ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

9月に観た映画

2021-09-30 11:15:40 | 映画
緊急事態宣言のために映画館も夜9時まで、そのためにレイトショーが中止に。レイトショーの方がお客さんも少なく、感染の可能性は低いと思いますが。でも、ただでさえ観客の数を減らしていて経営的に厳しい映画館、人も少ないレイトショーは中止せざるを得ないのでしょうね。
自宅と会社の間にある映画館で。
”生きること=鯨を採ること“
そんな、インドネシアのとある漁村のドキュメンタリー映画。ほぼ手漕ぎの船で鯨、マンタに立ち向かう人達、そのためには命もかけて。ドローンを使った美しい海と小舟からの生々しい厳しさを見事に。カメラマンが乗っている小舟が鯨に乗り上げる、その迫力。これほどのものが撮影できたのも監督が長年、現地の人達との関係を築いた結果と。鯨も捕獲されようとすると仲間、家族が寄り添う、その、人と鯨の互いに生きるための攻防も見応えあります。現代の我々は生きるために、食糧を手にするために直接食糧を手に入れる行為はおこないません。しかし、その意味では食糧を手に入れることの厳しさを見失ってしまっているのかもしれません。この映画の監督、スタッフに頭が下がります。そんな考えさせられる映画。

東北の震災をバックにその後の人々の必死に生きる姿を描いたアニメ。アニメとはいえ大人にも見応えのある素敵な映画。人々の心の中にある不安、不信、その他の悩みを喰う妖怪を人と地元の妖怪達が退治。日本の中では東北には何か不思議なこの世のものではない精霊(妖怪)の力を感じます。この映画も遠野地方が。
今のコロナのせいで厳しい世の中での人の心の中の闇を妖怪というもので著していく、とても日本的な映画。吹き替えの人達も素敵で見終わってから清々しい素敵な映画でした。

これも東北、福島県の古い映画館の再生の物語。福島県のテレビ局の開局50周年にテレビドラマ化されたものの映画化。皆さん、素敵な俳優さん達。勿論主演の高畑充希さんも素敵なのですが、芸人の大久保佳代子のなんともいえない演技が最高でした。映画の中で、“映画は残像にしか過ぎず飯は喰えない、映画が無くても死にはしない”旨の表現がありました。確かに映画そのものではお腹は満たされません。でも、人間は色々と考えます、つまり精神的なものも生きていくためには必要と。この映画は映画を愛する人達へのエールのような先品。
この映画も見終わったあと、清々しい気持ちになりました。
“民族の火薬庫”と言われて戦争の歴史を繰り返してきたバルカン半島の”ユーゴスラビア“。戦後のチトー独裁政権崩壊後の混乱。かつて仕事でハンガリーのブタペストからブルガリアのソフィアに飛行機で移動したとき、アドリア海を大きく迂回すると同時に飛行機機内の照明を消して真っ暗闇の中でした。1991年の秋。ちょうどセルビアモンテネグロの紛争が始まった年。その翌年にセルビアフェルツェゴビナ紛争が。この映画はセルビアフェルツェゴビナ紛争中の悲劇を。
イスラム教徒とキリスト教徒との争いでもあり民族対立。ただ宗教対立というよりは永年の民族対立の様相が強いと。紛争が始まる前は両民族は共生しておりこの映画の主人公も学校の教師であり両民族の子供の教育を。映画の中でも対立するセルビア兵の若者が“先生”と。
どちらがどうの、と言うことはそれぞれの立場があり紛争の正当性の評価は難しいと。ただ、非武装地帯、避難民の集まった国連施設でおこなわれた虐殺については考えさせられます。勿論、セルビア側の残虐行為は避難されるべきであることは間違えないです。セルビア側は避難民の中には兵士が紛れ込んでいる、という疑心暗鬼に囚われていたと。ただ、一番の問題は第二次世界大戦後の世界秩序を構成していた”国際連合“の限界、言葉を悪く言うと“幻想”が如実に。国際連合は、世界の加盟国の”最大公約数“であり、誰もが満足する結果にはならない、さらに常任理事国が絡んでくると統治不全となる、その現代的な現実。
現在は各国のエゴが全面的に出てきています。
大学時代は“憲法”を専攻していましたが、今から40年前に憲法の”前文“の美しさには惹かれるものはありました。勿論、憲法を作成したアメリカ駐留軍には法律の専門家はひとりもいなかった、または、前文は法律ではなく、単なる文学だ、とか議論が多かったのは事実。とはいえ、惹かれました。しかし、現在、世界を見渡すと“平和を愛する諸国民の信義に基づき”等ということは”絵空事“になってきています。五大国といわれる常任理事国内でも民族浄化が起きている、しかも日本も無関係ではない、ということが昔の穏やかな時代とは大きく変わったと。そんなことを考えさせられた重い映画

