如月塔子を主人公とする警視庁捜査一課十一係シリーズで登場した鷹野秀昭を主人公とした「邪神の天秤 警視庁公安分析班」を原作としたWOWOWが製作したのドラマです。
著名な政治家と学者が、特異な方法で殺害されたことから、公安が所管する事案として捜査が始まります。捜査一課から公安第五課に異動した鷹野に対する課員たちの警戒と疑いの中、少しずつ信頼を得て行きます。しかし、当初の見立てと異なる展開となり、更 . . . 本文を読む
佐藤健太郎著、新潮選書刊「世界を変えた○◎○つの△▲▽」といった類いの書籍を何冊か読みましたが、私の好みには合わないので読まないことが多い。シリーズ物は、編集スタイルや内容がある程度統一されており、その企画が合わないからだと思います。本書はタイトルが似ていますが、新潮選書で読んだ書籍には、読んで良かったと感じたものが多く(打率が良い)、本書をパラパラと見ると良さそうなので手に取りました。結果は正解 . . . 本文を読む
2015年に放送された韓国のテレビドラマです。両親の死後、シャーマンの祖母に引き取られ、祖母から受け継いだ霊能力(?)の為に幽霊が見えてしまい、育ちの相俟って辛い少女時代を送る女性が主人公です。
ラブコメかと思いましたが、一ひねりも二ひねりもある脚本です。出演陣が皆さん芸達者で、本作の魅力を高めています。成仏しきれない女性のさまよえる霊を演じたキム・スルギさんは、がさすがの演技ですが、主演のご両 . . . 本文を読む
「銀座夏野」店主 高橋隆太著、WAVE出版出版お箸に魅入られた著者は、サラリーマン生活を終え箸専門店を営み、「箸道」を突っ走っているようです。本書は、箸の種類や箸にまつわる事を簡潔に紹介し、日常に埋もれてしまって余り気にしない箸への見方を変えてくれます。見た目優先の編集で、非常に洗練されていながら、視認性も良いという、珍しい書籍でした。箸にまつわるエチケットや贈りものにする際の選び方、あるいは自分 . . . 本文を読む
茨城県立歴史館で開催中の展覧会に行きました。
人形展は、他の作家の作品にも触れたことがあり感銘を受けましたが、本作は取り分け印象深く感じました。安倍さんは私より少し年上でほぼ同年代を過ごされているので、昔の情景の一部を切り取った作品の数々に懐かしさを感じただけでなく、衣装や道具立てが精緻に作られており、取り分け人物像の少年少女、父親母親、ジイジとバアバ達の表情が実に細やかに多彩に表現されていて圧 . . . 本文を読む
同名小説を元に製作され、2023年に公開された日本のスパイ・アクション映画です。以前、映画館で別の映画を見た際に宣伝されていた作品ですが、良さそうなアクション映画なのでブルーレイディスクで鑑賞しました。
原作を読んでいないので、原作とその程度異なる内容なのかは分かりませんが、丁寧に、隅々まで行き届いた作品と感じました。出演陣が豪華で、立派な演技を披露していますが、若干残念な演技の方も居ました。
. . . 本文を読む
坪田敦史著、サイエンス・アイ新書刊タイトル通りの内容ですが、沢山の画像が掲載され、文章が大変分かりやすい良書でした。---------------------------------------------------------------------------○AH-64 アパッチ ○AH-64D アパッチ・ロングボウ ○坪田敦史----------------------------- . . . 本文を読む
幼い頃「モスラ対ゴジラ」という映画を見ました。立見だった様に思います。10歳位だったのに、かなり強烈に覚えています。特に、ザ・ピーナッツがモスラに歌い掛ける曲が強烈でした。
その後は、怪獣ものに関心が無かったので、ウルトラマンなど以外はほとんど見ていませんが、「ゴジラ-1.0」はアカデミー賞受賞とのことで、リアルさがどの程度のものか興味を持ち見ることにしました。
脚本も出演陣も良く、白けること . . . 本文を読む
森枝卓士編、河出書房新社刊チーズのあれこれについて、森枝卓士さん、本間るみ子さん、石井智美さん、吉田全作さん、和仁皓明さんという、職業や経歴がバラバラながらチーズを愛する五人の方々が、代わる代わるにチーズの製法を中心とした様々な事柄を紹介しています。下手をすると統一が取れない結果になり勝ちと思いますが、それぞれが関心を持つ、あるいは特異な分野について述べていて、多面的な理解が出来たように思います。 . . . 本文を読む
2017年放送の韓国の時代劇ドラマです。元(げん)の服属国であった高麗王朝で、元から迎えた王妃とその子が物語の中心です。王妃親子は出自故に重臣達に疎まれ、その影響下にあった王にも疎んじられます。孤独な王子の救いとなったのは、同年代の王族の息子で、二人は成長するに従い深い絆で結ばれます。
そんなある日、富豪の商人の財物を狙ったと見せかけて、実は富豪の財産を手に入れる為に仕組んだ悪事に気付いた王子と . . . 本文を読む
松本晃一著、ダイヤモンド社刊アメリカのアマゾンが、書籍販売を核とした日本法人を設立し事業を始めるに当たって、現地の日本で採用された初期の職員の一人として2年余の期間を過ごした著者が、当時を振り返って、初体験ばかりで困難な仕事に打ち込んだ経緯の概略を紹介した書籍です。アマゾンの異質な企業文化に対する驚きと発見に満ちたスリリング体験が臨場感豊かに描かれています。
今までにもアマゾン関係の書籍を読んで . . . 本文を読む
趣味の翻訳をしている時の机の上は、画像左上のような感じです。パソコンで調べながら、本と手書き用のルーズリーフと電子辞書。
今、訳しているのは、エルヴィン・ロンメルが第一次世界大戦時に経験した戦闘を、手書きの概略図を添えて振り返り、教訓を述べているものです。結構面白く臨場感豊かで、戦場の危険な様子がよく伝わってきます。また、第一次世界大戦の代名詞とも言うべき塹壕戦の実態や必要性などが実感でき、ロン . . . 本文を読む
早田森著、メディアファクトリー新書刊新幹線が登場した頃は「夢の新幹線」と呼ばれていました。私が初めて乗車したのは、大学生になって一人旅に出掛けた時でした。感動した記憶はありませんが、忘れられないことがあります。客室のドアを入ってからドアを閉めようとしたのですが、どうしても閉まりません。しばらく悪戦苦闘して、ふと客席を見ると何人かの人が不審そうに私を見ていました。「?」が宙に沢山浮かびました。・・・ . . . 本文を読む
昔は多くの家に木彫りの熊があった様だ。我が家にもあり妻の家にもあったそうな。北海道旅行のお土産です。
アマゾンプライムで見た「全ては熊から教わった 木彫家 藤戸竹喜の世界」は、熊の木彫り職人の二代目である藤戸竹喜さんの作品、製作風景、ご本人の生い立ちや製作への思いを紹介しています。藤戸さんの本業とも言える熊の像は、私のかつて見た物とは全く異なり芸術作品であることが一目瞭然です。
アイヌの末裔と . . . 本文を読む
伊藤潔著、文藝春秋刊台湾一周の旅行に参加した時のガイドは、日本統治下で教育を受けた60代後半と思しき男性でした。非常に流ちょうな日本語で、簡にして要を得たガイド振りでした。幾日目かに、国民党政権を悪し様に語り、自分達が国民党政権に如何に酷い扱いを受けたかを話しました。ある程度の知識があったので、その知識を肉声で確認できました。
マスコミ報道で、李登輝さんのことを概略知っていましたが、台湾生まれの . . . 本文を読む