ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

Ayuoさん  EARTH GUITER ~千と春の物語~

2016-05-29 20:00:03 | ジャパン・プログレ
 日本の作曲家でギター・ブズーキ奏者の<Ayuoさん>。2000年にVGGの<Peter Hammill氏><太田裕美さん><ヤドランカさん><上野洋子さん><大熊亘さん><太田恵資さん><岡田治郎さん>ら多くのミュージシャンの助力を得て、アルバム「EARTH GUITER ~千と春の物語~」を発表されました。今回紹介させて頂くのは、2002年に2曲追加されて再発されたアルバムです。

※すみません。音楽知識がないため、どの音がどの楽器なのか正確にはわからないので、実際とは異なる記述があると思います。申し訳ありません。

 アルバム1曲目は「My Dearest (Moy Dilbere)」。のびやかな多重コーラスからはじまって、パワフルなパーカッションリズムがはいって、ヴァイオリンのアラビアン風の妖しいメロディがのびやかにながれ、躍動感たっぷりのリズムにのって、揺れる妖しいヴォーカルがのびやかに。その後、静かになってコーラスがながれるなか、男性の語りがながれて。終盤では再び躍動感たっぷりのリズムからヴォーカルが妖しくのびやかに、ヴァイオリンものびやかに奏でて。ラストはリズミカルなスキャットが。
 2曲目は「The Holy Man and the Sinner Within」。ギターの妖しいアラビアンメロディからはじまって、パワフルでエネルギッシュなカッティングリフとアップテンポのパワフルなパーカッションリズムがはいって、ヴァイオリンがのびやかに奏で、ヴォーカルも妖しくのびやかに。その後ブラスサウンドのリズミカルなリフとパワフルなタムドラムにのってヴァイオリンのテクニカルなソロ、Saxのアグレッシブなソロ、ギターのテクニカルなソロが。さらにパワフルでリズミカルなリフからSaxのアグレッシブなソロが。終盤ではギターとSaxがユニゾンでのびやかに奏で、ヴォーカルが妖しくのびやかに歌い、ヴァイオリンがのびやかに奏でて。
 3曲目は「Standing at the Edge」。ミドルテンポのパワフルなドラムからギターのほのぼのとしたリフがゆったりとながれ、ヴォーカルがゆったりと力強く歌い、ギターのテクニカルなトリルリフからヴォーカルが力強く歌って。その後ピアノの綺麗なリフからギターがほのぼのメロディをゆったりと奏で、そこからブズーキのエモーショナルなソロが。終盤では浮遊感ただようなか、ヴォーカルがのびやかに歌い、ギターがエモーショナルなソロを。
 4曲目は「Dance of Life」。ミドルテンポのラテンパーカッションリズムからギターの軽やかでリズミカルなリフがはいって、クラリネットのリズミカルなリフからヴォーカルがリズミカルに歌って。そしてアコギのリズミカルなアルペジオリフからヴォーカルがリズミカルに、Saxもリズミカルにリフを。その後ベースのテクニカルなソロ、ピアノのリズミカルなソロ、そしてクラリネットのエモーショナルなソロ、シタールのリズミカルなソロが。終盤ではクラリネットのリズミカルなリフからヴォーカルがリズミカルに。
 5曲目は「今宵は春の夜」。シンセサウンドがゆったりと浮遊感たっぷりにながれ、お琴のリズミカルなチャイナメロディがはいって、リズミカルな女性ヴォーカルが華やかにながれて。その後、お琴とヴォーカルがユニゾンでリズミカルに奏で、ヴァイオリンがのびやかに優雅に奏でて。