俳優でもあり最近は映画監督もされている斎藤工さんプロデュースのリリーフランキーさんのひとり芝居。1時間ちょっとの映画ですが最初には全く関係ない引き籠もりの兄と失業した妹とのリモート電話の映画。はっきり言ってこの部分は時間つぶしの大いなる無駄、危うく寝落ちするところでした。
本題のリリーフランキーさんのひとり芝居は色々とあって家を出た奥さんのことをカレーを作りながら待つ役。そして、その奥さんとの関係は現代的なものではなく、ちょっと昔のラジオでの投稿で。時間をかけると味が出てくるカレー、それと自らの気持ちを熟成させていく、それを、喜怒哀楽の少ないリリーフランキーさんが微妙に演じているのが魅力的。かなり、実験的な、好き嫌いのはっきりする映画。演劇の好きな人には良かったかも。個人的には良かったと。でも、前半の無駄を除くと1時間弱、シルバー料金で観ましたが正規料金だと、ひょっとしたら怒るかもしれませんが。
公害というものを身近に経験してきた我々世代にとっては良く耳にした“水俣”
そのあまりにもの衝撃映像、写真に触れたときのショックは凄まじかったです。未だに、地元では触れて欲しく無い、そんな日本的な状況が。ロケは水俣では出来ず、セルビアで。しかも、熊本県は実情を知ってほしいということで後援しても水俣市は拒否。この問題がこじれ、未だに大きく揉めているのは、やはり、チッソという会社の一地方小都市”水俣“での影響力、さらに、チッソという会社が日本の政界、経済界に大きく影響力があることもあるかもしれません(最近では皇室関係も)。日本人では中々踏み込めない表現、やはり利害関係のない外国人の視点が新鮮。パイレーツオブカリビアンのイメージが強いジョニー・デップもシリアスな素敵な演技力。最後に現在世界各地で問題となっている環境破壊について列挙されています。自分が関わってきたモーター関係の仕事でも、モーターに不可欠とされている希土類についてはかなり危険な状況で採掘されているものも多く、厳しく報道管制されていると。この映画の時代と異なるのは、良い面はインターネット等で情報が世界中に拡散されること。でも、マイナス面は完全な情報統制がかけられていることで、本当の事が隠されていること。
自分の卒業した大学も旧制大学時代には別の公害企業が寄付をしてできた大学なので昔から公害に感心がありました。
シリアスな、色々と考えさせられる映画。
ムロツヨシさんがいつものギャグを封印した、素敵な映画。バイプレーヤーとして、時にはメインを喰ってしまうムロツヨシさん初の主演。内容は家族のあり方についてを、シリアスとは言え、随所にクスッとする場面のある素敵な映画。本当に観て良かったと思う映画。
愛知県豊田市のある意味宣伝映画。とは言え愛知県、岐阜県ではラリーがおこなわれ、昨年、今年とWRCラリーが計画されてたものの中止となりました。日本でのラリーは北海道などでおこなわれていましたが、中部圏でも地元、自動車関係の人達、そしてなんと言っても世界的自動車会社のトヨタ自動車がWRCに復帰してことが大きいと。豊田市と言えば自動車会社が有名ですが、実は日本一の広さを誇っています。これも町村合併で日本でも有数の景気の良い豊田市に周辺の町村が吸収され(実は財政的に厳しく救済された側面が大きいと)、ロケ場所の岐阜県恵那市とは隣接、山々に囲まれた美しい場所の側面も。そのせいか、映画でも見所が多く出てきます。内容的には突っ込みどころ満載です。毎年行われている一般も参加できるラリーに参加する、というものですが、このコースはトヨタ自動車関係の鞍ヶ池公園内です。しかし映画では三河湖等の紅葉の名称でテストをしているとか、ラリー未経験者が突然凄い運転をするとか。とは言え、愛知県、岐阜県の美しい自然の中、何も考えずに楽しめる映画。ひとつ、映画の中で出てくる風力発電所、実はパンフレットも含めて一切ロケ場所として触れられていいません。基本的には自動車の乗り入れを自粛している場所です。我が家はよく、星空の写真撮りに行きますが




