52歳の誕生日に家族にたこ焼きパーティーをしてもらった翌朝の日曜日、オヤジとオフクロの介護に向かった。
オヤジには土曜日に寄せ鍋を作っておいたのだが、かなり肉も野菜もたくさん食べていて少し安心した。
オヤジとオフクロの病院へ出向き見舞った後、マンションへ向かい寄せ鍋の残りに讃岐うどんを入れて2人で昼食とした。
オヤジの好きな鮒鮨を持っていったのだが美味い美味いと食べてくれた。
土曜日、文句しか言わないオヤジに僕の前で文句を言うなと怒った。そして翌日はたくさん食べてあまり文句を言わなかった。
美味しい物を食べるという事。
当たり前だがそんなささやかな楽しみで変わるのである。
「 ワシはもうそんなに長くない… 」
そうオヤジは言った。
僕が出来るオヤジが喜んでくれる事を少しでもしてあげたいと常々思っている。
明日オフクロはリハビリ病院へ転院となる。これからは毎日3時間ほど身体を動かして少しずつ良くなっていってほしい。