隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

ブラジル周遊記 9日目 『ピラニア釣り』

2014年05月23日 | ブラジル周遊記

  =写真をクリック・タップすると拡大画像が表示されます=


9日目:4月17日(木)】 
『ピラニア釣り』

 

ブラジル旅行9日目、マナウス滞在3日目は11:50~13:30まで、「アマゾン河」支流の「ソリモインス川」の水上レストラン、土産物屋、「オオオニバス(大鬼蓮)」見学で、時間を過ごしました。

 

午後は、いよいよ念願の『ピラニア釣り』 です。キーニョのモーターボートに乗り込み、「ソリモインス川」のさらに支流の奥に、進入して行きます。

 

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だんだんと川幅が狭くなり、“浸水林”が現れます。浸水林とは、6月末~12月の“乾期”には林だった場所が、12月末~6月の“雨期”になると、川の増水で水の中に水没する林のこと。

 

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ボートは樹の枝すれすれを通り、時には枝が船体に当たります。鬱蒼(うっそう)とした浸水林の中は、薄暗くて、不気味です。

大きな股を広げたようなサマメイヤの大木” もあります。

 

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14:00に、船頭のキーニョお気に入りの『ピラニア釣り』 のポイントに到着。先客のボートが釣り糸を垂らしています。

 

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ピラニア釣りは、簡素な竹竿で、釣り針に生牛肉の切り身をひっかけて、餌を放り込む前に水面を竿の先で、ばしゃばしゃと叩きます。これはピラニア釣りの独特の方法で、動物が溺れてもがいているだろうと、ピラニアがやってくるしかけです。

 

このやり方を、最初にキーニョがやって見せてくれます。

 

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ここで注意! 釣上げたピラニアの針を外すのは、船頭に任せろと言われています。鋭い歯は、触れるだけでも切れてしまうほど尖っています。

 

我々5人、一斉に水面を竿の先でば、しゃばしゃと叩いて、釣り針を投げ込みます。水深は2~3mのようです。この動作を何回も繰り返しますが、まだ誰も連れません。

 

20分程たって、キーニョがボートを別のポイントに移動させます。今度は、川幅も広く、明るい場所です。

 

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最初に釣上げたのが、釣り経験が豊富な義兄です。

 

ピラニアの種類は約30種類あり、体の色が赤、白、黄色などがあります。釣上げたのは、腹が赤いピラニアです。

 

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船頭のキィーニョが針を外して、小枝をピラニアの口に入れて噛み切らせ、鋭い歯を見せてくれます。

 

 


 

ガイドブックには、釣ったピラニアは、フライや刺身にして食べさせてくれると書いてあったので、期待していました。ところが、観光客の釣り船は“キャッチ・アンド・リリース”が義務付けられているとのこと。

 

マナウス・モデルノ市場」の魚売り場 ⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/499865f0d4a828dd0c07a3ef98c7f844 には、あんなに沢山のピラニアを売っていたのにと思いましたが、これまでの乱獲でピラニアの数が少なくなっているそうです。

 

そこで、資源保護の為、許可を受けた漁師以外は、釣ったピラニアを、生きたまま、再放流しなければなりません。

 

他の人の針にもピラニアがかかりますが、隊長には全くかかりません。何回か餌をつついている感触はあったのですが、がまん出来ずに引いてしまい、釣れません。餌だけは無くなっています。針に生牛肉の切り身を付けて、糸を垂らす繰り返しです。

 

再度、場所を移動して挑戦。すると、何かが針にかかりました。喜び勇んで、引き上げると、水の中から顔を出したのは、ピラニアではなく、珍しい “白いナマズ” です。

 

釣上げたナマズが「キィキィ」と鳴きます。勿論、このナマズもリリースしてあげました。

 

隊長だけが、ピラニアを釣れず、そろそろ港に帰らなければいけない時間が近づいています。このまま、ピラニアを釣れずに帰るのかと思った頃、今までとは違う感触です。がまんをしていると、ぐいっと来ました。ここで、思い切り引き上げたら待望の腹の赤いピラニアが釣れました!

 

こうして、14:00~15:15までピラニア釣りを楽しみました。隊長の釣果は、ピラニア 一匹に、白いナマズ 一匹でした。

 

ボートは「セアゼ港」に戻ります。30分ほど走ると、前方に「セアゼ港」が見えて来ました。

 

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15:50に接岸。“プライベート・ボート・クルーズ”の料金は、1人 R$150(7,500円)でした。

 

この頃には雨も上がっていたので、駐車場まで歩いて行きます。船着場の商店の周りや、駐車場付近には、飼い犬なのか野犬なのか、首輪も付けない犬が何匹もうろうろしています。

 

首輪を着けていない放し飼いの犬は、川の中に浮かぶ“フローティングハウス”でも見かけました。犬好きの隊長は、日本でしたら、犬に近寄るのですが、ここで噛まれて、狂犬病になったらと思い、犬を避けて歩きました。

 

16:00に甥のS君の車に乗り込み、ホテルに戻ります。16:30に宿泊先の「ブルー・ツリー・プレミアム・マナウス」に戻りました。

 

部屋でシャワーを浴び、NHK BSテレビで“韓国セウォル号沈没事故”のニュースなどを見て過ごしました。19:00に再び、S君が迎えに来てくれて、車で夕食の場所に出かけました。

 

今晩は、S君がマナウスで日頃お世話になっている現地の日本人の方々をお呼びするパーティです。ホストはS君の父親の義兄ですが、隊長と義兄の友人のT氏も招待してくれました。

 

場所は、韓国料理屋の「舍廊砦(SARANGCHE RESTAURANTE)」。車で着いたのは、立派な門の前。しばらくすると門が開き、車で中に入ると、そこはプールのある豪邸です。

 

個室に入り、しばらくすると、ゲストが順次、到着します。みなさん、マナウスに長く生活している日本人の方々です。我々も入れて、全員で13人の大パーティーです。

 

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この店で出される“シュハスコ(シェラスコのブラジル・ポルトガル語での発音)” ではない、韓国式焼肉を楽しみながら、話がはずみます。

 

隊長もそうでしたが、海外駐在員は、3~5年の駐在期間が終わると帰国してしまいますが、海外現地で長い間、暮らしている方々は、我々のはかり知れない苦労があるのでしょうね。

 

昨日行った「Manaus Country Golf Club」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7610b3fbe68534314e1b707a17895dae   の開拓作業をボランティアで手伝った方からは、当時はあの場所にワニが出たとの話も伺いました。

 

今日のボートクルーズでは“カワイルカ”を見ることが出来ませんでしたが、昔は“カワイルカ”が群れをなして泳いでいるのが見られたそうです。

 

皆さんの話を伺って、アマゾンは昔は自然が豊富だったのに、だんだん環境が悪化していることがわかりました。

 

こうして「舍廊砦」での楽しい宴を終えて、22:00にホテルに戻りました。

 


* 続きは『10日目:ジャングルロッジへ移動』で *


(料金の情報、現地通貨(レアル)及び米ドルの円換算レート R$1≒50円 US$1≒103円 は、2014年4月現在のものです)

 

===「ブラジル周遊記」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/6ebf2f6cc892ae58d6621e7ec9ee293c

 

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