 6曲目は「Cantigas」。ギターのミドルテンポのヘヴィリフからはじまって、シンセがのびやかに奏で、シタールのリズミカルなリフがはいって。そしてパワフルなリフが躍動感たっぷりにスリリングにながれ、力強いコーラスがリズミカルに。中盤ではシタールのリズミカルなリフからパワフルなコーラスがはいって、お琴とヴァイオリンがユニゾンでのびやかに奏でて。その後ブズーキのパワフルなカッティングリフが躍動感たっぷりにながれ、力強いコーラスからお琴とヴァイオリンがユニゾンでのびやかに。終盤ではグロッケンサウンドが静かにリズミカルにながれ、ハープの美しい音色が響き、シンセのスペーシーサウンドがながれて。
 7曲目は「Different Languages」。アコギのリズミカルなアルペジオリフからはじまって、一旦止まってからアップテンポのアコギのテクニカルなリフと鈴の音がはいって、揺れるシンセサウンドがのびやかにながれ、クラリネットがリズミカルに、そして男性ヴォーカルがゆったりと浮遊感たっぷりにながれて。中盤ではリコーダーとシタールがのびやかに奏でて。その後リコーダーがのびやかに。終盤ではアコギのリズミカルなアルペジオリフからテクニカルなリフ、そしてそのままソロへ。ラストはリズミカルなアルペジオリフが。
 8曲目は「Rain and Snow」。アメリカのトラッドソングです。シンセサウンドがのびやかにながれ、ミドルテンポでアコギリフとパーカッションがはいって、ヴォーカルがリズミカルに。その後アコギのパワフルなカッティングリフからシンセサウンドがのびやかにながれ、そこに男性の語りがながれて。終盤ではアコギのリズミカルなリフから男性ヴォーカルがリズミカルに。
 9曲目は「1000 Springs」。アコギのゆったりとしたアルペジオリフから女性コーラスが神秘的にながれ、アコーディオンがのびやかに奏で、男性ヴォーカルがのびやかに。その後アコギのエモーショナルなソロが。そして女性コーラスがのびやかにながれ、男性ヴォーカルが囁くように歌い、女性コーラスがのびやかに華やかに。終盤ではアコギがエモーショナルに奏で、女性コーラスがのびやかにながれ、男性ヴォーカルがしっとりと。ラストはシタールのエモーショナルなソロが。
 10曲目は「Evolving」。パワフルなタムドラムからピアノとギターがゆったりとほのぼのメロディを奏で、ピアノリフから男性ヴォーカルがのびやかに爽やかに、そして女性ヴォーカルが優しくゆったりと。その後ベースがしっとりとのびやかに奏で、女性のスキャットがゆったりとほのぼのメロディを歌って。終盤では女性ヴォーカル・男性ヴォーカルが交互にのびやかに、さらにデュエットでのびやかに歌って。ラストは女性ヴォーカルがリズミカルに、男性ヴォーカルがのびやかに、そしてギターのエモーショナルなソロが。
 11曲目は「He Needs Something To Believe (Eurasian Tango 3)」。パワフルなタムドラムからダイナミックなリフがはいって、クラリネットが妖しいアラビアンメロディを奏で、男性ヴォーカルがのびやかに。そしてブズーキがのびやかに奏で、男性ヴォーカルが力強くのびやかに、クラリネットがのびやかに奏でて。中盤ではブズーキのテクニカルなソロ、ヴァイオリンの妖しいエモーショナルなソロ、そして男性ヴォーカルがのびやかに。終盤ではクラリネットのアラビアン風のテクニカルなソロが。ラストはユニゾンでのダイナミックなリフが盛大に。
 世界の民族楽器を数多く操り、ヨーロッパ・中東・アジアなど、世界の音楽のエッセンスを融合させて、ネオ・トラッドと呼ばれる独自世界を聴かせてくれる素敵なアルバムですね。特にアラビアンの妖しいメロディやシタールの音色、チャイナメロディや中国琴の音色には凄く惹かれますね。