キノコ、菌類の人との関わり合いを美しい映像と音楽で。なんと言っても美しい映像は見事です。
キノコ類が癌とか疾病に良い効果がある、とは昔から言われていて自分も20年以上前に癌の手術をしてから暫くはキノコ類を多く採っていたのも事実です。
ただ、ひたすら、関係者達が話す吹き替えを観ていると、目が疲れて、また、美しい音楽(昔でいうニューエイジ、今で言うところの環境音楽)を聞いていると寝落ちしそうに。特に説明が、なんとなく宗教的なものになってくると。

東野圭吾さん原作。前回のマスカレードホテルの続編。相変わらず豪華で、役者さんたちも素晴らしいです。勿論、原作が素晴らしいから余計に役者さん達も輝きますね。そしてどの人達も怪しい、犯人?の可能性も。長澤まさみさん、木村拓哉さんも歳を重ねるのに従って素晴らしい役者さんになっていきますね。娯楽映画として見応えのある映画でした。アルゼンチンタンゴには詳しくはありませんが、男同士でも踊ることが出来る、ということは初めて知りました。
観て損はしない、素敵な映画てんした。
20年以上前に名古屋に新しく出来た某ホテルの総支配人さんとお会いする機会があって、その総支配人さからホテルマンにならないか、と誘われ名刺も頂きましたが、まだ、仕事が楽しかった時期でしたので丁重にお断りしました。結婚する前でもあったのでひょっとしたらホテルマンになっていて違う人生、歩んでいたかも、と。色々と。

毎年、この季節、素敵な映画がたくさん公開されて楽しみな季節です。でも、コロナのためにレイトショーが中止されているのでどうしても休みの週末に午前、午後とハシゴせざるを得ないのは残念。













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三連休中日の山登り?山下り?

2021-09-20 10:26:24 | 
週末の天気、あまり良くないことが続き土曜日は映画と嫁さんのお花の展示会。
映画館近くの前から気になっていたスパゲッティ店(今ならばパスタ店というのですよね、スパゲッティという段階でもう昭和?)。気がつかないと通り過ぎてしまいそうです。名前は“大の国”なにか関取みたいな名前。



店内は趣があります。昭和レトロな雰囲気
美味しかったです。なんでもっと早く来なかったのかな?
食後は栄を人ゴミを避けてぶらぶらと
といっても近くを通過している台風の雨の影響もあるのか”地上には“人通り無し。名古屋は日本有数の地下街の街なので地下街は混んでいるのかな?
20年以上前にたまに通っていた老舗のジャズクラブ。
まだ、有名になる前の綾戸智恵さんのライブステージも。実は名古屋はここに限らず遠くのジャズクラブがあります。今は大御所の日野晃正さんとか有名なプレイヤーも有名になる前は名古屋で活動されていました。それを支えていたのが(今はその面影ありませんが)納屋橋のヤマハでした。
そんな事を思い出しながら。ご多分に漏れずこのジャズクラブもコロナの影響で営業中止中。(無効となった)ライブスケジュールを見ていたら、なんと、昔、会社を辞めてジャズピアニストになった会社の先輩のコンサートもあったのですね。また、落ち着いたら来てみようかと。
午後の映画の前に嫁さんのお花を
まだ時間もあったのでデパートの屋上へ
懐かしいですね。子供の頃、デパートのレストランでオムライスを食べて屋上で遊ぶのが1番の楽しみでした。昭和の時代の話
懐かしさを感じるのは昭和生まれですからね。

映画が終わって外へ出ると台風一過
日曜日、世の中的には三連休中日。
でも、中部地方の製造業では、“トヨタカレンダー”なので三連休にはならず、通常の日曜日、つまり翌日月曜日は出勤日。普段は日曜日にはできるだけ登山をすることを避けています、筋肉痛が翌日に出るので。でも、ここ最近は残念ながら週末天気悪く登山できず。ということで今回は日曜日に登山を

