職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

話足らずに

2019年07月31日 | ヤスさん日記
おっさん四人。
留まることを知らずに
話し続けて7時間。
ものづくりについて
40歳も過ぎると
それなりに
見え始めるものがあり
それを確かめるように
また磨きをかけるように
議論を重ねる。
言葉では伝ええない
こともあると思うのですが
そこを諦めずに
伝え続けたいな
と思う今日この頃。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

いつもの
田中さんと
いつもの
西田屋と
共に
東京のINUAで出会い
新潟市内のイベントで再会した
新潟の木工作家さん。

大学時代は
物理の研究をされていただけに
文章や言葉の才能と
ものづくりが調和している方
だと思います。

7時間話し続けても
飽き足らず
今朝は工房に場をうつし
3時間ほど
鎚起銅器の話を。

素材は違えど
目指すべき手仕事を
理解してもらえるって
ありがたいことです。
そして
そこには想像力があるからこそ
感じ得るものなのでしょう。

少し寝不足の今日
でも
心持ちは爽快です。
確かな道
また一歩一歩。
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風フェスも第16回に

2019年07月30日 | ヤスさん日記
昨晩は
余りにも暑くて
保冷剤と共に眠る
なんて夜でした。
暑さのピークはほんのひととき
なのでしょうけれども
そのひとときを
心地よく過ごすのか。
その大切さを思う今日この頃。
ながさん
東京の夏はいかがお過ごしですか。

いのちキラキラ希望の風フェスタin笹神も
第16回を迎えることになりましたよ。
原発事故から8年。
放射線被曝の影響は
見えてくることと
見えにくくなってゆくこと
それぞれに
根深いものになっているように思います。

ただ
私は選択できる世の中でありたい
との願いがあるのです。
関心を持つ人
関心を持たない人
様々に居ると思うのですが
関心を持った人が
環境を変えることを選べる。
そんな世の中であってほしいなと。

第15回。
一口に言っても
いろんなことがありました。
ほんと
いろんなことが。
この人生経験が
私にとって
どんな意味を持つのか。

いや
職人仕事に関しても
この視点がなければ
ひとりでは経営してこれなかったでしょう。
そんなことを思いつつ。
また
次に進みたいと思います。

今日も暑くなりそうです。
ながさんも佳き1日を。
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我が家のポスト

2019年07月29日 | ヤスさん日記
非日常のひととき。
信濃川のナイトクルーズ
ワインと音楽とお弁当と。
身体を通り抜ける川風が
心地よかったです。
やっぱり
ワインには音楽がよく合うな
と思う今日この頃。
そして
また汗だくだくの日常へ。
ながさん
東京の酷暑は
いかがお過ごしですか。

我が家のポスト。
独立したてに
自作したのです。
干支の兎と文字を彫り込んで。
もう
12年経つわけですが
未だに発見がある
といいますか
掘り足りてないところがある。
下手くそだな
と思う。

そんな存在が掲げてあることで
教えられることがあります。

誰かが律してくれるわけでもない
ひとりの世界。
自分なりの戒めが必要となりますよね。
まだまだ
まだまだ。

非日常の日曜から
汗だくだくの日常に。
月曜の朝に叩き始めるとしますか。
ながさん
今日も佳き1日にしましょうね。
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名店の理由

2019年07月28日 | ヤスさん日記
昨日は
新津のイベント終了後
いつものお店に
早い時間から伺い
初めてのカウンターで
おかあさんと
いろんなお話ができました。
名店には名店の理由があるものだな
と思う今日この頃。
昭和52年から
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

そのお店は
メニューも無くて
おかあさんの良いと思ったものを
良いと思うタイミングで出してくれるのです。
時には
肴は炙ったイカと
熱燗をいただいたり。
時には
脂ののった銀ダラと
熱燗をいただいたり。

