職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

感謝から歓喜へ

2009年12月31日 | ヤスさん日記
ナガさん
今年はいかがでしたか?
今日という日も
時計は24時間を刻んで
2010年へと向かいます。

一見は
高きも低きも
強いも弱きも
持つも持たないも
全ての人々は
いつかは
「歓喜」
に到達するはずです。

どちらが良い
という訳ではなく
目指す方向を目指す
ということ。
いつかのそこに
向かいたいと
思う今日この頃です。

目の輝きを
きらきらと
2010という年も。

自分を貫くということが
いつも剛直ではなく
柔らかさの中に
しっかりとした核がるもの
で。
ただ
その核に触れたとたんに
爆発は起こるものです。
音も無く
破壊も無い
爆発。

ナガさん
2010年もよろしくお願いします。

Ludwig Van Beethoven's Ninth Symphony
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見えないとしても

2009年12月30日 | ヤスさん日記
『独眼竜政宗』
幼少期は梵天丸
教えを垂れている禅僧が
紫の花を手に取り
若き政宗梵天丸に
「これは何色に見えるか」と問う。
「紫」と梵天丸。
その紫の花をもぎり取り
「何色に見えるか」と禅僧
「紫に見えます」と梵天丸。

そのに在るものって
変わらずあるもの
なのかもしれません。
そして
そこに行けば
出会えるってことが
あるものです。

目的の為の
幾本もの道筋が
そこに向かっていて
理由が多岐にわたったとして
いろいろな側面があり
一面を私だとしてしまうことに
危うさを感じる訳です。

目的は在る。
そこに向かって
いろんな感情が
持ち上がってくることは
確かなことで。
その感情があると
認められれ飽和状態になれば
無いにまた転化する
ような気がします。

ひとつの物語を観て
自分に訴える本質を
受け入れられれば
と思っていましたが
どうも
相手に伝える為のスキルも
大切になってきた今日この頃。

見えないとしても
伝えられれば
遺るはずだなと思う
職人なのでした。
ナガさん
関西の空は賑々しく
新潟のコートは厚すぎるようです。
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ハミング

2009年12月29日 | ヤスさん日記
ハミングが似合う新潟の空
ふふんっ
と笑いながら
会社大掃除のお手伝いです。
私が入社した当時から
12年
この建物と共に
一回りの年をとりました。
今年も一年の感謝を込めて
きれいきれいに。

ハミングしながら
自転車を漕ぎながら
想像を膨らましながら
冷たい風を切ると
今年一年が
さらさらと流れます。

日々ってやつが
積み重なり
今を彩っているとしたら
今年は何色だったのだろう
とか。

一日一日
一年一年
いろいろが
混ざり合って
薄くなったり
濃くなったり。

久々の夕陽は
深い青が
オレンジにかかって
包み込んでいます。
包み込むような青
って
やっぱりいいですね。

さて
今年もあと2日
まだまだ
素晴しい予感が
いっぱいです。

YUKI Hummingbird - ハミングバード
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大掃除前

2009年12月28日 | ヤスさん日記
約束事ではないコト
の中に
大切なコトがあるのだろうな
と思う今日この頃。
大掃除前の整理
今年あったいろんなことが
いろんなモノの中に
見えてきますね。

プレゼントしてもらった
本。
その中に込められているものを
私はどれほど感じ合えているのか。
私って存在ほど
不確定なことはないですし。

もしかしたら
相手の中に自分を見ている
のかもしれません。
でも
そこで出会える。
そこにいるんだから
触れようと思う訳です。

密やかさに出会ったり
同じ空を見る
その度に
欲張りになったり。
ただ
貫くってことが
どんなことにも増しての
答えなのだなと。

私のイメージの中の世界

どんな風に広がるのか
上を向いて歩こう
と思う職人なのでした。

ナガさん
分かり合えるってことが
心底だったら
北極星のように
確かなのでしょうね。

ちっぽけな勇気
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経たからこそ

2009年12月27日 | ヤスさん日記
こだわらない
ってことに
こだわってしまうと
本末転倒
になってしまうんだな
と思う今日この頃。

年を取ったからこそ
てことが
あると思うのです。
フィギュアスケート
を見て。
それぞれに
表現が素晴しく
それぞれの
判断がある訳わけですが
その
判断基準が
それぞれに
あるわけで。

ただ
若さを経て
その経験を
という
ことがあるのだろうなと。

それぞれの目指した道が
どんな基準か
にもよるのでしょうが。

目の前のコトに
振り回されない
こととしても
目の前のことにも
一所懸命になりたいな
と思う職人なのでした。

今日も
素敵に日々が過ぎてゆきます。
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転化

2009年12月26日 | ヤスさん日記
トラウマが
溶けてゆくとき
また
新しい一歩です。
源泉の近くにありながら
認められないものが
流れを変えてしまっている
こともあるもので。
それを受け入れられることが
とっても
ありがたいな
と思う今日この頃。