奥飛騨平湯バスターミナル
昨年は乗鞍スカイラインが大雨で崩壊して通行止めだったので2年ぶりに。バスターミナルも立派に。

朝、上高地行きは多くのお客さんが。
そういえば近くの大きなアカンダナ駐車場、第一、第二駐車場は満車、停められない車がウロウロと。でも一番下の第三駐車場はガラガラ。平湯バスターミナルにはここが一番便利。上から降りてくる駐車場なので上から混みます。また、上高地は第ニ駐車場横からが始発なのでどうしても上部の駐車場が混みます。でも、かつてのように第三駐車場も溢れると言うことは無かったので昔よりは減っています。とは言え関東圏の車が多く、ウィルス拡散中ですね。
バスターミナルでバス会社の職員の方と雑談。やはり乗鞍スカイラインが今年の夏の終わりまで開通していなかったので大損害。その上にコロナの影響もあって観光業の人達は大変ですよと。でも今日は三連休、そして久しぶりの天気なので皆さん張りきっていらっしゃいますよ、と。
確かに待っている間に続々と車が。
とは言えアカンダナ駐車場から平湯の温泉街を通ってくると休業、廃業の宿が多く、さらに営業している宿の駐車場も連休中日にしては空いています
平湯バスターミナル始発ではそれほど乗客はいませんでしたが、途中のほおのき平では沢山の乗客。このバスには乗れない乗客が大半。でも臨時バスが沢山、並んでいました。そういえば、このバスも通常のバスではなく観光バスでした。ですから自動案内放送、降車ボタンありませんでした。バス会社も経営厳しくかなり休車にして少ないバスで運用しているせいかも。始発の出発前にバスの運転者さんとお話をして。


天気も良く、涼しいので多くの自転車が。
中には年輩の方がフォールディングバイクで。
乗鞍スカイラインは自転車でのクライミングのメッカです。日本一の標高の乗鞍スカイライン、多くの人達が自転車で訪れます。ただ以前、関係者の方に聞くと事故も多く、特に下りではスピードが出るのでヘアピンカーブを曲がれなかった、ブレーキが壊れた等が多く、中には亡くなった方もいたとの事でした
途中の車窓からは笠ヶ岳も。今から25年以上前に毎年、会社を10日間ほど休んで笠ヶ岳の山小屋に居候して小屋の手伝いをしていました。手伝いが終われば毎晩、夜遅くまでスタッフ、オーナーと酒を飲んでいました。また、岐阜県の山岳警備員の方達とも色々と山岳救助の大変なお話とか、また、楽しいお話も。一度は夜間救助訓練にも。毎年訪れていたのでそのうちにオーナーから管理人をやらないかと言われましたがまだ会社が楽しかった頃なのでお断りしました。もし受けていたら違う人生だったと。まだ日本に余裕があったよき時代の頃、まさにバブル時代のお話。
平湯林道(降車専用)バス停で下車
これからは飽きるほどの北アルプスのパノラマ
これからの平湯林道も見えます


遙かに降車した乗鞍スカイライン、そして嫁さんを少し離れて
紅葉も




途中、1時間近く、この風景を見てボ~ッとしていました。嫁さんは昼寝?していましたが。






十石山方面
この山には避難小屋が。そして避難小屋なのに凄く快適な避難小屋と。多くの人達がボランティアで維持活動をしているそうです。スキーツアーでもいけるようなので一度は行きたい小屋です。






