カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

WBA・IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ

2023年08月08日 20時51分30秒 | スポーツ / SPORTS

WBA・IBF世界Sバンタム級チャンピオン   元WBO世界バンタム級チャンピオン
ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン) マーロン・タパレス (フィリピン)   
        11勝(8KO)               36勝(19KO)3敗        

                 

井上尚哉選手がWBCとWBOタイトルを獲得し、4団体制覇の
ターゲットはこの試合の勝者(タパレス選手)と決まった。
相手が誰であれアッサリ勝ってしまうのだろうけれど、
一応、試合を振り返って観た。戦前の予想ではリオデジャネイロ
オリンピックの銅メダリスト:アフマダリエフ選手の評価が高かった。

タパレス選手は岩佐選手にTKO負けしており、
アフマダリエフ選手は勝利している事からも、
アフマダリエフ選手の優勢はゆるぎないと言う見方だった。

写真左側:白色のグローブがアフマダリエフ選手。
写真右側:黒色のグローブがタパレス選手。

                 

1ラウンド:サウスポー同志の対決、右ジャブの差し合い。
タパレス選手が右ジャブから左ストレート、右アッパーと積極的に
出していくが、距離を探り合っている感じ。タパレス選手の
左フックが当たる。
  (アフマダリエフ選手:9-10:タパレス選手)

2ラウンド:タパレス選手のいきなりの左ストレート、左アッパーと
当たり、さらに前進して左アッパー、左フック、右アッパー。
タパレス選手が先手を取っており、アフマダリエフ選手は
プレッシャーをかけて行くが手数は少ない。
  (アフマダリエフ選手:9-10:タパレス選手)

3ラウンド:タパレス選手の右ジャブが止まらない。
アフマダリエフ選手はガードを固めて前進するが、タパレス選手の
右ジャブがガードの間に突き刺さる。
  (アフマダリエフ選手:9-10:タパレス選手)

4ラウンド:アフマダリエフ選手が右ジャブを突きながら前に出る。
タパレス選手の右ジャブの方が的確にヒット。アフマダリエフ選手の
空振りが目立つ。
  (アフマダリエフ選手:9-10:タパレス選手)

5ラウンド:前のラウンドから前に出始めたアフマダリエフ選手、
左右のフックを強振。身体を低く構えたタパレス選手は多彩な
左リードブローで応戦。パンチの強さでアフマダリエフ選手。
  (アフマダリエフ選手:10-9:タパレス選手)

6ラウンド:アフマダリエフ選手が前進、タパレス選手をロープに詰める。
タパレス選手はガードを固めて隙間に左ストレートを効果的に当てる。
  (アフマダリエフ選手:9-10:タパレス選手)

7ラウンド:アフマダリエフ選手はプレッシャーを強めコーナーに詰める。
タパレス選手は右ジャブを止めない。ときおり大きい左フックを振る。
アフマダリエフ選手の左ストレート。打ち合い。
  (アフマダリエフ選手:10-9:タパレス選手)

8ラウンド:アフマダリエフ選手が右ジャブから前進。タパレス選手も
右ジャブから左ストレート。カウンターをとって来るので、
アフマダリエフ選手は攻め切れない。
  (アフマダリエフ選手:9-10:タパレス選手

9ラウンド:タパレス選手の右ジャブ、アフマダリエフ選手の右フック。
タパレス選手が下がる。アフマダリエフ選手がコーナーに詰めて連打。
  (アフマダリエフ選手:10-9:タパレス選手)

10ラウンド:アフマダリエフ選手が前進してワンツー、左ボディ、
右フックでロープに詰める。タパレス選手が右アッパー。
アフマダリエフ選手のワンツー、左ボディ。ロープに詰めて連打。
  (アフマダリエフ選手:10-9:タパレス選手)

11ラウンド:アフマダリエフ選手が連打で前進。タパレス選手が
右ジャブで止めようとするが大きなパンチは出さない。
足を使い回るアフマダリエフ選手の左フック。
  (アフマダリエフ選手:10-9:タパレス選手)

12ラウンド:アフマダリエフ選手が前進して連打、迎え撃つ
タパレス選手だがアフマダリエフ選手の左右のフックでバランスを崩す。
アフマダリエフ選手が大きな右フックから左ストレート、右アッパー。
ロープに詰めて連打。
  (アフマダリエフ選手:10-9:タパレス選手)

私の採点では112-112のドロー。前半はタパレス選手、
後半は前に出て連打したアフマダリエフ選手が優勢だと見た。
公式採点はトレースとカイズが113-115でタパレス選手、
アルバレスが118-110でアフマダリエフ選手を支持。

両者ともハッキリとポイントを取ったラウンドはないように見えたので、
118-110はないとしても・・・・。

アフマダリエフ選手が後半のように最初から前進して手を出していれば、
ボディを打っていれば、もっと早くタパレス選手が失速したかもしれない。
タパレス選手はガードも硬いし、右のリードブローも多彩だったし、
左フック、右アッパーも怖いし、評価が低すぎたのかもしれない。
ただこれだけはハッキリと言える。井上選手の敵ではない。

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コメント
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