もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

有終の美を飾れるかワタシ。

2009-10-02 20:15:54 | 腐女子の御伴
眩暈も残り数回でめでたく完結します。はっきりと何回と言えないワタシですがかくかくしかじかで終わります。 ほんとうは今日にも終わらしたいぐらいなのですが民谷さんで力を使い果たしたので無理です。

チキン頭でフル稼動させてカキすると疲れるのです。 こんなもぐ菜でなんとかカキしてますだからこそ自信がついたなら是非ともブログでお好みのキャラで腐な妄想小説をカキしてくださいませ♪

と、北条政子の事は若干史実とそうだったらしいを交えてありますのでご承知ください。歴子さん??歴女子??からするとおや??と思われる事がある可能性も有り得るのでもし正しい事を教えてくださるならトラバをお願いします。

こうしてもぐ菜にお付き合いしてくださりほんとありがとうございます。

すみませんここで訂正があります。正しくは北条政子です。 もぐ菜が勘違いしてました訂正をお詫び申し上げます。


買えたナリ。

2009-10-02 19:20:09 | Weblog
今日は平日でしたが大極宮の朗読会のチケットが発売されました。もぐママと参加するので2枚購入しまして割と前の方の座席で嬉しいです。

今年は告知が遅かったですね。大極宮の朗読は11月に開催です。光が丘IMAホールなので近くって良いナリ。

眩暈 (42) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編

2009-10-02 18:54:55 | 腐女子の御伴
         *ご注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。




眩暈 (41)




         眩暈 (42)


民谷は屋敷に戻りながら片桐に話しかける。

「Love a La MoDe.は実に上手に纏めたものですな。女性が好きな甘い物と恋愛成就…まさか家内までも買って来るとは思いもしませんでした。」

「Love a La MoDe.を買うのに列びましたが平日ともあり男性なんて僕達ぐらいでした。僕達は暇そうに列びましたが列んでいる女性達は真剣でした。」

「噂がほんとうなら良いですな。純真に信じて居る家内を見てそう思います。」

民谷と片桐が庭を歩いて居ると函南がテラスから出て来て手を振っている。民谷も片桐も手を振り返す。

「あの民谷さん、ナギの葉をもう1枚頂いても宜しいでしょうか??」

「どうぞ、気にせずご自由にお持ちくださいな。」

「ありがとうございます。」

そう言うと片桐は一旦歩いた小路を戻りナギの木の元へ行き木の葉を取り切る。スーツの上着の内ポケットからお財布を取り出しナギの葉を入れて財布を内ポケットに戻す。

民谷は片桐が戻って来るのを待っていると片桐は戻って来た。

「片桐さんは想う方がいらしゃるのですか??」

「僕は人じゃなくって僕の手違いで飼っていたオカメインコが鳥籠から飛び去って行ってしまい、今もつがいで飼って居るもう一匹のオカメインコと帰りを待っています。」

「さようですか、私の話しを真剣な顔をお聞きだったので私はてっきり恋愛中と思っておりましたよ。それは失礼致しましたね。」

「こんなおじさんが恋愛なんて恥ずかしいです。」

「恥ずかしいとはそんな事はありませんよ。人を想う事は当たり前でうちの家内なんて私と歳が変わらないのにLove a La MoDe.を購入して来たのは何せ私の為にと公言しましてそんな私も家内の為にLove a La MoDe.を完食をしました。惚気ですみません。」

「いえいえ、良く分かりました。ご馳走様です。」

二人でテラスのガラスドアを開けて入り屋敷へ戻ると函南は楽しいそうに近付いて来る。

「あのね、今日はお屋敷の皆が休みだから全員じゃないけど小田原さん達が一緒に飲み会でもしょうてお屋敷に来てる。だから民谷さんも片桐さんも一緒に参加しましょうよ。」

「小田原君もお屋敷に来てるとはそれも良いですね。」

「僕も喜んで参加しますね。」

「決まりだね。」

そう3人で会話をしていると小田原が品川達を引き連れて大広間にやって来る。 屋敷に勤めて居る執事だけでやく35人でその中には毎日は出勤しない非常勤執事も居る。

「民谷さん片桐さん、こんばんわ。」

「今日はお食事会と聞きまして私も参加させて頂く事になりました。」

「僕も一緒にお願いします。」

「宴会は大勢で楽しく飲む食べるが良いですからね。な、函南君!!」

そう言うと小田原は函南の肩を抱き込むように叩く。函南は小田原の顔を見て笑って「うん。」と答えた。

後ろには品川や三島に川崎と大船に藤沢が後ろに居て平塚もやって来て話しに交ざり盛り上がった。

「大磯も飲み会に来たいって言ってたけど来れるかな?? 来宮は今、レコーディング中で無理て言うしアーティストは暇よりも忙しい方が良いしな。

「大磯君に会うのはほんと久しぶりですな。」

「大磯さん元気かな。」

「今度はどんなお芝居に出るか知りたいです。」

厨房からも飯窪達もやって来て小田原達と合流して来る。大広間は一段と賑やかになり片桐も会話に交ざり楽しむ。

「よし、飲み会の場所は渋谷の居酒屋だ。戸塚も来るし皆行くぞ。」

小田原が号令をかけてテラスの雨戸を閉めて戸締まりを確認をしお屋敷を後にし代官山駅を目指し歩く。



眩暈 (43)