乗鞍大権現には十石山への分岐点の案内。でもこちらからの登山道は荒れている上に途中、登山道が崩壊しているとのこと。確かにここからの道は不明。十石山へは白骨温泉から
まずは乗鞍大権現に家内安全と登山の無事を
この登山道、もう15年近く通っています。ほとんど人と出会わないのですがこの日は20人ほどと。それも多くの人が平湯温泉からひたすら登ってきています。ここでお昼を食べていたときに登ってきた方と話を。ここが素敵なルートと教えてもらったが、やはり登山は都会から多くの人が押しよせてコロナの感染が怖い、ここならば人が少ないから、と思ってきたとの事でした。確かに山小屋は勿論、有名な山は大行列に。そういえば遂に雨飾山では週末に限らず入山制限を今年から実施すると。自分で調べようとせず、他人のSNSだけで登山先を選ぶ、現代的な光景ですね。思い出してみるとよく行く上越の山小屋で手伝いをしたときにも登山客同士の会話は、どこぞの山ではSNSでこんなことを、どこぞの誰がこんなことを書いている、とかスマホを見ながら会話。外の素敵な風景よりも。特に中高年の人達。雨でも降っていれば別ですがなんで素晴らしい自然の中でもスマホいじっているのかな?”登山というのは日常との断絶“等という時代は遠くになったと。だから平気で山小屋に風呂作れとか、ご飯はもっと良いものを出せ(下界と同じようなもの)、そして山小屋側は水源が枯れたりして自然破壊をしてでも洗浄機能付きトイレを導入したり。色々と。歳をとった証拠かな。
前日まで台風の雨風が強かったせいかその名残
平湯温泉スキー場へ入ってくると秋の花々










遠くは台湾まで渡るアサギマダラも。これから遙か彼方まで旅立つのかな。

このルートの最大の難関は一番下の平湯温泉スキー場内。ひたすら下ってきて脚がガクガクになったときに、スキー場内を。中級者コースとはいえ、歩道もないので滑りやすいし踏ん張りが利きません。そこでストックを使用

今まで使っていたストック、長さ調整は摩擦を利用していたものなので緩んできて使いにくくなってきました。そこで今年、日本製のストック専門メーカーのものに。無料で文字入れが出来るので嫁さんと名前を。ようやく、使う機会ができました。登山では登りではストック邪魔なので下りのみに使用します。最後の難関?もストックで。
下山して戻る途中、高山の街なかを車で通ると、旧い町並みは多くの人で溢れていましたが(食べ歩きをしている人達も多く、ウイルス拡散中?)、通りは閑散としていましたし、飲食店を中心としたお店も休業中。岐阜県は緊急事態宣言が出ているので。高山の秋の大祭も中止、寂しいですね。
夜、寝る頃には脚が痛いと嫁さんと😢










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久しぶりの名古屋歩き

2021-09-13 09:59:58 | まち歩き
日曜日に観たかった映画をまとめて。午前と午後に1本づつ。本当ならばウィークデーのレイトショーを観たいのですが、今はレイトショーは中止、そのために仕事終わりには間に合わず観ることができません。コロナのせいですがレイトショーは人も少ないのでコロナというよりは儲けの少ないことが理由かな。

名古屋の中心街には繊維問屋街があります。この尾張地方、岐阜県東濃地区では昔から繊維産業が盛んで、その問屋街が名古屋の中心に。日曜日には問屋街は休みなのでこの中りの駐車場は休日は安いです。繊維問屋街の駐車場に車をおいてぶらぶらと。
名古屋の中心部にある堀川。


散策路も作られていますが、本当はもっと長く作るはずでしたが。
名古屋の町中では特に朝早く、午前中には若いカメラマンとモデルさん?を見かけます

色々な雑誌、ミニコミ誌、あるいは広告のためかな。

この日も数カ所で。


午前中の映画を見終わってから市内を散策
名古屋駅の東側、駅から歩いて5分位で昔の長屋が高速道路、ビルの影にあります。
名古屋に来た20年位前には長屋の中に銭湯もありました。しかしどんどん再開発がされて今は虫喰い状態。






屋根の上にある“屋根神様”。
早朝には猫が沢山集まっていましたが、今はどうなのかな?


