹半島

満室のフェリー、イベントに沢山のお客さん

夜22:30くらいに敦賀、もしくは舞鶴からのフェリーと、すれ違い

朝、粟島を見ながら、高野コーヒーのアイスコーヒーを。
素敵な香り。

新潟港には、JR東日本の車両。
これから輸出されて、第二の人生。
電車なので、インドネシアむけかな?
東南アジアでは日本の中古電車、車両が重宝されています。ミャンマー、タイ、インドネシア。
中国の新品の車両よりも日本の中古車両の方が高く評価されています。
来年、還暦の我が身、なにか色々と、考えさせられることも。

燕市の背脂ラーメン

いつも絶妙なおいしさ。
楽しみです。

燕市で35℃

長岡市でさらに
ところが

名古屋では30℃を下回り、涼しさも。
でも、湿度は高く、最初は涼しさを感じても、すぐにジトっと。これが名古屋のいやらしい暑さ!😢
今回の走行距離は

1550Km。
色々と、考えさせられる蝦夷ツアーでした!

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