convex+concave  FUZZY…

2016-05-22 19:24:48 | ジャズ
 <convex+concave>ピアノ・キーボード&ドラムス&ベースのJAZZトリオです。メンバーはリーダーでピアノ・キーボードの<naomiさん>、ドラムスの<大菊勉さん>、ベースの<佐野俊介さん>で、2012年頃よりバンドとして本格的に始動し、ライブ活動を重ね、2016年4月に今回紹介させていただく1stアルバム「FUZZY…」を発表されます。このアルバムにはゲストでギター<佐々木秀尚さん>が2曲に参加されています。
 アルバム1曲目は「LUNA」。ピアノの音色がゆったりとしっとりとながれて・ベートーベンの「月光」のように奥深く美しく。そしてアップテンポのリズムがはいって、ピアノがリズミカルなリフを奏で、ピアノとギターがユニゾンでパワフルなリフを躍動感たっぷりに奏でて。その後ピアノの哀しげなリフからベースソロへ。序盤はエモーショナルに、それが徐々にテクニカルに盛り上がっていって。その後ピアノとギターのユニゾンのパワフルなリフからギターのテクニカルなソロが。終盤ではパワフルなユニゾンリフから叩きまくりのドラムソロ、そしてピアノの優雅でリズミカルなソロが。ラストはパワフルなユニゾンリフからアップテンポで盛り上がって。
 2曲目は「metropolitan」。ピアノのミドルテンポのエレガントなリフが落ち着いた感じでゆったりとながれ、それがリズミカルになって、ドラムがはいって盛り上がって。その後、静かになってピアノのしっとりとしたリフからベースのエモーショナルなソロ、続いてピアノのエモーショナルなソロが。終盤ではピアノがしっとりとエレガントな感じで奏で、ドラムがはいって盛り上がっていき、そしてドラムが叩きまくり、ベースが弾きまくり、ドラムとベースのソロバトルが展開されて。
 3曲目は「for the change」。まずはピアノが綺麗にしっとりと奏でて。そしてピアノがアップテンポでリズミカルに躍動感たっぷりに奏で、さらに流麗でエレガントに奏で、そこからピアノのテクニカルなソロへ。中盤では静かになって、ベースのエモーショナルなソロが。そしてピアノのパワフルなリフからドラムの叩きまくりソロへ。終盤ではピアノのパワフルなリフとベースのテクニカルなフィルが。ラストはダイナミックなリフでFin。
 4曲目は「New Life」。ミドルテンポのリズムがはいって、ピアノのパワフルなリフがながれ、そしてゆったりと綺麗に奏でて。その後ピアノリフからベースのエモーショナルかつテクニカルなソロ、続いてピアノの優雅でエレガントかつテクニカルなソロが。終盤ではピアノリフからドラムの叩きまくりソロが。ラストはピアノの哀愁ただようリフがながれ、ベースとユニゾンでリズミカルに奏でてFin。
 5曲目は「Ailurus Fulgans」。ミドルテンポのオルガンのファンキーでリズミカルなリフから明るく爽やかにはじまって、ベースのグルーヴィなリフにのってキーボードがゆったりとのびやかに奏で、続いてピアノがゆったりと爽やかに奏でて。中盤ではオルガンリフからキーボードソロへ。序盤はエモーショナルに、そしてテクニカルに盛り上がっていって。続いてドラムが叩きまくり、ベースが弾きまくりのソロバトルが。終盤ではキーボードのリズミカルなリフ、ピアノのリズミカルなリフが爽やかにながれ、オルガンのリズミカルなリフからドラムの叩きまくりソロが。
 6曲目は「Fuzzy…」。ピアノとベースがゆったりとしっとりと奏で、ミドルテンポのラテンパーカッションのリズムがはいって、ピアノリフからギターのエモーショナルなソロへ。その後ピアノとギターのリズミカルなユニゾンリフからピアノソロへ。序盤はエモーショナルに。それが徐々にテクニカルにドラマティックに盛り上がって。中盤では静かになってベースのエモーショナルなソロが。その後ピアノのパワフルでリズミカルなリフからギターが加わってユニゾンで奏で、そこからギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。
 7曲目は「to be continued….」。ミドルテンポのドラムから始まって、ピアノのパワフルなリフがはいって、そこからピアノのリズミカルなソロへ。その後、一旦止まってからベースのエフェクトを掛けたテクニカルなソロと、ドラムの叩きまくりソロが。中盤ではピアノのエモーショナルなソロが。徐々に盛り上がっていって、終盤ではドラムの叩きまくりソロが。
 全体的にピアノの音色が綺麗で美しく、気品のあるエレガントな感じで、なおかつ優しさも感じられて魅了されちゃいました。そしてそれを支えるベースとドラムも、支えるだけでなく、曲を引き立て、テクニカルに弾きまくり叩きまくりで盛り上げていて、聴きどころたっぷり、魅力たっぷりのアルバムに。特にベースとドラムのソロバトルはもうぜひとも生で観てその迫力を体感したいっすね。ほんとライブ観に行きたくなります。