名古屋駅前の事務所にいたときにはよく通ったバーもコロナの影響で。地下鉄の駅のすぐ近くなので一杯吞んで帰ったものです。マスター元気にしているかな。
ここから堀川沿いに名古屋のこじんまりとした、でも隠れた素敵なお洒落スポットへ。
”四間道“
“しけみち”へ





以前は若い人達、特に女性や、年輩のご夫婦等が多かった落ち着いた場所。今は閑散と。趣があって良いかもしれませんが、何か虚しさも。

川沿いの旧家の中にある、以前から気になっていたお店へ。
夜は中々予約が取れずに遂に夜行くことが出来ませんでした。日本酒専門でメニューを見ていたらビールがありません。
勿論、今はアルコール自粛なので(今日は車で来てもいますし)ノンアルコールモヒートでおつまみセットと愛知県奥三河の段戸牛のサラダ。
素敵な雰囲気で美味しかったです。また、こんな時期なので格安でした。我々、利用者は良いのですがお店も大変かと。今度は吞みに来たいと。
そして午後の映画を

映画終わって歩いていると面白いもの発見。

名古屋の市内には焼いたトビウオを入れた“あごだし”もペットボトルに入れて自販機で売っています。うどんの汁に使うようですが。シジミは二日酔いに良いと言われているので、そのためかな?近くには名古屋の飲食街”錦三“(きんさん)があるためかな?

それにしても街なかをぶらぶらしていると、結構、昼吞みのお店が多く、昼からビールを吞んでいる人達の多いこと!堂々と”呑めます“と看板を出しているお店も多いです。
勿論、近くに寄りませんでしたが。

もう、昔の生活には戻れないのかな?







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東京人口集中による末期的な状況を。人の命の選別が

2021-09-13 09:21:55 | 身の回り
東京杉並区の施設にいる母親を訪問。
高速道路の休日割引が無いので名古屋三好インターに4:00前に。深夜割引で。
天候は雨が降りそうな、降らない曇天

足柄SAからは富士山見えず
神奈川県登戸にある父親の墓参りの前に近くにあって前から気になっていた藤子不二雄ミュージアムへ。
時間予約制なので早めに着いたので近くの生田緑地で森林浴。
蚊に刺されながら。
時間になったので藤子不二雄ミュージアムへ



藤子不二雄さんといえば我々の世代ではオバケのQ太郎、パーマン、その他ですがここはドラえもんが中心


でも、年表を見ていたら、オバケのQ太郎とドラえもんは同じ年に発表されたことを。それも1964年、前の東京オリンピックの年。でもオバケのQ太郎には馴染みがあってもドラえもんはそんなによくみたという印象はなかったと。多分、当時の雑誌でオバケのQ太郎が小学生、ドラえもんが幼稚園、と別れていたのかもしれませんね。
当然、ドラえもん中心の展示なので子供がたくさん、最近は年少者のコロナが都会で流行していることも気になりますが、我が家はワクチン接種を済ませているので少しは良いかなと(勿論、密を避けてマスクで)
ドラえもん中心の展示館なのでお土産もドラえもん中心。その中でオバケのQ太郎とパーマン2号のストラップ。
この頃の漫画家には手塚治虫さん、石ノ森章太郎さん、横山光輝さん、そして藤子F不二雄さん等がいらっしゃって皆さん、20世紀の中頃に明るい21世紀を描いていらっしゃいました。今、21世紀になって、もし彼等が現代にいたら、どう思うでしょうか?
後は実家へ
ここで最初の驚き!
隣の家の奥さんと話をしていて、なんと60歳なのに未だにワクチン接種ができないと。高齢者向け接種で母親のワクチン接種名古屋よりも圧倒的に早く、整然と始まったのでさすが、と。ところが今では若者の接種の始まった名古屋よりも圧倒的に遅れています。奥さんも、見捨てられたのかも、と。
母親の施設に行って更に驚きました。
高齢者施設なので、救急車はよく来ていますが、先月ではなかった事が。つまり、まず、杉並区の救急車が来ない(余所から来る)、そして代わりに消防車が。そして、消防車では運べないので消防車が事務手続きを、更に、親族立ち会いで無ければ搬送しないという事を言い出したとのこと。そこで施設側で連絡をとって時間がかかると消防車がいなくなってしまうとのこと。理由は他にも用事があるので待っていられないと。
施設の人達もこんな事、今ではなかったと。日本の医療体制、こんなはずではなかったと。なんでこんな事に?
更に、そんな、状況なのに、杉並区ではどんどん施設を建設中、なのにスタッフの確保が出来ず、稼働率は50%を切るところも、つまり空床だらけ。また、スタッフの争奪戦も凄まじいのに給料は上がらない、となると交通の便の悪い施設(駅から遠い等)ではスタッフの確保ができないと。
箱物ばかり作り、中身を考えていない、日本の縦割り官僚組織の末期的な状況。

