ひよりの音楽自己満足

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桜庭統さん Granada

2009-06-23 06:58:44 | 桜庭統さん
 今回も親切なお方に<桜庭統さん>の過去のすばらしい作品を教えていただきました。桜庭さんの<サージェント・ウルフ・バンド>の頃の名作で、1990年に発表された「Granada/グラナダ」です。
このゲームは近未来のアフリカ南北戦争がテーマになっています。ストーリーは・・・90年代、兵器産業は白兵戦を主とした機動兵器が主流となり、発展・改良されていく。2016年にはレアメタルの利権争いからアフリカは南北に割れ、東西陣営がそれぞれのバックにまわって“アフリカ南北戦争”が勃発。そこでは両陣営の戦術機動兵器が実戦投入された。そんななかで「GRANADA(弾丸)」と呼ばれる重機動兵器の存在があった。それはどの国にも属さない、南北関係なく兵器という兵器をことごとく破壊していき、“アフリカ大陸の神”あるいは“兵士の亡霊”と恐れられた。そして・・・とあるシャープシューターがGRANADAに乗り込んだ。行き先はPEID(民間企業諜報部)
の拠点。彼は“弾丸”と化して・・・
 このサウンドトラックアルバムは20曲が収録されていて、16曲がオリジナルサウンドトラックで、冒頭の4曲が16曲の中から選りすぐられて桜庭さんの手によってアレンジが施された曲です。今回はこのアレンジバージョン4曲のみ紹介させていただきます。
 1曲目は「Advance”GRANADA”」。雷鳴の轟く嵐の音からはじまって、徐々に哀愁を感じるフレーズがはいってきて、そしてパワフルなドラムがはいってアップテンポのリズミカルな感じに。とってもメロディアスですがどこか寂しげな感じですね。アグレッシブなシンセソロのあとダークな雰囲気になるも綺麗なリフと力強いドラムが曲を盛り上げます。
 2曲目は「Heavy Line~Windy Avenue~Tap」。リズミカルなリフからパワフルなドラムがはいってヨコノリのリズムで綺麗なメロディがながれて。そしてリズムがアップテンポの疾走モードになって爽快感のあるフレーズとテクニカルなピアノリフが。めっちゃかっくいいっす。終盤ではテクニカルなリズムでスリリングでパワフルに展開していきます。
 3曲目は「Beat~Bumpy Road~Smashing Street」。ゆったりとしたダークなモードからはじまってミドルテンポでミステリアスな雰囲気に。そしてアップテンポで複雑なリズムでパワフルに展開し、中盤からさらにテンポアップして疾走モードになって飛ばしていきます。ハイスピードで駆け抜けていくような爽快感がたっぷりと。
 4曲目は「Good-bye “GRANADA”」。ゆったりしっとりと厳かにはじまって、ハープのような美しい音色とオーボエのような音色・フルートのような音色が叙情的なメロディを奏でて。そして重厚なストリングスがはいってパワフルなドラムとともにダイナミックなリフを。その後アップテンポのリズムにのってかっちょいいムーグソロが。中盤ではストリングスが壮大なスケールでドラマティックに盛り上げ、その後ゆったりとしたロマンティックな雰囲気に。終盤ではケーナのような音色の抒情的なフレーズが静かに響いてFin。
 4曲のみですけど、とってもドラマティックでかっこよくて美しい“桜庭節”を堪能できますね。荒れ狂う天候、美しい景色、暗闇、そして自分が戦闘機に乗って飛んでいるかのような、ゲームをやっていなくても目の前にその光景が浮かんでくるようです。

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