ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

11.12.24 stella lee jones

2011-12-28 22:22:54 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.12.24 吉祥寺Silver Elephant 
<1stアルバム発売記念ワンマンライブ>
 FLAT122やエレアス等で活躍されているギタリスト<平田聡さん>率いるプログレバンド<stella lee jones>。2009年5月頃にエレアス結成とほぼ同時期に結成されたそうです。。メンバーは平田さんの他、ピアノ<佐藤真也さん>、ドラムス<谷本朋翼さん>、パーカッション<工藤げんたさん>、アコーディオン<佐々木絵実さん>、ヴァイオリン<テイセナさん>、ベース<瀬戸尚幸さん>の7人大所帯バンドです。エレアスのライブで平田さんとテイセナさんの素晴らしい演奏に惹かれてstella lee jonesにも興味を持って、2010年12月26日に初めてライブを観て、その美しいアンサンブルに聴き惚れ、ダイナミックで迫力ある演奏に圧倒されちゃったんですよね。で、その後2011年4月にもライブを観にいって。
 2010年10月くらいからデビューアルバムのレコーディングを始められているという情報が。ちょうどエレアスのデビューアルバムのレコーディングとも重なったようですが、年内には発表されるようで楽しみにしていました。そして12/28に1stアルバム「A FLOATING PLACE」発売が決定し、しかもクリスマスイヴの12/24に発売に先駆けてレコ発ワンマンライブをシルエレで開催との情報が。イヴをいつも寂しく過ごす自分にとってはめっちゃ嬉しいっす。そしてなによりもアルバムが待ち遠しいっす。さらにはこのライブにゲストとして<川崎隆男さん>が参加されてFLAT122の曲も数曲演奏されるとのことで、こちらも楽しみです。

 さて当日。開場時間が18時半。休日なので余裕をもって家を出て吉祥寺へ。早めに着いたのでチケットを引き換えて軽く夕食を摂って再び会場へ。するとすでに店の前に大勢集まっていて。そして時間になって番号順でフロアーへ。早い番号だったので余裕で席をGETしてそして待ちかねていたデビューアルバムを購入。さらに今回テイセナさんのアルバムを買うと先着10名に直筆のクリスマスカードがもらえるとのことで、保存用にアルバムを購入して直筆カードをGETです。めっちゃ嬉しい~♪(完全にミーハー状態)
 ステージは、向かって左後方にベース、後方中央に3タム1バスの美しい紫のドラムセット、後方右はコンガにジャンベにエレドラにといっぱいのパーカッションセット。左前列にはエレピ、その隣にギター、中央がヴァイオリン、右がアコーディオンです。左のベースアンプから右のパーカッションセットにかけてキラキラのモールが飾られ、フロントの譜面台にはキラキラの鈴がいっぱい飾られてクリスマス仕様のステージです。もっともサンタコスの方は誰も居なかったっすね。開演近くなるとすでに満席で立ち見の方も。よく見るとAsturiasやKTGやQuiのメンバーの方々もいらしてましたね。

 19時12分ころ、客席が暗くなってSEのヴォリュームが上がって、そしてメンバーの皆さんがステージに登場して大拍手で迎えられます。瀬戸さんはサンバーストのJAZZベース、平田さんはレッドのトラ目の美しいレスポールタイプのギターを抱えて。佐藤さんはグレーのスーツでボルサリーノをキメて、平田さんは黒のジャケットにジーンズで。かっくいいっす。絵実さんは黒のレースのトップスに黒系ロングスカートで美しく艶っぽくて。そして遅れてテイセナさん登場!黒系の水玉のヒラヒラトップスに黒のフリフリミニスカに黒スト、そして髪には小さい帽子のコサージュを。とっても可愛くて綺麗でうっとりです。

 そしてはじまった1曲目は「Clouds」。パワフルなドラムからギターのしっとりとしたアルペジオリフがながれ、アコーディオンのゆったりと哀愁ただようフレーズ、ヴァイオリンのしっとりとしたフレーズがながれて。そしてヴァイオリンが幽玄な感じのフレーズを奏で、ギターがミステリアスな感じのフレーズを弾いて。その後パーカッションとドラムがパワフルに叩きまくり、ダンサブルなリズムになって、スリリングなユニゾンリフからミステリアスなフレーズがながれて。中盤では一旦止まってピアノリフをバックに、ギターがアルペジオでメロウなリフを奏で、ベースのしっとりとしたソロが幻想的にながれて。その後、ピアノのテクニカルなソロ、そしてミドルテンポのパワフルなリズムがはいってアコーディオンの力強く優雅なソロ、ギターのエモーショナルなソロが。ドラムも叩きまくってます。終盤ではゆったりとユニゾンでロマンティックなフレーズを奏で、そしてミドルテンポでダイナミックなリフ、パワフルでスリリングなユニゾンで盛り上がって。その後一旦とまって、再びパワフルなドラムからゆったりと雄大な感じでダイナミックなユニゾンリフがながれ、躍動感のあるリズムで盛り上がるも、ラストはゆったりと優しくたおやかにFin。

 「ありがとうございます。stella lee jonesです」って平田さんが挨拶を。大拍手です。「初のワンマンライブ、たくさんお集まりいただき、ありがとうございます」って。ここでまず発売されたアルバムの宣伝を。予約の方用の特典がまだ送られていないとか。「いつもテキトウで・・・ごめん、ちゃんとやります」って爆笑!

 2曲目は「Kagerou」。ハイハットのアップテンポのリズムからギターがメロウなアルペリフを奏でて。そして佐藤さんが指でカウントしてからヴァイオリンとアコーディオンがパワフルなリフを。力強いベースラインとダイナミックなバンドリフからアコーディオンがゆったりと伸びやかなリフを奏で、そしてアップテンポのリズムにのってピアノのアヴァンギャルドなソロへ。その後パワフルなザクザクのバンドリフからズンズン響くベースリフをバックにピアノ・アコーディオン・ヴァイオリンがゆったりと伸びやかなフレーズ&テクニカルなリフをユニゾンでスリリングに奏でて。中盤ではアコーディオンとヴァイオリンが躍動感たっぷりのリフを、ヴァイオリンが味わい深いベースラインをバックにゆったりとロマンティックなフレーズを。そしてギターのテクニカルなリフからピアノとヴァイオリンとベースがユニゾンリフ、アコーディオンがアップテンポでリズミカルなリフを。パワフルなドラム&エネルギッシュなパーカッションのド迫力のリズムにのってダイナミックなリフで盛り上がり、ゆったりと雄大な感じに。終盤ではヴァイオリンがたおやかなフレーズをゆったりと奏で、そしてダイナミックなユニゾンリフへ。ラストは躍動感たっぷりのスリリングなリズムで、ギターのピックスクラッチやザクザクのパワフルなリフが。

 「ありがとうございます。2曲終わりました。先はながい」って平田さん。そしてMCで「誰か“合いの手”を入れてくれると助かるんですけど」って。すると朋翼さんがマイクを持って名乗りをあげ、げんたさんも。「中心でしゃべるとなかなか・・・」って平田さん。「バンドの顔なんだからしょうがない」「歯をくいしばってやってもらわないと」って朋翼さん、爆笑!

 3曲目は「Jean Pierre」。古い蓄音機のレコードのノイズのようなSEがながれ、ピアノリフをバックにヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがモノラルレコードのようなサウンドでワルツリズムでしっとりとながれて。そして元のサウンドになってパワフルなドラムがはいってミドルテンポでヴァイオリンとアコーディオンの暗く哀愁を感じるメロディがながれ、ベースラインをバックにアコーディオンとヴァイオリンが優雅なフレーズを奏でてダイナミックにパワフルに。

 続いて4曲目は「Water Colors」。げんたさんが波の音の効果音を鳴らし、スティックのカウントからピアノとギターがメロウなリフを、ヴァイオリンが伸びやかでたおやかなフレーズをロマンティックに奏でて。中盤ではイエローライトが明るく光り、ピアノとベースのテクニカルなリフ、ヴァイオリンの優雅なフレーズから、味わい深いベースラインにのってピアノがエモーショナルなソロを。しっとりとはじまってドラマティックに盛り上がって。終盤ではヴァイオリンとアコーディオンがゆったりと美しいフレーズを奏で、ピアノリフからベースのメロウなフレーズがながれて。

 次の曲はテイさんのソロアルバムの曲のステラバージョンです。「後半のピアノが・・・」って平田さん。「そんな細かいこと言わなくても聴いてもらえばわかるって」ってげんたさんツッコミ。「ステラでも曲書いてください。ひとりだと大変なんで」ってテイさんにお願いする平田さん。「2ndアルバムに向けてがんばります」って平田さん、拍手です。

 5曲目は「Ceaseles memory」。パーカッションがさざ波の音や鈴虫の音を鳴らし、ギターがメロウなアルペジオの綺麗なリフをゆったりと響かせ、ヴァイオリンが郷愁ただようフレーズをしっとりと奏で、そこにアコーディオンも加わって美しく響き、ピアノの美しいメロディもながれて。癒されますねぇ。その後アコーディオンが力強く、ヴァイオリンがゆったりとのびやかにしっとりとしたフレーズをギターリフ・ピアノリフをバックに奏でて、ユニゾンでも聴かせてくれて。中盤では一旦止まって笛の音のようなサウンドが響き、その後キーボードがリズミカルなリフを弾き、ベースの力強いラインにのってヴァイオリンがゆったりとたおやかに奏で、ギターとアコーディオンとヴァイオリンが哀愁ただようメロディを。とってもドラマティックに展開し、終盤パワフルに盛り上がったあと、元にもどってしっとりとFin。

 「ヴァイオリン、テイセナ!」ってげんたさん、大拍手です。ここで平田さんが物販のテイさんのソロアルバムの宣伝を。そしてステラのデビューアルバム「A FLOATING PLACE」の宣伝を。「タイトルの由来は?」ってげんたさん。「坂本龍一さんのあ・フローティングなんちゃらって曲から・・・」って平田さん。「坂本さんに失礼だ」ってげんたさん、爆笑!

 「1部最後、盛大に」ってはじまった6曲目は「眩暈/Memai」。パワフルでミステリアスなリフから叩きまくりドラムとともにアップテンポではじまってスリリングに展開していきます。ユニゾンのテクニカルなリフからギターが弾きまくりのアグレッシブなソロ、続いてピアノとベースのパワフルなリフからピアノのテクニカルなソロが。中盤ではめっちゃ叩きまくりのドラムソロがたっぷりと。そこにパーカッションも加わってド迫力で叩きまくって。凄い音圧です。終盤はパワフルでヘヴィでダイナミックなリフがスリリングに展開され、叩きまくり弾きまくりで盛り上がって、ラストはテクニカルなユニゾンをキメてFin。

 曲が終わると大拍手!「ドラムス、谷本朋翼!」ってげんたさん。「ピアノ、佐藤真也!」って平田さん。「ありがとうございます。第1部終了です。15分ばかり休憩してからまた始めます」って。時計を見ると20時7分。約1時間の第1部でした。

 20時27分ころ、客席が暗くなってステージに平田さん・朋翼さん・絵実さん、そして川崎さんの4人が登場し、大拍手で迎えられます。はじまった第2部最初となる7曲目はFLAT122の「Neo Classic Dance」。ドラムのカウントからアップテンポのテクニカルなユニゾンリフがスリリングに展開し、アコーディオンとピアノがリズミカルなリフからゆったりと滑らかに奏でて。そしてミドルテンポでアコーディオンがほのぼのした感じのフレーズをゆったりと奏でて。その後ピアノとギターのテクニカルなユニゾンリフやブレイクリフからギターがのびやかでメロウなフレーズを。中盤ではアップテンポのギターのテクニカルなリフからピアノとアコーディオンのパワフルなリフが。その後ピアノとギターのテクニカルなユニゾンリフからアコーディオンがのどかな感じのフレーズを奏でて。終盤ではギターとアコーディオンがユニゾンでゆったりとのどかなフレーズを奏で、そしてダイナミックなリフからアップテンポのリズミカルなリフが。

 「ありがとうございます」「普通の人なのにこんなに凄い曲を書く、素晴らしい」って平田さん。ここで平田さんが川崎さんにマイクを渡して。「川崎です。ゲストという立場に慣れないもので、勝手が違って」って。朋翼さんが「KTGの川崎隆男さんじゃないですか」って大拍手!そして川崎さんが1/8のFLAT122のライブ告知を。「とんがってバクハツします」って大拍手!続いて2/20のKTGのライブ告知も。「平田くんと同じレベルのMCで安心しました。どっちかっちだね」って。「結構上手くなってると思うんですけど」って平田さん、爆笑!ステージはげんたさんと瀬戸さんとテイセナさんがステージに戻ってスタンバイしてます。

 「川崎さんの名曲を」ってはじまった8曲目は「Spiral」。ドラムのカウントからゆったりとダイナミックなリフがはいって、ヴァイオリンとアコーディオンが伸びやかでしっとりとしたフレーズを奏で、ヴァイオリンのミステリアスなリフからアコーディオンとともにしっとりと哀愁ただようフレーズが。そしてギターエモーショナルなフレーズをロマンティックに奏で、ヴァイオリンが美しいフレーズを伸びやかに。その後アコーディオンとピアノがミステリアスなリフを鳴らし、ギターとヴァイオリンがたおやかなフレーズを奏で、ヴァイオリンとギターのテクニカルなユニゾンリフからギターのミステリアスな感じのソロが。そしてパワフルなスパイラルリフからダイナミックで雄大な感じに。中盤ではピアノリフがしっとりとながれ、ドラムがマレットでのシンバルロールで盛り上げ、げんたさんがスペーシーサウンドをながして。そしてピアノとギターがアヴァンギャルドなソロを。げんたさんがベルを印象深く鳴らして。そしてピアノのしっとりと美しいフレーズがたおやかにながれて。終盤ではピアノとギターがユニゾンでスリリングなリフを。そしてアップテンポになってギターが爽やかなフレーズを奏で、アコーディオンとヴァイオリンも加わって、テクニカルなユニゾンでダイナミックに盛り上がって。ラストは伸びやかでゆったりとしたフレーズがロマンティックに雄大にながれ、ギターがほのぼのするようなメロディを奏で、ラストはダイナミックにド迫力でFin。

 「1/8FLAT122、ぜひ来てください」って平田さん。「川崎隆男さんでした!」って平田さん、大拍手です。拍手のなか、川崎さんはステージを去って。そして真也さんがステージに戻って腕ならし、指慣らしを。「ゆっくりしましたか?」って平田さん。ここで朋翼さんからのリクエストでライブ告知コーナーに。まずは平田さんがエレアスのライブ告知、続いて朋翼さんのライブ告知が。そしてげんたさんが「誰もライブ告知をしないんでstella lee jonesさんのライブ告知をします。バンマスがエレアスの回し者になりさがってしまったので」って爆笑!次回ライブは3/3だそうです。そして真也さんが個人の告知と“隠れキャラ”として参加されているQuiのライブ告知を。客席にいらっしゃる林さんとのやり取りがウケで爆笑!

 「テンション高い曲が続いたので楽しい曲を」ってはじまった9曲目は「Parallel Railways」。雑踏の音のサンプリング音がながれ、げんたさんがホイッスルを鳴らすと、ヴァイオリンが汽笛のようなヘヴィなサウンドを鳴らし、アコーディオンが♪シュッシュッ!って蒸気機関車の発車するサウンドを鳴らして、それが徐々に早くなってドライブ感&躍動感たっぷりに。そしてアップテンポのパワフルなドラムがはいってヴァイオリンが汽笛のようなサウンドを鳴らして。その後ギターとアコーディオンがテクニカルなユニゾンリフを奏でて、ヴァイオリンが明るく爽やかなフレーズを奏で、ギターとアコーディオンがリズミカルなリフを。中盤ではギター・ヴァイオリン・ギターがユニゾンやハーモニーで力強いフレーズを奏で、ヴァイオリンがのびやかで美しいフレーズを奏で、再びテクニカルなユニゾンリフをパワフルに躍動感たっぷりに鳴らして。ラストはアコーディオンが♪シュッシュッ!って蒸気機関車音を鳴らし、今度は徐々にゆっくりと。そして最後はジャバラをおもいっきり伸ばして♪シュ~ってまるで停車したかのように鳴らし、ヴァイオリンが汽笛のような音を。そして再び雑踏のSEがながれてFin。

 「ありがとうございます」って平田さん。「いつか“世界の車窓から”のテーマ曲に使われたら」って。でも「あれもう放送してないんじゃない?」って爆笑!そして「2曲続けてやるって言わなかった?」ってげんたさん。「あれっ、言った?」って平田さん、テイさんに確認して、テイさんもうなづいて。
 10曲目は新曲で「Winter Song」。ギターとヴァイオリンがしっとりと幽玄なリフを奏で、ピアノがミステリアスなリフを。そしてヴァイオリンがゆったりと伸びやかに、ギターが幻想的なアルペリフを、アコーディオンが哀愁を感じるフレーズを奏でて。中盤ではギターリフをバックにヴァイオリンがしっとりと美しい音色を響かせ、ドラムがマレットでのシンバルロールで盛り上げて。そしてギターのエモーショナルなソロ、アコーディオンの哀愁ただようソロと続いて。終盤ではピアノリフをバックにヴァイオリンとアコーディオンがしっとりと幽玄なフレーズを奏で、ピアノのロマンティックなソロへ。ラストはピアノとヴァイオリンがユニゾンでゆったりと美しい調べを。

 「お疲れ様でございました。次が最後の曲です」って平田さん。「今日はありがとうございました」って大拍手です。そしてここでメンバー紹介です。「ベース、瀬戸尚幸!」拍手です。「ピアノ、佐藤信也!」拍手です。「ドラムス、“おもちちゃん”こと谷本朋翼!」拍手です。「ヴァイオリン、テイセナ!」拍手です。「アコーディオン、佐々木絵実!」拍手です。「パーカッション、くどうげんた!」拍手です。そして朋翼さんが「ギターは平田聡!」って。もちろん拍手です。「ステラ、宜しくお願いします」って平田さん、大拍手!