眩暈 (41) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編

2009-10-02 12:09:15 | 腐女子の御伴
         *ご注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。





眩暈 (41)






         眩暈 (42)


片桐は歩き屋敷の庭の池を見ている民谷の傍に行くと民谷は片桐が来た事を知り振り向いた。

「片桐さん、いらしゃい。今日はお疲れ様でした。」

「今日は函南君達と楽しく過ごせました。」

「Love a La MoDe.と言うスイーツを召し上がりましたか??実は私も以前に家内が買って来て2人で半分にして食べたのですが2口3口食べたら満足して勘弁してくれと家内に言ったらわざわざと買って来たのだからの半分は絶対に食べてと真剣に言われて死に物狂いで半分を完食しましたよ。」

「まぁ、旦那さん思いな奥様ですね。」

「あんまりにも真剣な顔をして私に食べる様に言うので家内に理由を聞きましたよ。したらその、Love a La MoDe.を完食した2人はいつまでも仲良く過ごせると言う話しを聞き私は呆れてしまいましたが食べないと寝かせて貰えなそうなのでお茶でどうにか飲み流し込み食べました。」

片桐は民谷と細君のやり取りが想像つく民谷に微笑んだ。民谷もその話しをしているがけして嫌な表情ではなくむしろ嬉しいそうな表情であった。

「私が食べ終わると家内ははしゃいで喜んでいたのでまぁ良しとしましたが…あの半分の量はキツイですな。」

「そうですね。僕も一つの半分の半分で足りました。次は食べたいと思いません。」

「私も片桐さんと同じ意見ですよ。したら家内はLove a La MoDe.を気に入りまた食べたいと言うので立て続けに買って食べたら霊験あらたかさが薄れてしまうと家内に言ったら納得してくれました。」

「女性と男性の違いと言うのでしょうか。」

「私もそう思いましたよ。私は飯窪さん達にお願いしているのですが、お屋敷にいらしゃたお客様が召し上がってまたスイーツに逢いたくなる様なスイーツを作ってくださいなと。」

「逢いたくなる??」

「えぇ、難しい要望に聞こえますが基本的な事を忠実に守り美味しいものを作って欲しいと言う意味なんです。」

「基本的な事??」

「スイーツの見た目の美しさも確かに重要ですが一つ一つの素材を生かし元となる材料や使う調味料などにこだわって欲しいと私はそう考えています。売上を伸ばす為にコストを抑え過ぎて使用するもの品質を何もかも下げたら所詮はその程度のものしか作れません。」

「はい。」

「スイーツもそうですがお蔭様でもてなす接客もお客様にご満足頂けてお屋敷も繁盛して賑わっております。」

池の水面に木の葉が浮かんで風をうけて漂う、それを民谷は木の葉を見つめる。民谷が立って居る池の淵にやがて漂い流れつく。

民谷は屈み込むその木の葉を手で掬いあげて掌の木の葉を見つめながら片桐に語りかける。

「片桐さん、ナギの木をご存知でしょうか??」

「ナギの木ですか??よく神社に植えられていると聞きますが。」

「はい、このお屋敷にもナギの木を植えてあるんですよ。私がこのお屋敷に勤めて始めた時に植樹したのです。」

「民谷さんがですか。」

「はい、ナギの木には古来より言い伝えがあります。それはですね。」

そう言うと民谷は屈み込み手にした木の葉を池に戻し立ち上がり民谷は青々と葉が生い茂った木に近付き木の葉を切り再び片桐の方へ戻って来て片桐に木の葉を手渡す。

「片桐さん、木の葉の先と端っこを引っ張る様に両手で持ってみてください。」

片桐は民谷が言う通りに木の葉を両手で引っ張る様に持つ。

「力を込めて木の葉を引っ張ってください。」

力を込めて引っ張っても木の葉は切れる事がない。片桐は不思議になり引っ張ると民谷が教えてくれた。

「それがナギの木が縁結びの木として今もなお言い伝えられている由縁でもありますよ。 確かに真ん中から切れば葉は切れてしまいますがナギの葉は引っ張られても切れません。 それでかの尼将軍と言われた北条政子も源頼朝と結ばれる様に、お守りがわりに自分の鏡の下に忍ばせて願いが成就しめでたく源頼朝と結ばれたとの事です。 時は平家が栄華を極め勢力を拡大し…源方は影を潜めており北条政子も、親が決めた策略の為に平家に嫁がさせられそうになり源頼朝を愛し自らの意思で危機を乗り越えました。」

「そうでしたか、僕も始めて聞きました。」

「北条政子は尼将軍として采配を奮い自分の権力を保持する為に実の息子さえも死に追いやったとも言われてますね。」

「そんな事は僕には絶対に出来ません。」

「そんな北条政子も恋愛をし愛する源頼朝と結ばれる様にこのナギの葉に願いを篭めと言われておりますね。恋愛は不確かで難しいものですな。」

片桐は民谷の話しを聞き終わり池を漂う木の葉は眺め想う。木の葉は水面が風を受けてあてどもなく揺られて漂う。



眩暈 (42)