東京オリンピック、パラリンピックはとっくに閉幕したのに未だに東京中、交通規制の看板、案内が放置状態。
これは勿論、戦後の太平の世を謳歌していた日本の弊害ですが、やはり東京に人口集中した結果と。名古屋、その他の地域ではここまで酷くないと。当然のことながら間もなく確実に来る大震災、まさに日本の本当の意味での危機、最後になるかもしれません、このまま東京集中を続けると。
深夜割引を使うために東名高速で休み休み名古屋へ、そして0:01分に名古屋インター。
長年、(安くはない)税金を払ってきて、何か虚しさを感じます。







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この30年ではじめてみた”禁酒令“の岐阜県高山。もう二度と昔には戻れないのかも

2021-09-06 14:26:45 | 旅行記
乗鞍岳登山を計画していた週末。でも、大雨で中止。もう何度も訪れている岐阜県高山。今まで行ったことのない場所へ。インスタなどをみながら。
高山市清見にある”大谷しだれ桜公園“へ。
睡蓮が綺麗とのことで
こじんまりとしていて、桜、福寿草の季節ではない今の時期には観光地としては、ちょっと弱いかもしれませんが、人もいなくてちょっとした隠れ家のような場所




我が家しかおらず、素敵な時間を。
いつもは通り過ぎる“光ミュージアム”へ

高山には嵩教真光(真光教)の本部がありその付属施設の美術館。
ピラミッドを模した建物。
中も、新興宗教の建物らしく豪華絢爛










この美術館は宗教団体関連の美術館ですが、宗教関係のものはなく、日本古来、海外の作品が沢山あります。
基本的には作品の写真は当たり前ですが禁止されていますが一部は写真スペースがあるのは現代的かな。




ちょうど開催されていた企画展
浮世絵も多く。
洋画ではゴッホ、その他の有名な画家の作品も多いです


外には毛利さんと宇宙に行った桜。
ついこの間、毛利さんが宇宙に行ったと念っていましたが、桜の木の大きさから随分昔なのですね。歳をとったはず。
お昼は翡翠ラーメンと飛驒牛カレー
翡翠色の麺は蓬かな
高山市の割引券もあって入った美術館。宗教団体関係ということで少し敷居が高かったです。でもそんなことはなく、時が経つのを忘れるくらいの素敵な美術館でした。
ただこの美術館も翌日の日曜日からコロナのせいで休館に。
今まで行ったことの無い高山、ということで、出雲大社の末社である飛驒総社へ


手水場には陶器でできた浮き玉が。
湿度のある雨の晩夏、陶器の青色が少し清涼感を醸し出しています

夫婦杉とハートの飛び石
そういえば、この”夫婦杉“という表現は間もなく無くなるかもしれませんね。“夫婦”という表現にクレームをつける人達が増えている世の中です。映画の夫婦割りも無くなってきていますし。全国にある”夫婦杉““夫婦岩””夫婦滝“などは無くなるでしょうね。
東海地方と言えば“円空仏”があちらこちらにあります。特に飛騨地方には多いです。高山市の千光寺には円空仏を集めた(といっても円空仏は多数あるのでほんの1部)博物館があります。






謎の多い円空さん、放浪をしながら一宿の御礼に掘った仏像は多いです。実はここへ来る前にとある円空仏を見ようと思って訪れました。そこは小さな集落の中に小さなお寺に安置されています。そのお寺は常駐している訳ではなく、円空仏は土蔵に厳重に鍵をかけられていて中を見ることができませんでした。近くには高山市の連絡先が書いてありました。
それくらい、円空仏は人々の中に入り込んでいたのですね。(敢えて場所を書かなかったのは最近は仏像の盗難が多いので)
夕方からは高山の夜へ。
といってもコロナのせいで営業時間は大幅に短縮されているので少し早めに。
何しろ”禁酒令“が出ている高山市。アルコールはなくノンアルコールスパークリングワインを。
このスパークリングワイン、富山産。クリスマスの時に馴染みのある“シャンメリー”を製造している会社の製品。市中には一般販売しておらず業務用だけとのことでいつも行くお店のマスターも探してようやく見つけたそうです。アルコールがないだけで赤も白も美味しかったです。
翌朝は(前日アルコール抜きだったので)朝から朝市へ
ところが驚いたことにほとんど観光客がいません。馴染みの朝市のお店のおばさんも土日以外は出店しないそう。こんな事はじめて、とのこと。確か、昨年は高山市はお客さん少なくても補助金を出して朝市のお店を出させていましたが、今回はそれも無いのでしょうか。