 本編最後となる11曲目は「Synapse」。シンバルのアップテンポのリズムからはじまってピアノ・ギター・ベースがユニゾンでミステリアスなリフを奏で、ヴァイオリンがゆらゆらとしたミステリアスなリフ奏で、アコーディオンが加わってユニゾンで。そしてヴァイオリンがテクニカルにミステリアスなリフをパワフルなドラムをバックに奏で、ゆったりとたおやかなフレーズも。その後ピアノとアコーディオンがユニゾンでリフを、ヴァイオリンが伸びやかな音色を響かせ、パワフルなドラムが。中盤では一旦ドラムが止まってピアノの綺麗なソロが。そしてドラムが叩きまくって盛り上げ、ベースが力強いラインを弾いて。続いてギターのなんとなくピアニカっぽいようなエフェクターをかけたサウンドのテクニカルなソロ、ヴァイオリンのエモーショナルなソロが。その後再びドラムが止まってヴァイオリンとアコーディオンがリフを奏で、そしてヴァイオリンが力強く伸びやかなフレーズを、パワフルなドラムをバックに奏でて。ラストはダイナミックなユニゾンリフが

 曲が終わると大拍手大歓声!「Stella Lee Jonesでした。今日はどうもありがとうございました」って平田さん。メンバーの皆さんは深々とお辞儀をして、大拍手のなか楽屋へ。フロアーはもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。するとほどなくメンバーの皆さんがステージに戻って大拍手大歓声で迎えられます。「ありがとうございます」って平田さん。「いちおうハケてみたかった」って爆笑!「用意してありますのでアンコール曲を」って。
 次の曲に関して「これねぇ、またちょっと変えたいんだけど」って平田さん。メンバー方々から非難ゴウゴウです。「曲じゃなくて“忘れ物をしない”とか、人間的に変えてほしい」ってげんたさん、爆笑!「頑張っているんですけどねぇ。無理かなぁ」って平田さん、爆笑!

 アンコール最初となる12曲目はバンド名でもある「stella lee jones」。ギターのしっとりとしたリフをバックにアコーディオンの哀愁ただよう音色がゆったりとながれ、ヴァイオリンがしっとりと美しいフレーズを奏でて。そしてギターのアップテンポのリフからパワフルなリズムがはいって、オレンジライトが明るく照らすなか、ヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンリフを。中盤では一旦とまってヴァイオリンがゆったりと美しい音色を響かせ、アコーディオンとギターが加わってユニゾンでドラマティックに。そしてギターリフをバックにヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンでゆったりとたおやかに。終盤ではピアノリフをバックにヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンでしっとりと奏で、それが徐々に盛り上がって、ヴァイオリンの美しい調べがゆったりとながれて。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました、stella lee jonesでした」って平田さん。「ギター、平田聡!」って朋翼さん。「3/3にまたお逢いしましょう。また来てくださ~い!」ってげんたさん。メンバーの皆さんは深々とお辞儀をして。鳴り止まない拍手と手拍子。「ダブルアンコール、ありがとうございます。やらせていただきます」って平田さん、大拍手!オーラスは本日の演奏曲からとのことで「新しい曲、増やしましょうよ」ってげんたさん。「平田聡、天才です!」って大拍手!でも「天才となんとかは紙一重とも」ってげんたさん、爆笑!「周りに居るとつらいこともあります」「いい曲書いてくれたらすべてガマンします」って爆笑!

 オーラス13曲目は再び「Jean Pierre」。古い蓄音機のレコードのノイズのようなSEがながれ、ピアノリフをバックにヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがモノラルレコードのようなサウンドでワルツリズムでしっとりとながれて。そして元のサウンドになってパワフルなドラムがはいってミドルテンポでヴァイオリンとアコーディオンの暗く哀愁を感じるメロディがながれ、ベースラインをバックにアコーディオンとヴァイオリンが優雅なフレーズを奏でてダイナミックにパワフルに。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました、stella lee jonesでした」って平田さん。「来年も宜しく御願いします。皆さん良いお年を!」って。そして「ギター、平田聡!」って朋翼さん。大拍手のなか、メンバーの皆さんは深々とお辞儀をして。すると客席が明るくなってライブ終了。時計を見ると21時45分。約1時間20分の第2部で、合計2時間20分のとっても充実した素晴らしいライブでした。
満員のライブで盛り上がりましたね。めっちゃパワフルでダイナミックでテクニカルで、しかも美しくしっとりと聴かせる場面もあって見所聴き処満載!どのパートも素晴らしくて目移りしちゃいます。そんななかでもやはりヴァイオリンのテイさんを一番長い時間観ていたかも。美しいヴァイオリンサウンドにうっとりです。後半キーボードが川崎さんに交代しての”FLAT122に近い編成“での演奏も素晴らしかった。それにMCもめっちゃ面白くて大笑いさせていただきました、楽しいライブでもありましたね。次回もとっても楽しみです。

11.12.11 Electric Asturias

2011-12-17 07:10:13 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.12.11 渋谷屋根裏
<ワンマン・ライブ>
“日本のMike Oldfield“と称えられる、マルチミュージシャンで作曲家の<大山曜さん>。今年2011年4月に<Acoustic Asturias>の2ndアルバムを発表され、レコ発ライブを開催。そして9月に<Electric Asturias>のデビューアルバム「FRACTALS/フラクタルズ」が発売されました。
 <Electric Asturias>、メンバーは大山さんの他、ヴァイオリン奏者<テイ・セナさん>、ドラマー<田辺清高さん>、ギタリスト<平田聡さん>、そしてキーボード奏者<川越好博さん>の5人編成です。
 9月に行われた対バンでのレコ発ライブは、演奏は素晴らしかったにもかかわらず、機材トラブルやサウンドバランス面に不満な点があったもので、近々にまた改めて別のハコでライブをやってほしいなって思っていました。そんな折に12/11の渋谷屋根裏でのワンマンライブが発表されて思わずガッツポーズ!ところが・・・その日は先に別バンドのライブが決まっていて、メンバーの方に「絶対観に行く!」って宣言してたんですよね。非常に困ったんですけど、もしもを考えて前売り券は購入しておいてどうするか考えて。ワンマンだから最悪は後半だけでも仕方ないかと。日が近づくとタイムスケジュールがわかってきて、別バンドは沼袋で17時開演で45分間演奏とのこと。でエレアスは18時半開演。ならば急いで沼袋~渋谷間を移動すればギリギリ間に合うのではと、当日を迎えて。

 さて当日。別バンドのライブ終了後に即退席して駅へ。渋谷駅に着いたのが18時26分でダッシュで人々の間をすり抜けて屋根裏へ。18時半はちと過ぎましたが演奏開始にはギリギリ間に合いました。場内は満員満席状態で立ち見かなと思っていたら幸いにも端に空いている席があって廻りの方に確認してイスをGETです。もっとも混んでいるのでステージはちと見にくいかな。ステージは向かって左にキーボードセットでその後方にベース、隣に2タム1バスのドラムセット、右にギターアンプでフロント中央はヴァイオリンです。客席を見渡すと、自分と同年代のおぢさんが多いですね。

 18時35分ころ、客席が暗くなって、薄暗いステージにブルーライトがひかり、そしてメンバーの皆さんが登場して大拍手で迎えられます。テイさんは赤のコートのようにも見える可愛らしいワンピースに髪には黒のコサージュが。綺麗で可愛くてついつい見とれてしまいます。大山さんはブラウンのソリッドな5弦ベースを、平田さんは赤のレスポールを抱えて。田辺さんは野球帽に大きな黒縁メガネで。

 チューニングのあとはじまった1曲目は「The Lancer」。ピアノの♪ダーン!って衝撃的な音が響き、しっとりとしたメロウなソロが。そして田辺さんのカウントからミドルテンポでピアノリフをバックにヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがゆったりとながれ、ギターの伸びやかな音色が響き、パワフルなドラムがはいってキーボードのリズミカルなリフにのってヴァイオリンの伸びやかな音色が。中盤ではヴァイオリンとギターのユニゾンからピアノのリズミカルなリフにのってヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがながれ、ギターのテクニカルなソロへ。終盤では一旦止まったあと、ピアノリフをバックにヴァイオリンの伸びやかな音色が響き、徐々にゆったりと。

 「ありがとうございます」「こんばんは、Electric Asturiasです」「師走のお忙しいところ、寒いなか大勢集まってくださってありがとうございます」って大山さんが挨拶を。大拍手です。ここでメンバー紹介です。「ギター、平田聡!」「ドラムス、田辺清高!」「ヴァイオリン、テイセナ!」「キーボード、川越好博!」「ベース、大山曜です、宜しくお願いします」ってメンバーおのおのに大きな拍手が。「9月にアルバム“FLACTALS”発売しましたが、皆さんCD持ってますよね」「今日は売れないってことですね」って爆笑!「一家に1枚お願いします」って。

 2曲目は「Moon Dawn」。田辺さんのカウントからダイナミックなバンドリフがはいって、ヴァイオリンのリズミカルなリフ、メロトロン風のキーボードリフからギターのメロウで伸びやかなフレーズがゆったりと雄大にながれて。その後キーボードのリズミカルなリフからベースとドラムのグルーヴィなリズムにのって力強いヴァイオリンソロが。中盤ではJAZZ的なテクニカルなギターソロ、パワフルなオルガンソロ、ベースの力強いリフ、オルガンのアグレッシブなソロ、ギターのテクニカルなソロと続いて。終盤ではシンセサウンドが幻想的に響き、ヴァイオリンの伸びやかで美しいフレーズがながれ、そしてダイナミックなバンドリフが雄大にながれて。ラストは変拍子のリズミカルなリフが。

 「ありがとうございました」って大山さん。ここで大山さんが“屋根裏”の思い出話を。大山さんは70年代後半に先輩に連れられてライブを観に行ったことがあるそうで、あの超テクバンド<
Space Circus>を見て高校3年間必死でチョッパーの練習にあけくれたそうで。当時は現在の場所ではなく、近くのビルの4階にあり、しかもそこはエレベーターがなくて、<新月>などはメロトロン等の機材をすべて人力で運んだそうで。「出演ミュージシャンはみんな腰を悪くしてた」って爆笑!思い出のライブハウス「出させていただいて光栄」「ウチはあまり重い機材はないんですけど、地下1階でよかった」って爆笑!

 3曲目は「Phoenix」。ピアノのパワフルなリフからアップテンポでダイナミックなリフがはいって、ヴァイオリンのエレガントでおしゃれな感じのリフが力強くながれ、ギターとユニゾンも。その後ピアノのパワフルなリフ、ヴァイオリンの力強いリフからシンセサウンドが響き、ヴァイオリンの艶やかな音色がゆったりとながれて。中盤ではキーボードのテクニカルなリフからギターのエモーショナルなソロへ。それが徐々に盛り上がって、そしてダイナミックなバンドリフからヴァイオリンのおしゃれな感じのリフがながれて。

 「ありがとうございました」って大山さん。ここで大山さん「最近、老眼になったのか近くがボケる」って。ハイポジのフレットが見にくくなっているとかで「そろそろメガネを作ったほうがいいかな」って。その話を平田さんに振ると、平田さんはもともと近眼だそうで「視力が上がった」とか。「皆さんも気をつけてください」って大山さん。同年代のお客さん多いし。

 4曲目は「時を支配する人々」。ピアノとギターのゆったりとしたリフからはじまって、ヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがドラマティックにながれて。ベースの味わい深いラインが響き、ヴァイオリンのしっとりとしたフレーズにギターが美しくハモって。そしてピアノとギターのリズミカルなリフがはいって、ヴァイオリンも加わって、アグレッシブなヴァイオリンソロへ。中盤ではピアノとヴァイオリンのリズミカルなリフからピアノのパワフルなソロ、ギターのエモーショナルソロと続き、ピアノとギターのテクニカルなソロの掛け合いが。その後ピアノのしっとりとしたリフからヴァイオリンのテクニカルなリフがはいってダイナミックなバンドリフへ。そしてヴァイオリンとギターの伸びやかな音色が響き、キーボードとヴァイオリンのテクニカルなユニゾンリフが。終盤ではピアノの力強いリフにのってヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがながれてダイナミックなバンドリフへ。ラストはベースが響くなか、ドラマティックにゆったりとFin。

 ここで大山さんが「平田さんのバンド、ついにCDが完成しまして」って大拍手!ここで平田さんにマイクを振って、平田さんがご自身のバンド<Stella Lee Jones>のデビューアルバム発売とレコ発ライブの告知を。今日予約を受け付けるそうで「次のアルバムの制作費や、借金も返せるんで。家計を圧迫してるんで宜しく御願いします」って爆笑!そして大山さんが来年2月のアコアスのライブ告知と、ハコのために「ドリンクおかわりしてください」って爆笑!

 5曲目は「アーガス最後の戦い」。パワフルなドラムからはじまって、シンセサウンドがゆったりとながれ、ギターの軽快なカッティングリフからヴァイオリンとオルガンのリズミカルなリフが。そしてダイナミックなバンドリフからダンサブルでグルーヴィなリズムにのってヴァイオリンがおしゃれな感じのリフを。中盤ではゆったりとしたキーボードリフからモーグのエモーショナルなソロ、ヴァイオリンのテクニカルなソロ、ギターのテクニカルなソロと続き、キーボードリフにのってドラムのパワフルな叩きまくりソロが。テイさんはちょっと避けてドラムを観やすくして。そして再びモーグソロ、ヴァイオリンソロ、ギターソロと続いて盛り上がってダイナミックなバンドリフがはいってドラムも叩きまくって。終盤ではダンサブルなリズムにのってヴァイオリンがおしゃれなリフをリズミカルに奏で、ラストは一旦止まったあと、ヴァイオリンとキーボードが伸びやかに奏でて。
 曲が終わると大拍手!メンバーの皆さんは深くお辞儀をして、大拍手のなか楽屋へ。ここで第1部終了です。時計を見ると19時20分過ぎ。約50分間の前半でした。ここでしばし休憩です。休憩中ふと近くを見渡すと、以前アコアスライブにゲスト出演されたオーボエ奏者の堀子さんがいらしてましたね。

 19時40分を過ぎたころ、客席が暗くなって、メンバーの皆さんがステージに戻って大拍手で迎えられます。チューニング後、シンセサウンドがゆったりとながれ、ヴァイオリンのしっとりとした音色が幻想的に響いて。第2部最初となる6曲目は「闇からの声」。シンセの幽玄なフレーズがゆったりとながれたあと、ベースリフにのってキーボードのミステリアスなリフ、ヴァイオリンの伸びやかな音色が響き、パワフルなドラムがはいって、ギターとヴァイオリンが力強いリフを。そしてキーボードのリズミカルなリフからヴァイオリンの伸びやかで美しい音色が響いて。その後ステージがレッドライトに包まれ、ベースリフにのってキーボードのミステリアスなリフがながれて、ダイナミックなバンドリフからギターがエモーショナルなフレーズを奏で、ヴァイオリンも加わって伸びやかに。中盤ではミドルテンポのダイナミックなバンドリフからパワフルなドラムとキーボードリフをバックにアグレッシブなギターソロが。その後、ギターとヴァイオリンがユニゾンで美しいメロディをドラマティックに奏でて。終盤ではキーボードのリズミカルなリフにのってヴァイオリンが美しい音色を響かせ、そしてゆったりとギターと美しいハーモニーを。

 「ありがとうございます」って大山さん。Asturiasサイトでは現在、曲の人気投票をされているそうですが、90年代のマルチアス曲の人気が高いそうで。ファンの思い入れが強いのでしょうね。「古い曲に人気があると、最近いい曲が作れてないみたいですよね」って大山さん。自分のような新参ファンはアコアス・エレアス曲のほうがなじみ深いですが。「新しい曲にも投票お願いします」って大山さん。

 7曲目は人気投票で現在1位の曲「Rogus」。シンセの鮮烈なサウンドが響いた後、ピアノのダークでパワフルなリフがぶっといベースリフとユニゾンで。そしてパワフルなドラムがはいってギターがエモーショナルなフレーズを響かせてスリリングに展開し、レッドライトに照らされるなか、パワフルなリズムにのってヴァイオリンが哀愁ただようフレーズを、ギターがエモーショナルなフレーズをドラマティックに。その後ピアノのリズミカルなリフからパワフルなリズムがズンズン響き、ベースのテクニカルなソロ、ギターのエモーショナルなソロが。そしてヴァイオリンがパワフルなリフからピアノリフをバックにテクニカルなソロを。一旦止まったあと、ピアノの哀愁ただようリフが、味わい深いベースラインとともにながれ、ギターとヴァイオリンがエモーショナルなフレーズをゆったりと雄大に奏でて。中盤ではピアノリフからヴァイオリンが伸びやかな音色を響かせ、ダイナミックなバンドリフがはいって盛り上がって、ギターがエモーショナルなフレーズを奏で、ヴァイオリンが加わって美しいハーモニーをドラマティックに奏でて。終盤ではピアノのパワフルなリフとぶっといベースリフがユニゾンで響き、ギターとヴァイオリンのメロウなハーモニーがながれて。そしてダイナミックなバンドリフのあと、ピアノリフをバックにヴァイオリンの艶やかで美しい音色がしっとりとながれて。

 続いて8曲目は「聲無キ涙~Cyber Trancemission」。シンセの哀愁ただようフレーズがしっとりとながれ、ギターが伸びやかな音色を響かせ、ドラムがマレットでのシンバルロールで盛り上げて。そしてピアノリフをバックにヴァイオリンの艶やかな音色がゆったり響いたあと、パワフルなドラムからダイナミックなバンドリフがはいって、ヴァイオリンが美しい音色をドラマティックに奏でて。その後ミドルテンポでおしゃれでエレガントな感じのリフがながれ、ピアノのテクニカルなソロが。中盤ではヴァイオリンとギターがエレガントなハーモニーを奏で、ヴァイオリンのテクニカルなソロへ。その後ピアノとギターのリフが綺麗にながれ、一旦止まったあと、ヴァイオリンとピアノのリフがしっとりとながれ、ヴァイオリンの美しいフレーズからドラマティックに盛り上がって。終盤ではパワフルなドラムのミドルテンポのリズムにのっておしゃれでエレガントなリフがながれて。

 「ありがとうございます」って大山さん。先日“OKミュージック”というサイトに次の「Double Helix」をUPしたところ、デイリーランキングにおいて、J-POP曲ひしめくなかで堂々の3位になったそうで大拍手!「プログレが3位って凄いこと。誇らしい気持ちになった」「滅多にあることじゃないんで、明日は1位を目指したい」って大拍手です。ちなみにコメントには“おっしゃれ~”って書いた方がいらしたそうで。

 「エレアスのおハコ」って9曲目は「Double Helix」。アップテンポのオルガンのテクニカルなリフからはじまって、ギターのヘヴィリフとともにダイナミックでスリリングなバンドリフが。変拍子のパワフルなリフやテクニカルなユニゾンリフも。そしてヴァイオリンとギターのダンサブルなリフからミドルテンポでヴァイオリンが伸びやかな音色をゆったりと響かせ、ピアノのパワフルなリフをバックにヴァイオリンとギターがスパイラルな感じのリフをユニゾンで。その後パワフルなドラムと綺麗なピアノリフをバックにギターソロが。そしてピアノとヴァイオリンのパワフルなリフからヴァイオリンの艶やかな音色がながれて。中盤ではピアノリフとベースの力強いラインをバックにギターの伸びやかなフレーズがながれ、ヴァイオリンとハモって。そしてスリリングなユニゾンリフからダイナミックに盛り上がって。終盤ではベースのテクニカルなリフからヴァイオリンが伸びやかな音色を響かせ、ユニゾンのスリリングなリフやダイナミックでリズミカルなリフで盛り上がって、ラストはゆったりと雄大に。

 「ありがとうございます」って大山さん。「エレアス、曲が長いんで疲労が」って爆笑!ここであらためて来年1/8にシルエレで行われる、平田さんと田辺さんが参加されている、川崎さん率いるプログレバンド<FLAT122>のライブ告知が。大山さん、アコアスの筒井さんが川崎さんの別ユニット<KTG>(別名カオリ・ツツイ・グループという噂も?)に参加されていることもあって「FLAT122とAsturiasで1:2のトレード」って。でも平田さんがイマイチ意味がわからなかったようで。「うちのエースピッチャー筒井さんと、野手2人のトレード」って大山さん。平田さんは意味がわかったようですがさほど反応がなく「ここは怒るとこですよ」って大山さん、爆笑!でも「これからもFLAT122と仲良くやっていきたい」って大拍手!そしてここでビッグニュース!早くもエレアスの次のライブ告知が。来年3/31に吉祥寺スターパインズカフェでワンマンだそうです。「えっ、ホント?マジ?」って平田さん。「えっ、平田さん、大丈夫?来れる?」って大山さん、爆笑!

