職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

完成された至らなさ

2018年12月06日 | ヤスさん日記
昨日は
カフェでゆっくりしよう
なんて思っていましたが
結局
歩きに歩きパリの街を9時間。
Wi-Fiが繋がるところで地図を頭に叩き込み
自分の位置を確かめながらの一歩一歩。
当然迷ったりするわけですが
その迷った道中で出会う素晴らしきご縁。
心からの充足感とともに
昨晩は眠ることができました。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

朝一番で
ロダン美術館には行きました。
私の敬愛するロダン。
完成した至らなさ
とでもゆうのでしょうか。
あの力強さの中には
安定があるのだと思います。
不安定なら
ただの至らなさ。
しかし
あの迫力ある存在感は
彼自身の体現なのでしょう。

同じ言葉でも
使う人が違うなら
受け取れ方が違うように。
ものそれ自体が答え。

今回の旅では
自分の小ささ至らなさを
身体いっぱいに感じることとなりました。
世界は広い。
その広い世界の日本とゆう国の
小さな街の職人。
そして
そんな小さな存在達が集い
大きな世界を作っているのだなと。

全てが同じ方向に進むことでもないでしょう。
ただ願わくば
今世での成長を目一杯に進んでおきたいな
と思う職人なのでした。
帰りの飛行機では
良寛さんとともに過ごしたいと思います。
大愚良寛。
この深みの体現を少しでも学びたいと思います。

ながさん
今年中には
本当に会いましょうね。
コメント
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