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企業人の政治的矜持

2024年05月12日 23時29分51秒 | Weblog

連休明けた最初の週末は雨、ほぼ引き籠りの一日。

自民党パーティー券裏金問題への与党の対処が甘いとの報道が続く。
自分に甘くなるのは人情とはいえ、信頼を失っていることへの自覚がどこまであるのか、
口先では「信頼回復」をいうものの自らを規制することには及び腰、
いつものことながら言うてることとやってることが違うし、それに気づいてさえいないようだ。
その認識の中に「今の野党なら政権交代など起きるはずはない」という驕りもあるのではないか。
確かに、今の野党に政権を委ねほどの能力が備わっているかと聞かれると返答できないのも事実だ。

よく「政治は国民の政治的成熟度の反映」などと言われる。
政治的成熟度が低ければ選ぶ政治もレベルの低いものとなる。
選挙の度に誰に投票しようかと頭を抱えて結局のところ消去法で投票してるってのも実態だし…。

パーティー券売上げの一部裏金化の問題についてパーティー券を買った側はどう考えているんだろう。
その声は聞こえてこない。
そもそも発言していないのか、マスコミは取材していないのか、取材はしていても報道できないのか。
マスコミにとってもパーティー券を買うような企業は広告主でもあるわけだし、なかなか本音を探るのも報道するのも腰が引けることはあるのかもしれない。

4月28日に投開票の補欠選挙で島根1区で自民党候補が立憲民主党候補に負けた。
長年の自民党員ですら今回は野党候補に入れたことも投票後の報道で紹介されていた。
選挙結果は痛烈な自民党批判だ。

ただ、国民が政治に対してする意思表示は「選挙」だけなのだろうかと思うのである。
そう思うと、パーティー券を買った側は自民党の裏金化問題をどう考えているのかが俄然気になる。
パーティー券を買った側とは大企業や地方の中堅企業だが、既得権益を守り企業利益を増大する政策をしてくれる自民党に“金”を出すのは“企業として当然”となるのかもしれない。
ただ、利害一致の共同体という長年の間柄が自民党をここまで堕落させたという自覚があるのかないのか、
そこが気になるのである。
”金”は出したが、そのあとは”金”を貰った側の問題で、出した側の問題ではない、と思っているのか。
もし、そう考えているのであれば、その”金”の原泉を考えてみてもらいたい。
降って湧いたあぶく銭ならば何も言うことはない、が、その”金”は従業員、取引先が生み出した金だ。
経営者個人が自分の報酬から出している”金”ではない。
その金をルールに基づかずに扱われ、真っ当な政治に使われたかどうかも分からん処理をされて黙っとるのか。
企業人の中には、個人としての考えと経営者としての考えは違うという人もいるかも知れない。
しかし、共同体を構成する政党への国民的信頼が揺らいでいるときに「しゃんとしろ」と叱咤するのも共同体構成員としての責任ではないのか。
当面、パーティー券は買わない、献金も控えるくらいの対応があってもええのではないのか。
そんな“気骨のある”企業人は出てこないものか。
それも「政治的成熟度」を計るひとつの見方になるのじゃなかろうかと思うのである。
長くなるので多くは言わないが、連立を組む公明党もあんな自民党の対応でよく了承したもんだ。
そこまでして与党にとどまりたいのか、と思う。


春になってカエルの出現が増えてきた。
アマガエルは時として意表を突く場所にいる。

直径1㎝くらいのゴムロープ、どうやって、こんなとこまで来たのか。

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