 本編最後となる10曲目は「Castle in the Mist」。ゆったりとしたピアノリフからヴァイオリンのリズミカルなリフがながれ、パワフルなリズムをバックにヴァイオリンが伸びやかな音色を響かせて。そしてピアノリフをバックにギターのリズミカルなリフ、ヴァイオリンのリズミカルなリフからギターがエモーショナルなフレーズを奏で、ヴァイオリンも加わって伸びやかに。その後ピアノの透明感のあるリズミカルなリフからパワフルなドラムとともにヴァイオリンがパワフルなリフ、そしてしっとりとした音色を響かせて。中盤ではしっとりとしたピアノソロがながれ、ベースの奥深いラインがピアノリフとともに響き、ヴァイオリンが哀愁ただようフレーズを奏でて。そしてパワフルなドラムをバックにギターがエモーショナルなソロをドラマティックに。場内はミラーボールが幻想的に回ってます。その後一旦とまってピアノの透明感のあるリズミカルなリフからパワフルなドラムとともにヴァイオリンがパワフルなリフ、そして伸びやかな音色を響かせ、ギターがエモーショナルなフレーズを奏でて。終盤ではヴァイオリンのリズミカルなリフからダイナミックに盛り上がって劇的なエンディングを迎えます。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんは深くお辞儀をして大拍手のなか楽屋へ。場内はもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。するとほどなくメンバーの皆さんがステージ戻ってきて、大拍手大歓声で迎えられます。
 「どうもありがとうございます」って大山さん。今回のライブでは新曲を披露する予定だったそうですが、残念ながら間に合わなかったそうで、次回3月のライブでは披露されるようで。アンコール曲は「大体予想がつくと思いますが」って。「本編に入れられないんですよね、曲調が明るすぎて」って爆笑!

 アンコール最初となる11曲目は「Distance」。ピアノのテクニカルなリフからアップテンポでリズミカルにはじまって、ギターのヘヴィリフとともにダイナミックなバンドリフが。そしてヴァイオリンの瑞々しく力強いリフが躍動感たっぷりにながれ、キーボードのリズミカルなリフをバックにギターの伸びやかな音色が響いて。その後ヴァイオリンのゆったりと美しいフレーズがながれ、ベースとユニゾンで奏で、ギターがフィルを入れて、そしてギターとヴァイオリンが美しいハーモニーを奏でて盛り上がって。終盤ではキーボードのテクニカルなリフからギターの伸びやかなフレーズがながれ、一旦止まったあと、ヴァイオリンの力強くも艶やかなリフからダイナミックなバンドリフはいって、そしてゆったりとFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんは深くお辞儀をして拍手に応えて。そして「ありがとうございます」「引き下がろうかと思いましたけど、勢いがいいんでもう1曲やっちゃいます」って大拍手大歓声!「これからもエレアス、アクティブにやっていきたいと思います」「3月にスターパインズで逢いましょう」って大拍手!「もう曲がないので、最初の曲をもう1回お聴きください」って大山さん。

 オーラス12曲目はもう1度「The Lancer」。ピアノのしっとりとしたリフからミドルテンポでギターとヴァイオリンの伸びやかな音色が響いて。そしてパワフルなドラムがはいってキーボードのリズミカルなリフにのってヴァイオリンの伸びやかで爽やかなフレーズがながれ、ギターのヘヴィサウンドの伸びやかなフレーズも。中盤ではヴァイオリンとギターのユニゾンからピアノのリズミカルなリフにのってヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがながれ、ダイナミックなバンドリフからギターのテクニカルなソロ、続いてキーボードのテクニカルなソロへ。終盤ではダイナミックなリフからギターとヴァイオリンが力強い音色を響かせ、一旦止まったあと、ピアノリフをバックにヴァイオリンのしっとりとした音色が響いて。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんは深くお辞儀をして大拍手のなか楽屋へ。するとすぐに客席が明るくなってライブ終了。時計を見ると20時40分過ぎ。ちょうど1時間の第2部で、トータル1時間50分のとっても素晴らしいライブでした。
とってもドラマティックでテクニカルで、しかも美しく力強く迫力もあって、音響バランスも文句ナシの素晴らしいライブでした。今回特に大山さんのベースが良く響いて聴こえました。いいグルーブでしたし。それに川越さんもいつもよりアグレッシブだったような。かっこよかったっす。もちろんギターもヴァイオリンもドラムスも素敵でした。それと大山さんと平田さんのやりとりのMCもめっちゃ面白かったし、最高に楽しめました。次は2月のアコアス、3月のエレアス、どちらもとっても楽しみです。

11.12.11 MARS

2011-12-14 22:25:00 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.12.11 沼袋Sanctuary
<Burning Rock Spirits>
 新潟の“女エマーソン”と称される女性キーボード奏者<KUMIKUMIさん>を擁するキーボードトリオプログレバンド<MARS>。現メンバーは、KUMIKUMIさんの他、ドラムスの<岡田隆さん>、ベース&ヴォーカルの<成田秀雄さん>のEL&Pと同じトリオ編成です。1999年にアルバムを発表。その後、休止期間を経て2010年9月に現メンバーで復活し、2011年は2月・6月・7月・9月と精力的に東京でライブ活動をされました。9月のライブ後に成田さんから12月11日にライブの予定があることを教えていただいて楽しみにしていました。ところがその後に同じ日に他バンドのライブも決まって非常に困ってしまいました。当然先に約束したほうに行くべきですが、こちらも見逃せず、どうしたものかと。ただ<MARS>の出番が早ければそのあと駆けつけて後半だけでも観れるのではないかと出順が早くなることを祈っていました。すると数日前に成田さんからメールを頂いて<MARS>の出順がトップで演奏時間が45分間とのこと。乗り換えを確認すると演奏後すぐに渋谷へ向かえば開演予定の18時半にギリギリ間に合うようなので、どちらも楽しめそうで安心して当日を迎えました。

 さて当日。休日なので17時開演に間に合うように家を出て沼袋へ。10分前に着いて開演を待ちます。すると本番前の大変なときに成田さんがわざわざ挨拶に来てくれてビックリ!そしてKUMIKUMIさんも!めっちゃ嬉しかったっす。

 17時5分ころ、フロアーが暗くなってそれまでのSEが止まって、新たに大音量でベートーベンの第9合唱がながれて。暮れですもんねぇ。そうきたかと嬉しくなっちゃいました。そしてステージの幕が開いてバンド演奏で盛大に「もろびとこぞりて」を。クリスマスですもんねぇ。シンセサウンドが壮大にながれ、エレドラのティンパニサウンドが響きわたって。
 そして成田さんのセリフのあと、アップテンポのダイナミックなリフが。1曲目は「From Mars With Love」。パワフルなドラムとテクニカルなベースリフにのってシンセの華やかなサウンドが響いて。そしてミドルテンポになってピアノの綺麗なリフとベースの味わい深い音色がながれ、成田さんの太く力強いヴォーカルが響き渡り、岡田さんもコーラスで加わって、サビで力強く歌い上げて。中盤ではシンセの哀愁を感じるフレーズがベースとともにゆったりとながれ、ダイナミックなリフへ。そして静かにシンセサウンドがしっとりとながれ、そこにズンズン響く力強いベースがはいって、明るく爽やかな感じに。その後メロトロン風サウンドがしっとりとながれ、岡田さんがウインドベルやシンバルロールで盛り上げてダイナミックに。終盤ではパイプオルガンサウンドが力強く響いたあと、ほのぼのした感じのヴァースへ。岡田さんもコーラスで入って盛り上がり、ラストはドラムも叩きまくりでパワフルにFin。

 「ありがとうございます。こんばんは、MARSです」って成田さんが挨拶を。拍手です。今朝新潟は凄い雨だったそうですが、関越トンネルを抜けるとピーカンで気分良く東京に着いたようで。KUMIKUMIさん、今日は黒のトップス&ミニスカに妖しく光るラメスト、そして胸にはシルバーのゴージャスなアクセサリーが。とっても美しいおすがたにうっとり♪

 「太陽への憧れをこめて」ってはじまった2曲目はなんとイタリアのカンツォーネ「オー・ソレ・ミオ」のカヴァーです。ティンパニロールからダイナミックなリフがゆったりと雄大にながれ、そして成田さんの太く伸びやかなヴォーカルがゆったりとなだらかにながれて。1stヴァースは日本語で、2ndヴァースは原曲イタリア語かな?サビではパワフルなドラムとともに盛大に盛り上がって。終盤では成田さんがアカペラで力強く歌い、そしてダイナミックなリフがはいってドラマティックに。

 「こんばんは、MARSキーボードKUMIKUMIです」ってとっても可愛らしいお声でKUMIKUMIさんがMCを。「師走のお忙しいなかご来場くださってありがとうございます」って拍手です。「今年ものこり少なくなりまして・・・」って、今年の震災や洪水のお話を。メンバーの皆さんが住んでおられる三条市も洪水に被害に遭って大変だったそうで。KUMIKUMIさん、ご家庭ではお母様が倒れて入院されたり、愛猫が天国へ旅立ってしまわれたり、お気に入りのグラスが落ちて割れてしまって「すっごいショック」って。次に今年のMARSの活動のお話を。レコーディングも徐々に進められているようですが、「今年はライブやってリハやって」のサイクルが短かかったので、来年は「めざせ!ゆとりある生活」って、もう少しゆとりをもって活動されたいようで。「来年も宜しくお願いします」「I wish your merry christmas & Happy new year!」って拍手です。

 「来年に向けて疾走していくような」「宇宙を駆け巡るような曲」ってはじまった3曲目は「Space Caravan」。パワフルなドラムとキーボードの華やかなリフからアップテンポではじまって、変拍子でシンセのテクニカルなリフがリズミカルにながれて。そしてオルガンリフとパワフルなバンドのブレイクリフが。一旦止まったあと、ゆったりと和風なフレーズがしっとりとながれて。その後シンバルロールからパワフルなドラムがはいって6/8リズムでシンセのリズミカルなソロが。中盤ではダイナミックなリフからドラムも叩きまくり、シンセの鮮烈なリフが爽やかにゆったりと伸びやかに。その後スネアのマーチリズムがはいってキーボードの明るく華やかで楽しいリフがながれ、そしてダイナミックなリフが力強くも爽やかにながれて。終盤ではゆったりとなだらかなシンセのフレーズがながれ、そしてパワフルなドラムとともにダイナミックなリフが。ラストはドラマティックにゆったりとFin。

 ここで次のライブ告知が。来年2月11日だそうです。「よかったらまた来てください。宜しく御願いします」って。
 4曲目は「Voice of the Universe」。ダイナミックなリフから盛大なファンファーレが鳴り響き、アップテンポのパワフルなリズムがはいって明るく楽しいシンセリフとベースの力強いラインがながれて。そして美しいピアノリフとメルヘンチックな音色がゆったりながれて。その後ダイナミックなリフから明るく楽しいリフがリズミカルにながれ、叩きまくりドラムトパワフルなブレイクリフが。そしてピアノの綺麗なリフがゆったりとながれ、ドラムが一旦止まって、ピアノの美しくたおやかなリフがながれ、ウインドベルが鳴り響いて。そして成田さんの力強いヴォーカルと岡田さんのパワフルなヴォーカルか交互に、そして綺麗なハーモニーも聴かせてくれて。サビはパワーバラード調でめっちゃドラマティック。中盤ではテンポアップしたパワフルなドラムにのってピアノのテクニカルなリフ、叩きまくりドラムで盛り上がり、テクニカルなユニゾンも。その後ミドルテンポでパイプオルガンの音色が響きわたり、ダイナミックなリフからシンセの明るく爽やかなフレーズがながれて。終盤では一旦ドラムがとまってピアノの美しいリフレインがゆったりとながれ、ウインドベルが綺麗に響いて。そして成田さんと岡田さんの力強いヴォーカルが入ってドラマティックに盛り上がっていきます。ラストはハイテンポのパワフルなリズムにのってアグレッシブなモーグソロ、そしてリズミカルなピアノリフのあと、ゆったりとFin。

 「展開の多い曲で、いつ終わるのか迷うところも」って成田さん。「次が最後の曲です。来年に向けて元気よくインストを一発!」「今年はどうもありがとうございました。来年も宜しく御願いいたします」って挨拶を。拍手です。
 オーラス5曲目は「Rondo of Roses」。「ツァラトゥストラはかく語りき」のブラスサウンドが力強く響き渡り、エレドラのティンパニサウンドが力強く打ち鳴らされて。そしてアップテンポの躍動感たっぷりのリズムにのってオルガンの明るく爽やかなリフがながれて。そしてパワフルなソロやテクニカルなトリルが。終盤では叩きまくりのドラムソロが。ストロボライトでスリリングに盛り上げて。ラストは壮大なフレーズがダイナミックにゆったりとながれて劇的にFin。
 そしてすぐに「木星」の美しいメロディがゆったりとながれ、成田さんが「MARSでした、どうもありがとうございました」って挨拶を。そして「今年も暮れようとしてますが、風邪などひかぬようお過ごしください。来年もレコーディングもライブもがんばりたいと思います。宜しくお願いします」って。続いてメンバー紹介です。「ドラムス、岡田隆!」「キーボード、KUMIKUMI!」「ベース&ヴォーカル、成田秀雄でした」ってメンバーおのおのに大きな拍手が。「また宜しくお願いします。今日はありがとうございました」って。そして劇的なフィナーレを迎え、エレドラのティンパニサウンドが響き渡って盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って成田さん。メンバーの皆さんは拍手歓声のなか、お辞儀をしてライブ終了です。時計を見ると17時54分。50分間のとっても素敵なライブでした。
力強く鮮烈なシンセサウンドに美しいピアノ、素敵なオルガンサウンドを今回もたっぷり楽しめ、力強くぶっといベース&ヴォーカルも堪能させていただきました。そしてなんといっても今回はドラムを見ている時間が長かったかも。めっちゃパワフルでエネルギッシュで凄い迫力でもう圧倒されちゃいました。ヴォーカルもかっこよかったし、見ごたえありました。次回は来年2月とのこと、とっても楽しみです。

11.12.4 KENSO (後半)

2011-12-09 06:25:53 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.12.4 川崎CLUB CITTA
<創世記KENSO 2011 内ナル声ニ回帰セヨ>(後半)
 15分間の休憩のあと、19時8分ころ、客席が暗くなってSEでリズミカルな曲がながれ、ガムランのような音色が響いて。ステージはブルーライトに包まれ、その中にレッドライトも。そしてメンバーの皆さんが登場して大拍手で迎えられます。清水先生はナチュラルボディのダブルネックギターを抱えてイスに座って。シンセの幻想的な音色がゆったりと響き、そしてダイナミックなリフがミドルテンポで。第2部最初となる10曲目は「日本の麦唄」。小口さんのシンセリフからギターとキーボードがしっとりとリフを奏で、シンセの伸びやかなリフからチャイナ風のリズミカルなリフへ。ハルキチさんは第1部の黒系の衣装からエンジ系の衣装にチェンジされてます。その後、光田さんが綺麗なピアノリフを奏で、光田さんと小口さんが掛け合いでリフを。中盤ではダイナミックでテクニカルな変拍子リフからギターとキーボードがハモって、そしてテクニカルなユニゾンリフをキメて。その後、光田さんと小口さんがたおやかなリフを掛け合いで奏で、そしてギターソロへ。序盤はエモーショナルに、徐々にアグレッシブに。終盤ではギターとキーボードがスリリングなリフを。ドラムも叩きまくって盛り上がって。

 続いて11曲目は「陰影の笛」。ピアノの綺麗なリフがリズミカルにながれて。清水先生はブルーのレスポールタイプのギターに持ち替え、そしてフルートを持って、しっとりとしたフレーズを奏で、ピアノとユニゾンでゆったりと。そこに小口さんのシンセが加わって美しいハーモニーを響かせて。その後パワフルでダイナミックなリフがはいって、フルートび伸びやかな音色が響き、盛り上がっていって、ギターのヘヴィリフからダイナミックにパワフルに。ドラムも叩きまくって。その後ピアノのテクニカルなソロ、ギターとキーボードのテクニカルなユニゾンリフ、叩きまくりドラムが。そして光田さんのシンセサウンドが伸びやかに響き、続いてギターが哀愁ただようフレーズを奏でて。終盤ではピアノリフとシンセサウンドがゆったりとながれ、ギターがメロディアスなフレーズをドラマティックに奏でて。

 さらに続いて12曲目は「海」。シンセのダークサウンドが響き、力強く叩くタムの音が轟き、ギターがダークな音色を響かせて。そしてダイナミックなユニゾンリフがはいってドラムも叩きまくって、ピアノのリズミカルなリフにのって小口さんのシンセの伸びやかなフレーズがながれて。その後アップテンポになってステージがレッドライトに包まれ、スリリングなギターリフとオルガンリフがテクニカルに展開して。そして小口さんがシンセで郷愁ただようフレーズを奏で、リズミカルでパワフルな変拍子リフが。中盤ではテーマリフがゆったりとながれ、綺麗なピアノリフからギターのヘヴィリフがはいってダイナミックに。そしてゆったりしっとりしたシンセリフと、ギターとベースのテクニカルなリフが交互に。その後、ハルキチさんが大太鼓を轟かせて盛り上がっていって、ギターとキーボードのテクニカルなユニゾンが。終盤ではシンセの伸びやかな音色がたおやかにながれ、ギターとキーボードが掛け合いのようにテーマリフを奏で、ラストはダイナミックでスリリングなユニゾンリフをキメてFin。