閑散とした宮川川べり

朝市沿いの、いつも行くお店で、こんなのあるけどどう?と。飛驒メロンの大玉。飛驒メロン自体、とても高級品で普段は手が出ませんが、大玉でしかもなんとか買える値段。
金曜日位が食べごろだよ、と。
これも観光客が少ないことの恩恵かもしれませんね。自分達には良いのですが生産者の方々、大変と思います。
高山の街なかにはこのような貼り紙が貼られたお店が多数。このお店も素敵なマスターのいるバーですが休業。
昨晩訪れた馴染みのお店のマスターも”昨年はなんとかなったお店も多いけれど、今回は流石に厳しい(もちろん自分のお店もなんとかやっている)“と。
何もない、そしていつも飛驒牛の握りを自宅用に買っていこうとしたらこのお店も休業。
なにも無いので、途中、高山市の旧高根村のタカネコーンを買おうと旧高根村へ。このタカネコーンは糖度が高く、果物のようなトウモロコシで幻のトウモロコシと。ところが、扱っている道の駅も休業中。
そのまま御嶽沿いに木曾路へ
木曾路上松にあるよく行くお蕎麦屋さんへ
盛り蕎麦
蕎麦寿司
器には亀の絵。
目の前にある寝覚ノ床には浦島太郎伝説があります。多分、それと長寿にあやかったのかと。
顔見知りになっているお店の方と話をしたらお盆は後半は大雨で国道19号線が不通になったので営業できなかったと。
確かに名古屋まで一般道で帰りましたが、中津川までの木曽川沿いの国道19線はあちらこちらで土砂崩れによる通行規制。
そして信じられないくらいの通行量の少なさ。
そのまま、ディーラーへ。オイル交換のために
240,000Km越え。来年は7年目なので3回目の車検。車を替えるか迷うところ。作業を待っている間に試乗。
スバル車は今はハイブリッドと1800ccのターボ車だけ。スバルのハイブリッドはいわゆるマイルドハイブリッドで全く役に立ちません、国土交通省の認定基準をクリアするためのもので無用の長物。ということで1800ccのターボ車を高速道路で試乗。今乗っている2500ccの自然吸気車とは高速道路では燃費は遜色ないものの、少し加速するだけでガクンと燃費は下がります。ちょっと残念。ということで、今すぐの買い換えは無理ですね、勿論、現役から離れてリタイアに近い状況では懐具合もありますし。長年、自動車の電装化、ハイブリッド、電気自動車の開発に関わってきました。それもあって、最後はやはりハイブリッドではなくガソリン車で。
今乗っている車にはサスペンション以外はエンジンを含めて問題無いので、サスペンション交換で暫く行こうかな?と。そして今乗っている車の新型車が出ましたが、幅はさらに拡大、そしてなんと言っても500万越え!さすがに1800ccの車にこれは無いですよね。アメリカで販売している車はもっと良いエンジンを載せて150万円以上安いし、この金額ならばもっと魅力的な外車が沢山ありますね。何よりもお金ありません。

それにしても、30年近く訪れている高山、これほど閑散とした高山を見たのは初めて。周りの観光地も閉鎖されています。合掌作りの五箇山は駐車場を含めて閉鎖、手前の白川郷も大幅に休業、そして高山の街なかの多くの展示館、施設も休業中。
馴染みのお店の方達皆さん、今回は本当に乗り切れるか?心配されています。
本当に、武漢から始まったウイルス拡散、そしてその流入を許した無能な官僚組織、更に国を護ることすらできない私利私欲にまみれた政治家。
日本の弱ってきたあちらこちらで土地を買いあさってほぼ領土拡大?をしている外国勢力。
ワクチン接種をしてもブレイクスルー感染が広がっている国内。
もう、“昔の普通な生活”は無理なのでしょうかね






























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