いや
その前の前腕も
なんとも家庭的でありつつ
洗練された味で
もし近くにあったら
度々訪れているであろうお店
です。

名店には名店の理由。
メニューがあれば
それだけの予想の仕入れも必要でしょう。
仕入れが多ければ
それだけのロスもあるでしょう。
でも
自らが良いと思ったものを
良いタイミングで出す。
合わなければ行かなければ良い
それだけのこと。

万人に合うお店
でなくていい。
来たいと思う人が
来やすいお店
と言ってよいでしょう。

私は
そのお店が心地よい。
安心して過ごせる場所
だったりします。

ながさんも
次の新津ではご一緒しましょう。
きっと
気に入ってくれますよ。

さて
今日の新潟も汗だくだくです。
熱風を掻き回すだけの扇風機の羽音が
涼を感じさせてくれる昼時。
また
叩き始めるとしますか。
ながさんも
くれぐれもお身体お気をつけて。
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カフェバーとエッセイ集

2019年07月27日 | ヤスさん日記
カフェバーで
ひとり
ベストエッセイ2019を読む。
全く別の方々が
全く別の媒体で
発表したエッセイの中から
選び出されたこれらのエッセイ達。
選者が
どのようにそれらを選んだのかは
わかりませんが
私の気になったエッセイを
ひとつひとつ抽出し
それらを線で繋げてみると
面白いものが浮き上がってくるなと。

華雪さん
東浩紀さん
瀬戸内寂聴さん
沢木耕太郎さん
パラパラと抜き読みながら
そのイメージに浸ってみる。

眼を傷つけれた民から
ポピュラリズムから
自己の発揮から
人生のゴールへの問いかけ。

いつも問いかけられている
私とゆう存在を
言葉にしてみる。
しばらく
このエッセイ集を
パラパラとめくりながら
思考を楽しんでみようと思います。

今日も暑くなりそうです。
今日はいつもお世話になっている家具屋さんで
小皿づくり体験を。
ながさんも
良き週末をお過ごしくださいね。
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再び、フランス。

2019年07月26日 | ヤスさん日記
気がつけば
フランスまで
あと12日。
なんとも
いつも通りなのは
安心のおお陰でしょうか。
前回は
何もかもが初めての
海外旅行初の一人旅。
何もかもが初めて
なだけに
そこに入り込む勢いもあったでしょう。
パリの街を
歩きに歩いて
その空気感をいっぱいに吸い込む。
そんな日々でした。

そして
再び。
今回は
パリの中心街にはあの方が居られる
南西の田舎町にはあの方が居られる

それぞれの場所を安心して
訪れることができる。
これも偏に
ながさんが紹介してくれたご友人のお陰
ですね。

今回は
リッツのアフタヌーンティーを予約したり
ボルドーやアルザスへの新幹線を予約したり

幅も広がって来ました。

こうやって
ひとつの拠点ができると
これからの広がりが
とても
期待できるなと。

来年はオーストリア
にも行ってっみたいとの希望を持っています。
その空気感が
職人仕事にどんな影響を与えるのか
と思うと
そこに根ざしたものづくりの人たちが
思い浮かべられます。

最近
自宅件工房の改装が進むと共に
音楽の聞くようになったのも
なにか大きな変化のような気がします。
これからの自分を
更に楽しむために
またひとつ
行ってみるとしますか。

ながさん
その前日会合も
心より楽しみにしておりますよ。
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細くて確かな道

2019年07月25日 | ヤスさん日記
梅雨
明けたそうですね。
この季節の朝のひとときは
本当に心地よく。
爽やかな風が
私を通り抜けてゆくことで
運んでくれている恵は
いかほどのものか。
大きなシンクが入ってから
料理熱が再燃しているようです。
今日も
洗濯掃除の後に
銅鍋で下拵えをしながら
ゆっくりと時間は過ぎてゆきます。
ながさん
東京の夏は
いかがお過ごしですか。