 「山本治彦!」って清水先生、大拍手です。1stから2曲、SEで「ぶーちゃんの宙返り」と「KENSO初期三昧」って清水先生。ここで再び物販のお話で「KENSO活動資金のために」「光田くんのファンの方も、光田くんが在籍しているバンドのためと思って」って爆笑!で、某アイドル用に書いてボツになった曲を光田さんに聴いてもらったら、笑って「昭和って感じの曲ですね」って言われたとか。ちなみに清水先生は歌謡曲のレコードは3枚しか買ったことがないとか。そしてここで前回のライブのMCでも盛り上がった某ダンスユニットの話題に。今回はベタボメではじまりましたが、しっかりとオチをつけて笑わせてくれて。

 「光田くんの大ヒット曲」ってはじまった13曲目は「FoRo Romano」。キーボードのクリスタルサウンドがしっとりとながれ、叙情的なメロディがロマンティックにながれて。そしてギターと小口さんのシンセがゆったりとユニゾンで奏で、ダイナミックに盛り上がっていって。その後、小口さんがリズミカルなオルガンリフを、ギターがヘヴィなリフをダイナミックに。そして光田さんが明るく楽しいリフをリズミカルに、ギターとオルガンもはいってユニゾンで。中盤ではシンセのしっとりとしたフレーズからダイナミックなリフがはいってアップテンポで盛り上がっていって。その後シンセとギターがしっとりとしたフレーズをユニゾンやハーモニーで美しく奏で、ラストはパワフルなピアノリフからダイナミックにFin。「光田健一!」って清水先生、大拍手大歓声です。

 清水先生はブルーレスポールに持ち替え、はじまった14曲目は「美深」。ミドルテンポのギターのカッティングリフからはじまって、シンセのほのぼのとした感じのフレーズがゆったりとながれ、パワフルなドラムがはいってダイナミックに。そしてギターと光田さんのシンセが伸びやかなフレーズを奏で、ピアノの綺麗なリフがしっとりと響き、ギターとキーボードがリフを交互に奏でて。中盤ではダイナミックなブレイクリフをキメたあと、静かになってピアノリフが響き、そしてドラマティックに盛り上がっていって。終盤ではギターのエモーショナルかつエネルギッシュなソロからダイナミックなリフが。ラストはダンサブルに優雅に。

 ここで清水先生はブルーのアコギに持ち替えて、おもむろに♪浴衣の、きみぃわぁ~って爪弾きながら一節歌って爆笑!そして「ちょっと山本治彦くんに初期KENSOの思い出話を語っていただきましょう」ってハルキチさんにMCを振って。「初期KENSOはボクと清水さんとアツく語り合いまがら作り上げていって」「こんなに長く続いてくれて本当に嬉しい」って大拍手!「ウルッときたから間違えてしまった」って爆笑!ここで昔、シルエレに出ていたころのお話を。当時「ロックミュージシャンが鼻毛のばしてたらカッコ悪いよね」って“鼻毛チェック”をしていたとか。でも「清水さんの鼻から・・・ごめんなさい!清水さん」って。ハルキチさんは1stから4thの途中まで在籍していたものの、参加していた<LOOK>というバンドがヒットして忙しくなってKENSOを脱退されたそうですが、「その頃レコーディングしていた“スパルタ”にボクのドラムを残してくれて嬉しい」って大拍手!でも「差し替えた曲もあるから。ほんとゴメン!」って清水先生、爆笑!「最後まで楽しんでいってください」って、大拍手です。

 アコギのしっとりとしたリフからはじまった15曲目は「麻酔Part1~Part2」。軽快なカッティングリフ、トライアングルのリズムにのって、小口さんがカリンバをはじいて素敵な音色を響かせ、ハルキチさんは木琴を鳴らして民族音楽的な曲調に。その後、清水先生はブルーレスポールに持ち替えてリフを。そして光田さんのパワフルなキーボードリフから変拍子のリズミカルなリフ、明るくダイナミックなリフからオルガンリフとギターの伸びやかなフレーズがながれて。中盤では光田さんのクリスタルサウンドのリズミカルなリフから小口さんのシンセの伸びやかな音色が響き、ダイナミックなリフがはいってドラムも叩きまくって盛り上がって。終盤ではベースの力強いラインが響き、光田さんのテクニカルなソロ、小口さんのシンセソロ、テクニカルなベースソロと続いてドラムも叩きまくりのダイナミックなリフが。

 続いてハルキチさんのカウントからはじまった16曲目は「さよならプログレ」。テクニカルでスリリングなユニゾンリフ、小口さんのテクニカルなシンセソロ、そしてユニゾンリフと叩きまくりドラムからダイナミックに。その後ミドルテンポでギターの伸びやかな音色がゆったりと響き、キーボードが加わってハモって、そして光田さんのテクニカルなピアノソロへ。そしてギターとキーボードのユニゾンでのしっとりとしたフレーズやダイナミックなリフからギターのアグレッシブなソロへ。中盤ではジャジーなリズムにかって光田さんのピアノのテクニカルなソロ、アップテンポで小口さんのオルガンのアグレッシブなソロと続いて。終盤ではミドルテンポのロマンティックモードになるも、アップテンポになってギターのエネルギッシュなソロが。ラストはドラム叩きまくりで盛り上がって、アップテンポでノリノリで疾走して。

 本編最後となる17曲目は「空に光る」。テクニカルでリズミカルなリフから明るく爽やかにはじまって、ギターとキーボードがたおやかにメロディを奏でて。そして静かになってギターがゆったりと奏で、ベースのテクニカルなリフからギターのヘヴィリフがはいってドラムも叩きまくってダイナミックに。中盤ではピアノのテクニカルなリフからギターが伸びやかに奏で、明るく華やかな照明のもと、テクニカルなユニゾンからドラムも叩きまくりのダイナミックなリフへ。終盤ではユニゾンのテクニカルなリフがスリリングに展開してダイナミックに盛り上がってFin。

  曲が終わると大拍手大歓声!清水先生はメンバー紹介をして「本当にありがとう!」って。メンバーの皆さんはお辞儀をして拍手歓声のなか、楽屋へ。場内はもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いてます。しばらくするとステージの照明が明るくなってメンバーの皆さんがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。清水先生はレッドストラトの準備を。

 そしてはじまったアンコール最初となる18曲目は「暁に薬師が」。ギターのカッティングリフからリズミカルにはじまって、シンセの伸びやかなフレーズがながれて。ハルキチさんはタンバリンでリズムを。そしてベースのテクニカルかつメロウなリフからミドルテンポで雄大で明るく爽やかな曲調に。小口さんと光田さんが伸びやかなフレーズを奏で、ダイナミックに盛り上がって。

 続いて19曲目は「インマウスの影」。シーケンスのリズムがながれ、ミドルテンポでパワフルかつテクニカルなユニゾンリフが。そしてキーボードの伸びやかなフレーズがながれ、ギターとユニゾンで。その後静かになってピアノリフをバックにシンセのゆったりとしたフレーズがながれ、ギターとのユニゾンからアップテンポのノリノリモードでダイナミックに盛り上がって。そしてまた静かになってピアノとギターがユニゾンでほのぼのした感じのフレーズを奏で、ベースのテクニカルかつメロウなフレーズから小口さんのエモーショナルなシンセソロへ。中盤ではギターのヘヴィリフからダイナミックなリフで盛り上がってギターのテクニカルなソロが。そしてミドルテンポで小口さんのエモーショナルなシンセソロとギターソロが。終盤では小口さんがほのぼのとしたフレーズを奏でたあと、ギターとキーボードのユニゾンから叩きまくりドラムとともにアップテンポでダイナミックに盛り上がって、テクニカルなユニゾンリフをキメてfin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って清水先生。メンバーの皆さんはお辞儀をして拍手歓声のなか、楽屋へ。場内はもちろん再アンコールを求める手拍子が鳴り響いてます。しばらくするとステージの照明が明るくなってメンバーの皆さんがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。
「なんとか持ちこたえました」って清水先生、大拍手です。「12月のライブって珍しいよね」「皆さんのおかげでここまでやってこれました」「来年が皆さんにとって良い年でありますように」って。ここで清水先生は小森さんのお話を。「今日は6人分のパワーで演奏したつもりです。楽しんでいただけたら嬉しいです」って大拍手!「最後の曲、最高のドラマー・・・」途中で感極まって言葉に詰まって「良き友人の小森啓資が早く戻ってこれるように祈って演奏します」って、大拍手大歓声!

 オーラス20曲目は「Good days bad days」。ドラムのパワフルなフィルからはじまってゆったりと雄大なメロディがドラマティックにながれて。そしてピアノパワフルでダークなリフがはいると清水先生は両手を上げてスタンディングを促して、それまでずっと座っていたお客さん総立ち!そして手拍子!で、オルガンのリズミカルなリフからアップテンポのノリノリモードになって、光田さんのピアノのテクニカルなソロが。その後ミドルテンポになって小口さんのシンセとギターがメロウなフレーズをゆったりと奏で、そして綺麗な音色のピアノリフがゆったりと。中盤ではアップテンポになって小口さんのアグレッシブなシンセソロと光田さんのピアノソロの掛け合い、そしてギターの魂のこもったアツいエネルギッシュなソロが。終盤ではアップテンポでリズミカルなピアノリフ、シンセのテクニカルなリフがながれ、ギターもはいってユニゾンで。ラストはミドルテンポでゆったりとメロウに、そしてダイナミックなリフでフィナーレ。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って清水先生はメンバー紹介をして、メンバーの皆さんはステージ前に並んでお辞儀を。そしてメンバーの皆さんは大拍手大歓声のなか、手を振りながら楽屋へ。するとほどなく客席が明るくなってSEがながれてライブ終了。時計を見ると20時35分。第2部は1時間半で、合計3時間弱のとっても充実した素晴らしいライブでした。
 ハルキチさんが在籍されていた頃の1stから4thのアルバム楽曲中心のセットリストのスペシャルライブ、変拍子いっぱいの複雑な構成ながら素敵なメロディたっぷり、超テク演奏たっぷりの超プログレ曲を存分に聴かせてくれました。アツい魂のこもった素晴らしい演奏に超感動!MCも早口で聴き取りにくかったけどめっちゃ面白かったっす。メモしきれなくて半分くらいしか書けてないかも。楽しみにしていたハルキチさんのドラム、よく見えなかったけどいい音してたし、緩急自在で要所要所で適したサウンドを聴かせてくれて。細かいミスがあったようですが、そんなこと関係なく素晴らしいドラミングでした。パーカッションも、特にあの大太鼓の轟きにもシビれましたね。めっちゃかっこよかったっす。そして清水先生のギターに感動!特に最後は鬼気迫る熱演でした。もちろん光田さん・小口さんのキーボードも三枝さんのベースも素晴らしかった!
 来年は現在進行形のKENSOが観れることを、ニューアルバムが発表されることを楽しみにしております。そしてそれとは別にまたいつか昨年のカイコーズのような清水先生とハルキチさんのユニットをやってくれたら嬉しいです。

11.12.4 KENSO (前半)

2011-12-08 23:09:06 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.12.4 川崎CLUB CITTA
<創世記KENSO 2011 内ナル声ニ回帰セヨ>(前半)
 現役歯科医師で医学博士でギタリストの<清水義央さん>率いる、日本最高峰のプログレッシブロックバンド<KENSO>。70年代後半に結成された長い歴史のあるバンドです。現メンバーは、ギター、清水先生の他、ベース<三枝さん>、キーボード<小口健一さん>、<光田健一さん>、ドラムス<小森啓資さん>の5人です。自分が<KENSO>を知ったのはほんの4-5年前でして、そこからアルバムを買い集め、初めてライブを観たのは2009年8月でした。音響バランスに不満があったもののとっても楽しく素敵なライブでしたので、次も絶対観に行こうと思ったんですよね。ところが2010年はライブをやらないとの告知があってちとガッカリ。でも初期KENSOのドラマーである<山本ハルキチさん>と清水先生が意気投合して結成された1夜限りのユニット<清水義央とザ・カイコーズ>のライブが横浜で開催されたんですよね。それがまた素晴らしくて。特にハルキチさんのドラムに超感動!やたら叩きまくるのではなく、楽曲をより一層引き立てるような素晴らしいドラミングでした。一回こっきりというのがすっごく残念で。でまたなんらかの形でやってくれたらいいなとは思っていました。

 2011年、今年こそは<KENSO>のライブがあるだろうし、ひょっとするとニューアルバムも、と楽しみにしていました。ところが、小森さんが昨年より“人間部活動”に専念されており、それが予定よりも長引くようなお話が。ちょっとガッカリしていたときに驚くべきニュースが!なんと今回に限り、ハルキチさんがドラムを叩く<KENSO>としてのライブを12/4に川崎で行うとのことで超ビックリ!小森さんドラムの<現KENSO>を観れないのは残念ですが、ハルキチさんが叩き、初期の曲を演奏する<創世記KENSO>のライブもう2度と観れないかもしれませんから、これはもうぜひとも観なければ!と速攻予約して当日を楽しみにしていました。
 普段はドラマーとしては活動されていないハルキチさんは、このライブのためにカンを取り戻すべく、忙しい合間を縫って研鑽され、さらには在籍していた時代のもう市販されていないドラムセットを組むべく、部品ごとにオークション等でコツコツと買い集め、色を合わせるためにご自身で外胴を貼替てカスタマイズされるほどの意気込みとか。もう絶対に見逃せないっす。

 さて当日。休日なので余裕を持って家を出て、開演45分前に会場に着いて、そして物販へと思ったらながぁ~い列が。外タレのコンサートみたいっす。で、「KENSO AID」なる貴重音源データ入りのCDを購入。この売り上げがニューアルバム制作費用の一部になるとか。そしてフロアーへ。ステージは向かって左に光田さんのキーボードセット、隣にギターアンプとマーシャルスピーカー、中央後方に3タム1バスのドラムセット。バスドラヘッドにはYesのロゴのような字体で“Kenso”って。ドラムセットの後ろにはパーカッションセットが。“大だいこ”が印象的で、一体どんな曲でどんな風に叩くのか興味津々です。そしてドラムセットの隣にベースアンプで、ドラムセットの前にJAZZベータイプのベースが4本ラックに収まって。ステージ右には小口さんのキーボードセットが。今回の自分の席は前のほうなんですけど端っこで、ドラムセットがほとんど見えない位置。ハルキチさんのドラミングが観たかったのに・・・残念。
 開演時間が近づくとどんどん客席が埋まってきてほぼ満員。客層は30-50代中心で、6:4で男性が多いかな。KENSOファンと、ハルキチさんのファンと、光田さんのファンが入り混じってる感じです。それとビデオカメラが何台もあって、ハンディカメラマンさんがステージに。

 17時20分ころからアコースティックな心地いいSEがながれて。ギターテクの志村さんが赤のストラトタイプギターを準備して。そして17時半をちょい過ぎたころ、客席が暗くなってステージが薄暗くなってブルーライトが。するとSEで女性ヴォーカルのスキャットが幻想的にながれ、メンバーの皆さんがステージに登場!大拍手大歓声で迎えられます。清水先生はいつもの白衣すがたで。そしてメンバーの皆さんを見渡してはじまった1曲目は「遥かなる地へ」。パワフルなドラムからミドルテンポではじまって、ゆったりとたおやかなメロディがながれ、キーボードのクリスタルな音色が響き、シンセの伸びやかな音色がながれ、そしてギターとベースがユニゾンでたおやかなメロディを奏でて。中盤では光田さんのテクニカルでアグレッシブなピアノソロが。バックではベースの力強いラインがながれ、続いてベースソロから小口さんのパワフルなシンセソロが。三枝さんと小口さんが見合ってニッコリ。さらに続いてエモーショナルなギターソロが。バックではドラムが盛り上げていってギターが力強く激しく。終盤ではユニゾンのブレイクリフをキメ、ドラムも叩きまくって盛り上がって、ラストはギターとベースがユニゾンでたおやかなメロディをゆっくりと。

 続いて2曲目は「ブランド指向」。ハルキチさんのカウントからスリリングなリフがはじまって、ベースのドライブ感たっぷりのリフからアップテンポのノリノリモードになってギターとキーボードが爽やかなフレーズを奏で、ミドルテンポになってからスリリングなリフを。その後キーボードとベースのテクニカルなユニゾンリフからアップテンポのノリノリモードになってギターのテクニカルなソロが。続いて光田さんと小口さんのシンセソロの掛け合いが。中盤ではキーボードとギターがユニゾンでほのぼのした感じのフレーズを奏で、そしてダイナミックなリフからユニゾンの伸びやかなフレーズが。終盤ではアップテンポのノリノリモードになってダイナミックなリフからユニゾンをキメて。

 さらに続いて3曲めは「精武門」。ギターのヘヴィリフからミドルテンポで壮大なメロディがながれ、ドラムとベースがグルーヴィなリズムを。そしてギターとキーボードが伸びやかなフレーズを奏で、ダンサブルなリズムにのってキーボードサウンドが響いて。その後ドラムのソロビートからギターのダークなヘヴィリフ、うねるシンセサウンド、そして光田さんのテクニカルなシンセリフが。中盤ではアップテンポのドライブ感たっぷりのリズムにのってギターのヘヴィリフ、シンセの鮮烈なリフが。清水先生ノリノリっす。終盤ではミドリテンポでゆったりと綺麗なピアノリフが響き、ギターとキーボードのユニゾンリフから、ギターのヘヴィリフ。そしてユニゾンリフをキメて。

 「今日は元気です。大丈夫」って清水先生、大拍手!でも「ちょっとヒザが痛いのでMCだけ座って」って用意されたイスを。「小口くんは健康診断でオールAで自慢してる」って大拍手!でも「心理テストがあったらDだね」って清水先生、小口さんをイジって。清水先生は野田総理と同級生なんだそうで「同い年のよしみで親近感が」って。で、野田総理のプロフィールをなにかで見たら趣味のなかに音楽があって“ブルース”って文字が目に止まって。でも残念ながらロックではなく歌謡曲のほうでガッカリされたそうで。ここで清水先生がちょこっと「Sunshine of your love」のリフをちょこっと弾いて大拍手!「今日のMCは毒舌を控えます」って、拍手です。で、今日小森さんからメンバーの皆さんにメッセージが届いたそうで、「今日は6人で演奏する気持ちでやります」って。
 ここで清水先生が「山本ハルキチ!」って紹介して大拍手大歓声!ハルキチさんマイクを持って「KENSOの初期、1stから4thの途中までドラムを叩いた山本ハルキチです」って大拍手大歓声!「清水さんはやっぱり“山本治彦”って呼ぶよね」って。「いろいろ事情がありまして借り出されて・・・KENSOほどトラは有り得ない、どんな上手いスタジオミュージシャンでもできるわけがないと思っている」って。で「今日は1日だけのメンバーとして臨みたいと思います。宜しくお願いします」って大拍手!

