あまりにも気になったツアー客がいたので、見に行ったところ、動けなくなった人が。山小屋から3~4ターンのところで。
声をかけると
”膝をねんざしました”(膝の捻挫?)
”警察には電話しました”(えっ?小屋が目の前なのに?)
”小屋が近いのですが、戻っても治りませんから”
”あと40分でヘリが来ますから”(タクシー?)
怪我をした、という人、ふつうに立っていますし、歩けるようです。
”こういうの、慣れていますから心配なく”(エッ、いつも、こんなことしているの?)
あきれてしまいます。
新潟県警、ヘリ何機持っているのか知りませんが、こんなことに使っていいのかしら?
しかも、新潟県人ではない人たち(このヘリ、新潟の人の税金で運用されていますよね)
既に、ツアーの大半は下山。小屋の管理人が手伝いに同行していたようですが、ヘリが来たとたん、付き添っていた人(2名)は、”じゃぁ、よろしく!”と言って勝手に下山。
なんじゃこれ?
当時、風が強く、ヘリの操縦もかなり、困難な状況。
でも、当の本人たち、携帯を使って、タクシ-替わりと思われての仕方のない、使い方。
翌日新聞を見たところ、地元紙には
”ヘリを呼んだが、膝の軽傷”との記述。(地元の人たちも、”なんじゃこれ?”と噂になっていました)
あまりにも、無責任な連中。
そもそも、技量を見ても、ようやく、フラフラとテレマークポジション(らしきものが)ができるレベル。昼過ぎの、気温が上がり、悪雪となった状況。こんな初心者同然の連中が無謀にもこの山域に入り、たいした怪我でもないのに、タクシー代わりに県警ヘリを呼び、命がけでヘリを操縦してきた新潟県警(小屋のスタッフに聞くと、当初はもっと、難度の高いコースを計画していたとのこにもと)。
ツアーに入る、ということ、それなりのトラブル対応、しかも自分たちで対応することが求められているにもかかわらず、それを最初から放棄しています。
最近の日本人のレベルの低下、無責任さ、実感しました。しかも年配。
こんな連中が日本の中枢にいるわけですから、若い人たちに問題が多くなっても、仕方がないのかもしれません。