関根彰良さん  FUZZ JAZZ

2016-05-14 16:37:01 | ジャズ
 先日、某CD店のJAZZコーナーを見ていた時に「FUZZ JAZZ」という背表紙のCDがあったものでちょっと手にしてみて。ギタリスト<関根彰良さん>のアルバムでした。大変失礼ながら自分は関根さんのことは全く存じ上げておらず、そのときはそのまま棚に戻してしまったんですけど、どうも気になって、後で調べてみるとなかなか良さげな感じ。なので次の日に再びCD店に行ってGETしてきました。
 関根さんは、幼少のころよりクラシックピアノを始め、12歳からギターを始めてロックに目覚め、大学入学後にJAZZに出会い、JAZZ研に所属されながらプロとしての活動も始め、様々なミュージシャンの方々のセッション等に参加され、2007年よりフラメンコギターも初めて活動の広げて活躍中です。
今回紹介させていただくアルバム「FUZZ JAZZ」は2011年に発表された1stアルバムです。このアルバムにはベース<高橋佳輝さん>、ドラムス<福森康さん>が参加されています。
 アルバム1曲目は「First Step」。ギターのリズミカルなリフからミドルテンポではじまって、パワフルなドラムとグルーヴィなうねるベースがはいって。そしてダイナミックなリフからギターのテクニカルなソロへ。中盤ではギターのワウを効かせたソロ、続いてダイナミックリフからベースのヘヴィでうねりまくるテクニカルソロが。終盤ではダイナミックリフからドラムの叩きまくりソロが。
 2曲目は「Double Knockout」。ギターがしっとりと奏で、静かなミドルテンポのリズムがはいって、ギターがナチュラルトーンでリズミカルに奏でて。そしてギターのヘヴィリフとパワフルなベースリフがはいって、そこからギターソロへ。序盤はナチュラルトーンでリズミカルに。パワフルなドラムがはいってからテクニカルに弾きまくって。中盤では静かになってベースのテクニカルなソロが。終盤ではギターのヘヴィリフからドラムの叩きまくりソロが。ラストはギターがナチュラルトーンでメロウなソロを。
 3曲目は「Something」。G・Harrison氏の曲です。ガットギターの音色がリズミカルにほのぼのメロディを奏で、その後エモーショナルなソロへ。
 4曲目は「Fuzz Jazz」。ヘヴィなベースリフからミドルテンポのタムドラムがはいって、ギターがダークにゆったりと奏で、ギターのヘヴィリフとうねりまくるグルーヴィなベースリフからギターのエモーショナルかつテクニカルな弾きまくりソロが。その後ベースのヘヴィにうねりまくるサウンドでのテクニカルなソロが。そしてギターのヘヴィリフとベースのテクニカルフィルからギターがダークにのびやかに奏で、そこからエモーショナルかつテクニカルなソロを。終盤ではギターののびやかなヘヴィリフからドラムの叩きまくりソロが。
 5曲目は「Remembrance」。ガットギターの音色がしっとりと優しく響き、その後テクニカルなソロへ。
 6曲目は「Equilibrium」。ギターのナチュラルトーンでのリズミカルなリフからはじまって、ギターがゆったりとメロウに奏で、そこからリズミカルなソロへ。中盤ではギターのリズミカルなリフからベースソロへ。序盤はエモーショナルに奏で、徐々にテクニカルななって弾きまくって。さらに続いてはギターリフから叩きまくりのドラムソロが。終盤ではギターがメロウに、リズミカルに奏で、そこからテクニカルな弾きまくりソロを。
 7曲目は「Blessing」。ギターのナチュラルサウンドがミドルテンポの静かでしっとりとしたリズムにのってゆったりとアダルティにムーディにながれ、そのままテクニカルなソロへ。続いてベースのテクニカルなソロも。テクニカルなソロで盛り上がってあと、静かになって再びベースのテクニカルなソロが。終盤ではギターがゆったりとしっとりとムーディに奏でて。
 8曲目は「Solea」。ガットギターによるパワフルでテクニカルで情熱的な曲です。
 9曲目は「Prelude To A Kiss」。ギターのミドルテンポのリフが入るもすぐに止まって。そしてパワフルなドラムからミドルテンポでギターのメロウなリフがながれ、パワフルなスラップベースも入って。その後、一旦止まってからうねるスラップベースリフにのってギターのエモーショナルかつテクニカルなギターソロが。ドラムも叩きまくって盛り上がって。中盤ではスラップベースのパワフルでテクニカルなソロが。終盤ではギターとベースがテクニカルに弾きまくり、ブレイクからギターがのびやかにゆったりと。
 10曲目は「自転車泥棒」。ギターがゆったりとメロウにほのぼのメロディを奏でて。その後ベースのエモーショナルかつテクニカルなソロが。終盤では再びギターがゆったりとメロウにほのぼのメロディを奏で、そこからギターのエモーショナルかつテクニカルなソロで盛り上がって。
 JAZZ・Fusion・Funk・フラメンコ、そしてヘヴィロックなど、様々なジャンルを弾きこなされていて、パワフル・エネルギッシュ・テクニカルかつ繊細に美しく奏でられていて。そしてベースもドラムもパワフルにテクニカルに盛り上げていて、聴き応えのある素敵なアルバムですね。いつか機会があればライブ観に行きたいっす。

