読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

キンカンの本

2017年07月26日 19時41分38秒 | ■読む
金柑堂編、幻冬舎刊
本書は、塗り薬のキンカンが世に出てから90年を迎えたことから、販売元の金柑堂が出版した書籍とのことです。キンカンを作り上げた初代社長の苦闘から現在までの同社とキンカンの辿った歴史を振り返り、製法や販売手法の紹介、同社の理念と経営方針を述べています。弱肉強食、生者必滅、下克上、千変万化、成果主義(結果論)といった言葉が思い浮かぶ昨今の資本主義万能の世の雰囲気にあって、同社の独自の理念は株式の非上場と100人足らずの社員の家族的な経営が一貫した経営によって可能になっているようです。むろん、会社の社史といった趣の書籍なので否定的な内容は掲載されていませんが、大変に貴重な社風とお見受けしました。ちなみに、キンカンが腰痛や肩こりにも効果があることは知りませんでした。早速試してみたいと思います。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/金冠堂
     http://www.kinkan.co.jp/
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評価は4です。

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=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2

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