やっとここまで来れた
と思うと共に
まだまだこれから。
ここを土台に
どんなステップを踏むのか。
想像を広げてみます。

想像を広げても
きっと
またいろんな影響で
環境は変わってくる
のだろうと思いますが
想像を広げる。

振り返ってみれば
右往左往してきたことも
細い細い
けれども確かな
一本の道
だったなと。

綱渡りともいえる
道程でしたが
振り返ってみれば
確かな道。

やっと
ここまで来れた
と共にまたここから。
どんな人たちが関わってくれて
どんなものだちが出来上がってゆくのか。

その拠点としての
この工房兼自宅も
更によくなりますよ。
ながさんの
遊びに来てくれる時を
楽しみにしておりますよ。
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念を入れて

2019年07月24日 | ヤスさん日記
引き続く
燕市の工房の改装。
今回一緒に改装してくれている設計士さんは
いつも私のことを知ってもらっているだけに
私の好むところや
私の理念をしっかりと汲み取り
いろんな提案をしてくれます。
天井や壁を張る時も
バンバンッと
機械を使って留め打つ方法も
効率的でよいのですが
寸法を測り
ひとつひとつ真鍮の釘を打ってゆく。
その工程が
この空間に与えてくれる空気の情勢が
私にはなんとも心地よいのです。

手作業であるからこその結晶。
この
なんとも言えぬ
とゆうことを言葉にしたいし
この空間に入ってもらって
実感してもらいたいな
と思っております。

私が仕事を通してお伝えしていることと
この空間はぴったりと寄り添っている。
その寄り添いこそが生活
なんだろうなと。

大きなシンクも入って
本当に心地よく。
特に夏場は
家事が進みます。

この場で活き活きと
過ごしてもらえるように。
秋の仕上げまで
念を入れてゆきたいと思います。
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太郎ちゃんの眼

2019年07月23日 | ヤスさん日記
久しぶりに
太郎ちゃんの本を開いてみました。
美しく怒れ
私が短気だとゆうことは
だいぶ多くの方が
感じていられるかもしれません。
その怒りの根本には
20代前半に傾倒した
太郎ちゃんが刷り込まれているように思います。

そう
たろうちゃんの眼。
なんでも
見通そうとする
太郎ちゃんの眼が
いつも
どこかで
首をもたげてくるのです。
それは
彼の目でもあり
自らの目でもあり。

じっと
ずっと
見通す
その眼。

その眼は
外界に向けられることもあれば
自分に向けられることもあり。

「世の中がつまらないとゆうことは
 自分がつまらないとゆうことだ」
自分を面白がれるように
今日も
ひとつ進めるとしますか。

そうか
フランス。
太郎ちゃんの感じた空気も
そこにありそうですね。

ながさん
またゆっくりと。
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その兆しはあると信じて

2019年07月22日 | ヤスさん日記
月曜の朝は
なんだか慌ただしい街の空気。
この週末に
近くの商店街で祭りがあった
ってからかもしれません。
遠くの方でその音を聞きながら
昨日の貴重な休日を
振り返っていました。
一握りから
こぼれきらきら溢れ落ちるくらいの
貴重なご縁。
ありがたいものだなー
と思う朝のひとときです。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

参議院選挙も終わり
昨晩は悲喜交々だったでしょう。
私は
先の県議選を経験してから
どうも
選挙とゆうもの捉え直しをしているようです。

当然ながら
勝つか負けるか。
一騎打ち的な様相を呈するわけですが。
それが
政治的な敵味方ではない
ってこと。

自分の意見を発することで
そこに分別されてしまう
今の風潮に
どんな変化の兆しをつくれるか
なのだろうと思っています。

ほんと
昨晩も悲喜交々
だったでしょう。
私の投票した方は当選しましたが
比例は振るわず。
どの奥で涙している人たちは
あの時の私たちのように
いかんともしがたい感情と
向き合ってられることでしょう。

改めて
県議選開票を
思い出すだけで
なんとも切ない朝のひと時。
コーヒーでも淹れて
叩き始めるとしますか。
ながさんも
また東京でそんなお話も。
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