16.5.6 SeRafiL

2016-05-07 19:49:40 | ライブレポ HR/HM
◇ 2016.5.6 川崎CLUB CITTA
<nonLinear Metal DynamiX 2016 –Extra Edition Vol.2>
 <aphasia>のヴォーカリスト<高山留歌さん>と、<Electric Asturias>等で活躍されるキーボーディスト<川越好博さん>が中心となって、2014年に結成されたロックユニット<SeRafiL>。メンバーは、留歌さん・川越さん、そしてギター<松島正一さん>、ベース<Azusaさん>、ドラムス<谷本朋翼さん>、ヴァイオリン<テイセナさん>。超強力な凄腕揃いのユニットで、POPな感じながらもプログレのエッセンスを隠し味的に散りばめた素敵な曲を聴かせてくれるそうで。結成から頻繁にライブ活動をされ、2015年12月に1stミニアルバム「飛べナイ鳥と蒼イ空」を発表されます。とっても素敵な作品ですが、ミニアルバムということもあり、何か物足りない気がしたんですね。でもこれはライブを観れば絶対に印象が変わるなと、ライブを観に行く機会を伺っていたのですが、なかなかスケジュールが合わなくて観に行けなくて。そんな折に5月初旬にゆとりができたもので、5/6に川崎チッタで行われるメタルイベントに出演されると知って、すぐにチケットを購入して楽しみにしていました。

 さて当日。会社は暦通りなので仕事っす。今回のイベントは10バンド出演で15時スタートで、SeRafiLの出番は19時15分頃とtwitter等で発表されていたので、仕事を終えてから川崎へ。着いたのは18時15分。1時間前でした。前々バンドの演奏中でした。フロアーは前半分がスタンディングの客席で、後ろ半分が各バンドの物販コーナーでした。前々バンドも前バンドもドメタルで凄い音で、お客さん方もほとんどメタル系衣装で。この時点でSeRafiLって完全アウェーなのでは?との予感。案の定、前バンドが終わると客席にだいぶ隙間が。まあでもしゃーないっすね。でも出演近くなると自分のような会社帰りのリーマンさんっぽい方も増えてきて。

 19時26分ころ、フロアーが暗くなって、まだ幕は閉じたままですけど、ピアノの音色が聞こえてきて、ゆったりと、そしてリズミカルに力強く美しく響いて。
 その後、カウントからアップテンポのギターのリズミカルなリフがはいって幕が開いて。ステージは向かって左に2段キーボードを前に黒の帽子ガキマっている川越さん、その隣に黒のノースリーブミニワンピのSEXYなAzusaさんが黒4弦ベースでグルーヴィなリフを。中央後方には2タム1バスで正確にリズムを刻む朋翼さん。ステージ右はサンバーストカラーのストラトタイプのギターを抱える松島さん、その左隣に黒系フリフリミニワンピ&アミストに紫系ジャケットを羽織ってエレキヴァイオリンで踊りながらリフを弾くテイさん。センターフロントはスレンダーボディを黒トップ黒パンツに白ジャケットを纏ったヴォーカルのルカさん。スクリーミングから「1.2.3.4!」って1曲目。明るく楽しいリズミカルなリフにのって、ヴォーカルもリズミカルに歌い、サビではヴォーカルものびやかに、ヴァイオリンものびやかに、そして川越さんがコーラスを入れて。中盤ではパワフルなリフからギターのテクニカルなソロが。その後ヴァイオリンのリズミカルなリフからサビに戻ってヴォーカルが力強くのびやかに、ヴァイオリンがのびやかに奏でて。ラストはオルガンがのびやかに、ギターがリズミカルに。

