開放型ヘッドホンはオーディオテクニカの「ATH-AD900X」を購入し大変満足しました。しかし残念なことに、開放型なので音がダダ漏れなので、我が家の環境では、使えない時間帯が生じます。止む無く、妻がキーボードを練習する時に使えるように譲りました。（妻は、音が驚く程良く、掛け心地が素晴らしいと感激していました）開放型の定番とも言える「AKG K701」は、「ATH-AD900X」よりも前に購入し、そ . . . 本文を読む
ジリアン・テット著、文藝春秋刊同著者の「愚者の黄金 大暴走を生んだ金融技術」を読んで、難解な金融技術の分析とその技術の誤用による金融崩壊への道筋を整理する力量に感服しました。
本書は、原書では2015年に出版されたようです。文化人類学を専攻した著者は、畑違いのマスコミの世界に入り経験を積んだそうですが、いわばアウトサイダーからインサイダーへの道を進んできたのだと思います。
サイロは一般に牧草、 . . . 本文を読む
大分前に購入した「ゼンハイザー MOMENTUM On-Ear」をじっくり聴き直しました。以前の印象は低音が過剰に感じて、余り使っていなかったからです。アクション系や、おどろおどろしい低音盛りモリの映画、テレビドラマで使用する感じでした。しかし、同社の「HD 598 CS」を聴き直してすっかり惚れてしまったので、この商品も再度聴き直しました。好んでいたオーディオテクニカの製品は、明瞭な音色で、それ . . . 本文を読む
山本健人著、ダイヤモンド社刊現役の医師が、人体を医学の観点から多面的に解説した書籍です。分かり易い文章で適切なイラストを交えて説明しているのですらすら読めます。医学の進歩に貢献した人々と、その業績を解説しています。今まで、漠然と理解していたことが、明快かつ正確に理解できました。
昨年、結構酷い擦り傷を負った際に、医師に、消毒せずに水できれいにするよう指示されてましたが、本書ではその理由が述べられ . . . 本文を読む
ジリアン・テット著、日本経済新聞出版社刊現役時代、担当した案件が急に宙に浮いてしまい大いに困惑しました。当時の世界経済の好調さが日本に波及し、その案件がその波に飲み込まれてしまったのだ。しばらくすると、絶好調であったリーマン・ブラザーズが破綻して、世界経済が連鎖的に悪化した。その余波で、一端潰れた担当案件が再浮上した。
何とも不可解な展開で面食らったが、その後の報道で、当時持て囃されていた金融工 . . . 本文を読む
2019年製作の韓国の映画です。ヤクザが逮捕されて有罪になり、社会奉仕活動を命じられ、仕方なく施設に行くと、全身麻痺の男の世話を任される。その男は、法律事務世の代表で気難しそうだ。相性が悪い二人だが、次第に馴染んでいき・・・・。
脚本が良く、主演のソル・ギョングさんとチョ・ジヌンさんが素晴らしい演技を見せています。笑わせて泣かせる映画です。---------------------------- . . . 本文を読む
山川菊栄著、岩波文庫刊幕末の水戸藩の武士の家に生まれた著者の母や祖母達の暮らし振りを聞いて、当時の女性の日常を様々な面から描いています。また、当時の封建制の仕組みと、その下で生きた男性と女子の関係なども、簡潔かつ深く描かれています。
「かつて、幕末の水戸藩で生じた天狗党と諸生党の争いが、現代の茨城県でも深い影を落としている」と1980年当時に聞いたことがありました。全く聞いたことのない内容なので . . . 本文を読む
CIA分析官 ジャック ライアンシーズン４アマゾンが製作した、シリーズ４作目の最終話です。前シリーズの功績もあってか、ライアンはＣＩＡの副長官に任ぜられる運びとなりました。そんな折、アメリカの同盟国の大統領が暗殺されますが、それにＣＩＡ工作員が関与しているとの疑いが生じます。前長官で更迭されたミラーが企てた陰謀の一環とも疑われ、ライアンは早速調査を開始しするが・・・。
今回は、ミャンマーが主な舞 . . . 本文を読む
出久根達郎著、平凡社刊本書は、1985年に出版された最初の著作を2009年に増補して出版したものです。出久根さんの著作の朗読を何作も聞きましたが、いずれも滋味深く、著者の見識とお人柄に感服しています。講演会も拝聴し、読売新聞の「人生案内」の回答も楽しみに読んでいました。（残念ながら氏の回答はなくなりました）
その著者の最初の著作で、後の文章と共通の語り口の味わいがあり、楽しみながら読みました。幅 . . . 本文を読む
2011年に放送された韓国のテレビドラマです。日本のマンガ「シティーハンター」を原作としているとの事ですが、内容はかなり異なる様です。復讐を目的とした男の物語ですが、韓国のドラマ特有の、運命、恨み、悪徳がてんこ盛りのアクション映画です。主人公とヒロインのロマンスに結構時間を割いていますが、そのクドさには些か辟易しました。もっとも、そこも韓国ドラマの約束事なので我慢して見したが、伏線だらけの展開はさ . . . 本文を読む
清武英利著、講談社文庫刊著者の作品は「しんがり 山一證券最後の１２人」と「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」を読みましたが、膨大な情報を、幾分小説風な味付けをして、登場人物に親近感を持たせる作風と思います。本作も同様の作風ですが、ルポと捉えて読まないといけません。
バブル崩壊で天文学的な債務が宙に浮き、日本全体が有頂天から地獄へ真っ逆さまに落ちた。本書は、その主因となった金融機関とその関連 . . . 本文を読む
シリーズ３作目の作品です。何となく暗い感じの展開で、一旦見ることを止めシーズン１から見直しました。前は気付かなかったのですが、各シーズン毎の主要な人物が、次作以降でも登場しライアンに協力します。それで、シーズン３の面白さが増し、一気に最終話まで見ることが出来ました。
以前見た時は荒唐無稽のシナリオと思いましたが、ウクライナ戦争を目撃して、絵空事とは思えず手に汗を握ってしまいました。素晴らしく存在 . . . 本文を読む
蒲田浩毅著、中公新書刊３巻シリーズ最後の本書では、生物の進化が著しかった中生代以降を主な舞台として、生物の進化の様子、大陸移動と造山運動、日本列島の誕生と変化の推移、人類の誕生、そして、これから地球が辿る運命を述べています。読了して、宇宙と地球の壮大な物語を読み終えた感動がありました。
後書きによれば、本書は執筆依頼から８年を要したそうで、著者の専門分野以外の広範な領域の文献を読んで咀嚼してまと . . . 本文を読む
アクセス
トータル
ランキング