 「80年代を思い出してやってみたいと思います」って清水先生。4曲目は「JIGSAW~Power of the glory」。テクノっぽいシーケンスからはじまって、ドラムのミドルテンポのフィルがはいって、キーボードのきらびやかなリフとギターのヘヴィなリフがダンサブルな感じのリズムでながれ、そしてギターが爽やかなフレーズを奏でて。その後キーボードのリフがたおやかにながれ、光田さんのテクニカルなピアノソロ、ギターとキーボードの変拍子ユニゾンリフ、ギターリフと小口さんのソロの掛け合いと続いてユニゾンリフをキメて。一旦止まったあと、ドラムのテクニカルなフィルからアップテンポでギターとキーボードのスリリングなリフが。そして光田さんが伸びやかなシンセリフを、小口さんがリズミカルなオルガンリフを奏で、ダイナミックなユニゾンリフが。中盤ではゆったりと幻想的な感じになり光田さんと小口さんが輪唱のようにリフを交互に奏で、パワフルなユニゾンリフを。その後短いドラムソロからキーボードとギターのテクニカルなユニゾンリフがスリリングに展開し、アグレッシブなギターソロも

 続いて5曲目は「氷島」。ウインドベルやトライアングルの金属音が綺麗に響き、光田さんが美しいピアノリフを鳴らし、ギターがしっとりとしたメロディを奏で、シンセが加わり、シンバルロールが入って盛り上がって。その後ピアノとギターのユニゾンからギターが郷愁たっぷりのメロディを奏で、パワフルなピアノリフとシンセの伸びやかなフレーズ、大太鼓の響きも加わって盛り上がって、小口さんのエモーショナルなシンセソロが。中盤ではピアノとギターのしっとりとしたリフから大太鼓の響きで盛り上がって、ギターの力強いサウンドの情感たっぷりのフレーズがながれて。

 「どうもありがとうございます」って清水先生。ここでメンバー紹介です。「山本治彦、オンドラムス!」大拍手!「詳しくはブログを」って。続いて「光田健一、オンキーボード!」大拍手です。昨日、光田さんがTVに出ていたのを清水先生のご家族が見て“こんな凄いひとと一緒にバンドをやってる”って見る目が変わったとか「誇らしかった」って。光田さんを「日本を代表するアレンジャー」って清水先生。光田さんに大拍手です。ここで清水先生は先日発売された光田さんのソロアルバムの宣伝用にと、光田さんの似顔絵を書いたパネルを公開して爆笑!パネルの端にはなぜか野田総理の横顔の写真が。光田さんはパネルをアンプの上に飾りますがすぐに閉じて。続いて「三枝俊治、オンベース!」大拍手!「小口健一、オンキーボード!」大拍手!ここで正式な音楽教育を受けているメンバーとそうでないメンバーのお話が。ここでも小口さんがイヂられて。で「こんなメンバーでお送りしています」って清水先生、大拍手!

 「小口くんのKENSOにおけるデビュー曲、20年ぶりの演奏です」って清水先生。6曲目は「ミスカトニック」。ダイナミックなリフからアップテンポのノリノリモードで爽やかで楽しいシンセの鮮烈なリフがながれ、そして静かになってミドルテンポで小口さんのキーボードリフからギターの伸びやかなフレーズがしっとりとながれ、光田さんのシンセも加わって雄大な感じに。中盤では小口さんのシンセのリズミカルなリフからパワフルなドラムとギターのヘヴィなリフがはいって盛り上がって、ギターとキーボードのユニゾンが。終盤ではアップテンポのノリノリモードでギターのカッティングリフが。

 続いて7曲目は「心の中の古代」。心臓の鼓動のような音がながれ、パワフルなドラムからダイナミックなリフがはいって、のびやかでゆったりとメロディアスなリフがながれて。そしてベースのテクニカルなリフ、小口さんのシンセリフ、光田さんのピアノリフ、ギターリフ、ギターとキーボードのユニゾンや掛け合いが。中盤ではギターの軽快なカッティングリフから光田さんのエモーショナルなシンセソロ、小口さんのテクニカルなソロ、そしてお二人の掛け合いが。終盤ではテーマリフに戻ってギターのテクニカルなリフから盛り上がって、光田さんのアグレッシブなシンセソロも。

 さらに続いて8曲目は「聖なる夢」。小口さんのシンセの鮮烈なリフからはじまって、ギターとキーボードのユニゾンがほのぼのした感じでながれ、アップテンポでギターと軽快なリフとオルガンリフ、ベースのテクニカルなリフが。その後ミドルテンポでギターの伸びやかなフレーズがながれ、そこに光田さんのシンセが加わって美しいハーモニーを奏でて、そして静かになってシンセの幻想的なサウンドが響いて。一旦止まったあと小口さんのリズミカルなシンセリフ、光田さんのパワフルなピアノリフがながれるも、徐々にゆっくりになって、そしてパワフルなドラムからダイナミックなヘヴィリフ、ギターの伸びやかで力強いフレーズがユニゾンでながれて。中盤ではアップテンポのダンサブルなリズムにのってギターとキーボードの軽快なリフがながれ、そして小口さんのテクニカルなキーボードソロへ。その後、光田さんの美しいピアノリフがゆったりとながれ、シンバルが響いて。終盤では小口さんのシンセの鮮烈なリフからパワフルなキーボードリフとギターのヘヴィなリフがユニゾンでスリリングに展開して、ドラムも叩きまくって、ベースもユニゾン加わって盛り上がって。そしてそのままユニゾンでゆったりとほのぼのした感じのメロディをゆったりと奏でて。ラストはピアノのパワフルなリフからダイナミックなリフがはいって、オルガンのテクニカルなリフがながれ、そしてミドルテンポになってギターの伸びやかなフレーズがながれるもだんだんゆっくりと。

 「ありがとうございます」って清水先生。「20年前と遜色ないね」って。で、今回のライブは2部制で、次が第1部最後のようです。「皆さんの体力を気遣って」って。「15分休むとだいぶ回復するね」って清水先生。ここで本日物販で販売されている「KENSO AIDS」なるデータCDの説明を。なかには4時間分のデータがはいっているとのことで、かつてのデモ音源や某アイドル用に書いてボツになった曲、さらにはニューアルバム収録予定曲の元になった音源等も収録されているとか。

 9曲目は「胎動」。しっとりとしたピアノリフと奥深いベースラインからはじまって、トライアングルの金属音が響いて。そして小口さんのシンセのたおやかな音色が響き、リズミカルなリフ、ギターとベースのユニゾンリフが。その後ベースがゆったりと力強くメロディを奏で、ギターのアルペジオリフがしっとりと響くなか、小口さんのシンセのメロウなフレーズがながれ、パワフルなドラムがはいって盛り上がって、光田さんのピアノとベースがユニゾンでしっとりとしたフレーズを奏でて。中盤ではシンセとギターがゆったりとメロディを交互に奏で、雄大な感じのフレーズがながれてドラマティックに展開して。終盤ではピアノリフとベースラインがしっとりとながれ、ラストはギターの軽快なリフから盛り上がって劇的なエンディングへ。曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます」って清水先生。メンバーの皆さんはお辞儀をして大拍手のなか楽屋へ。これにて第1部終了です。時計を見ると18時50分過ぎ。1時間20分の第1部でした。

<後半へ続く>

11.11.26 zonk-monk with ISAOさん

2011-12-02 06:22:32 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.11.26 吉祥寺Silver Elephant
 自分の好きなバンドが11/26にシルエレで行われるプログレイベントに出演すると知って、速攻で予約して楽しみにしていました。で、当日のスケジュール表の対バンドをよく見ると<zonk-monk>というバンド名が。メンバーはドラムス<高田圭吾さん>、キーボード<長崎祥子さん><大沼あいさん>のツインキーボード+ドラムスという変則トリオで、ゲストギタリストには先日関内でのライブで<IK Groovin’>でかっちょいいギターを聴かせてくれた<ISAOさん>が参加されるとのことで。いったいどんなサウンドを聴かせてくれるのか、全く事前情報ナシで当日を迎えました。

 さて当日。トップのいバンドが終わってステージはあわただしくセットチェンジが行われています。ステージ左右に向かい合うように同じようなキーボードセットが2セット準備され、足元にはベースペダルも。中央後方には2タム1バスのドラムセット、フロント中央にはレッド7弦ギターを持ったISAOさんが。フロント3人はお揃いの黒の“SPARK7”Tシャツで、アイさんはフリフリのミニスカで、祥子さんはパンツで。お二人ともめっちゃ可愛いっす♪

 19時15分頃、客席が暗くなってSEが止まって。1曲目は「Air」。ピアノのアップテンポのテクニカルなリフが響き、パワフルなドラムとヘヴィなギターがはいってダイナミックなリフが。ピアノとギターがユニゾンでメロディを奏で、アップテンポのダンサブルなリズムになってキーボードとギターがユニゾンでフレーズを。その後一旦止まってピアノのしっとりとしたリフからオーボエ調のサウンドがゆったりと幻想的にながれて。クラシカルで繊細になめらかに。それが徐々に盛り上がってパワフルなドラムとヘヴィギターからダイナミックなリフが。ギターとキーボードがユニゾンで。そしてテンポアップして疾走モードになってギターとキーボードがスリリングなユニゾンリフを。中盤では変拍子リズムでギターのテクニカルな弾きまくりソロが。ドラムも叩きまくりで照明が点滅してスリル感を煽って、そしてダンサブルな感じになってテクニカルなピアノソロが。ISAOさんは後ろに下がって見守ってます。終盤ではギターとキーボードのユニゾンリフからミドルテンポでゆったりと雄大な感じになり、そしてパワフルな変拍子リフからダイナミックなリフへ。ラストはピアノのアップテンポのリフが徐々にテンポダウンしてしっとりとFin。

 「皆さんこんばんは!zonk-monkです。大阪からきました!」って圭吾さん、大拍手です。「元々はキーボード2人とドラムでやってます。今日はゲストにISAOさんに来てもらいました!」って大拍手!「ギター、ISAOさん!オンキーボード、アイ!オンキーボード、祥子!ドラムス、高田圭吾!」って圭吾さんメンバー紹介を。おのおのに大拍手です。

 2曲目は「プディング・バスターズ」っておっしゃったかな?ハイハットからスリリングなブレイクリフが。ドラム叩きまくりで照明が点滅して煽ってます。そしてアップテンポのノリノリモードでヘヴィなギターリフからキーボードとユニゾンでトリルをキメて。その後パワフルな疾走モードになってテクニカルなギターソロが。途中キーボードとのユニゾントリルをはさんでアグレッシブモードに。

 「ISAOさん、紹介したばかりですけど、ちょっとお休みいただいて」って圭吾さん。ISAOさんは大拍手のなか一旦ステージを降りて。「ISAOさん、ありがとうございました。一旦休憩を」ってアイさん。「ISAOさんの曲は超絶」ってアイさん。
「次は激しい曲から打って変わってゆったりと」「森のなかにいるような、森のイメージで」ってアイさん。ここで本来のツインキーボード&ドラムのトリオで2曲です。
 3曲目は「into the green world」。シンセのミステリアスなリフがゆったりとながれ、アップテンポのピアノのダークなリフがはいって。圭吾さんはスティックを回してます。そしてハイハットのリズムがはいってピアノのテクニカルなリフがスリリングに。その後シンセのたおやかなメロディがゆったりとながれ、そこに綺麗なピアノリフが加わって、ミドルテンポでロマンティックな感じに。中盤ではピアノのダークなリフから美しいヴァイオリン風サウンドがしっとりとながれて。終盤ではピアノのダークなリフからロマンティックモードになって、そしてテクニカルなピアノソロが。

 続いて4曲目は「U.T.-a hole in danger-」。パワフルなドラムのダンサブルなリズムからオルガンリフがはいって、モーグのリズミカルなフレーズがながれて。そしてオルガンのブルージーな感じのフレーズ、パワフルでリズミカルなリフからいきなりオーケストラサウンドのダイナミックなリフがはいってビックリ!オルガンリフとオケサウンドリフが交互にながれて。その後アップテンポのパワフルなドラムからダイナミックなリフがはいって、モーグのテクニカルなソロが。ドラムも凄い迫力で叩きまくって。中盤ではオケサウンドリフとオルガンリフが交互にながれたあと、シンセのゆったりとしたフレーズがたおやかにながれて。そしてミドルテンポのちょっぴりファンキーな感じのリズムにのってオルガンリフをバックにモーグのブルージーな感じのフレーズがながれて。終盤では一旦静かになるもパワフルなドラムからリズミカルなオルガンリフとオケサウンドのダイナミックなリフが交互に。

 「ありがとうございました!」「それではISAOさん、どうぞ!」って大拍手のなか、ISAOさんが再びステージに登場!「休憩できましたか?」ってアイさん。「そりゃもう」ってISAOさん。ここでISAOさんがマイクを。「しゃべるの得意じゃないんですけど」って爆笑!ISAOさんはzonk-monkには何度もゲスト参加されているそうで。「20歳とか21歳のコらが凄い音楽をやってて、けしからん!と先輩面してきましたが」「打ちのめされてしまいました」って爆笑!「今日CDあるんですよね」ってISAOさん。ここでアイさんがCDの宣伝を。「先ほどISAOさん抜きでやった曲が2曲・・・」ってアイさんが説明すると「なんかトゲがあるなぁ」「ちょっとあとで楽屋で詳しく」ってISAOさん爆笑!

 5曲目は「エクリプス」っておっしゃったかな?ピアノのダークなリフからゆったりとはじまるも、アップテンポのパワフルでテクニカルなリフに。そしてミドルテンポのパワフルなドラムがはいってミステリアスな感じでキーボードとギターがユニゾンで。その後ピアノリフをバックにシンセの伸びやかな音色が響いて、ギターとキーボードがテクニカルなユニゾンリフを。中盤では一旦止まってピアノのアップテンポのパワフルなリフ、ギターのヘヴィなリフをバックにシンセのテクニカルなソロが。終盤ではピアノリフがしっとりと幻想的に響き、シンセのドラマティックなフレーズながれ、ギターとキーボードがユニゾンでダイナミックで雄大なフレーズを奏で、そしてシンセのエモーショナルなソロが。ラストはピアノのアップテンポのリフからユニゾンリフをキメてFin。

 続いて6曲目は「カレイド・スコープ」っておっしゃったかな?ピアノリフがゆったりとミステリアスな感じでながれ、ミドルテンポでダークでヘヴィなリフからギターの伸びやかな音色が哀愁たっぷりにながれて。そしてアップテンポになってギターのヘヴィなリフからキーボードのテクニカルなリフがスリリングに。その後ダイナミックなブレイクリフから伸びやかなギターソロへ。終盤ではダイナミックなブレイクリフからド迫力のミドルテンポのパワフルなドラムからギターのアグレッシブなソロへ。そしてアップテンポの疾走モードになってキーボードのテクニカルなリフがスリリングに展開して、ラストはダイナミックなリフが

 「ありがとうございます」って圭吾さん。「もう右腕がプルプルしてます」ってアイさん。「大変ですね、今日は」って祥子さん。「大阪から来たんでしょ?あまりナマってないね」ってISAOさん。ここで再び3曲収録のミニアルバムの宣伝を。「宜しくお願いします」

 「次が最後の曲です」「ありがとうございました」って。オーラス7曲目は「Disorder –out of the cosmos-」。チェンバロ風サウンドのテクニカルなリフから優雅にはじまって、ド迫力のダイナミックなリフが。そしてギターとキーボードのテクニカルなユニゾンリフからアップテンポのノリノリモードでギターのハンガリアンっぽいフレーズ、キーボードの伸びやかなフレーズがながれ、ブレイクリフとテクニカルなユニゾンリフをキメて。中盤ではめっちゃ叩きまくりのドラムソロが。このときISAOさんは後ろに下がって。その後、元のチェンバロ風サウンドの優雅なリフがながれ、そしてダイナミックなユニゾンリフからドラマティックに展開し、ギターのアグレッシブなソロへ。終盤ではアップテンポのノリノリモードでギターのハンガリアンなフレーズ、そしてキーボードとのテクニカルなユニゾンリフから♪ジャーン!で弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」ってメンバーの皆さんはお辞儀をしてライブ終了。時計を見ると20時5分。約50分のパワフルかつテクニカルなライブでした。
サウンドはクラシカルなシンフォプログレでもあり、パワフルなプログレメタルでもあるような、めっちゃダイナミックで凄い迫力でしたね。パワフルなドラムに繊細かつテクニカルなツインキーボード、そこにスーパーギターのISAOさんが加わってもう音の洪水。凄かったっす。もちろんミニアルバム買いました。また機会があればライブ観に行きたいっす。

11.11.26 Yuka & Chronoship

2011-11-29 06:26:09 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.11.26 吉祥寺Silver Elephant
 シンガーソングライターであり、キーボーディストの<船越由佳さん>率いるインストロックバンド<YUKA & CHRONOSHIP>。メンバーはキーボード&ヴォーカルの“YUKA”こと<船越由佳さん>、ベース<田口俊さん>、ドラムス<田中一光さん>、ギター<宮澤崇さん>の4人編成で、メンバー全員がプロとして音楽界で活躍されている凄腕集団です。自分はこの6月に初めてフルライブを観て、すっかりハマっています。今年、フルサイズのプレスCDアルバム「WATER REINCARNATION(水の輪廻)」が6月にフランスのムゼアレーベルから発売され、日本でも9月に発売。それからバンドは活発にライブ活動をされるようで、9月にライブを観たあともまた観に行きたいなって思っていました。10月には下北沢でライブがありましたが、この日はスケジュールが合わず断念。で11/26にシルエレでライブとのことで速攻予約して楽しみにしていました。

 さて当日。休日なので開場に間に合うように家を出て、ギリギリに到着してフロアーへ。余裕で席をGETして開演を待ちます。ステージは向かって左に小さいキーボードが1台と黒のリッケンバッカーベースが。中央後方は3タム1バスのドラムセット、右に紺のストラト、そして中央フロントにキーボードセットが。開演近くなるともう超満員。凄い人気ですね。階段まで立ち見のお客さんが。関係者の方々かもしれませんけど。