 続いて2曲目。カウントからLOUDNESSのCrazy Night風のヘヴィギターリフがはいって、ギター・キーボード・ヴァイオリンのリズミカルリフが。テイさんはステージ前で弾いて。そしてミドルテンポでヴォーカルが力強くのびやかに歌い、ヴァイオリンとギターがフィルを入れ、サビではヴォーカルがコーラスと共にパワフルにリズミカルに歌って、テイさんがモニターに片足のせてリズミカルなヴァイオリンリフを。中盤ではベースのグルーヴィなリフからオルガンソロとヴァイオリンソロのテクニカルでスリリングなソロバトルが展開され、続いてギターのテクニカルなソロが。終盤ではヴォーカルがのびやかにメロウに歌い、ヴァイオリンがのびやかに奏で、ギターのリズミカルなリフからオルガンがのびやかに奏で、サビではヴォーカルが力強くリズミカルに。ラストはテイさんがステージ前でリズミカルなリフを。

 「こんばんは!SeRafiLです」ってルカさん、大拍手!まずイベントの紹介と御礼を。「今日、私達のことを初めて観るという方もたくさんいると思いますので」ってバンドの紹介を。「昨年7月に初ライブをやって、12月に1stミニアルバムをリリースしました」って、ここで物販の宣伝を。

 3曲目は新曲。ブルーライトのなか、シンセサウンドがのびやかに響き、カウントからアコギサウンドのリズミカルなリフが哀愁たっぷりにながれ、ヴァイオリンがのびやかに奏で、ヴォーカルがリズミカルにのびやかに歌い、パワフルなドラムがはいってアップテンポでパワフルなリフからサビではノリノリモードでヴォーカルがのびやかに。その後ミドルテンポでヴァイオリンがのびやかに美しく奏で、ブレイクからドライブ感たっぷりのノリノリモードになって、ヴォーカルがのびやかに。中盤ではブレイクからヴァイオリンがステージ前でアグレッシブなソロを。続いてギターがテクニカルなソロを。その後ギターとヴァイオリンがハモって。終盤ではアコギサウンドのリフからヴァイオリンがのびやかに奏でて。そしてアップテンポのパワフルなドラムがはいってノリノリモードでヴォーカルがのびやかに歌い、ドラムが叩きまくり、ヴァイオリンがのびやかに奏でて。ラストは一旦止まってからアコギ風リフからピアノがしっとりと。

 続いて4曲目は「夢より確かなもの」。カウントからギターのリズミカルなリフがはいって、アップテンポのノリノリモードになって、ギター・キーボード・ヴァイオリンがユニゾンでのびやかに奏で、リズミカルなヴォーカルがはいって、サビは力強くのびやかに。その後ダイナミックなブレイクからルカさんとテイさんが寄り添って、ヴォーカルがのびやかに歌い、ヴァイオリンものびやかに奏で、サビは川越さんのコーラスもはいってリズミカルにのびやかに。中盤ではヴァイオリンがステージ前でリズミカルにリフを弾き、ドラムが叩きまくって盛り上げ、そこからギターのテクニカルなソロへ。そしてテイさんが松島さんのそばへ行って、向き合って、さらに片膝着いてリフを。終盤ではヴォーカルがのびやかにドラマティックに。そしてダイナミックなブレイクからノリノリのサビへ。ヴォーカルとヴァイオリンがユニゾンでのびやかに。ラストはブレイクからギター・キーボード・ヴァイオリンがユニゾンでのびやかに。

 「ありがとう!」ってルカさん、大拍手!「今日はたくさんの素晴らしいバンドさんが出てますけど、SeRafiLも楽しんでいただけたでしょうか!」って大拍手!「楽しんでくれてますか!」「楽しんでるか!」ってもちろん大拍手!「私達も楽しんでます。とか言ってて最後の曲になっちゃったんですけど」って。すると「えぇ~~~!」ってブーイング。ここで告知ですが「9月5日に1stフルアルバムが発売されることになりました!」って大拍手!「バンマスが倒れそうになりながら曲作ってくれました。実際に倒れちゃったんですけど」って。「中身の濃いアルバムになっていますので、楽しみにしていてください」って大拍手!