ナガさん
2009年から
2010年は
鬼門を通り
新しい一回りに
なるらしいですよ。

牛の角と
虎の腰巻き
仁王立ちしている
イメージ。
東北では
鬼の文化がまだまだ
残っていますね。

鬼って
イメージが
本来の
大切なコトを
見逃さないように
というメッセージ
なのかもしれません。

いみきらわれる
って中に
転化前の根源が
あり
それを塗り替え塗り替え
歴史が出来ている
としたら
大切な一歩は
全ての中に力があります。

新潟は晴れから一転
また新潟らしい曇り空。
こんな日こそ
と思う職人なのでした。
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映画「生きる」

2009年12月25日 | ヤスさん日記
ナガさん
いかがお過ごしですか?
新潟は晴天に恵まれ
世間様の一歩一歩
年越しの準備が進んでいるようです。
そんな中
久しぶりの映画は
黒澤明監督の「生きる」です。

「儂は人を憎んでなんかいられない
 そんな暇は無い。」
いつ終わるともしれない人生
本気の継続ができる
ってのが
本筋を全うさせてくれる
のかもしれません。

「命短し恋せよ乙女
 紅き唇あせぬ間に
 明日の月日は無いものを」
人生惜しむらくは
見たものに捕われてしまう
ということでしょうか。
人の為に生き始めると
生命が輝きだす。
って誰かが言ってましたが
自分と世界
の違いってどこら辺にあるのか。

「Happy birthday to you」
桜島の噴火が
いつともしれず
蓄積されているように
ベクトルはその方向を
一気に転化する
ものなのかもしれません。

ナガさん
我々ものづくり
どんな風に表現できるか
次の作品が最後だとしても
今日が最後だとしても
良き人生だったと
言えるように。
イノチミジカシ
コイセヨオトメ
精一杯いきますか。
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みんながおもえる日

2009年12月24日 | ヤスさん日記
人がどれほど幸せになれるものか
感じれば感じる程
そこい向かうのだなと
思う今日この頃。
東京の雑踏は
色が
混ざり合い
混ざり合い
しているのでしょうね。

特別な一日。
今日という日が終わる頃
また
明日という日が明ける頃
切っ掛けの追い風にのり
笑顔が溢れることを願います。

チャンスは
いくらでも
発見できます。
それを
掴むかどうか
なのだなと思う訳です。

特別だと
みんなが思える日
それを
掴んでみるのも
いいものだな
と思う職人なのでした。

さて
今日は久しぶりに
ひとり映画に浸ってみますか
ワインに
ピザに
キャンドルに。

たとえそこが
どんな場所であろうとも
明け方まで
光の輪がいっぱいに
広がりますように。

坂本龍一(Ryuichi Sakamoto) Merry Christmas,Mr Lawrence
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溶けては流れ

2009年12月23日 | ヤスさん日記
忘れることができる
思い出すことができる
人間は
なんて素晴しい能力を
持っているのでしょうね。

そして
忘れたくないことも
忘れてしまい
思い出したくないことも
思い出してしまう。

過去の記憶を組み替えたり
未来の作ってみたり。

時間が人それぞれの
流れのように
記憶も人それぞれ
その中で
生きているのだな
と思う今日この頃です。

頭の中も
空っぽにして
みる作業。

新潟は雪から雨に
ひとつの思い出も
溶けて流れてゆく訳です。

あの夏の花火 \'95
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ボランティア

2009年12月22日 | ヤスさん日記
volunteer
「古典的な定義に基づくならば
 自発性、無償性、利他性
 に基づく活動に携わる人のことである。」
 Wikipediaより

原義が志願兵だそうです。
ボランティア
ってコトバがあまりにも
氾濫していて
それを使えば簡単
だったと
流されていたのかもしれません。

ボランティアって
一度もしたことがない
のですが
周りからはボランティア
と言われる。
その齟齬が
どこからくるものなのか。

自発性
無償性
利他性
のもっと根本的なとこからの
発情が
あるものだと思う訳です。
ここでも
コトバに縛られながら
表現する上で
言葉が重要になってくる訳で。

自然と一歩を踏み出す時
仲間や家族や
地域や地球や
その境界線って
あるのでしょうか。
もちろんありつつ
あるのでしょうか
ということなのですが。

ナガさん
昨日の新潟は
冴え冴えとしたオリオン座が
見た目にとらわれたことではなく
根本にあるモノを
変わりなく
照らしてくれていましたよ。
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