 開演予定時間の18時を過ぎた頃、客席の照明が暗くなって、メンバーの皆さんがステージに登場し、拍手で迎えられます。Yukaさん今日は紺にラメいっぱいのTシャツにジーンズというスタイルです。バンドメンバーの皆さんも紺や黒系のシャツにジーンズという合わせた衣装で。
 そしてはじまった1曲目は「KIRIBATI」。ギターの軽快なカッティングリフからはじまって、ミドルテンポのパワフルなリズムからピアノの綺麗なリフがゆったりとながれ、そしてYukaさんの伸びやかなスキャットが幻想的にながれて。バックではテクニカルなベースラインも。その後一旦止まってピアノリフとスキャットが伸びやかに幻想的にながれて、そしてパワフルなリズムとギターリフがはいって盛り上がって。中盤では一旦止まってピアノリフがしっとりとながれ、そしてシンセサウンドがはいってシンバルロールからミドルテンポでダイナミックなバンドリフが雄大にながれて。パワフルなリズムにのってスキャットがながれ、リズミカルなピアノリフとヘヴィなギターリフがはいってアップテンポで盛り上がってアグレッシブなギターソロが。ラストはギターとキーボードのテクニカルなユニゾンから叩きまくり弾きまくりでFin。

 「ありがとうございます」ってYukaさん。「皆さん、こんばんは!」って。すると客席から「こんばんは!」って返事が。あらためて「Yuka&Chronoshipです」って拍手です。前回のライブでは発売されたばかりのアルバムの曲中心のセットリストでしたが、今回は早くも次のアルバムに収録予定の曲を中心に演ってくれるとのことでお客さんも「おぉ!」ってどよめきと大拍手です。

 次はレイ・ブラ○ドベリ氏のSF小説からインスピレーションを得て作曲されたという「アールイズフォー・ロケット組曲」っておっしゃったかな?
 2曲目は「カッティング・グラフィティ/重力離脱」。♪ダダダン!ってエレドラのパワフルな音が響き、メロトロン風の伸びやかで荘厳なサウンドがながれ、そしてベースのミドルテンポのリズミカルなリフからギターとキーボードがユニゾンでリフを。そしてダンサブルなノリノリリズムにのってピアノとギターがリズミカルなリフを。中盤ではメロトロン風のサウンドがゆったりと伸びやかにながれ、そしてパワフルなドラムがはいって、ミドルテンポのシャッフルリズムにのってギターとキーボードのユニゾンリフが。その後ギターのアルペリフがゆったりとながれ、シンセのベースラインとメロトロン風サウンドが響き、ミドルテンポでダイナミックなリフがはいって雄大な感じになり、エモーショナルなギターソロから盛り上がって。ラストはエレドラサウンドとシンセの伸びやかなサウンドが響き、しっとりとFin。

 続いて3曲目は「Beyond The Fence」。しっとりとしたピアノからゆったりとはじまってYukaさんがミラーボールが回るなか、幻想的なスキャットを浮遊感たっぷりに。ドラムがシンバルロールで盛り上げ、田口さんがキーボードでベースラインを奏でて、Yukaさんが歌い上げて盛り上がって。中盤からはボレロリズムのスネアロールがはいって、パワフルなドラムとともに力強いスキャットから歌い上げて盛り上がって。終盤では静かになってしっとりとしたピアノリフとスキャットがながれ、そしてベースラインをギターとユニゾンで。

 続いて組曲最後4曲目は「Skygazer」。ミドルテンポの和太鼓のようなパワフルなタムドラムがはいってギターとピアノが明るく爽やかな感じのリズミカルなリフを。ステージはとっても明るく照らされて。そしてピアノが爽やかなリフを奏で、力強く伸びやかな綺麗なスキャットがながれて。笑顔で歌うYukaさん、めっちゃ素敵!中盤ではYUKAさん、キーボードを弾きながらリズミカルなベースリフをバックに小さいマラカスを鳴らして。終盤は力強いリズムをバックに綺麗なピアノリフと爽やかなスキャットで盛り上がって。ラストにはYUKAさん、“キラキラ星”のようなメルヘンチックなメロディを弾いて、ラストはドラムとタイミングを合わせてFin。

 「ありがとうございます」ってYukaさん。次回のアルバムは組曲3つの構成になる予定だそうで。次は本邦初公開の新曲です。「ダイナザウルス組曲」っておっしゃったかな?その名の通りで“恐竜”がテーマのようです。「複雑でなかなか手ごわい」「会場に恐竜がいるんじゃないかという気配を感じながら」「一緒に楽しんでいただけたら」ってYukaさん。いま緊張で手に汗かいてるって。
 5曲目はメドレーで「タマゴが先か、恐竜が先か~ダンス・ウィズ・ダイナザウルス」。オルガンサウンドのミステリアスなリフからはじまって、ギターとベースも加わってユニゾンで。そしてミドルテンポのパワフルなドラムがはいって変拍子ブレイクリフをキメて。その後ベースとオルガンのユニゾンリフをバックにギターが幻想的なサウンドを響かせて。中盤ではギターのダークでエモーショナルなソロから、ベースのぶっといダークなリフ、キーボードとギターのブレイクリフからベーステクニカルなソロが。そしてステージがレッドライトに包まれ、ピアノのパワフルなリフからギターが恐竜の咆哮のようなダイナミックなサウンドを響かせ、エモーショナルで伸びやかなフレーズを奏でて。終盤ではハイハットのアップテンポのリズムにのってピアノのダークなリフからギターとベースのユニゾンフレーズが。そしてギターがアームで唸らせてアグレッシブなサウンドを響かせて盛り上がっていって、ラストはテクニカルなユニゾンリフをキメて。めっちゃプログレしてますね。

 「ありがとうございます」ってYukaさん。「恐竜が見えましたか?」って。残すはあと2曲ということで、ここで次回のライブインフォと物販の宣伝を。次は12/23に沼袋、1/29にシルエレだそうです。「ぜひぜひお越しいただけたら嬉しいです」って。

 「今日は本当にありがとうございました」ってYukaさん、大拍手です。6曲目は「Water Reincarnation」。シンセサウンドが荘厳に響き、ハイハットのリズムがはいってピアノの力強いリフがながれて。そしてキーボードのベースラインをバックにギターの哀愁ただようフレーズがゆったりとながれて。その後ステージが明るく照らされて、パワフルなドラムとベースのミドルテンポのリズムにのってキーボードがほのぼのとした感じのフレーズを奏でて。そしてピアノリフをバックにYukaさんのヴォーカルがゆったりとながれ、田口さんもコーラスをいれて。中盤ではミドルテンポのエレドラサウンドから力強いピアノリフが。そしてアップテンポになってギターのヘヴィなリフがはいって盛り上がってそのままギターのテクニカルなソロへ。終盤ではダイナミックなリフでパワフルに盛り上がって、ラストはハイハットのリズムにのってピアノリフとシンセベースサウンドがながれ、ギターがエモーショナルなフレーズを伸びやかに奏でて。

 オーラス7曲目は「Hector (the huge thunderstorm complex)」。ギターのカッティングリフからゆったりとはじまって、雷鳴が轟き、ストロボライトが点滅して。そして綺麗なピアノリフがはいって、ミドルテンポのパワフルなドラムからYukaさんの爽やかでリズミカルなスキャットが。そして伸びやかなスキャットからダイナミックなリフがはいって、パワフルなピアノリフとリズミカルなスキャトが。中盤ではシンセの伸びやかなフレーズからピアノの力強いリフ、ギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。タッピングも交えてドラマティックに展開して、ダイナミックなリフがゆったりと雄大にながれて。終盤では一旦止まったあと、ギターのカッティングリフから雷鳴が轟き、ライトが点滅しyて、綺麗なピアノリフがゆったりとながれて♪ジャーン!って盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」「ギター、宮澤崇です!シンセ・ベース、田口俊です!ドラムス、田中一光です!」大拍手です。「そして、船越由佳でした」ってYukaさん敬礼ポーズで。もちろん大拍手です。メンバーの皆さんはお辞儀をしてこれでライブ終了です。時計を見ると18時55分。50分ちょいのライブでした。
 いつも以上にエネルギッシュでパワフルで凄い迫力のダイナミックなライブでした。しかもめっちゃドラマティックだし。今日初演の新曲は変拍子たっぷりの超プログレで複雑な構成は聴き応えあります。それにしてもやはりプロの演奏は素晴らしい!特にドラマーのタイトかつパワフルなドラミングに超感動!Yukaさんの優しく美しく、しかも力強いヴォーカルもほんと素敵でした。もちろんキーボードもベースもギターも。次回12月はちと難しいですが、1月のライブは観に行きたいっす。

11.11.19 Scheherazade

2011-11-23 08:18:45 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.11.19 恵比寿LIVE GATE
<3rd Album 発売記念ツアー>
 1977年に結成されるも、79年にはNOVELAに発展した伝説のプログレバンド<Scheherazade>。NOVELA解散後の1992年に復活して結成以来15年越しの1stアルバムを発表。その後はメンバーおのおのの活動がありながらも不定期にライブを行い、そして2010年9月に18年ぶりとなる2ndアルバムが発表されました。
 現メンバーはNOVELAのヴォーカル<五十嵐”Angie“久勝さん>、ギター<平山照継さん>、キーボード<永川敏郎さん>、そしてStarlessのベース<大久保寿太郎さん>、ドラムス<堀江睦男さん>という超豪華な5人編成。で、メンバー個々のライブは様々な機会で観にいってますが、テルさんのライブって数年前のNOVELA以来自分は機会がなかったんですよね。なのでテルさんのギターを生で聴けるのをすっごい楽しみにしていたんですけど・・・ライブリハ中にテルさんが病により演奏できなくなり、ライブは4人で敢行。ギター部分はレコーディングデータをバックでながすライブでした。もちろんめっちゃ盛り上がりましたけど、やっぱりテルさんがいらっしゃらないのは寂しかったっす。なのでテルさんが元気になられた折にはあたらめて”レコ発ライブ“をやってほしいなって。
 その後しばし音沙汰がなく1年が過ぎようとしたころ、なんと3rdアルバム発売の情報が!これにはビックリしました。さらに11/19に発売に先駆けてレコ発ライブの日程が発表されてさらにビックリ!もちろん速攻予約です。今年こそはテルさんのギターが観れるだろうと当日を楽しみにしていました。

 さて当日。朝からこの時期には珍しい嵐模様。なので電車が運休しないことを祈って。19時開演予定なので間に合うように仕事を終えて駅へ。幸い山手線は運行していてひと安心。恵比寿に着くと雨はさほどでもなく。会場に着いたのは30分前でしたけど、開場が18時なのにいまだに入場の列ができていてビックリ。しばし並んで待って、物販でニューアルバムを購入して受付を済ませてフロアーへ。この時点で既に満員でドリンクコーナーにたどり着くのもやっとです。もう人がいっぱいでステージはほとんど見えないのでなんとか壁のモニターTVを見れる位置で開演を待ちます。客層はやはり年齢層高かったですね。男女は半々くらいかな。さらには自分がよく観にいくプログレバンドのメンバーの方々が結構いらしてましたね。名前は書かないほうがいいかな。開演近くになるとスタッフの方が「もっと詰めてくださーい!」って、もう平日朝の通勤電車みたいな混雑でギューギュー詰め。もっと早く予約してイス席GETしたかったっす。イス席1列だけでも撤去してくれればちょっとは楽になるのに~なんて思ったり。ま、しゃーないっすね。

 開演予定時間を少し過ぎたころにライブ時の注意事項のアナウンスがながれ、程なくフロアーが暗くなって、ステージの幕が開いて大拍手。誰もいない薄暗いステージにブルーの照明が。そしてクラシカルでダイナミックで壮大なSEがながれてきて気分が高まってきます。その後ギターのメロウなフレーズがながれ、いよいよメンバーの皆さんがステージに登場!大拍手大歓声!ステージは向かって左後方に3段キーボードセットとマーシャル&ミニレスリー。その隣に3タムメロタム1バスのブルー系のドラムセットが。フロント左には赤のヘッドレスVベースを抱えた黒衣装の寿太郎さん、右には赤のSGを抱えた白シャツのテルさん!アンプはRolandかな。

 ながれるSEのギターメロに合わせてテルさんがギターをハモらせて、そしてダイナミックなバンドリフが。ここでAngieさん登場!大拍手大歓声!1曲目は「涙の中へ」。ギターとキーボードがユニゾンのトリルリフをキメでアップテンポで疾走してパワフルなヴォーカルがはいって。ビブラート冴えまくってます。ただちょっと本調子ではないような感も。間奏ではパワフルなドコドコドラムをバックにオルガンソロが。その後ミドルテンポのヘヴィなリフからアップテンポになって疾走していきベースとギターのユニゾンリフからパワフルなヴォーカルがはいって、終盤ではビブラートを効かせたスキャットが響きわたって、ラストはユニゾンリフをキメてFin。
 続いて2曲目は「名もなき夜のために」。ギターのヘヴィなザクザクリフからアップテンポのノリノリのシャッフルリズムにのって伸びやかなヴォーカルが。間奏ではギターソロ、モーグソロと続いて。パワフルなメロハー、かっくいいっす。

 「ありがとうございます。こんばんは、Scheherazadeです。ずいぶんお待たせしました」てAngieさん、大拍手です。「ようやくメンバーが揃いました」って歓声と爆笑!客席かた「待ってたよ!」って声が。「ボクらも待ってました」って。テルさんは手を合わせてごめんなさいポーズです。そしてAngieさんが「リーダーからひと言」って寿太郎さんにマイクを振って。「本日はお足元の大変悪いなか」って爆笑!「それというのも“雨男”が帰ってきたことで」って、拍手です。「雨を降らせてしまってすいません」ってテルさんお詫び。さらに昨年のライブ病欠の件を「心よりお詫びいたします」って。テルさん「生まれて初めてライブ休んだ」って。しばし「病院出たり入ったりして、ようやく出来るようになりました」って大拍手!「まあ50過ぎるとみんないろいろありますわな」って寿太郎さん。「なんか倒れちゃう」ってテルさん。客席から「テル頑張って!」って声援が。
 今回は客席にビデオカメラがはいってまして、来年春にDVD発売やTV放送の予定があるとか。めっちゃ楽しみです。Angieさん「有名になっていくために」「ベテランじゃないです。まだ新人ですから」って爆笑!「気持ちは若者」って。

 3曲目は「特急列車」。キャッチーなギターリフからアップテンポではじまって、Angieさんが手拍子を促して。でも狭すぎて手拍子出来ないっす。そしてパワフルなヴォーカルがはいってポップな感じで。寿太郎さんがトシさんと向き合って。間奏ではミドルテンポでしっとりとしたキーボードソロが。その後ギターとオルガンのかっくいいリフからパワフルなヴォーカルがはいって。
続いて4曲目は「人形賛歌」。パワフルなベースリフとハイトーンシャウトから跳ねるようなミドルテンポのリズムでヘヴィなリフがながれ、そしてアップテンポのノリノリモードに。その後パワフルな早口ヴォーカルとミドルテンポのヘヴィなリフとアップテンポモードが交互に展開されて。中盤ではモーグのエモーショナルなソロ、そしてヴァースに戻ってハイトーンシャウトもキメて。その後アップテンポのヘヴィなギターリフからアグレッシブなギターソロへ。そしてキーボードとのユニゾンのスリリングなトリルもキメて、ハモりも。トシさんノリノリで跳ねてます。ラストはビブラートの効いたハイトーンスクリーミングがキマって.
 さらに続いて5曲目は「怒りの矢を放なて!」。シンセのしっとりとした音色が響き、パワフルなドラムからミドルテンポのヘヴィなリフをバックにパンチの効いたパワフルなヴォーカルがはいって。そして雄大な感じになって盛り上がって。間奏ではテクニカルなギターソロ、そしてヴァースを挟んでモーグのアグレッシブなソロが。終盤ではミドルテンポで雄大な感じになり、そしてドラムが叩きまくってアグレッシブなギターソロへ。ラストは徐々にテンポダウンしてFin。Angieさんは一旦楽屋へ。

 「今回のセット、ハードな曲が多い。ヘトヘトになります」って寿太郎さん。ここで3rdアルバム発表の報告を。大拍手です。「新曲はないんですけど」って。今回発売された3rdアルバムは元々Scheherazade用に書かれたにも関わらず、ScheherazadeではレコーディングできなくてNOVELA等で使われた曲を現メンバーで新たにレコーディングされた曲が収録されているそうです。「自分で作曲したのに出来なかった悔しさがあって」って寿太郎さん。「今回メンバーの協力があって実現しました。ありがとうございました」って大拍手大歓声!「30年の歳の差がありますが、昔の元気さが出てるかどうか」って。「でてるすか、いいなー」ってテルさん。「NOVELAの曲として認識してる方が多いと思いますが、実はScheherazade時代に作ってライブでやってた曲なんです」って。で、NOVELAでデビューして「やっちゃえ!」ってなったそうで。でもScheherazadeで録音してないのは不自然ということもあって今回の3rdアルバムが作られたそうで。前回の2ndアルバムは「NOVELAで採用されなかった曲を中心に」って寿太郎さん、爆笑!「今回で完結編」って。すると客席から「終わっちゃうの~?」って声が。「今までのヤツはね・・・これから先は知らん」って。
ここでバンド名がカタカナ表記で“シェラザード”なのか“シェヘラザード”なのかという話が。以前とあるライブハウスの方に“どれかに統一せえ!”って怒られて“シェラザード”にしたとか。

 次の曲は18-19歳頃にテルさんと寿太郎さんでやっていたという「ヴォーカルなしのインスト」「ユニゾンで、1つのフレーズを繰り返すだけ」って爆笑!6曲目は「Theme 1」。♪ジャーン!ってダイナミックにはじまってギターがかっくいいヘヴィリフを。そしてアップテンポでベース・ギター・キーボードのトリプルユニゾン、ミステリアスでスリリングなリフが。まずはギターのアグレッシブなソロ。寿太郎さんはステージ中央でベース弾きまくりで。そしてパワフルなオルガンリフが響き、ギターとベースが寄り添って、ユニゾンリフをキメて♪ジャーン!ってFin。

 すかさずキーボードリフがはいってドラムが叩きまくってアップテンポでスリリングに。7曲目は「燃ゆる光/Lights Are Burning」。ミドルテンポになってヘヴィなリフをバックに力強いヴォーカルがゆったりとながれ、そして雄大で伸びやかな曲調に。間奏ではギターのエモーショナルなソロからアグレッシブなオルガンソロと続き、終盤ではAngieさん、ハイトーンスクリーミングをキメてそしてダイナミックなリフが。
 曲が終わるとすぐにクリスタルなシーケンスサウンドが響いてドラムにスポットが。ドラマー以外のメンバーは一旦楽屋へ。ドラムソロ、リズムに合わせてパワフルに叩きまくってます。途中堀江さんが手を上げてシーケンスが止まって。大拍手大歓声です。そして堀江さん、再び叩きまくって。するとほどなくメンバーの皆さんがステージに戻ってきて「堀江睦男!」って大拍手大歓声です。そしてダイナミックなバンドリフが。