 オーラス5曲目は「Take Me Away」。カウントからヴァイオリンのアップテンポのフィドル調のリズミカルリフが明るく楽しくはいって、ルカさんが手拍子を促し、ギターがのびやかに奏で、ノリノリモードでリズミカルなヴォーカルがはいって、ギターがのびやかに奏でて。中盤ではキーボードのリズミカルなリフからヴォーカルがのびやかにスキャットを。そしてヴァイオリンのリズミカルなリフからギターのテクニカルなソロへ。終盤ではヴォーカルがリズミカルに歌い、サビではのびやかに。ラストはヴァイオリンのリズミカルなリフからギターがのびやかに奏で、盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました!」ってルカさん。メンバーの皆さんはお辞儀をして手を振って。するとステージの幕が下りてライブ終了です。時計を見ると20時ちょい前。ちょうど30分のとっても素敵なライブでした。
 時間的には全然物足りないですけど、暑苦しいド迫力のメタルのなかに爽やかな風が吹いたようでめっちゃ気持ち良かったっす!完全アウェーの厳しい状況のなかでも素敵な風を届けてくれましたね。ルカさんの存在感たっぷりのパワフルで魅力たっぷりのヴォーカル、躍動感・爽快感たっぷりのグルーヴィで気持ちいいリズム隊、テクニカルなギター、そしてそして・・・いつもエレアスでの張り詰めた緊張感いっぱいでの演奏しか観たことがなかった川越さんとテイさんがめっちゃ笑顔で楽しくノリノリで、しかもテクニカルにも演奏されてて驚いたのと同時に嬉しくなっちゃいました。何よりも曲いいですねぇ。ステージの広さもあってか凄くスケールの大きなバンドサウンドに感じました。またぜひライブ観に行きたいっす。