 「ちょっとお願いがあります」ってAngieさん。ドアが閉まらないので全体に右に半歩詰めてほしいと。さらにイス席のお客さんたちにも少し前に移動して欲しいと。一段と窮屈になって、チトきついっす。今回はイス席をやめようかとも思ったそうですが「自分達だけでなくお客さんたちも歳を重ねているので」って爆笑!まあでも撮影していることを考えれば、絵的にはステージ全体が映っていいかもですね。ギューギュー詰めで立っているのはキツいんですけど。
 Angieさん、後ろを見渡して「ゆっくりしゃべったほうがいいかな」って。そしてAngieさんも「3rdアルバムが発売されました」って大拍手です。「まだ買ってないひと!」ってAngieさんイジワルな質問を。で「ちょっとしゃべってて」って寿太郎さんにいきなりMCを振って。「ネタがない」って爆笑!「雨になって・・・」って再び天気のお話を。「テルシンも雨だったね」ってテルさんに振って。そして「トシは?」ってトシさんにも振って。

 「今月は平山くんが敬愛しているFreddie Mercuryの命日がある月なんですね」ってAngieさん。8曲目は「Forever Mercury」。キーボードのフルート風の音色が抒情的に響いて、しっとりとしたヴォーカルがゆったりと。そしてギターリフをバックに歌い上げて。2ndヴァースではピアノとベースリフをバックにヴォーカルがパワフルなドラムとともに歌い上げて。その後一旦とまってギターリフとフルート風サウンドがしっとりとながれ、ギターが太い音になってエモーショナルなギターソロを。終盤ではヴォーカルはハイトーンスクリーミングをキメ、サビではテルさんもコーラスを。ドラマティックに歌い上げて盛り上がって。ラストはしっとりと♪Forever Freddie Mercury ってFin。「どうもありがとう」ってAngieさん。

 続いて9曲目は「Ever Forever」。パワフルなドラムフィルからダイナミックなリフ、ギターとキーボードのテクニカルなリフが。そしてアップテンポのピアノリフにのってパワフルなヴォーカルがはいって、その後ミドルテンポでゆったりと雄大な感じになって歌い上げて、キーボードリフからダイナミックなリフが。間奏ではギターとキーボードのテクニカルなユニゾンリフからベースのヘヴィリフにのってモーグのエオーショナルなソロが。続いてダイナミックなリフからギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。終盤ではベースがゆったりと響き、キーボードとギターがしっとりとしたフレーズを奏で、ドラムはハイハットとスネアリムで静かにリズムを刻んで。そしてキーボードのストリートオルガン風サウンドのリフがながれ、ギターがメロディを輪唱して。その後パワフルなドラムフィルからダイナミックなリフがはいってヴォーカルがドラマティックに歌い上げて盛り上がってドラムも叩きまくって。

 「どんどん進んでいますが、あとわずかとなりました」ってAngieさん。もちろんお客さんたちは「えぇ~~~!」って。「わかります」ってAngieさん。「34年前にお手伝いをさせていただいて」って、Angieさんは当初はサポートだったのですねぇ。「当時は地味でアクションもなく、黒ばかり着ていて」って、寿太郎さんを見て「ロックは黒と赤ですね」って爆笑!「“初心忘れるべからず”で、今でも少年の気持ち」って。
 「今日はどうもありがとうございました」ってはじまった本編最後となる10曲目は「少年期」。ギターのメロウなアルペリフからゆったりとはじまり、♪ドンドンってバスドラのリズムが響き、シンセの哀愁ただよう音色がながれ、ギターがメロウなフレーズを。そしてシンセのゆったりと壮大なサウンドが響き渡り、ステージはオレンジライトに明るく照らされて。その後ヴォーカルのハイトーンスクリーミングからドラマティックに盛り上がって、一転ギターのヘヴィなリフからアップテンポでパワフルに疾走して、ギターとオルガンのヘヴィリフにのってパワフルなヴォーカルがはいって。中盤ではパワフルな変拍子リフからアップテンポのノリノリモードでオルガンのアグレッシブなソロが。途中バンドリフとドラムフィルの掛け合いも。寿太郎さんがキーボード台にのって寄り添って。そしてヴァースを挟んで、寿太郎さんとテルさんがステージ中央で寄り添ってそのままギターのアグレッシブなソロへ。ドラムも叩きまくりです。終盤ではギターとキーボードのユニゾントリルリフやヴォーカルのハイトーンスクリーミングが炸裂!そしてヘヴィなリフから盛大なフィナーレが。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんはお辞儀をして、手を振りながら楽屋へ。場内はアンコールを求める手拍子が。もっとも狭くて小さくしか手拍子出来ないんですけど。ノリが悪いと思われたらイヤだなぁなんて思ったり。
 しばらくするとメンバーの皆さんがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。テルさんはお辞儀をして、堀江さんは手を合わせて拝みポースで。「ありがとうございます」ってAngieさん。「34年、ずっと一緒に居なかった分、個人個人成長して」「こうしてやって当時を思い出して」って。

 11曲目は「All For One」。鮮烈なサウンドのシンセリフからはじまります。QUEENのShow must go onを思い出しますね。ミドルテンポのヘヴィなリフをバックにギターの伸びやかなフレーズがながれ、そしてミドルテンポの躍動感のあるリズムをバックに力強いヴォーカルがはいって、ハイトーンで歌い上げて。間奏ではシンセリフからギターのエモーショナルなソロが。そしてシンセリフにギターが合わせてドラマティックなハーモニーを奏でて、ドラムも叩きまくって。終盤ではヴォーカルが歌い上げて盛り上がって、そしてギターのアグレッシブなソロが。ラストはシンセリフが響いたあとダイナミックなバンドリフが。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんはお辞儀をして、手を振りながら楽屋へ。場内はアンコールを求める手拍子が。すると薄暗い誰もいないステージにシンセの荘厳なSEがゆったりとながれて。しばらくするとメンバーの皆さんがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。
 そしてはじまった12曲目は「Don’t Stop」。予想外の曲にビックリ!ギターのヘヴィなリフ、キーボードのリズミカルなリフからミドルテンポのパワフルなドラムがはいって、そしてアップテンポのノリノリモードになってシンセとギターが明るいリフを。その後伸びやかなヴォーカルが爽やかにながれ、Angieさんはテルさんのそばに。中盤ではステージ中央に寿太郎さんとテルさんが並んでそしてギターのエモーショナルなソロが。その後パワフルなヴォーカルがはいって盛り上がって。

 「どうもありがとう!」ってAngieさん。ここでAngieさんを除くメンバーが皆楽屋へ。ここで“お色直し”だそうで。「でも出てきたら“なーんだ”って思うよ」って。するとテルさんと堀江さんが赤のツアーTシャツ姿で、寿太郎さんとトシさんが黒のツアーTシャツ姿で登場です。「帰りはみんなこのTシャツで帰るんですよね?」「ロックは物販です」ってAngieさん、爆笑!で、「ちょっと世間話してて」って寿太郎さんにMCを振ってAngieさんは楽屋へ。ここで寿太郎さんとテルさんがしばしツアーTシャツの話を。すると寿太郎さんは「トシもなんかしゃべって」ってトシさんにMCを振って。「こんばんは!今日は雨のなかありがとうございます」ってトシさん元気な声で挨拶して大拍手!「ずっとみんなの会話にかめなかった」って爆笑!「楽しんでいただけましたか今日は!」って大拍手!
 「ラフな感じで」ってAngieさん。「なんか涼しい」って寿太郎さん。そしてAngieさんがイス席のお客さん方に「そろそろ皆さんおしりいたいでしょ?」「立ちませんか?」ってスタンディングを促して。「強要はしません。無理な方はそのままでいいですから」ってテルさん。さらに「ボクも座わろうかなと思ったんですけど」って爆笑!

 オーラス13曲目は「誘惑の街へ」。アップテンポのノリノリモードではじまって、Angieさんは手を上げて、お客さんもリズムに合わせて手をあげて。自分ら後方の込み合う客席では無理っす。ギターリフからパンチの効いたパワフルなヴォーカルがはいって、サビではお客さんも一緒に歌って。間奏では寿太郎さんとテルさんがステージ中央で背中合わせで、テルさんはアグレッシブなギターソロを。中盤ではゆったりと伸びやかなながれになり、シンセのフレーズが響いて、Angieさんがハイトーンスクリーミングをキメて、ギターとキーボードがユニゾンで。終盤ではアップテンポのノリノリモードに戻ってめっちゃ盛り上がって、ラストはゆったりと♪ジャーン!でFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとう!」ってAngieさん。SEがながれるなか、メンバーの皆さんはステージ前に並んで手をつないで一斉にお辞儀を。そしてメンバーの皆さんは大拍手大歓声のなか、手を振りながらステージを去って。寿太郎さんはお客さんから花束を贈られてましたね。するとすぐに客席が明るくなってライブ終了。2時間弱のとっても楽しい素敵なライブでした。
 メンバー5人揃ってのライブ、見ごたえありました。テルさん元気そうでかっくいいSGサウンドを響かせてましたね。久々に聴けて嬉しかったっす。70年代後期から第一線で活躍し続けているメンバーの皆さんの円熟味を増した堂々たる貫禄のライブ、すっげーかっこよかったっす。どんどんライブやってほしいものです。そして来春発売予定の今回のライブのDVDもすっごい楽しみです。
 それにしても、平日朝の通勤電車並みに超満員のギューギュー詰めで、拍手も出来ないし、手を上げることもできない、ノりたくてもノれない動けない。窮屈なライブはもうカンベンっす。次回はもうちょと大きなハコか、オールスタンディングでお願いしたいっす。

11.11.13 月兎 /つきうさぎ

2011-11-17 00:13:24 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.11.13 吉祥寺Silver Elephant
<Progressive Live 2011>
 しっとりとした美しい叙情シンフォプログレバンド<月兎>。ドラマティックな楽曲にテクニカルな演奏、そして美しくも力強い声の女性ヴォーカルにすっかりハマっております。<月兎>は2000年に結成され、2010年に10周年を迎えました。これまでCDもDVDもなにも正式発表された音源がなかった<月兎>ですが、10周年記念でついにCDが発表!の予定が音源が出来ていたにもかかわらず、ジャケット印刷等の問題によりしばし延期に。そして4/29に行われたライブのあとの5月にやっと発売されました。すでに紹介させていただいておりますが、素晴らしいアルバムです。このあとすぐに正式なレコ発ライブをやってくれるのかなぁ~と楽しみにしていたのですが、残念ながらその気配はなくてガッカリ。
 しかし初秋を迎えたころにシルエレのスケジュール表をチェックしたら<月兎>のライブが11/13にあるとのことで、思わずバンザイしちゃいました。予約開始日に即メールして当日を楽しみにしていました。
 <月兎/つきうさぎ>。メンバーはギター<村上常博さん>、ベース<小林尊也さん>、キーボード<SUMさん>、ドラムス<ツッシーさん>、そして女性ヴォーカル&フルートの<麗奈/レイナさん>の5人です。

 さて当日。日曜なので余裕で家を出て吉祥寺へ。早く着きすぎて吉祥寺界隈をうろうろ散歩して時間をつぶして17時半にお店へ。余裕でイス席をGETして<月兎>の出番を待ちます。
 前バンドが終わってステージはスタッフの方々や<月兎>のメンバーの皆さんがあわただしくセットチェンジを。「あの、セッティングにすごい時間かかりますので・・・」ってSUMさん。ステージ向かって左がキーボードセット。L型に3台並んでいます。隣がベースで、ナチュラルボディの4弦。後方に3タム1バスのドラムセットが。ステージ右がギターで、ブラックアーム付レスポールとリアハンバッカーの黒のストラトタイプの2台が用意されています。19時40分過ぎにそろそろ始まりそうな雰囲気になりましたが、ギターの音が出ないトラブルが。どうもシールドかなにかの接触不良のような感じです。でも解決したようで音も出て安心。

 19時45分過ぎ、フロアーの照明が暗くなって、薄暗いステージには2本のスポットが。そして幻想的で雄大な感じのSEがながれて。
 村上さんが手を上げて合図するとSEがフェードアウトして、1曲目「月に眠る」がはじまります。パワフルなドラムフィルからぶっといベースラインとキーボードとギターの雄大なメロディがドラマティックにながれて。そして客席後方から麗奈さんが登場!ゴージャスなゴールドドレスを纏った美しいおすがたにしばし見とれてしまいました。演奏は一旦止まって、ギターが幻想的なハーモニクスリフを奏で、しっとりとしたヴォーカルがはいってゆったりと美しい歌声を響かせて。そしてパワフルなドラムがはいって力強くドラマティックに歌い上げて。中盤では麗奈さんがフルートを。リズミカルなリフをパワフルに奏で、ギターも軽快なリフを。そしてバンドリフとギターフィルの掛け合いから、ギターが伸びやかなメロディを奏で、キーボードとテクニカルなユニゾンリフをキメて。その後一旦止まってからギターのアルペジオリフとフルートのしっとりとしたフレーズがながれ、そしてヴォーカルがはいって、キーボードがフルート風のサウンドを奏でて、ギターのキーボードのユニゾンのトリフが。終盤ではゆったりとしたキーボードリフからパワフルなドラムがはいってダイナミックに盛り上がって、ヴォーカルが力強く歌い上げて。ラストはユニゾンのテクニカルなリフをキメてFin。

 「どうもこんばんは、月兎です」「素晴らしいお天気に恵まれまして、お忙しいなか皆様がいらしてくださって嬉しく思います」って麗奈さんが挨拶を。大拍手です。

 2曲目は「天空への小恋歌(マドリガル)」。キーボードのハープシコード風の音色のリフからゆったりとはじまって、ドラムがシンバルロールで盛り上げ、そこにしっとりと美しいヴォーカルがはいって、ギターのメロウなアルペジオリフがながれ、ドラマティックに力強く歌い上げて盛り上がっていって。中盤ではミドルテンポのパワフルなドラムがはいって、フルートの音色がゆったりとしっとりとながれ、そこにギターが隣に寄り添ってエモーショナルなソロを。終盤一旦ドラムがとまってヴォーカルがソロで美しい歌声を響かせ、そしてピアノがはいってそこから徐々に盛り上がって力強く歌い上げて。ラストはドラムが止まってピアノがしっとりとしたリフレインをゆったりと奏でて♪ダーン!でFin。

 次の曲は今日が初演の新曲だそうで。「ちょっとPOPな。80年代っぽい」って麗奈さん。ここで村上さんがMCです。「今日はどうもありがとうございます」ってあらためて挨拶して大拍手です。「月兎にしては珍しい感じの曲」って。ある方の小説を読んでそこからインスピレーションを得て作曲されたそうで。で、その小説を麗奈さんに渡したそうですが、作詞にはあまり反映されなかったみたいな?

 3曲目は「Castle」。パワフルなドラムフィルからはじまりますがすぐにストップ。ギターの音が出なかったようで。「接触が悪いんだな」って村上さん。「すげードキドキしてたのに」って小林さん。あらためてパワフルなドラムフィルからはじまりますが、今度はドラムが止まってツッシーさんが大きく手を振ってストップ。客席からはひやかしの歓声と拍手が。ツッシーさん、立ち上がって平謝りです。「もう1回いきましょう!」「珍しいよね、ツッシーが」って村上さん。SUMさんも「大丈夫?」って心配して。あらためて仕切りなおしますが「すげープレッシャー」ってツッシーさん、爆笑!
 パワフルなドラムフィルからギターとキーボードが明るく爽やかなリフを。そしてアップテンポのノリノリモードになってギターのヘヴィリフにのって力強いヴォーカルがはいって。いい意味でのアニソンタイプな感じでドライブ感たっぷりでめっちゃかっくいいっす。サビではSUMさんと村上さんがコーラスをいれて。間奏ではしっかりプログレしてます。ミドルテンポでメロトロンサウンドがながれて雄大な感じに。その後アップテンポのサビへ。中盤では一旦止まってギターのゆったりとしたアルペジオリフをバックにフルートのメロウなフレーズがながれて。その後ピアノのしっとりとしたリフがながれ、ベースが力強いラインを。そしてフルートが爽やかなメロディを伸びやかに奏でてパワフルに盛り上がっていって、エモーショナルなギターソロへ。ドラムも叩きまくってます。終盤ではミドルテンポでメロトロンサウンドがながれ、ヴォーカルが美しいスキャットを。そしてベースの力強いラインをバックにギターがメロウなフレーズを奏でて、ユニゾンのブレイクリフをキメて。

 「ありがとうございます」って麗奈さん。夏にカラオケに行ったときに、SUMさんと村上さんにコーラスに入ってもらうことを思いついて、無理にやってもらったそうで「これからもやってもらいたい」って拍手です。ここで麗奈さんはメンバーの皆さんを見て「次にいっていいのかな?休憩したがってるな」って。で、次の曲の説明を。
 4曲目は「深海に咲く花」。パワフルなドラムとヘヴィなギターリフからはじまって、ミドルテンポの雄大な感じになったり、アップテンポの躍動感たっぷりのノリノリになったり。麗奈さんはしゃがんでます。そしてバンドリフとギターフィル・キーボード・ドラムフィルと掛け合いのように展開したあと一旦止まって。その後ピアノリフがゆったりとながれ、そこにしっとりとしたフルートがはいって。そしてしっとりと叙情的なヴォーカルがはいって、それが徐々に盛り上がって、サビではヘヴィなリフとともに力強く歌い上げて。その後ヴァースに戻ってピアノリフをバックに囁くようなヴォイスが。そしてパワフルに盛り上がって歌い上げて。中盤ではアップテンポのギターとキーボードのユニゾンリフからギターのアグレッシブなソロ、続いてテクニカルなオルガンソロが。その後ギターとキーボードのユニゾンリフから、アップテンポのドライブ感たっぷりのノリノリモードになってブレイクをキメて。終盤ではシンセの幻想的な響きからギターのメロウなアルペジオリフが加わってほのぼのとした感じに。そしてフルートの伸びやかな音色がしっとりとながれて。その後のびやかでロマンティックなヴォーカルがはいって、メロトロンサウンドが響いて劇的に盛り上がって。