安藤升二さん  The Wonder of Shangri-La

2016-05-01 13:00:52 | フュージョン
 先日、某CD店のジャパンプログレコーナーを見ていた時、ふとこの可愛くも不思議なジャケットが目に留まりました。で、何か面白そうな音楽が聴けるのではないかと思い、また、アヴァン系だったらヤダなと思いつつもジャケットの魅力が勝ってそのままレジへ。
 CD帯より。インディーズレーベルの集合体「FENICE」の主催者でコンポーザー・ギタリストの<安藤升二さん>。安藤さんは小学生の頃からガットギターとピアノを、中学生頃からエレキギター・ベースを弾きはじめ、ロックバンドやJAZZバンドに参加され、2000年にインディーズレーベルに参加され、2002年に「FENICE」内にレーベル事業部を立ち上げ、多くのバンドをリリースし、2006年からレコーディングエンジニアとしても活躍されているそうです。そして2014年に自身初のソロアルバムである本作品「The Wonder of Shangri-La」を発表されます。ドラムス<吉田達也さん>、ヴォーカル<川崎里子さん>が全曲に参加され、他多くのミュージシャンの方々が参加されています。
 アルバム1曲目は「Falcon」。ミドルテンポのハンドクラップが聴こえてきて、アコギのリズミカルなリフからダイナミックなリフとパワフルなドラムがはいって、リズミカルなスキャットが爽やかにながれ、ギターのハーモニクス音が綺麗に響き、ブレイクリフと叩きまくりドラムフィルが交互に。その後リズミカルなスキャットが楽しく爽やかにながれ、そこからギターのテクニカルなソロが。終盤ではアップテンポのノリノリのドライブモードになって爽やかに。
 2曲目は「Cat’s Eye」。ガットギターのテクニカルなリフからミドルテンポでギターがのびやかにトワイライトモードで奏でて。そしてパワフルなブラスサウンドのダイナミックなリフと叩きまくりドラムから盛り上がって、ギターとスキャットがユニゾンでのびやかに。中盤ではブレイクからギターのヘヴィダークリフがリズミカルにながれ、ダークなスキャットとブラスサウンドがユニゾンでパワフルに。終盤ではブレイクと叩きまくりドラムからアコギのリズミカルなリフにのってギターのダークでヘヴィなソロが。ドラムも叩きまくって。その後ブラスサウンドとスキャットがのびやかに爽やかにながれ、叩きまくりドラムとともに盛り上がって。ラストはパワフルなブレイクからギターのテクニカルな弾きまくりソロが。
 3曲目は「Mother’s Flowerbed」。リズミカルなギターリフが軽やかに爽やかにながれ、シンセのリズミカルなリフからギターとヴォーカルがユニゾンでリズミカルに爽やかに。そしてパワフルなドラムとともに盛り上がって。
 4曲目は「Jellyfish Dances」。ダイナミックでテクニカルなリフからミドルテンポでブラスサウンドのパワフルなリフがはいって、のびやかに、リズミカルに。その後、静かになってシンセサウンドが幻想的にながれ、ピアノのほのぼのしたリズミカルなリフからヴォーカルがスキャットをのびやかに。終盤ではダイナミックリフからブラスサウンドがのびやかにながれ、ブラスとスキャットがユニゾンでのびやかに。さらにヴォーカルがハイトーンでスキャットを。ラストはパワフルなドラムとともに盛り上がって。
 5曲目は「Squirrel’s Funk」。ダイナミックリフと叩きまくりドラムからはじまって、アップテンポのノリノリなファンキーモードでリズミカルなギターリフとスキャットが明るく楽しく爽やかに、さらにシンセのブラスサウンドも加わって盛り上がって。その後ダイナミックなブレイクと叩きまくりドラムからギターのテクニカルなソロが。ドラムも叩きまくってます。めっちゃ賑やかで楽しい曲ですね。
 6曲目は「Happy Frog In Sunset」。ピアノの綺麗な音色がしっとりとながれ、ミドルテンポでリズミカルなスキャットがはいって、ブラスサウンドとユニゾンで爽やかに。そしてギターがのびやかに奏で、ドラムが叩きまくり、ブラスサウンドとスキャットがリズミカルに。時折鐘の音が響いて。その後ギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。
 7曲目は「Bye Bye Black Cat」。ギターのリズミカルなリフからミドルテンポでスキャットもリズミカルに。そしてパワフルなドラムとともに力強くのびやかに。その後、静かになってシンセのリズミカルなリフ、ギターのリズミカルなリフからギターソロへ。序盤はエモーショナルに奏で、徐々にテクニカルに弾きまくって。
 8曲目は「Octopus Civilization」。ギターのヘヴィリフとパワフルなドラムからミドルテンポではじまって、ギターがのびやかに。そしてブレイクからギターとシンセがユニゾンでリズミカルリフを、そこからアップテンポでのびやかなスキャットがはいって盛り上がって。その後ダイナミックリフからミドルテンポでヘヴィギターリフがはいって、ヴォーカルが力強くのびやかにスキャットを。さらにアップテンポになってハイトーンでスキャットを。中盤ではパワフルなブレイクリフと叩きまくりドラムからギターのリズミカルなリフがはいって、そこからギターのエモーショナルなソロが。終盤ではアップテンポでシンセのリズミカルなリフとパワフルなスキャットが叩きまくりドラムとともに盛り上がって、ヴォーカルがハイトーンでスキャットを。ラストはダイナミックにFin。
 9曲目は「Time of Birth」。アコギのリズミカルなリフからはじまって、ベースリフとパワフルなドラムもはいってミドルテンポでリズミカルなスキャットがながれて。そしてダイナミックリフから盛り上がっていってスキャットがのびやかに爽やかに。その後アコギのリズミカルなリフからシンセサウンドがスペーシーにながれ、リズミカルなスキャットと叩きまくりドラムが。
 10曲目は「Father’s Diary」。ピアノのリズミカルなリフからミドルテンポのリズムがはいって、アコギのリズミカルなリフにのってギターがメロウにのびやかに奏で、ブラスサウンドがほのぼのメロディをのびやかに。さらにシタール風の音色が時折ゆったりとながれて。その後のびやかなギターフレーズとのびやかなスキャットが交互にながれ、そして叩きまくりドラムとともにドラマティックに盛り上がって、さらにヴォーカルが美しいハイトーンでスキャットをのびやかに。
 もしやアヴァン系の理解不可能な音楽では?なんて心配していましたが、とんでもない。全く予想していなかったフュージョンド真ん中といった感じの爽やかで楽しくて気持ちのいいサウンドにビックリ。さらにはヘヴィなハードロック調もあってめっちゃかっくいいっす。そして吉田さんは変拍子は少ないものの、パワフルに叩きまくってくれていて嬉しくなりました。ヴォーカルがスキャットだけというのも驚きました。とっても素敵な聴き応えあるアルバムですね。2ndアルバムも機会があれば聴いてみたいっす。