 「ありがとうございます」って麗奈さん。「ここまで4曲やって、半分くらいかな」って。ここでメンバー紹介です。「誰から行こうかなぁ~」って見渡してから「オンベース、小林タツヤ!」拍手です。「オンドラムス、ツッシー!」拍手です。小林さんはデジカメで写真撮ってます。「コーラス&キーボード、SUM!」拍手です。「なにかしゃべって」って麗奈さん。SUMさんはマイクを持って「今日はどうもありがとうございます」って挨拶を。拍手です。そしてお客さんに「今日初めて月兎のライブにいらした方」「CDを聴いてくださったんでしょうか?」って尋ねて。そして「CDとライブは違うんで」って大爆笑!で「最後まで楽しんでいってください」って。続いて「ギター&コーラス&作曲、村上ツネヒロ!」拍手です。「どうもありがとうございます。ちょっとトラブル起きてますが、まあいつものことなんで」って。「最後まで楽しんでいただければ嬉しいです」って拍手です。そして村上さんが「フルート&ヴォーカル、麗奈です」って紹介して大拍手です。

 5曲目は「追憶partⅢ(風の日の記憶)」。“山の魔王の宮殿”のようなメロのパイプオルガン風の重厚なサウンドが暗く響き、そしてギターのアルペジオリフをバックにゆったりとオペラティックなヴォーカルがはいって、サビは力強く歌い上げて。その後一旦止まってキーボードとベースをバックにしっとりとしたヴォーカルがはいって、サビで歌い上げて。間奏まずはパワフルなベースラインをバックにエモーショナルなギターソロ。そして一旦ドラムが止まって、ベースリフからオルガンのミステリアスなリフが響き、ヴォーカルがドラマティックに歌い上げて。ラストは再びパイプオルガン風の重厚なサウンドが響きわたってFin。

 「ありがとうございます」って麗奈さん。「月兎にしては短い曲ですね」って。でも「次が長い」って爆笑!97年に作られた曲だそうですが「展開がたくさんあって楽しいかな」って。そして村上さんが「山あり谷あり」って爆笑!
 6曲目は「メサージュ/あなたへの伝言」。薄暗いステージにギターのアルペジオリフがゆったりとながれ、キーボードのフルート風サウンドがしっとりながれ、ヴォーカルがはいって。途中麗奈さんがマイクを持ってうつむく場面も。そしてミドルテンポのドラムがはいって盛り上がっていき、サビでは村上さんがコーラスで加わって雄大にドラマティックに。その後一旦ドラムが止まってギターのメロウなアルペリフと、キーボードのメロトロン風のサウンドがゆったりとながれ、そこにスネアがはいってリズムを叩き、スネアロールからミドルテンポでパワフルになって、ギターのエモーショナルなソロが。中盤からアップテンポになって明るく爽やかなギター&キーボードのリフが軽快にながれて。ちょっとGENESISを感じました。そしてユニゾンのあとキーボードソロが。終盤ではゆったりとドラマティックな展開になり、パワフルなドラムをバックにエモーショナルなギターソロが。そしてアップテンポになってタッピングのギターソロも。ラストはギターのアルペジオの綺麗なリフレインがゆったりとながれ、キーボードのフルート風サウンドのフレーズがゆったりと。

 「どうもありがとうございます」って村上さん。「曲を作って14年目にして歌詞がとんだ」って麗奈さん、爆笑!「ギターの音を小さくしてって頼んでる」って。
 次の曲は「そんなに低音は出ないのに、低い音域で歌いたくなる曲」って麗奈さん。「テノール以下の音域で無理やり歌ってます」って。ここで次回ライブの告知が。次回は来年2/25に新宿で対バンライブがあるそうです。それと物販CDの宣伝を。

 本編最後の7曲目は「Angel」。ギターのフィードバックサウンドからオールフリーインプロ&叩きまくりドラムではじまって。麗奈さんは後ろを向いて天に祈って。そしてミドルテンポのパワフルなリズムがはいって、ギターとキーボードがヘヴィリフを。その後一旦止まって、ピアノリフをバックにしっとりとしたヴォーカルが。ギターのアルペリフもはいってズンズンと響くリズミカルなベースとともに盛り上がっていって。そして一旦ドラムが止まって、メロトロン風の叙情的なサウンドが響き、しっとりとしたヴォーカルがはいって歌い上げて盛り上がって。フロアーはミラーボールが回ってます。その後一転アップテンポになってギターの軽快なカッティングリフからダンサブルなリズムをバックにフルートのリズミカルなソロが。続いてはキーボードのヴァイオリン風サウンドのクラシカルなソロで、途中からフルートが加わってハーモニーや、オールユニゾンも。中盤ではミドルテンポでヘヴィなリフが叩きまくりのドラムとともにパワフルに。それが一転ゆったりとなり、ギターのメロウなアルペジオリフをバックにしっとりとしたヴォーカルがはいって、徐々に盛り上がっていって伸びやかなスキャットを。終盤ではメロトロンサウンドが響き、ギターがエモーショナルなソロ、そしてフルートが力強くメロディを奏でて。ラストは劇的に盛り上がってドラマティックなエンディングを迎えます。「キーボード、SUM!」「ドラムス、ツッシー!」「ベース、タツヤ!」「ヴォーカル、麗奈!」「ギター、村上でした、どうもありがとう!」って。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました!」って村上さん。メンバーの皆さんはお辞儀をして拍手のなか、客席を通って楽屋へ。ツッシーさんはそのままドラムセットで汗拭きタイムです。もちろん場内はアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。すると程なくメンバーの皆さんはステージに戻って大拍手大歓声で迎えられます。
 「アンコールっていっても1曲が長いんですけど、大丈夫ですか?」ってSUMさん、大爆笑!「本当に今日はどうもありがとうございました」って村上さん、拍手です。

 オーラス8曲目は「追憶partⅡ」。シンセのしっとりとしたリフがゆったりと響き、ギターの音色が幻想的にながれて。そしてパワフルなドラムがはいって、ゆったりとしたギターリフをバックに麗奈さんが子供のような仕草をして可愛らしく歌って。その後一旦止まったあと、ミドルテンポのパワフルなリズムにのってオルガンリフから力強いヴォーカルがはいって歌い上げて。間奏ではギターとキーボードがユニゾンで伸びやかなフレーズを奏でたあと、一旦止まってギターリフとバンドリフの掛け合いからアップテンポのパワフルなドラムがはいってノリノリモードになって、軽快なギターのカッティングリフと力強いピアノリフが。ギターとピアノがユニゾンで、そしてパワフルリフをブレイクも入れてピッタリキメて。終盤では叩きまくりのドラムとゆったりとダイナミックなリフからヴォーカルが伸びやかに歌い上げてドラマティックに。そしてユニゾンのスリリングなリフをキメて♪ジャーン!で劇的にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました!」って村上さん。「もう1回メンバー紹介させてください、キーボード、SUM!ベース、タツヤ!ドラムス、ツッシー!ヴォーカル、麗奈!ギター、村上でした」「また2月ライブやりますんで」「どうもありがとうございました!」って。メンバーの皆さんはお辞儀をして拍手のなか、客席を通って楽屋へ。すると客席が明るくなってライブ終了。時計を見ると21時15分。
 対バンながらも約90分のワンマンに近いスケールの内容たっぷりのライブでした。ちょこっとトラブルはあったものの、ドラマティックな楽曲に素晴らしい演奏を堪能しました。SUMさんの繊細で美しいキーボード、小林さんの力強いベース、村上さんのアグレッシブかつメロウなギター、いい音色で響いてましたね。そしてツッシーさんのパワフルでヌケのいい音のドラム、特にスネアいい音してましたね。めっちゃ好みです。最後に麗奈さんのヴィブラートを効かせた美しくも力強い歌声に超感動!ゴージャスなドレスを纏った美しいおすがたにも目を奪われました。来年2月のライブもすっごい楽しみです。

11.11.12 Cichla temensis (キクラテメンシス)

2011-11-14 00:15:29 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.11.12 関内7th Avenue
<新生Chichla temensis初演>
 フルート・ベース・ドラムの変則トリオ編成”だった”プログレバンド<Cichla temensis/キクラテメンシス>。バンド結成は2005年で、2007年と2009年にミニアルバムを発表されています。ライブ活動は2010年4月にライブを行ってからしばし充電期間にはいったようで、メンバーの皆さんはその後個々の活動を。リーダーでベーシストの<国分巧さん>は、Angieさん率いるElastic tone他で活躍。女性フルート奏者<深沢晴奈さん>は、JAZZ界で大活躍され、さらにヴァイキングメタルバンド<Bellfast>にも参加されて。ドラムスの<野口雅彦さん>、以前あるロックイベントを観にいったときに、とあるメタル系バンドのドラムがいい音してるなって思ったら、なんと野口さんでビックリしました。
 しばらくバンドのことを忘れてしまって、いつものように晴奈さんのmixiのライブスケジュールをチェックしたらなんと<Cichla temensis>のライブ予定が記載されていてビックリ!これはもう何が何でも行かねば!と思ったんですけど、仕事が忙しくて行けるかどうかわからず、予約は出来なかったんですね。なので当日仕事しなくてもいいようにせねばとなんとか調整して。
 で、あらためて<Cichla temensis>のHPを久々に見てさらにビックリ!なんと女性キーボード奏者が新たに加入されてたんですね。元々の音にもキーボードサウンドは入ってましたけど、プレイヤーが入ることによってどんなサウンドになるのかすっごい楽しみです。ニューキーボーディストは<清水未羽さん>。写真で見る限りではキュートで小柄でクールな美少女って感じですね。

 さて当日。幸い前日までに仕事を進めておいたので、久々に土曜日休めました。なので余裕で家を出て、途中CD店に寄ってからお店へ。横浜スタジアムの隣です。受付を済ませてフロアーへ。予約できなかったこともあり、イス席はすでに埋まっていたので後ろで立ち見です。物販では晴奈さんが“売り子”されてましたね。

 オープニングアクトの演奏が終わって、ステージ上はスタッフの方や野口さんが大急ぎでテキパキとセットチェンジを。準備が終わった国分さんと晴奈さんと未羽さんは談笑されていて。ステージは向かって左にキーボード2段セット、後方に3タム1バスのドラムセット、左に赤トラ目のソリッドな5弦ベース、そしてフロント中央が晴奈さんです。未羽さんは黒系の大きなフリル襟のジャケットとパンツで。まさにコケティッシュでクールかつエレガントな美少女って感じですね。晴奈さんはカラフルなポンチョのような服にジーンスで、お二人ともスレンダーで綺麗で。国分さん、ハンチングとベスト、キマってますね。野口さんは中国系のスタイルでこれまたビックリ。

 17時50分過ぎ、まずはミステリアスなSEがゆったりとながれて。ステージは薄暗いなかにレッドライトが光って。SEが終わるとベースがパワフルなリフを、ドラムがハイハットでリズムを刻んで。1曲目は「The Ruin」。アップテンポのノリノリビートにのってシンセリフからフルートの音色が伸びやかにながれ、シンセもはいってユニゾンで。ドラムも叩きまくって。そしてダンサブルな跳ねるリズムで、ノリノリのベースをバックにフルートが伸びやかに。その後ピアノ・フルート・ベースのテクニカルなリフからフルートとシンセのユニゾンリフが。中盤では一旦止まって、ベースのハーモニクスサウンドがながれ、ドラムがはいってアップテンポのパワフルなベースリフが。そしてピアノのリズミカルなソロへ。その後ピアノのパワフルなリフからフルートとベースがテクニカルなリフを。ドラムも叩きまくって。終盤ではシンセのリフからダンサブルなリズムがはいってフルートの伸びやかな音色が心地よく響いて。

 「ありがとうございます。Cichla temensisです」って国分さんが挨拶を。大拍手です。「本日新体制となりまして初ライブ」「新メンバーを紹介します。キーボード清水未羽!」大拍手です。「4人編成となって、まだ荒削りですが、頑張っていきたいと思います」「最後まで楽しんでいってください」って大拍手!

 2曲目は新曲で「IBIS」。「10分くらいあるんでゆっくり聴いてください」って国分さん。ベースサウンドがゆったりと幽玄に響いて、ステージは薄暗いなかにグリーンライトが光って。そしてフルートが抒情的なメロディを奏で、そこにピアノが加わってしっとりと、力強く美しいハーモニーを響かせて。その後パワフルなドラムが入って盛り上がって、ぶっといベースラインをバックにフルートとピアノがしっとり奏で、ピアノリフをバックにエモーショナルなベースソロが。一旦とまったあと、ピアノのリズミカルなリフ、ベースのアップテンポのリフからパワフルなドラムがはいってベースとピアノがユニゾンリフ、フルートのリズミカルなリフが。中盤ではピアノソロ。しっとりとはじまってテクニカルにアグレッシブに。そしてピアノとベースがパワフルなリフを。バックではドラムが叩きまくって、リズミカルなピアノリフをバックに叩きまくりのドラムソロが。晴奈さんはドラムが見えやすいように少しよけて。終盤ではオルガンのリズミカルなリフからベースのタッピングも交えたテクニカルなソロ、フルートの力強い音色のソロと続き、ユニゾンで爽やかなフレーズを奏で、ピアノとベースのユニゾンリフにフルートも加わって、ドラムも叩きまくって盛り上がって。

 この曲は鳥の“トキ”をイメージして作曲されたそうですが「トキっぽくなかったかな?」って国分さん。ここでメンバー紹介です。「オンキーボード、清水未羽!」「オンフルート、深沢晴奈!」「オンドラムス、野口雅彦!」っておのおのに大きな拍手が。そして晴奈さんが「オンベース、国分巧!」って拍手です。ここで国分さんはチューニングのため、MCを晴奈さんに振って。晴奈さんは物販のCDの宣伝を。今日CDを買うとオマケにDVDがもらえるそうですが、CDを「ベランダにカラス避けに吊るしたりしないように」って大爆笑!

 3曲目は「Strings of tention」。ピアノのダークでパワフルなリフからアップテンポではじまって、ベースとフルートもはいって歯切れのよいリフが。そしてミドルテンポになってフルートがゆったりとムーディなソロを。その後パワフルなドラムとタッピングも交えたテクニカルなベースリフからフルートとピアノがユニゾンでミステリアスなリフを。終盤ダイナミックに盛り上がって。

 続いて4曲目は「Close to me」。フルートのゆったりとほのぼのした感じのフレーズからはじまって、ベースがメロウなラインを奏で、ピアノリフをバックにフルートがしっとりとゆったりと。心癒されるメロディにうっとりしてしまいます。そしてベースのエモーショナルなソロへ。その後、フルートがしっとりとしたフレーズを奏で、ベースラインが力強く響き、そのなかでピアノリフがいいアクセントになっていて、そこから盛り上がっていって。終盤ではフルートが力強くドラマティックに奏でて。ハイトーンは圧巻です。ラストは静かになってフルートがテーマメロをしっとりと。

 「ありがとうございました」「まったりとした感じで」「Cichlaもこんなのができるんだゾと」って爆笑!でもこの曲を演るのも「今回限りかも」って。ちょっと寂しいっすね。
 次の曲は「キクラの代表の曲」「マニアにはたまらない難曲、南極物語なんですけど」ってオヤヂギャク炸裂!爆笑です。

 5曲目は「ALKALOID」。ベースのハーモニクスリフから幻想的にはじまって、そこにシンセサウンドが加わってダイナミックに。そこからドラムがアップテンポでドコドコとパワフルに叩き、フルートとピアノのユニゾンテクニカルリフ、ベースのテクニカルリフがスリリングに展開されます。そしてベースとフルートがアグレッシブなソロ、シンセとフルートがユニゾンリフを。その後一旦止まってピアノのしっとりとしたリフがながれ、ベースがハイポジションでメロディを奏で、徐々に盛り上がっていって、パワフルなドラムからフルートが力強い音色を響かせ、ベースがアップテンポのリフを、ピアノが綺麗でテクニカルなリフを。終盤ではド迫力のドコドコドラムからシンセとフルートが伸びやかなフレーズを奏で、ダンサブルなリズムになって、ベースの力強いリフをバックにフルートとピアノがユニゾンで。ラストは一旦止まったあと、しっとりとゆったりとFin。

 「ありがとうございます」って国分さん。「間奏できましたね、良かった」ってホッとされたようで。「ピアノソロも完全再現で」って拍手です。
 「楽しい時間もあと1曲、早いもので」って国分さん。これからフルアルバム制作に取り掛かるとのことで大拍手です。「来年初めくらいからレコーディングを」って。そして次回ライブは来年2月に都内で計画されているそうで。

 オーラス6曲目は「漆黒の空より」。フルートの力強いリフ、ぶっといベースリフからミドルテンポではじまって、パワフルなドラムをバックにピアノとフルートがリズミカルなリフを。そしてピアノとベースのダークでパワフルなリフ、シンセとフルートのユニゾンリフが。その後ベースがタッピングも交えたリズミカルなリフを弾き、ピアノがパワフルなリフを。そこにフルートも加わって盛り上がっていって。中盤では静かになってベースが弦を擦ったり叩いたりのアヴァンギャルド風のソロを。そしてドラムのスネアロールからシンセサウンドが響き、フルートも加わって、シンセのテクニカルなリフをユニゾンで。その後シンセのゆったりと雄大なサウンドを響かせ、ベースが厚みをもたせて徐々に盛り上がっていって、パワフルでダイナミックなリフへ。終盤ではピアノリフをバックにベースのゆったりとしたソロ、叩きまくりのドラムソロ、さらにフルートの伸びやかなソロも。フルートのハイトーン、凄いっす。ラストはシンセとフルートのユニゾンリフや叩きまくりドラム、そしてオールユニゾンでリフをキメてFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」「オンドラムス、野口雅彦!」「オンフルート、深沢晴奈!」「オンキーボード、清水未羽!」って国分さんが紹介しておのおのに大きな拍手が。そして晴奈さんが紹介しようとしますが「国分巧でした!」って国分さん、大拍手!メンバーの皆さんは拍手歓声に応えてお辞儀をしてライブ終了。時計を見ると18時38分。約45分間のライブでした。
 元々複雑な曲が多かったですが、よりテクニカルによりダイナミックに、よりドラマティックにスケールアップしていて、その迫力と音厚に圧倒されちゃいましたね。ノれそうでノれない複雑な構成も聴き応えありありでスリリングに展開して。パワフルで迫力のある野口さんのドラム、ぶっとくテクニカルでしかも全体を支える国分さんのベース、繊細で美しく、そして小柄でキュートな容姿から想像できなかったアグレッシブな演奏も披露してくれた未羽さんのキーボード、最後に緩急変幻自在に美しく力強くテクニカルな晴奈さんのフルート、見応えのある圧巻のライブでした。そうそう、MCの国分さんと晴奈さんのやりとりも面白かったですね。今後はフルアルバム制作に取り組んだり、ライブもやっていくとのことで、新体制となったこれからの活躍とっても楽しみです。